2020年春にP5R終わらせたときの話
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tricken@暁月6.0済 @tricken

そういえば2016年の発売当時から「お前には早くやってほしい」と言われていたP5(ペルソナ5)をやっとPS4版のプチリメイク版P5R(ペルソナ5ザロイヤル)で終わらせました。2020年の春にやるとむしろ直球で権力の横暴を描いており、ちょうどよく暗い気持ちになりました。

2020-05-14 20:17:49
tricken@暁月6.0済 @tricken

発売当時から暫くは、「渋谷の高校生たちが致死を避けた私刑に無批判に興ずる」という批判を目にした気がしますが、シナリオは一応毎回「直接の被害者自身が反法治国家的な横暴に心身を殺されかけていることへ反逆する」という形で始まるので、ギリギリ倫理的に安全な描かれ方をしていると思いました。

2020-05-14 20:20:37
tricken@暁月6.0済 @tricken

感触としては「動きはルパン、やり方は必殺仕置人、狙う帰結は水戸黄門×マインドアサシン」という感触で、それゆえにR18ストーリーの枕になりそうな陰惨な出来事も全年齢シナリオの中に入り込んで来ており、「お、こんなポンポンとベタで暗い不幸を放り込んでいいんだ」と不思議な気分になりました。

2020-05-14 20:23:28
tricken@暁月6.0済 @tricken

P5Rを終えてから無印版の内容と比較した記事を読んだら、無印版は追加キャラや3学期だけでなくて「フックアクション」「イシ集め」「ダーツ&バトンタッチランク」「吉祥寺の存在」「ジョセ」「瞬殺時経験点」「ショウタイム」など丸ごとないと聴いて「それはもう別ゲーでしょう」と話していた。

2020-05-14 20:27:28
tricken@暁月6.0済 @tricken

P5Rだけ従来のマルセイユタロット基準でなくエテイヤ版に基づいているとか、細かいオカルト方面からの新解釈導入がかなり面白かった。あとは宮野真守cvの竜司・悠木碧cvの双葉・中田譲治cvの惣治郎・大谷育江cvのモルガナの演技が全編通して圧巻。特に悠木碧の双葉は2010sオタ女喋りの博物誌に載る。

2020-05-14 20:33:11
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ゲームを純粋に楽しんでるのか、和製RPGに折り畳まれた2010s日本オタク的ジュブナイル文化の保存版を豪華声優付きで鑑賞させてもらってるのかよく分からなくなってくる、そんな趣があった。直前に『十三機兵防衛圏』を触れたが、ジュブナイル狙いでも拾い上げる時代感でこんなに変わってくるかと感じた

2020-05-14 20:36:49
tricken@暁月6.0済 @tricken

関東に住んでた頃の渋谷、青山(作中は「蒼山」)、三軒茶屋(作中は「四軒茶屋」)、吉祥寺、秋葉原、神田、神保町、品川、池袋、荻窪、ディズニーランド……などの路線と風景がほぼそのまま再現されていて、ポストヒカリエの風景もそこそこあり、首都圏民にとっての「あの頃の東京」が刻印されてる。

2020-05-14 20:39:39
tricken@暁月6.0済 @tricken

そういう「201X(作中は20XXとしているようだが)の東京23区内」で、主人公は「可愛げなく喋りかけてくる猫を学生鞄に隠しながら、三軒茶屋の純喫茶の屋根裏アジトと青山の高校とを往復する暮らしを始める」という、今要約すると新海誠アニメかなと思うようなファンタジー都市生活を送る事になる。

2020-05-14 20:43:03
tricken@暁月6.0済 @tricken

P4Gの時は番長の逗留暮らしを羨まなかったが、P5Rは正直羨ましくて仕方なかった。店主の義心で三軒茶屋の名物喫茶店の屋根裏にタダで住まわせてもらって、プロのコーヒーとカレーの作り方まで教わって、街中を出歩けば喋る黒猫からいちいちコメントがもらえる」。ファンタジー福祉か。

