君は僕を拾ってくれた。 女子高生とは思えない行動力。 そして、部屋は超綺麗で、料理も美味い。 家事を完璧にこなす…
2022-12-05 23:22:50〇:僕とは…大違いだ。 咲月:もう、大袈裟だよ笑 お母さんが私に厳しく言ってきたおかげかな。 〇:母親か… 咲月:あ。
2022-12-05 23:22:57咲月:ごめん…余計なこと言ったね。 〇:大丈夫、慣れてるよ。 気にしないで。 咲月:そっか…。 沈黙が続いた。 僕はなんで…こんな運命なんだよ… そう嘆いた。
2022-12-05 23:23:20私は女子高校生の菅原咲月。 母親と父親は仲がいいけど… 仲が良すぎる上、2人で 海外に旅に出かけてる。 〇〇くん、昨日はただただ心配した。 なんか、ほっとけないんだよね…。 しかも、今日改めて〇〇を見て、 めちゃくちゃイケメン!!そう思っちゃった…
2022-12-05 23:23:37〇:どうかした? 咲月:ううん。なんでもないよ。 その日はあっという間に時間が過ぎていった。 咲月:そろそろ寝よ? 〇:そういえば、僕はどこで寝たらいい? 床?それともソファ?
2022-12-05 23:23:46咲月:このベッドだよ? 〇:え? 咲月:だから、私と///一緒に寝るの! 〇:いやいや…ダメでしょ…女子高生と、俺みたいなホームレスが一緒には… 咲月:私がいいって言ってるんだし、 いいじゃん!
2022-12-05 23:23:56〇:わ、わかったよ… 一緒にベッドで寝る。 咲月:なんか…〇〇と私… 〇:何? 咲月:ううん。なんでもない…
2022-12-05 23:24:04咲月:(ダメだ…ドキドキして寝られない…!) 〇:(なんか慣れないな…) 2人はそのまま眠りへとついた。 〇:(家がある幸せって…凄い…) 〇:咲月寝たのか…寝顔可愛いな…普段も可愛いけど。 咲月:!? ///
2022-12-05 23:24:23咲月:(今、可愛いって言った!?) 〇:何してんだろ…だらしないな…僕。 咲月:… 〇:早く…迷惑かけなくても過ごせるようにしないとな… 咲月:(そっか…〇〇焦ってるんだ…いつまでもいていいのに。)
2022-12-05 23:24:33翌日… 〇:ふぁぁ…🥱 ん…体が重い…おかしいな…俺痩せすぎてるはずなのに。 〇:え? 咲月が僕に抱きついて寝ていた。 〇:えぇ…
2022-12-05 23:24:39咲月:Zzz... 〇:咲月さん…やっぱり可愛いな… あぁ…ダメだダメだ! 咲月さんは高校生。 落ち着け…僕! 咲月:Zzz...s...すき…
2022-12-05 23:24:50〇:どんな夢見てるんだろ… ピピピッ!ピピピッ! 〇:! アラームか… 咲月:はっ! 〇:!? 咲月:えっ!私ったら…〇〇ごめん。 寝れなかった? 〇:あ、いや僕もさっき起きたから…大丈夫だよ。 咲月:あぁ…もう私…何してんだ…本当にごめん。 〇:ううん。気にしてないよ。
2022-12-05 23:25:05咲月:早くご飯作らないと… 〇:しっかりしてるな… 咲月:〇〇、私先に食べるから。 〇:うん。 咲月さん…大変だな…
2022-12-05 23:25:14咲月:行ってきます! 〇:行ってらっしゃい。 さてと…どうしようか。 今日は…給料日か。 家を追い出されてから初めての給料日。
2022-12-05 23:25:20今月は死にそうになるぐらい、働いたんだ… 俺は銀行へ出かけた。 通帳を見る。 〇:今月は…28万…。 今までは父親が通帳を持っていたため、 全て父親が僕の金を使っていた。
2022-12-05 23:25:24ようやく…これで生活ができる。 〇:咲月さんに迷惑かけないように しなければ… 〇:咲月さん… 優しくて、家事が出来て… 高校生とは思えない大人っぽさ… そして脳裏に焼き付くあの笑顔。 気づけば僕は咲月さんに好意を抱いていた。
2022-12-05 23:25:30〇:俺なんて… もう何回、自分に失望したか… 〇:とりあえず…服買いに行かなきゃ… 服を買い、帰宅。
2022-12-05 23:25:35〇:俺は結局、どうしたいんだ。 女子高生にいつまでも頼ってしまうのか… ダメだダメだ。そんなの咲月さんに悪い… その時、外から足音がした。 〇:(誰か来る?)
2022-12-05 23:25:43璃果:やっほ~〇〇くん。大丈夫? 〇:あ、璃果さん。 璃果:なんか元気ないね。 〇:まあ… 璃果:あはは笑 大丈夫だよ! 私たちは〇〇くん見捨てないし、 〇〇くんもいつまでもいていいよ。 〇:本当にどう感謝を伝えたらいいか…
2022-12-05 23:26:05璃果:大袈裟だなぁ笑笑 そういえば、服とか大丈夫? 同じもの来てる訳にもいかないんじゃない? 〇:実は…今日、給料日で さっきそのお金で買って来ました… 璃果:そっか。ならよかった。
2022-12-05 23:26:19〇:璃果さんって管理人以外に何かやられてるんですか? 璃果:うん。ウェディングプランナーやってるよ。 〇:えぇ!凄いっすね… 璃果:あぁ、そんなことないよ。 楽しくてやってるだけだから。
2022-12-05 23:26:27〇:いいっすね。 仕事を楽しめるって最高ですよ… 璃果:〇〇くんもやりたいこと やってこ?1度きりの人生なんだからさ。 〇:そうですね。 璃果:咲月はどう? 〇:ほんとにいい人です。お姉さん方と同じで。 璃果:嬉しいこと言うじゃん!
2022-12-05 23:26:43〇:咲月さんが僕を助けてくれなきゃ、多分 僕はこの世にいませんでした。 一個下とは思えないですし、 こんな僕に対して… 璃果:それはね、違うよ。 〇:え? 璃果:〇〇くん、咲月だってね、どんな人でも 簡単に手を差し伸べないよ。
2022-12-05 23:26:58璃果:動物が人間から食べ物をもらったら、 自分で獲物を捕まえる能力が無くなる。 咲月は〇〇くんが素敵な人に見えて、 ちゃんと自分で立ち上がれる。 そう思ったから助けたんだと思うの。 〇:…(!!) 璃果:だから、何年かかってもいいから 立ち上がって。 育った環境に負けないで!
2022-12-05 23:27:07璃果:私もあやめも、咲月も応援するから。ね? 〇:はい!絶対…僕、皆さんに胸張って 生きてる姿を見せます。 璃果:うん! あと、1つ聞いて欲しいことがあるの。 〇:はい? 璃果:弟のことでね…
2022-12-05 23:27:13〇:亡くなったって言った… 璃果:うん。実は…弟は咲月の目の前で 交通事故で亡くなってるの。 〇:!? To be continued…
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