音楽家の容姿を「考察」することについて

wanon🫥 @Wanon10141872

私なら、人から自分の容姿について考察されたくないです😢 他人がどう思っているか知りたくない。知る必要はない。 自分の容姿をどう思っているかは自分だけの気持ちであって、人には踏み込んでほしくない。 ごめんなさい、泣きそう。

白くま @srkm_hype

RT＞とてもわかる…。これについて感じたことを、私も少しだけ書きますね（そういうの要らないから絵だけ見たいという方は、お手数ですがリムブロして下さい。当アカウントはbotでなく人間なのでものを言います）

白くま @srkm_hype

米津さんの容姿を「考察」している記事を読んだ。「高校時代の（略）写真を見る限り、失礼ながら”別にイケメンでもブサイクでもない”。これくらいの顔で背が高くギターのひとつも弾けたらフツーにモテただろう」だと。普通に下衆のきわみと感じるし、彼の厭うパパラッチと全く同種の毒ではなかろうか。

白くま @srkm_hype

どんな人でも他者から「これくらいの顔ならモテただろう」等とジャッジされる謂れはない。しかもそれを深く悩んだ本人も読める場に流すのは暴力。音楽性の考察など全て後ろに吹っ飛ぶ程度には。有名税とかいう問題ではない。「タブーに挑戦」等と言ってはマイノリティを踏んでいく人間と何が違うのか。

白くま @srkm_hype

音楽家に対して「これくらいの顔」等と言える精神性、本当に解らない。世界に向かって記事を公開するということは「本人も読むかも知れないリスクを承知の上で出す」訳なので、対面で言うのと大差はないし普通に暴力的だと思う。そういう愛し方もあるのかも知れないが、少なくとも私は理解できない。

白くま @srkm_hype

note.com/wild_orange/n/… この記事への感想です。米津さんのファンダムで何か起きたとき「主語のない負の言及のみフワッと広がる」ことが多いけど、つど記録しておきたい。それは恐らく「優しさ」なのかもだけど、元が不明なまま不要な憶測や萎縮だけが強まるのは、あまり健全とは思えないので…。

白くま @srkm_hype

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白くま @srkm_hype

「音楽家が顔で評価される事なんて沢山あるじゃん、それ全部ダメなの？（≒皆やってるし今更いいじゃん）」と問われたら「そうですね、本来は全部ダメでは？」としか。特に女性の音楽家は不要なジャッジに晒されがちだけど、筆者（おそらく女性）は他人事なのかな。「かいじゅう」ではない人なのかも。

白くま @srkm_hype

容姿の特徴に言及されることが「おとなしく内向的な少年だった彼にどれだけの苦痛だったか想像に難くない」と書けるなら、それが「大人になった今でもなお苦痛である可能性」に思い至らなかったのだろうか。あれだけ繊細な人が、2億回くらい（本人談）言われたからって慣れるわけないと思うんですが。

白くま @srkm_hype

「モデル並みの体型には文句をつけたらバチが当たるだろう。米津はどんな顔、どんな身体に生まれていたら満足だったのだろう」も酷い。バチが当たる？ないものねだりは止せと？その人の痛みはその人だけのもの。ある特徴が「恵まれている」か否かを他人が決めること自体が、侵害であり暴力なんですよ。

白くま @srkm_hype

「実際、米津玄師の外見は美しいのか？醜いのか？」という下卑た見出しも目眩がした。実際って何。かつて「同性愛はGOOD？BAD？」とほぼ日でアンケートを取って物議を醸した糸井重里を思い出す。何故それを論じられると思った？そこに筆者自身の氏名を代入して世界に放たれても問題ないと思えたのか？

白くま @srkm_hype

米津さんをバロックパールに喩えたい気持ちは解らなくはない、ただ美しいだけではない楽曲、予測不能で型にはまらず唯一無二。でもそれを彼の「顔と身体」に繋げることには危うさを覚える。本文は「彼の容姿は音楽にふさわしく両者は共鳴している」と陶酔のうちに〆られているが、ひどく違和感が残る。

白くま @srkm_hype

モデルや俳優のような「容姿が評価に結びつきやすい人」の美醜を論じるにも慎重さが必要なのに、そうでない「音楽に生きる人」かつ「容姿に言及されたくないと意思表示している人」をつかまえて美醜を世に問うこと自体が暴力的と思う。彼がゴシップ記事に傷ついた告白は広く知られているのに。何故。

白くま @srkm_hype

「歪つでも美しいと褒めるなら良いじゃん」とかいう問題ではなく、米津さん（に限らず誰しも全て）の過去や容姿やコンプレックスを他人が面白おかしく親切ごかして「考察」したりすること自体が暴力だし、差別や偏見の強化に繫がりかねないから危ないよ、という話です。「音楽論」は免罪符にならない。

白くま @srkm_hype

（少しだけ書こうと思ったけど割と長くなってしまった。件のブログの方は米津さんの音楽性について度々考察なさっており、過去には興味深い記事もお見かけしていたので残念に思う。自分のような感想は少数派かも知れないけれど、黙ってはいられなかったので書きました）

白くま @srkm_hype

米津さんの作り出す曲や詩や絵や踊りや語りはもちろん、姿かたちも含めて好きなのはもうやむを得ない感情ではあるのだけど（お許しください）、これがあの「考察」とは地続きであること、せめて己が何を消費しているか、には自覚的でありたい。推しをどのように推すのかは常に道徳心との戦いなので…。

白くま @srkm_hype

でも「仏像に俗世の値段を勝手に付けて己の信仰への理解が深まったかのように思う」のと「仏像を美しいと思うこと」には、やっぱり何らかの違いがあるとは思うんですよ（これは全て喩え話です）

白くま @srkm_hype

※神格化しすぎるのも「実在するひと」への姿勢として異常なのは自覚しているのですが、あくまで内心の信仰ですのでご容赦ください（本人に投げつけたりはしないよう心掛けたいです）