全部話してくれる 最後にいぞうさんが死んで後悔した話もした でもこれは僕たちであって僕たちではない人の話だとも付け加える いぞうさんは難しそうな顔をした後、ようわからんが、なんとなくは分かった おまんがいうならそうなんじゃろうと言ってサカモトをみる それで、その頃からなんだろうね
2018-11-21 16:20:57僕は君の事、気が置けない仲というか その 好きだったみたいで…今もって言ったら…どうする…?って聞くサカモトさんの顔はどんどん赤くなっていて、いぞうさんもつられるように赤くなりながら おまん、それ告白のつもりか…?と聞くと そうなんだけど…と言われて 分かりづらいわと
2018-11-21 16:20:57言う二人の手の平は手汗でべしょべしょになっている だから、つまりその、治療についても いぞうさんが希望しても、しなくても、僕はなんにも問題がないって事なんだけど… とサカモトさんがいぞうさんの顔見ると、これ以上ないくらい真っ赤になっていて そのままぎゅっと目をつぶって、
2018-11-21 16:20:57おまんなら ええ というので そ、それは と聞くと ウア~!と唸り声をあげながら しわい!わしも好きち言うとる!というので二人して真っ赤になって机越しに会話していたのを、サカモトさんが隣に行ってもいい?言いながら隣にくるのでまだなんも、と口を開いて見上げた所でキスをされるんですね
2018-11-21 16:20:57そのままぎゅっと抱き着かれて、これはもう治療でもなんでもないんだけど、もう一回していい?と聞くと真っ赤になりすぎてうっすら目に膜張ったいぞうさんがもう聞くなと言うので深めのキスを送ったのであった
2018-11-21 16:20:57結局その日は最後まで行かずに終ったんだけど(しかし触り合いはした)、初めてその日添い寝を向き合ってやるんじゃなくて、いぞうさんが背を向けたまま寝る それに後からぎゅっとして、ねえ、一緒に住んじゃってもいいんじゃないかなと言うと 流石に早いわ 阿呆と言われるので
2018-11-21 16:26:46そっかあと返したサカモトさんが 1週間程経った頃に部屋借りて、ちょうど部屋の契約日だったんだよねといぞうさんを連れ込み初夜を迎えるのであった… 結局、サカモトさんは添い寝屋をする必要がなくなったので廃業して、在宅で何か始めるし いぞうさんは普通に働くので寝る時は一緒だし
2018-11-21 16:32:19すっかり忘れていたんですけど、いぞうさんの記憶は徐々に体を繋げることで戻っていくんですよね でも全部思い出したころにはサカモトさんとはそれなりに長い付き合いだし、サカモトさんが記憶との付き合い方を前から聞いていたのでこういうことかと思ってなるほどなと思った
2018-11-21 16:44:26泣いていた過去の自分に別れを告げる様に、瞼を持ちあげると自分よりも寝起きが遅くなった恋人がいて まあ今の人生も悪うはなかぞと1人で笑ってサカモトさんの頭を撫でるのであった
2018-11-21 16:44:26なんでこう不眠が治るのかって話はこう 縁だけでつながっていたボロボロのパスを新しく繋ぎなおせば治るみたいな その フィーリングで感じといて欲しい…わしは頭が悪いきの…
2018-11-21 16:34:47