2020-05-14 20:47:59
tricken@暁月6.0済 @tricken

あとこれは友人もプレイ前からよく仄めかしていたが、P5主人公は「(だらしないこと・ふがいないことの自覚も含めて)自尊心を持つ大人に恵まれている」ことが、ジュブナイルRPGとしての品格がP4以前と大きく違うところかなと感じている。

2020-05-14 20:56:05
tricken@暁月6.0済 @tricken

本編で大人の屑たちを扱う必要があったのとバランスを取るためにそのようになったのだろうけど(そしてこの連投の最初に触れた通り、本編については議論が分かれるところだろうけれど)、主人公含めたPCが「所詮子ども」「されど脱権力」という危うい位置づけに置かれた物語構造をよく支えていたと思う

2020-05-14 20:58:33
tricken@暁月6.0済 @tricken

本編について言うと、12月後半から2月上旬までの追加シナリオの流れは、(公式に録画やスクショが禁止された部分なので詳細は控えるけれど)無印版で批判された主人公たちの倫理的な態度をうまく作品内で批判する内容になっていたと思う。作品の格がR追加シナリオで更に上がったと言って良いのでは。

2020-05-14 21:01:36
tricken@暁月6.0済 @tricken

初回プレイ自体について言うと、 (1) 難易度CHALLENGEは戦闘ごとのペルソナ入手と相性が悪く、選びづらい (2) コープでは「節制」「戦車」「星」、「法王」「月」が明らかにバランスブレイクで、開始時期が遅れると損する (3) 新要素のダーツ通いはラスボス戦に必須だったが、気づきづらい

2020-05-14 21:07:01
tricken@暁月6.0済 @tricken

(4) カレンダーという資源を能力強化とコープに割り振るのが大変なのに、バッティングセンターと釣り堀の正式なチャレンジ機会が緩くなく、挑戦する気が起きづらい (5) バトンタッチ連携のシステムはヨシツネ一強を突き崩す手としてバトルデザイナーの面目躍如だが、新しいデザイン状の課題を抱えた

2020-05-14 21:09:17
tricken@暁月6.0済 @tricken

デザイン以外でいうと、喜多川(cv杉田智和)の佇まいやシナリオ全体の雰囲気づくりがP1-P2など金子デザイン時代のペルソナの雰囲気にやや回帰させているように見えて、それがペルソナシリーズ最新作としてとても嬉しかった。(一方で双葉や華のようなキャラはこれまでにない軸で新鮮な驚きがある)

2020-05-14 21:12:10
tricken@暁月6.0済 @tricken

とはいえ、序盤ハードモード、途中からほぼノーマルモード、ラスボス戦だけ成長戦略をミスってセーフティに逃げての合計102時間(ミスによるゲームオーバー含むと105時間か)の長丁場は、2年前にBotW終わらせた時よりさらにドッと疲れました。だから着手したくなかったんだという気持ちになりました。

2020-05-14 21:18:58
tricken@暁月6.0済 @tricken

まあでも「日本産ゲームにおける2010年代東京の表象」を何か事例を挙げながら語るにあたっては、これほど丁寧に作り込まれた作品もなかなかないと思います。スマホ、SNS、満員電車、歓楽街、オタクスラング、セクハラパワハラ、汚職隠し、組織の敗者、動員の政治、外ヅラの良さ。社会問題の幕の内弁当

2020-05-14 21:23:30
tricken@暁月6.0済 @tricken

サトシは人語を喋れないピカチュウ(cv大谷育江)とポケモンマスターの旅に出たが、P5R主人公は頭のよく回る喋る猫(cv大谷育江)と保護観察中の一年を過ごして故郷に帰った後も喋る猫と一緒なので、むちゃくちゃ羨ましい。とにかく鞄の中や学校机の道具入れの中に入り込んでいる喋る猫がかわいい。

2020-05-14 21:29:47

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