mona💛💜
@mona5770
部屋の扉を開くとベッドがむくりと膨らんでいる。 その中身が夕食を終えると早々に広間を辞し、今日は執務室にも戻らなかったらしい僕の恋人だろうことは想像にやすい。でもどうして？体調が悪い様子もなくｰｰ夕飯の餃子を美味しいそうに頬張っているのは見えていたｰｰ喧嘩をした記憶もたぶんない。
2020-07-03 21:58:51
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@mona5770
長谷部くんに押されて服のまま海の落ちた光忠の隣に、長谷部くんも勢いよく飛び込んでくる。バシャンとかかる飛沫に「長谷部くん！ひどいよ」って濡れた髪をかきあげる光忠。 「頭が冷えただろう」と言いながら手を伸ばし唇を押し付ける長谷部。「しょっぱいな」と笑う長谷部に「まったく君は」と
2020-07-03 12:39:28
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@mona5770
昨晩からの雨は止んだようだけれど、まだ空にはどんよりとした雲が立ち込めている。「晴れませんね」「雨はもう降らないでしょうか」しょんぼりした顔で空を見つめる短刀たちの手には色とりどりの短冊や、星や折り紙で作られた飾り。 「もう少し様子を見てからかなあ」 切れ間のない灰色の空のした
2020-07-07 08:23:24
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@mona5770
郊外の住宅地、畑に囲まれた一軒家のレストラン。完全予約制でレストランに足を踏み入れることができるのは一日にたった一組だけ。自ら野菜を作り、そのおいしさを最大限に引き出すというそのシェフの料理を食べるために、何時間もかけて有名店のシェフたちもが足を運ぶのだって、もう完全に脳裏に
2020-07-19 17:02:20
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@mona5770
ようやくここまできた。 長谷部は自分のデスクから今日から入社した社員たちを見ながら、小さくつぶやいた。 この会社は長谷部が5年ほど前に起業し、業界向けに特化したシステムを販売している。 立ち上げようとしたときは長谷部だけだった。 厳密にはシステム部分は大学卒業を前に内定を取り消された
2020-07-17 13:01:29
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@mona5770
内番の交代や仕事の依頼は口頭ではなくちゃんと文書で伝えよう（間違いがないように）という本丸。ちゅんがそれを届ける係を担っている。ある日急に出陣することになった長谷部くんが執務室での業務をいくつか長義に頼もうとちゅんに「机の上にある手紙を山姥切長義に届けてくれ」と急いで出立する。
2019-08-15 23:40:24
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@mona5770
本社から新規立ち上げの福岡支店に長期出張で来ている長谷部主任。毎日残業してるし休日にも出社していることが多い。10日間の夏休みなんて絶対休まないだろうと思っていたら、しっかり休んでいたうえに京都旅行に行っていたらしく、有名菓子店の洋菓子（センスがいい！）をお土産だと渡してきた。
2019-08-19 10:34:06
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@mona5770
長谷部くんが折れて初めて「ああ僕は彼が好きだったんだ」と気づいた燭台切。 伝えるすべのない気持ちをいまはもういない長谷部に宛てた手紙をつづる。 その手紙が百通となった日、燭台切はその全てを鍛刀用の炉に焼べた。 奇しくもその日しばらく鍛刀はしないと言っていた審神者が吹っ切るかのように
2020-11-29 09:06:44
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@mona5770
不仲ゆえに共演NGと噂されていた燭台切光忠と長谷部国重。学生時代から舞台に立ち俳優一筋の長谷部が、アイドルから俳優に転身した燭台切を「アイドル崩れ」と呼んだとか、燭台切が「あの堅苦しい演技は古臭いよね」といっただとか噂は事欠かない。とにかくドラマや対談番組はもちろんのことも番宣を→
2020-11-27 22:21:04