爺の浮かぶ粗大ゴミ2号を元に作られるアウラ娘さん作成の謎の儀式を利用した新型船。 その間に猫娘さんによって進められるララ娘さんの鍛冶教育計画。 そんな事は露師知らず、火山島から意気揚々と戻って来た爺を待ち受けていたのはアウラ娘さんによる新造船技術と言う名の暴風だった。 最早、何をやっているか分からないほどの技術差が爺を打ちのめす。 続きを読む
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さて、爺がバルヘイムへ向かっている頃、 姿が見えないアウラ娘さんはどうしていたかと言うと。 ARK内のどこかの部屋で目覚めた所だった。 部屋を出て、目の前に広がる朝日を堪能するアウラ娘さん。 何を隠そうこの部屋。 実は例のアウラ娘さん製らしき大型船の2階なのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/17Axl08olD

2022-10-22 18:15:47
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桟橋に降りると、 アウラ娘さんは何やら浜辺の方に向かった。 「今日は色々作らないとなんだけど、 ちょっと気になってたんだよね」 そのまま爺の造船所の方に行くアウラ娘さん。 「何で最初から壊れてるのコレ?」 そこには爺が打ち捨てた、 ゴート級汎用船が鎮座していた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/brAamBhbi7

2022-10-23 09:02:49
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「大きいから建物なのかと思ってたけどこれは船だね。 って狭っ!何この狭さ」 要塞船と思ったら大型船の方で驚き、 船内の狭さに更に驚くアウラ娘さん。 「2隻の船を繋ぐ構造は面白いのに……」 流石に失望を隠せないアウラ娘さん。 が、船を横から眺めた際にふと気付いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/nHxUQGpM2s

2022-10-23 20:39:27
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「……これ、左側の船だけで1隻作れば割と使えるんじゃないの?」 アウラ娘さん、 ここで当たり前と言えば当たり前の発想に気付く。 様々な角度から船を見て検討するアウラ娘さん。 「ちょっと背が高過ぎるトコ何とかすればイケるかも!」 やがて彼女は自信満々に言い放った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/DBAb0LenH6

2022-10-24 10:30:41
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「さーて、背を低くするのは桟橋で試す予定だったアレを使おう」 そう言ってアウラ娘さんはイカダに乗ると、 土台を設置し柱を置き、土台を外しまた土台を置く。 これを延々と繰り返し始めた。 正に謎の儀式。 こうしてアウラ娘さんは建造、 もとい謎の儀式を始めたのだった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/F7jL1O7atl

2022-10-24 21:55:15
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所かわって、こちらはFCハウス。 「私、参上ーっ!」 元気な掛け声と共に現れるララ娘さん。 「あれ?今回こそ誰も居な……」 が、その直後猫娘さんの不機嫌な声が響く。 「入口で止まるな。後がつかえる」 「……後ろからとは卑怯です」 ララ娘さんは抗議の声をあげた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/mswJ3SftZd

2022-10-25 09:39:21
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再びリムサへと向かった猫娘さん達。 「そんな焦らなくたって、 鍛冶ギルドは逃げたりしませんよー」 セカセカと歩く猫娘さんに声を掛けるララ娘さん。 「いや、一刻も早く行くべきだ!」 だが、猫娘さんは足を緩めない。 やがて広場に達した所でララ娘さんは立ち止まった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/VbVJ44O4BD

2022-10-25 18:51:46
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「あ、おねーさん見て下さいっ! 守護天節の飾り付けって奴じゃないですかアレ。 そういえばそんな時期ですよっ」 先日まで無かった広場中央の飾り付けに気付き、 目を輝かせて指し示すララ娘さん。 だが、猫娘さんはすかさず言い放った。 「却下!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/IgeAX1i1p9

2022-10-26 21:21:21
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猫娘さんの問答無用の却下に思わず固まるララ娘さん。 「……って、私まだ何も言ってないじゃないですか! なのに却下ってどういう事ですか!」 「どうせまた守護天節やりに行きましょうとか言うんだろ!」 「だって期間限定なんですよ?!」 ララ娘さんは行く気満々だった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/9btNYekDJx

