いよいよ始まるララ娘さんによるARK探検。 見る物全てが真新しい中、無駄に叩き込まれた知識と慎重な性格により意外と順調に探索を続けるララ娘さん。 だがしかし、彼女にはパッシブ不運というロクでもないスキルが付いていた。 いつのまにか航空兵器を導入しララ娘さん捜索に乗り出すアウラ娘さんだったが、 続きを読む
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さて、爺がゴート級に頭を悩ませ試行錯誤していた頃。 こちらでは、丁度ララ娘さんがFCハウスの扉を開けた所だった。 中では待ち構えていたかのようなアウラ娘さんと猫娘さんの姿が。 「あれ?お二人とももう来てたんですか」 「見送りってやつ」 アウラ娘さんがほほ笑んだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/UpKnc3aOtu

2023-03-14 21:48:38
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最後の打ち合わせや確認を終え、 いよいよARKに向かおうとするララ娘さん。 だが、アウラ娘さんは念を押すように最後までレクチャーを続けた。 「良い?もし死んだりしても、 装備を回収しようとか考えない事。 死体を囮に通り抜けるくらいで行くの」 それこそ執拗なほどに。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/0oESlbNHqR

2023-03-15 20:43:53
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いつまでも終わる気配のないアウラ娘さんの仕上げのレクチャーに、 流石に戸惑うララ娘さん。 「まぁアレだ。とりあえずやらせてみて、 詰まったら戻って来れば良いんじゃないか?」 見かねた猫娘さんが思わず助け船を出した。 「まぁ出たとこ勝負なのは確かだけどさ……」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/QGfZxGaXa3

2023-03-16 22:08:47
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「何事もやってみなきゃ始まらないってやつだろ?」 アウラ娘さんと会話しながら、 ララ娘さんに目配せする猫娘さん。 意図を察したララ娘さんがそっと椅子から降りると言った。 「えっと。 とりあえず、やるだけやってみます!」 ララ娘さんは気合を入れて見せた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/yDAhbZbyqg

2023-03-17 22:40:09
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意気込むララ娘さんの姿を見て、 考え込むアウラ娘さん。 やがて、ため息を吐くと諦めた様に言い放った。 「……まぁ良いや。 アレだ。 リスキル地獄を堪能してくるが良い!」 その言葉を聞くやいな、 扉に向かってララ娘さんは駆け出した。 「……いってきます!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/VHlNu1skez

2023-03-18 20:42:53
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ララ娘さんが扉から飛び出していくのを見送った後、 アウラ娘さんは全力で肩を落した。 「……絶対やらかしそうだよね」 そんなアウラ娘さんを見ながら、 横の猫娘さんがクスクスと笑う。 「他人の事を、散々過保護過保護言ってた奴が良く言うよ」 「……うっさいなぁ」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/z7pQKgA1Iv

2023-03-19 21:10:12
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その後、椅子に腰を掛けるもどこか上の空なアウラ娘さん。 その様子に猫娘さんが声をかけた。 「とりあえず、 ジジイの様子でも見てきたらどうだ? アイツ変に勘が働く奴だしな」 「ぁー……油断するとじさまは余計な動きしそうだよね」 アウラ娘さんはすっくと立ちあがった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/A1EwRfbwP2

2023-03-20 22:54:29
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だが、立ち上がった直後ピタッと止まるアウラ娘さん。 「……じさまの様子見るだけだからね?」 「うんうん。 そのついでに何しようとそれはお前の自由」 ニコニコ顔でさっさと行けと猫娘さん。 「…何か色々釈然としないんだけど」 アウラ娘さんはしぶしぶ扉へと向かった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/j8egV6T5uT

2023-03-21 22:04:37
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アウラ娘さんが出掛けていき、 一人ぽつんとFCハウスに取り残された猫娘さん。 「ようやく静かになったか」 大きく伸びをすると軽く息をついた。 「……私も一足先にやっとくんだったかな」 猫娘さんは独りごちた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/JoFvIrwPuN

2023-03-22 21:38:28
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さて、所かわってこちら。 遂にARKに突入したララ娘さん。 吹き渡る草原の風。 視界いっぱい広がる陽光。 サワサワと揺れる木々の騒めき。 ララ娘さんはただただ呆然としていた。 「……これが。 これがARKの世界ですか……!」 ララ娘さん、遂にARKの大地に立つ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/36HEylsO0t

