これは事前情報の時点でも言ったはずなんすけど、「追加要素をユースケース(だれがいつ使うのか)の観点から整理している」のがめっちゃユーザーフレンドリーですよね
2021-11-19 00:34:39そしてすべての追加要素に「それをフィーチャーしたシナリオ」が用意されているのが最高にフレンドリー。なにが必要なのかわかっている
2021-11-19 00:36:22収録されているひとり用シナリオが「ロストしてしまったシフターを救いに行く物語」(原文ママ)なの、すごい切れ味ですよ。前巻p125の記述が建前でないことを実践している
2021-11-19 00:38:38ロスト救済シナリオのサンプルシフター(すごい概念だな)だから当然ながら、“サンプルシフターのフラグメントがデフォルトで変異している”ってのがもうあたらしいデザイン空間ですね。なるほどな〜
2021-11-19 00:40:50ひとり用シナリオで追加要素(のうち普遍性が高いもの)をひととおり使って提示するの、めっちゃクールだ……。「シナリオの実例」「プレイの実例」を最短で(=ひとりで即座に)確認できるようになっている
2021-11-19 00:45:34ふつうの(ふたり用)規格の新要素フィーチャーシナリオは別に用意されているんだけど、そういうのって一般には「プレイするまでは読まない」バイアスがかかりがちなんですよね。そこにあって“ひとり用”ならば、“いつかあるかもしれないプレイの機会”を留保しなくて済む
2021-11-19 00:47:15ワールドセクションすごい。「その記述が何の役に立つか」と「その記述がなにかのジャマにならないか」の考慮が徹底している。過去イチうつくしいワールドセクションだ
2021-11-19 00:56:11p78〜79 構築済みの変異段階があるのめっちゃいい。「亡霊化」「見えざる変化」「存在しない者」あたりはとくに汎用性がたかく、なんならそのへんのシナリオ(私が過去に書いたやつとか)にそのまま投入できるレベル
2021-11-19 01:06:36断章ルール、(そのように書かれてはいないけど)もしかして「すでにあるシナリオに断章を足してみる」使い方も暗に狙ってたりする?(アレンジメントのファーストステップとしてよさげ)
2021-11-19 01:12:42p93 あ〜〜そうか、3人プレイの場合を想定するなら、「“シフター担当のプレイヤー”向けの資料」を意識的に用意すべきなのか
2021-11-19 01:17:03なりきり(再現)プレイまで明文であつかいはじめた。すごいな。 でも内容は無難な感じですね(いやまぁ「好き勝手やろうぜ」とは言えんだろうけど)
2021-11-19 01:25:06p107 「感想を伝えあう」文脈で「クールダウンしない」という観点を持ち込んでるのがめっちゃうまい。ちゃんと具体的なアプローチもいくつかあるし。
2021-11-19 01:30:30没入をあまり求めない(または没入させる方向へのバイアスがつよくない)ゲームの感想タイムなら、クールダウンしてもいいしクールダウンをうながす向きすらあり得るけど、アンサング・デュエットの場合はその真逆のゲーム性だから、前者型のゲームの感想メソッドの適用は向かないんすよね
2021-11-19 01:32:24p110 キャラクター駆動で(=シナリオ駆動ではなく)連続プレイの枠をつくる。これも現実のセッションシーンに沿ってて、それを明文化したのがよい
2021-11-19 01:38:29p117 セッション開始時に必要な話運び(ゲーム進行ではなく事務と対話の姿勢という意味)を、そのまま使える文面に起こしてるのすごい。 これってようするに、セッションの首尾における責任をGM(の心理)から共同所有に置き換える段取りで、それはつまり心理的ハードルの破壊なんですね
2021-11-19 01:45:09p196 アンフリーズ・リ・クロックをつかった連続プレイの勘所を提示して、そしてシームレスにシナリオの作成に誘導している。 なんならこれをやるためのセッティングですらあるのかもしれない
2021-11-19 02:09:15今回はシナリオごとの担当ライター名が(巻頭で)明記されてて、それ自体はおおいに歓迎するところなのだけど、各シナリオの頭にも担当ライター名が載っててほしかった
2021-11-19 02:12:26p297 フラグメントバレット、オプションルールのスコープじゃなくてシナリオのスコープなのね。 これプレイヤー向けのページじゃないんだよな〜〜(このシナリオの外部から参照させづらいという意味)
2021-11-19 02:16:41アンサング・デュエット リプライズざっと読み終わりました。 予想以上に意欲的な仕掛けがあり、また前巻や『リヴァルチャー』とくらべてもより洗練されたライティングだったようにおもいます。つまりたいへんよい
2021-11-19 02:21:08比較的ライトな(あるいはデリケートな)ユーザー向けの記述が厚めだった、というのはちょっとひとによっては読みづらいポイントかもしれない。(けどまぁフユさんの理念からするとわかるところではある)
2021-11-19 02:22:52ともかく、総合して、すくなくとも前巻の時点でなにかを気に入っていたならオススメできるとおもいます あとワールドセクションのライティングが未曾有のクオリティの高さ。ここだけ資料として読んでもいい
2021-11-19 02:24:20