2022-10-27 22:32:59
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「却下だ、却下! またそうやって脱線して鍛冶ギルド延期するのがオチだろ!」 断言すると、猫娘さんはララ娘さんの首根っこを引っ掴んだ。 「横暴です!鬼ーー!あくまーー!」 抵抗虚しく引き摺られて行くララ娘さん。 人はソレ、 学習しないから馬鹿と言うのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/sqcCvJT2X8

2022-10-28 21:53:44
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猫娘さんの手で鍛冶ギルドまで引き摺られてきたララ娘さん。 彼女は床に正座させられていた。 「……何故、いきなり正座しているのですか?」 困惑顔のブリサエル。 「この世は力こそが全てと言う理不尽を、 味わっている最中なのです」 ララ娘さんはキリリとした顔で答えた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/RQnxDHBdqY

2022-10-29 21:40:30
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「……素材を揃えてブロンズインゴットを作るのです。 頑張ってくださいね」 その後、鍛冶入門を果たし、 ブリサエルの説明を聞くララ娘さん。 「……前から思っていたんですけど、 割とギルドの人って説明雑というか投げやりですよね」 が、彼女は突っ込むのを忘れなかった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Kzr3duBgXq

2022-10-30 22:25:16
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ララ娘さんの鋭い突っ込みに言葉が詰まるブリサエル。 だが、横の猫娘さんが口を挟んだ。 「まぁ実際の製錬炉の使い方とかも、 ロクに教えてくれないのは事実だからな。 だから、私が付き添ってるんだよ」 そう言って、猫娘さんはララ娘さんを下の作業場へと誘った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Zcpz9Hp1Vp

2022-10-31 21:39:56
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「お前が一番良く使うのは、たぶんこっちの炉だと思う」 鍛冶用の鍛造炉に案内する猫娘さん。 「この平べったい奴ですか? FCハウスでおねーさんが良く使ってますよね。 ……奥の大きなのは使わないんですか?」 真っ赤に燃える鍛造炉を眺めた後、 ララ娘さんは奥を指差した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/NLfbOzmRDT

2022-11-01 21:12:47
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「あぁ、あれは金属を溶かす製錬炉だな」 奥に鎮座する大型の炉を説明する猫娘さん。 「製錬……おねーさんが最初言ってた製錬炉って、 アレの事じゃないんですか?」 「まぁ鉄ならあっち使うんだが、銅なら鍛造炉でも十分だろ」 ララ娘さんの疑問に猫娘さんは軽く答えた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/IQAYuuHBDI

2022-11-02 22:12:07
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猫娘さんとララ娘さんの問答は続く。 「銅は融点が低いから鍛造炉でも溶かせるし、 単純な製錬法の方が理解しやすいだろ?」 「大きい方のは難しいんですか?」 「あのゴッツイのをARKで手作り出来ると思うか?」 「あ、無理ですね」 ララ娘さんは今度こそ合点がいった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/F7KwSZuGZn

2022-11-04 21:09:41
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「で、お前の課題のブロンズの作り方だけどな」 猫娘さんは指折り順番に述べていく。 「まず、銅鉱石を砕く。 るつぼを用意して砕いた銅鉱石を敷く。 次に砕いた木炭を敷く。 交互に繰り返し銅鉱石と木炭の層を作る。 最後に鍛造炉に置いて加熱だ」 猫娘さんは淡々と告げた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/bJ75grSJI6

2022-11-05 22:12:10
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一気に言われ、考え込むララ娘さん。 「……えっとまず錫鉱石は使わないんですか? それと木炭って材料にありましたっけ? あと、るつぼって何ですか?」 そして、こちらも矢継ぎ早に質問を返した。 「るつぼってのはな。加熱用の容器の事だ」 猫娘さんは補足を語りだした。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/RxQjhugvTd

2022-11-06 20:44:04
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難しい顔のララ娘さんに猫娘さんは続ける。 「製錬炉ってのは、 鉱石に含まれる金属を加熱で熔かして抽出するための炉。 鍛造炉ってのは金属を熱して加工しやすくするための炉。 こう言えば分かるか?」 「ぁー……使い道が違う感じですか」 ララ娘さんはやっと納得がいった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/w8Bsd77COJ

2022-11-07 10:02:46
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「耐熱の金属製か陶器の鉢みたいなヤツで、 その中に鉱石と材料を入れて炉に丸ごと放り込んで加熱するんだ」 猫娘さんのるつぼの説明にふんふんと頷くララ娘さん。 「錫鉱石は銅鉱石と同じ様にして別のるつぼで加熱。 溶けた錫は、溶けた銅と混ぜ合わせて一緒に型に流し込む」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/ZH62dId19B