2023-03-23 22:17:26
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「って言うか寒っ! 初期装備コレただの下着じゃないですか!」 今更ながら自分の恰好に気付き、 震えだすララ娘さん。 「服!とりあえず服作らないと…… 確かここって寒い所なハズです!」 開始早々フィヨルドの特性を思い出したララ娘さんは、 とにもかくにも歩きだした。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/lckKEmlnEV

2023-03-24 20:47:14
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服の元になる繊維質の草を求め、 ララ娘さんは周辺を探索し始めた。 傾斜になっている草原を登り切ると一気に視界が開けた。 「わぁ…こっち側は海になってるんですね」 断崖から望む絶景とも言える光景に感嘆の声をあげるララ娘さん。 だが、やがて彼女は違和感に気付いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/HnqP5RH4xJ

2023-03-25 21:05:38
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「……ぇーと、おねーさんが言ってた火山島って、 どこにあるんですかね?」 見渡す限りそれらしい島は海に無く、 正面に見えるのは雪を被った雪島と天を突く巨大な大木のみ。 「……え。 見えないってヤバくないですかコレ」 ララ娘さんは置かれた状況にようやく気付いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/v2OmjFCAZf

2023-03-26 21:49:53
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「確か、地図の右下に火山島があったハズ。 それが見えないって事は、予定と違う場所に居るって事では?」 冷静に考え状況を推察するララ娘さん。 「こういう場合どうすれば… 一回戻れば良いんですかね?」 ララ娘さんは考え込みながら、 ふと目の前の草むらに視線を向けた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Sz4GMxuMR0

2023-03-27 23:45:42
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そのまま草むらで鈴生りのベリーを見つけると、 おもむろにモグモグと食べだした。 「……確か黒いのと白いの以外は食べれるって聞きました。 一緒に採れる繊維は服の素材に出来るとも」 一つ一つ試して確認するララ娘さん。 「そう。 生き延び方はちゃんと習ってるんです!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/fwIdzGFHFZ

2023-03-28 22:52:45
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「まだ全然詰まってない。 だから、まだ出直す必要は無いんです! ただ現在位置が分かってないだけ」 そう自分に言い聞かせ冷静さを取り戻すララ娘さん。 「…そうですよ。 もしかしたら、おねーさん達ですら知らない場所なのかも」 そこまで言ってララ娘さんは目を見開いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/5WFOFLCRbh

2023-03-29 21:56:29
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「……つまり。 誰も知らない未知の土地って事ですよね」 その答えに辿り着いた瞬間、 ララ娘さん中で何かが弾けた。 「要するに…… この状態こそが、本当の未知なる冒険って奴ですね!」 そこに気付いたララ娘さんは目を輝かせると、 居ても立っても居られず駆け出した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/yDgGyMOWOZ

2023-03-30 21:47:55
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冒険心に誘われ駆け出したが、そこは慎重なララ娘さん。 やがて地面にしゃがみ込むと、 そこら中のベリーと草を集めだした。 「まずは服です。 保温が大事っておねーさんも言ってましたし」 妙に慣れた手付きで草布を編むと、 繋ぎ合わせ服に加工し始めた。 「出来ました!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/kCsNAd8AnX

2023-03-31 23:09:30
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出来上がった草布のシャツ・ズボン・帽子を身に付けると、 今度はその辺りに転がっている石を拾い始めるララ娘さん。 「靴も欲しいんですけど革が必要みたいなんですよね。 とりあえず後回しにして道具を」 更にその辺の木から木材を入手。 石と組み合わせて道具を作り始めた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/YjcZ1zHLx0

2023-04-01 21:23:30
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「ちょっと不格好ですけどたぶん大丈夫です!」 ララ娘さんの手にはARKで最も初歩的な道具、 石のピッケルが握られていた。 そのまま、近くの石に向けて振り下ろすララ娘さん。 「おー。ちゃんと掘れますね!」 採れた火打ち石を元に更なる道具をララ娘さんは作り始めた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/INgJ81WCtf

