第179回深夜の真剣140字60分一本勝負

Z.P.M @ArcOkimuy

浅瀬に停泊した船のなかでパーティをやります。参加者はピエロのメイクでお越しください。申し込みメールが届き次第招待状を発送します。禁止事項。撮影、並びにツイート、本パーティの内容を公開すること。「怪しいな」私はさっそく参加申し込みをした。だが麻酔のようにパーティの記憶は消えている。

メィジ @Akumademeiji

「人から嘲笑されるために生きている。」心の奥底ではいつもこの言葉が消えなかった。 何をしてもまわりと同じように出来ない。不良品は道化になるしかないのだ。 麻酔のように心を鈍らせても、もう限界だ。逃げ出したくて海へ走った足は、浅瀬に入ったきり進めない。 こんな僕を嗤えよ。嗤ってくれ。

夏見 有 @you_natsumi

僕はご機嫌なピエロ。 おや、男の子が泣いているよ。 涙を流すよりも僕と一緒に笑おうよ。 え？よくそんなトンチキな仕事ができるねって？ そうだね。僕も最初は恥ずかしかったよ。でも君みたいな子が笑ってくれたら、全部吹き飛ぶんだ。 さあ、今宵の王子様。君にぴったりのクラウンをどうぞ。

智子(藍) @fd7chu

#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite 第179回お題「麻酔みたいに」 挑戦させていただきました！ 今回はお題の選択に迷い……複数取り入れるのわたしにはむずかしい😂 主催者様いつもありがとうございます！ また挑戦します✨ #140字小説 #140SS #140字SS #一次創作 #夢小説 #ネームレス夢小説 pic.twitter.com/SMINQqnddD

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癒月連理 @kizamukotonoha

あれ、あいつどこに行った？ 連れの姿が無い、さっきまで一緒だったのに 今さっき飲んだ酒が麻酔みたいに効いてくる 意識が朦朧とする 力のない体はほどなくして倒れる 近づいてくる人影 ピエロの面？ だれ……？ 意識はそこまでだった ピエロの顔が目に焼き付く 翌日河の浅瀬で謎の変死体が発見された

たこすけ🐙skebはじめました @28NYUpHzVVLvW6z

ワンライ参加させていただきました。 第179回 お題 ②浅瀬③ピエロ #深夜の真剣140字60分一本勝負 ( @140onewrite ) pic.twitter.com/orUntKx1Hi

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秋月蓮華 @akirenge

浅瀬にいた君、白いワンピースを着ていた。 こういうのをエモいとか言うんだっけ。 「馬鹿」 麻酔みたいに声が聞こえる。痛みがマヒしていく。 僕は現実に帰る。 ピエロの格好をした殺し屋が僕が起き上がったのを見てナイフを使ってきたので避ける。さて反撃だ。 病気で死んだ君が、戻してくれた。

らん @amagi_ran

道化のように振る舞うことを強いられ、最後には浅瀬に打ち上げられた鯨のように死を待つだけの人生だった。もうすべて終わりにして、海に還りたい。黄泉の淵で女神が言う『生き直したいですか？』その言葉は、じんと痺れる麻酔のように俺の心に広がり決意を鈍らす。#twnovel「ああ、叶うならば復讐を」

TAKA001 @001TAKA

通称「ピエロの涙」と呼ばれる極上のシャブや。麻酔みたいに気持ち良ぅ全身に広がる。 ワシも久しぶりに回ってきたイワク付きのブツ、どこに流すか悩んどる。 将軍様の国で作られ日本海の浅瀬まで到着するんは、ほんの一握りや。水に溶かすと紅ぅなるんは何人もの血ぃ吸うてるからや、と言う者もおる。

はごろもとびこ＠低浮上気味 @peeUsausa

「浅瀬なら入っても大丈夫ですよ」管理人は言う。邪気が主食の生き物が住んでいるという海岸に来た。なんでもこの海に浸かると溜まった毒が抜けるという。「じゃあどっぷり入ってしまえばいいのでは」と聞けばゆっくりと首を横に振り「彼らに人間だとバレたら跡形もなく食い尽くされます」と微笑んだ。

てい @orztee

サーカスに行くと、道化師から虹色のカプセルを渡された。「ここでは楽しくならなくてはいけないんだよ」。飲み込んだ途端、麻酔でも打たれたみたいに意識が揺らめいた。大きなテントの中央に海が湧き、道化師を飲み込む。浅瀬に足を浸したぼくは、水中でおどける道化師を見て笑い転げる。楽しくない。 pic.twitter.com/Fvh9k8fj83