2022-11-07 21:01:14
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「そうすると青銅、ブロンズが出来上がる。 鉛や亜鉛も本来は混ぜるんだけどな」 「あぁ合金ってやつですね」 猫娘さんの言葉にララ娘さんが付け加えた。 「うん。青銅にすると硬さが増して、 溶ける温度も下がって加工しやすいんだ。 何も混ぜないと只の銅、カッパーになる」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/9qcyh0L0b6

2022-11-08 14:23:09
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「……確かお前、彫金少しやってたろ。 カッパーインゴットなら作った事あるんじゃないか?」 ふと思い当たったかの様に尋ねる猫娘さん。 「あ、はい。確か作って……あれ?」 そこで固まるララ娘さん。 「……炉とか使った記憶無いんですけど」 ララ娘さんは呆然と呟いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/6KhQpyPIPr

2022-11-08 18:25:25
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「どうやって作った? ちょっと同じ様にやってみせろ」 猫娘さんに促されるまま、 鍛冶師でクラフトを始めるララ娘さん。 「えっと確か鉱石を砕いて…」 「錫鉱石も砕くの忘れるなよ」 「え。混ぜちゃって良いんですか?」 「良いから良いから」 猫娘さんは笑顔で勧めた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/nmHm88bDtC

2022-11-09 07:07:11
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「他の人のやり方見て真似たんですけど、 このままシャードと砕いて出来たような……?」 不安気に確認するララ娘さん。 「ファイシャードでやってみ」 特に注意もなく猫娘さんは先を促す。 意を決して鉱石ごと砕くララ娘さん。 「って、何か赤く光だしたんですけど?!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/REX0NklQSB

2022-11-09 22:09:43
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「そりゃ加熱されてるからな」 当然の様に言う猫娘さん。 「えええ?! だって炉に入れてないし、るつぼだとかはどうなったんです?!」 「良いから、早く叩いてインゴットの形にしろって」 納得できずに騒ぐララ娘さんに対し、 諭すかの様に猫娘さんは作業の続きを促した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/sgXDamPkyn

2022-11-10 06:48:11
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「……出来ちゃったんですけども」 出来上がったブロンズインゴットを見て、 ものすごく微妙な顔をするララ娘さん。 「この世界の金属作りってこうなんですか?」 だが、猫娘さんの返事は違った。 「いや、違うと思うぞ。 ブリサエルはちゃんと炉の高温って言ってただろ?」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/vEWOU1VxWT

2022-11-10 20:09:52
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「じゃぁ何なんですコレ?」 ワケが分からないといった風情のララ娘さん。 「……ヒカセンパワーだな」 猫娘さんは素っ頓狂な事を言い始めた。 「は?」 「ヒカセン特有の力ってやつだよ。 光の戦士は炉を使わずに鉱石を加熱出来るんだよ」 ララ娘さんの目が点になった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/OVvPRxBAj3

2022-11-10 20:41:48
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「私だって最初見た時は目を疑ったよ。 本格的な炉が使えるのかと思って期待してたら、 すぐ横で冒険者が鉱石叩くだけで加熱製錬してんだぞ」 半ば呆れた顔で不貞腐れる猫娘さん。 「そもそもこの世界、素材として木炭が無いみたいなんだよ」 猫娘さんは不服そうに言った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/M8OP5elkYC

2022-11-11 18:46:15
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「え?だって焚き火とか、 そこの炉にも普通に炭ありません?」 猫娘さんの言葉に反駁するララ娘さん。 「でも、アイテムとして木炭って存在しないだろ? 本来製錬って、特に鉄とかは炭と混ぜて熱する事が重要なんだ。 その辺の細かい所がなぁ」 猫娘さんは残念そうに語った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/8OOKHyx99t

2022-11-11 20:56:50
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「ともかく、私の拘りは別に良いんだ。 要するにこの世界、かなり簡略化されてるって事だよ」 サクッと結論を述べる猫娘さん。 「ぁー……鉱石叩くだけで金属作れますもんね。 そうすると鍛冶の楽しさとかも半減って事ですかね?」 若干ションボリしつつララ娘さんは尋ねた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/PnFV6DfcTK