2023-04-02 23:05:34
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木の棒に繊維をグルグルと巻きつけ、 即席の松明を作るララ娘さん。 「これで火打ち石でカンカンすれば ARKだとすぐに火が着くらしいんですけど……」 半信半疑で火打ち石を打ち付けると、 まるで油でも沁みてるかの様に燃えだした。 「やりました!携帯暖房げっとですよ!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/vEY0K44HWk

2023-04-03 22:50:08
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食料に暖を取る衣服と松明を入手したララ娘さん。 「あとは水ですかね。 そこの海岸に出てみましょう」 断崖に続く丘を下り浜辺に出ると、 ララ娘さんは鏡のように水面を映す海を覗き込んだ。 そして、そのまま足を滑らせて海に落ちた。 「がぼぼぼぼぼぼ……!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/ObZENqz188

2023-04-04 23:08:18
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慌てて藻掻いてどうにか水面に浮かぶララ娘さん。 「ぶはっ!し、沈むんですかARKだと。 あっちだと勝手に浮かんだのに! …というか本当に水がしょっぱくないですね」 しこたま飲んだ水の味を思い出しつつ、 ララ娘さんは試しに泳ぎだした。 「あ、慣れると泳ぎやすいかも」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/A5If9wylSW

2023-04-05 22:43:04
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しばらく泳いで感触を確かめた後、 ララ娘さんは浜辺に戻り周囲を見渡した。 「さて。 衣食と水のメドは立ったし、次の段階に進みましょう。 ……って言っても海岸から右に進むか左に進むかなんですよね」 岸の向こうに聳え立つ巨木の群れを眺めながらララ娘さんは考え込んだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/QNTb96Q0Tl

2023-04-06 23:36:28
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「……何となくですけど、こっちじゃない気がします。 これだけ大きな木が生えてる森なら、おねーさん達が何か言及するハズです。 そんな素振りは無かった。 だから、正解は逆方向です!」 ララ娘さんは決断すると逆方向、 つまりスポーン地点から右側へ向けて走り出した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/BiJIY7j3mR

2023-04-07 22:54:39
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丘を登り端っこの崖にまで辿り着いたララ娘さん。 対岸には崖と浜辺が見える。 「えっと。 問題は向こう側にどうやって渡るかですよね」 恐る恐る絶壁の下に広がる海を覗き込むララ娘さん。 「……泳いで渡れたりしないですかね?」 だが、彼女はふと水面下が気になった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/xB3W81abFz

2023-04-08 23:07:46
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「……何か動いてません?」 良く見ると水面下で何やら動く巨大な魚の影が。 「アレってもしかしてサメじゃないですか? しかも、なんかいっぱい居ますよね?」 ゆらゆらと水中を泳ぐサメことメガロドン達。 ララ娘さんは黙って立ち上がった。 「……泳いで渡るのは無しで」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/idUAruaoll

2023-04-09 23:42:52
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「とりあえずどこか渡れる所を……」 崖沿いを歩きながら対岸に渡れる地点を探すララ娘さん。 「……なんか変な光の柱が見えるんですが何ですかね? ちょっと行ってみましょうか」 緑に輝く謎の光の柱を見つけたララ娘さん。 やがて、彼女は流れ落ちる滝の真横に辿り着いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/9ulU894WFQ

2023-04-10 23:53:23
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「わぁ……滝なんてあるんですね」 水飛沫をあげながら、 ザァザァと流れ落ちる滝に興味をもったララ娘さん。 滝に近づこうと回り込んだ所で川を見つけ、 そこでふと気付いた。 何かが川岸で動いた事に。 「今、何か動きましたよね……?」 ララ娘さんはじっと目を凝らした。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/UUT370hH0i

2023-04-11 23:47:31
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凍り付いたかのように固まりララ娘さんが窺っていると、 川岸を素早く動く影が一つ。 「……!!」 シルエットは鳥ような竜のような独特の姿。 そして、陽光にキラリと輝く鋭いかぎ爪と冷たい瞳。 息を殺してララ娘さんは後退ると、 くるりと振り返り脱兎のごとく駆け出した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/GjZJjzDHWB