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れんが @xLEZ7vRmyC82HvW

人間関係で起こる数々の問題に国はピエロ制度を打ち出した。 人は誰かの上に立ちたい。なら訓練された者『ピエロ』にだけ威張ればいいのでは？ ピエロが世の中に浸透した時、数々の社長が、大臣が、ピエロたちにその座を降ろされた。 ジョーカーに描かれるのはピエロ、それが古くからのお約束である。

烏蜥蜴 @cornixiv

麻酔みたいに恐怖が薄れている。ピエロみたいに派手なこの翅。綺麗だと言っていきなり手を伸ばしたあの人に。虫人にとって、鮮やかな翅を見せるのは威嚇の仕草だ。人間の中には捕まえてその美しさ愛でる者もいる事を忘れていた私が悪い。……浅瀬の波に飛び立ち損ねた虫は、ただそこで溺れる運命だ。

黒瀬時雨@140字小説 @shigu_re0208

画面の向こうから放り投げられる♡は、麻酔みたいに自我を溶かしてく。 見苦しい所は切り取ってトリミングして無かったことにして。そうやって今日もピエロを演じるの。 『かわいいね』『綺麗ですね』 見飽きた文字列じゃもう心は動かない。インターネットの浅瀬で遊んでた無邪気な私はもういない。

石森みさお@140字小説 @330_ishimori

#深夜の真剣140字60分一本勝負 (@140onewrite) #140字小説 お題 ①麻酔みたいに ②浅瀬 ③ピエロ pic.twitter.com/5LaPQvnHv0

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雪子 @yukikurococco

#深夜の真剣140字60分一本勝負 (@140onewrite) 第179回　お題 ①麻酔みたいに ②浅瀬 ③ピエロ pic.twitter.com/bMnlPPYynX

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Pingu　novel @ckpingu_nvl

「浅瀬のほこらの中さ」林道から出てきたピエロを倒すと、簡単に次のヒントを教えてくれた。ラッキー。ほこらを開ける。すると白い煙がモヤモヤと立ち上り麻酔みたいに徐々に体の力が抜けてきた。浦島太郎みたいだ。ボヤけた視界にピエロはいた。「遊んで欲しかったのに」頬に大きな涙を描きながら。

掃き溜めに鶴 @hakidamenoturu

深夜3時に汗だくで目覚めた俺は、苛立ちに任せて枕を殴った。こんな夜が、もう3年も続いている。うんざりだ。麻酔みたいに深く眠らせてほしくて、睡眠薬を呷った。押し寄せる眠気の中に、誰かいる。あれはーーピエロ？そのとき唐突に理解した。俺は、あいつから逃げるために目覚め続けていたんだ、と。

ケンタシノリ＠童話＆小説書き屋さん @kentasinori

漁師の浜次郎は砂浜から波打ち際へ歩いていると、意識を失った状態の男が浅瀬に浮いていることに気づいた。 ふんどし姿になった浜次郎は、そのまま海中へ入ってその男を救い出すと浜辺近くの木陰へ仰向けにして寝かせた。しばらくして、男は浜次郎の存在に気づいたかのようにゆっくりと目を開けた。

ゆきやまイマ＠鶏林書笈 @keirin_syokyu

#深夜の真剣140字60分一本勝負 ( @140onewrite お題： ①麻酔みたいに ②浅瀬 ③ピエロ #木槿国の物語 その昔、酒を麻酔薬代わりにしたとかいう話を聞いたような‥⁈ pic.twitter.com/ugEYC4gx5d

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Altair @_altair_73

彼氏が出来た、と幼馴染みは満面の笑みだった。「物好きな男がいたもんだな」「ひっど！」夕陽が照らす帰り道。一緒に帰るのは、きっとこれが最後なのだろう。「一番に報告したくて」きらきら輝く彼女の言葉。胸の奥が、苦しい。おめでとうも好きだよも言えない僕は、出来損ないのピエロのようだった。

ポッキー(山口絢子)@低浮上多し🙇 @sorapoky

好きな人から相談をされたい。浅瀬ではしゃぐような関係だから。｢私が片思いしている先輩が片思い中である女性｣の話を聞いていた。相談相手は恋愛対象にならないですよ。自分はピエロですし。麻酔中のように心が痺れてくる。私も浅瀬ではしゃいでみたい。その言葉を呑み込むには丁度いい感覚だった。 pic.twitter.com/LHT2ZxQflT

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