2022-11-12 06:55:30
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「そこは遊びだしな。 苦労が多過ぎても逆に白けるってモンだろ」 「……そういう物ですか」 道理を説く猫娘さんに、 渋々と納得するララ娘さん。 「まぁとにかく作ってみろって。 話はそれからだ」 どことなく不服そうなララ娘さんの背を押す様に、 猫娘さんは促した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/YGiNQFMewT

2022-11-12 20:32:11
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「まずインゴット作れば良いんですよね」 猫娘さんに確認を取るララ娘さん。 「だな。多めに作って良いぞ」 最初は遠慮がちにコンコンと響くララ娘さんの槌音。 やがてガンガンと激しい音に。 そのうち慣れて来たのか、 コンコンカンカンとリズミカルな音に変化していった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/gRNTEbIrRc

2022-11-13 07:52:57
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次々とブロンズインゴットを量産していくララ娘さん。 「数はその辺で良いぞ。 クエ報告は後にして、先にクロスペインハンマー作ろう」 そう言って、手招きする猫娘さん。 「一回作って見せるから良く見とけよ」 猫娘さんは自分の工具を取り出すと、手際良く作り始めた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Ki73t9EYeI

2022-11-13 19:20:35
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「ハンマーのコツはな。 柄をさす穴をいかに正確に開けるかだ。 そこがズレると全部が狂う」 猫娘さんは数回叩いてハンマー頭部を加熱すると、 鏨で一息に穴を穿った。 「慣れれば、ここでならこれくらい出来る」 柄を嵌め、ハンマーの出来を確認するとララ娘さんに手渡した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/3qPWODmLxS

2022-11-13 20:15:58
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出来上がった見本のクロスペインハンマーを受け取り、 しげしげと眺めるララ娘さん。 「作るのは全部で4本。1本はお前自身が使うやつだから、 何本か失敗しても良いからHQ目指してみろ」 猫娘さんの言葉に頷き、黙って作り始めるララ娘さん。 その顔はどこまでも真剣だった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/zp0FyVF9ic

2022-11-14 08:40:31
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HQのハンマーを作るために、 地道な試行錯誤を繰り返すララ娘さん。 完成のために工数を稼ぐと品質を上げる余裕が無くなり、 品質を上げると工数が稼げない。 出来上がるのはNQ品か、 途中で折れる失敗作ばかり。 「……装備を変えるのはアリですか?」 ララ娘さんは尋ねた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/qM2CdeXcVF

2022-11-14 20:33:04
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「……鍛冶装備以外を変えるのはナシかな。 ここはお前に工夫して欲しいんだ」 少し考えた後、猫娘さんは狙いを素直に明かした。 「つまり工夫次第でどうにか出来るって事ですか?」 「そうだな」 ララ娘さんの問いに即座に答える猫娘さん。 ララ娘さんはしばし考え込んだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/ZCtkBU5BBN

2022-11-15 21:21:36
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やがて、ララ娘さんはインゴットではなく鉱石を取り出すと、 丹念に砕き始めた。 加熱し寸分の狂いも許さず丁寧に叩くララ娘さん。 出来上がったのはHQのブロンズインゴット。 そして、先ほど作ったNQ品のハンマーを掴むと言った。 「鍛冶装備なら、変えて良いんですよね?」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/wthPfSAKZE

2022-11-16 22:40:13
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ララ娘さんの確認に黙って肩をすくめる猫娘さん。 了承と受け取ったララ娘さんはNQ品のハンマーを使い、 新しいクロスペインハンマーを作り始めた。 最後の仕上げの作業を行うと、 出来上がったHQ品のクロスペインハンマーを掲げ、 ララ娘さんは言い放った。 「出来ました!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Z8AcenuL98

2022-11-17 22:39:44
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出来上がったHQハンマーを受け取り、 出来を確認しつつ猫娘さんは語った。 「鍛冶の面白さってのはな。 作った道具の良さをその場で使って実感出来る点だと思う」 チェックし終え、返しながら続ける。 「合格だ。そのHQ品以外はクエで納品して、 報酬のファイルもらって来い」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/dllDL4IMqJ