2023-04-12 23:54:38
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「あ、あ、あれ絶対にヤバイやつですよね?! 雰囲気とか見た目とか絶対にダメなやつですって!」 わき目も振らずに一直線に逃げ出したララ娘さん。 彼女は追って来てないか背後を確認しながら走るも、 次の瞬間、何かに衝突した。 「あ痛っ!何です……」 そして固まった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/DTaqekfhTy

2023-04-13 23:54:19
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目の前の巨大なソレはクルリと振り返った。 鋭い鳥のような嘴、無数に突き出した角、 そして分厚い甲冑の様な鱗に包まれた巨体。 トリケラトプス。 「ひっ……」 始めて間近に見る恐竜の姿に、 ララ娘さんは悲鳴すらまともに上げれず、 その場にペタンと座り込んだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Nuv0JwbipS

2023-04-14 22:32:04
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恐怖で腰を抜かしたララ娘さん。 だが、トリケラトプスはそんなララ娘さんに興味もみせず、 再び背を向けるとズシンズシンと地響きを響かせ行ってしまう。 「え。ちょ……」 思わず立ち上がるララ娘さん。 だが、トリケラトプスは彼女を無視して悠然と立ち去っていった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/vwKnsatvVj

2023-04-15 22:57:40
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「ぇーと……今のって、 もしかして草食竜って呼ばれる人達です?」 心当たりのある知識を思い出し納得しようとするも、 半ば呆然とするララ娘さん。 だが、ふと森の一角に色の違う木がある事に気付いた。 「ピンク色の花……? あれ?あれってまさか桜じゃないですか?」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/SQ6zZoKppu

2023-04-16 23:30:25
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近くに駆け寄ってみると、 そこには見事な桜の木が咲き誇っていた。 「わわ…やっぱり桜じゃないですかこれ。 まさかARKで桜見れるとは思いませんでした!」 満開の桜に目を輝かせるララ娘さん。 危険に満ちたサバイバル世界である事を忘れ、 彼女はしばし満開の桜を堪能した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Jsg8DnsJhb

2023-04-17 22:55:40
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「へぇ…何か金ピカの石までありますよ。 まさか黄金とか?!」 実はこの周辺、金属鉱脈がゴロゴロ転がっているのだが、 気付かず金か何かと期待するララ娘さん。 そのまま桜の木々を抜け川原まで行き当ると、 ふととんでもない事に気付いた。 「……ここさっきの川原では?」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/QnAWbjpnVZ

2023-04-18 23:08:02
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とっさに松明を消し、 岩陰に隠れるララ娘さん。 「さっき、獰猛そうなのがいた川原ですよねここ」 周囲の地形を見て、 自分の迂闊さに気付いたララ娘さん。 岩陰からこっそりと覗き見た。 「……でも、何か違いますよね?」 そこには、のたのたと歩く恐竜が闊歩していた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/SW4haolMeD

2023-04-19 23:25:33
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しばらく様子を見ていても、 こちらに気付いて襲い掛かって来る様子もなければ、 逃げるワケでもなし。 「……さっきの大きな人と同じ草食さんですかね?」 思い切って岩陰から出て、近付いてみるララ娘さん。 それでもその恐竜は、 そしらぬ顔でのしのしと闊歩し続けた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/ViiyuZOtAS

2023-04-20 23:39:50
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「草食さんは草にしか興味無いんですかね?」 考察を呟きながら、 調子に乗ってどんどん恐竜に近付くララ娘さん。 「わわ。 近くで見ると結構大きい」 だが、夢中になるあまり、 いつのまにか草食竜に囲まれている事に気付いて無かった。 「ぴゃ……! 何ですあなた達は!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/IrKo5uLKw4

2023-04-21 22:32:24
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慌ててパラサウロロフスから逃げるララ娘さんだったが、 別段、彼らが襲い掛かって来る事も無く。 「あれ?ただ単に草に集まってただけです?」 結局、好奇心を抑えきれず再び接近。 「何と言うか、 見れば見るほどマヌケな顔してますよねこの子」 観察を再開したのだった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Y6RzoaRbMj

2023-04-22 08:36:33
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「ふむふむ…性格的には大人しい…… お爺ちゃん達の話だと、 竜は飼い慣らす事が出来るっぽいですよね」 一頻り観察した後、 考え事をしながら歩き回るララ娘さん。 最早、サバイバル中とは思えない行動である。 やがてフラフラと丘を登り切ると突然開けた景色に目を見張った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/FEOHP9qNWI

2023-04-23 08:09:24
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「わぁ……」 一気に開けた視界に思わず感嘆の声を漏らすララ娘さん。 両側にそびえるゴツゴツとした岩山、 のっしのしと草原を歩く様々な恐竜たち。 そして、遥か遠くに浮かぶ謎の岩。 海からでは分からなかった丘の向こうの景色に、 ララ娘さんはただただ唖然とした。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/30h26fKaEF

2023-04-23 21:06:57
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悠然とした景色に呆気にとられるララ娘さんだったが、 目の前の岩山にふと違和感を感じた。 「え。待って下さい。 何ですあの地形?あれ人工物ですよね? 四角い柱みたいのがいっぱいあって……」 慌てて良く見ようと近付くララ娘さん。 彼女は更に驚きの光景を目にした。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/ooSvHiB3MB

2023-04-24 08:59:11
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「……なんですこれ」 踏み出した先に広がる光景に息をのむララ娘さん。 柱の群れは岩山に留まらず 足元の渓谷の両岸にも乱立していた。 だが、余りにも不規則かつ不条理に乱立する姿に、 ララ娘さんはある事に気付いた。 「もしかしてこれ……自然に出来た地形なんですか?」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/VbEYuCvIVc

2023-04-25 07:58:07
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「いやいや、まさかそんな」 否定しつつも恐る恐る崖の端に寄り、 近くの柱石を観察するララ娘さん。 「しかも六角柱ですか…… これ加工の難易度高いですよね」 ララ娘さんは難しい顔で唸る。 「……ダメです。 どんな職人でもこの精度と規模でこれが作れるとは思えない」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/NkXGRBmpik

2023-04-26 21:47:48
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「しかも、こんな場所に作る意味が丸で無い。 それこそ人工物でなく自然物な証拠ですよね……」 だがララ娘さんはふと微笑む。 「ふふ……おねーさんが居たら ”これぞ神の御業だ”ってドヤ顔で言うんでしょうね。 私は神なんて信じてないですけど」 彼女は可笑しそうに笑った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/URKkOGdDD9

2023-04-27 22:00:30
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「正直、もっと奥に進んでみたいですよね…… ワクワクするというか。 ……あ、そっか。 これが冒険するって言う事なんですね」 自分の中に芽生えた珍しい感情に気付くララ娘さん。 彼女は近くの岩によじ登ると、 自然の作った造形の奇跡を好奇心の赴くまま観察し続けた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/4gr675Rptf

2023-04-28 22:55:41
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その後、どれほど時間が経ったか、 はたと周囲を見回すララ娘さん。 「あれ?まさかもう夕方とか?」 慌てて太陽を見上げるも、さほど傾いた様子は無い。 「危ない危ない。 こんな所で野宿とか冗談じゃないです」 急に冷静になると、 ララ娘さんは手早く岩から駆け下りた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/59aSF2oRFp

2023-04-29 23:40:41
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「向こう岸に渡るのが私の目当て。 ここに留まる事じゃないんです」 自分が立っている場所が、 何気に向こう岸へと渡る陸橋である事に気付いていたララ娘さん。 冷静になった彼女は陸橋を手早く渡った。 が、ふと背後を振り返って言った。 「……もっと装備整えてまた来ます」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/d2SPAnwOon

2023-04-30 23:58:22
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芽生えかけた冒険心を封じ、先へと急ぐララ娘さん。 彼女には焦る理由があった。 「心なしか寒さが……」 気のせいか日暮れが近い気がしたのである。 その予感は正しい。 途中、大亀に会ったり、 ステゴザウルスに遭遇したりしつつ。 彼女は薄暮れの中、岸壁へと辿り着いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/QPQaJC5wyr

2023-05-01 23:05:02
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まとめたひと
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

◇FF14の某Durandal鯖メインの群像劇型RP物語の裏話&回想アカとかいうキワモノです。◇フフリとニヤけたらめっけもの。それが当更新の目当てでございます。 ◇無言フォロー等もお気軽に◇RT用アカは@IkuSFF◇本編物語専用タグはこちら⇒#爺譚◇ARK編専用タグはこちら⇒#ARK爺記◇© SQUARE ENIX