2022-11-18 22:57:25
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クエ報告に行き報酬のアマチュアファイルをもらい、 早速装備するララ娘さんを眺めながら、 猫娘さん次の課題へと誘った。 「次は何を作れば良いか分かるか?」 ララ娘さんは手にもったファイルを見つめ答えた。 「……ぇーと、まずはアマチュアファイルのHQ化ですか?」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/pxs2oTifD5

2022-11-19 23:30:31
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「それが終わったら、 アマチュア・クロスペインハンマーの作製とHQ化。 それにファイルも新調。こうですか?」 自信満々に答えるララ娘さん。 「……上出来だ。 それが済んだらピックやアックス、他職で使う道具も作るぞ。 そこからが本番だ」 猫娘さんは不敵に笑った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/qJuLujRGfP

2022-11-20 20:20:50
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そんなこんなで、 超お久しぶりのARKサイドなのである。 さて、輸送船によるバルヘイム遠征という一つの成果を得た爺。 無事に帰還し、上機嫌で浜辺を歩いていると。 ふとアウラ娘さん側の港の様子が違う事に気付いた。 妙にデカイのである。 「……あんなデカかったっけ?」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/T3MyAypt8P

2022-11-21 23:35:48
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不審に思い、更に近づいてみて爺は愕然とした。 「……なんだこれ」 見覚えがまったく無いほど港が別物になっていたのである。 こんな両翼広げたような代物、間違いなく無かった。 バルヘイムに行って帰ってきたら、 ワラ小屋が要塞になっていた事に爺はただただ愕然とした。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/SHY8t5snGy

2022-11-22 08:20:24
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だが、いつまでも呆けている訳にはいかない。 この前と違い今回はなんと扉が開いているのだ。 爺は恐る恐る中へと踏み込んだ。 「……これは」 中に広がる光景に息を飲む爺。 目立つ両サイドに置かれた製錬炉、 そして大型の収納BOX群。 そこは設備の集中した作業場だった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/iZIixoJewF

2022-11-23 23:38:34
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が、作業場の設備の多さは目を見張る物があるが、 驚くのはそこではない。 問題は、奥にもう一部屋ある点である。 「……いや、 設置上限88個でこの規模はどう考えてもおかしいだろ!」 思わず突っ込みを入れる爺。 首を傾げながら続きの部屋に行き、 爺はある事に気付いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/uYE5aNolyA

2022-11-24 09:50:32
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「これ、後ろ半分はこの前のデカブツだな」 続き部屋の内部を確認し爺は呟いた。 そして何か思い当たったのか、 作業場の床板や壁の繋ぎ目、船体の構造をくまなく調べ始めた。 やがて、外から外壁の一部を見て確信する。 「コイツ一隻じゃねぇ。 二隻の船を繋げてやがる」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/VUk35M0Xtm

2022-11-24 17:55:25
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つまりこう言う事である。 この船、作業場&収納を目的とする工作船を前方に置き、 居住を目的とする住居船を後方に連結。 設置数88個x2の一つの大型拠点として機能しているのだ。 要はアウラ娘さんが以前開発した桟橋に繋ぐ”ポート級要塞船”、 アレの拡大発展形なのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/r70nWIxiqd

2022-11-25 08:22:42
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だが、この船の設計者は”あの”アウラ娘さん。 二隻の船を繋げた程度で終わるハズがない。 更に念入りに調べた爺は気付いてしまった。 「……コイツ。ドック船だとぉ?!」 この翼の様に広げた両翼。 実はこれ、見張り台も兼ねた船舶建造用足場、 つまり建造ドックなのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/LAejucq9MB

2022-11-25 18:59:55
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って事で、アウラ娘さん開発の大型拠点船ハーバー級拠点船こと、 『拠点号』 の紹介です。 大型の作業場&収納&建造ドックを要する工作船に、 居住船を合体させた要塞船を超える拠点専用船。 余りにデカ過ぎて今回の図面は無しに。 図面内に収まり切らないサイズなのです。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/X73CDRR824

2022-11-26 09:57:33
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まとめたひと
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

◇FF14の某Durandal鯖メインの群像劇型RP物語の裏話&回想アカとかいうキワモノです。◇フフリとニヤけたらめっけもの。それが当更新の目当てでございます。 ◇無言フォロー等もお気軽に◇RT用アカは@IkuSFF◇本編物語専用タグはこちら⇒#爺譚◇ARK編専用タグはこちら⇒#ARK爺記◇© SQUARE ENIX