愛してるって言って！

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「愛してるって言って！」|ささもり #wtプラス その言葉を聞いた瞬間ピタリとフリーズするささもり。固まったままキューっと顔が赤くなり、何か我慢をするように口を結ぶ「ひさと？大丈夫？」「ぁ…」「じゃなさそう」変なこと言っちゃったな、と彼女が呟く声に我に返ったささもり、彼女をじっと見て

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「俺のこと、からかってる…？」と訝しげに伺う「からかってないよ！」「俺がそういうこと言えないの知ってるでしょ？」「うん、すごく知ってる」即答されたささもりは大きなため息、真顔で頷く彼女を恨めしい顔で見やる「知っててなんでそんなこと」「たまには言葉にして欲しいなって」「俺、

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いつもナマエのこと好きだって伝えてるつもりだけど」一丁前に反論かますささもりに、好き、は言えるのにその先はどうして言えないの？とは言わず「ちぇ、胸キュンしたかったなぁ」わざとらしくいじけて見せる「ま、いいか、もうこの話はおしまい」と彼女が立ちあがろうとした腕を

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ささもりがぐい、と引っ張る。思ったよりも勢いがよく、視界にはささもりひさといっぱい「あ、愛してる、っよ…！」「ぅわ、えっ…？！」絞り出すようにでたセリフを理解する前に、恥ずかしさの限界でそのまま抱きしめてくれちゃうできる男・ささもりください

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「愛してるって言って！」|あらふね #wtプラス 「なんだよ急に」特に驚くわけでも恥ずかしがるわけでもなく、真顔で返され、こっちが恥ずかしくなる「たまには確かめたくて…」負け惜しみのようなセリフにあらふねが「たまには？」と反芻する「俺がいつもお前に愛を表現してないってか？」「好き、とか

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いわないじゃん」「はぁ…やれやれだぜ」海外ドラマさながら、両掌を上に向け目を閉じ首を横に振る「毎日愛し合ってるだろ」「っ？！」そう言ったあらふねの手はするりと彼女の服の下に入り込む「どこ触ってんの」「愛して欲しいんだろ？」ニヤニヤしながら弄る手は止まることを知らない。

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擽ったさが、蜂蜜を流し込んだみたいに甘くどろどろに溶けていく「愛してるぜ」額を合わせた距離で囁くあらふねの口付けに、参りましたの意を込めて応える。

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「愛してるって言って！」|みずかみ #wtプラス 黙ったままこちらを見てくる彼の目は「いらんこと言い始めた」と言っている。そんな態度は最初からわかりきっていた、めげない「言ってほしいな？」「言って欲しいんか…」コクコク、と頷けば「いつも伝えとるつもり、なんやけどなぁ」そう言った彼の顔は

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いたずらに笑う「え、いつ」その先の言葉は全部みずかみの唇に奪われる「いま、とか」離れた隙間でまた塞がれる唇に抗議はできない。気づけば深くなっていくソレに彼の胸を押しやり抵抗をしてみるも、奪われた腕はみずかみの首に巻きつけられる「伝わってへん？」120%伝わっているのに、そんなことを

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わざわざ聞いてくる意地悪な男「言葉にしてっ」息を吸う代わりに投げた言葉はまたみずかみの唇が奪っていく「な、言葉にするより伝わるやろ」「…ずるい」甘い猛攻が終わり、余裕そうなみずかみに不満な顔を向ける「ずるいんはお前や」「なにが」「『さとしくん、愛してるって言って』ってなんやねん、

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かわいすぎるやろ、あほか」ぱちん、と額をはたかれたけど全然痛くないし、なんならさっきまで涼しい顔してたみずかみがちょっと顔赤いの、やっぱりあなたの方がずるいよ

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「愛してるって言って！」|おき #wtプラス 目を丸くして「なんて？」そしてすぐに半笑いになるおきにさっきの言葉を繰り返す「おれを困らせようとしてるん？」「真剣に言って欲しくて言ってる」「え〜〜？」ふざけてサクッと言ってくれそうなのに渋るおきにちょっと不安になってくる「言いたく

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ないの…？」「うーん、言いたくないと言えばそう、なんやけど」歯切れ悪く肯定するので彼女の顔がどんどん曇っていく「って、いや、言えへんのやなくて！」今にも泣き出しそうな彼女に気づいたおきが慌ててさっきの言葉を取り消す。あわあわ、と聞こえそうなほど手を空で切るもんだから

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彼女の方が目を丸くする「今は、言いたくないんよ」「今は？」はて、と首を傾げる彼女と同じ角度におきも首を傾げる。斜めになった世界に二人でふふ、と笑えば「やっぱりちゃんとしたタイミングで言わしてほしいなぁて」イマイチまだピンときていない鈍感な彼女に苦笑いがこぼれ

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「ほら、プロポーズ、とか？」珍しく照れたように俯くおきが「なんかロマンチストなこと言うてもうたなぁ」なんて呟く。胸の奥がきゅーっとして言葉が出なくなる

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「せやから、お預けさして？」「ずっるい…」「アハハ、そんなかわええ顔しんといてや」頭を撫でるおきのこと、もっともっと好きになっちゃうじゃん

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「愛してるって言って！」|かげうら #wtプラス 盛大な舌打ちとこれでもかと睨みつけられ、言った手前少し後悔する「ごめん、なさい」何も悪いことなどしていないのに、と思っていれば「そうだな、悪いことなんてしてねえよな」かげうらのSEにギクリとした後、おとなしく謝罪を重ねる「きっと

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あらふねとか鋼は言ってくれるのに」ぼそりと呟いた友人の名前に「何で今あいつらの名前が出てくんだよ」こちらをさらに睨みつけてくるかげうらの瞳に反射で謝る、もはやこれでは謝罪ロボットだ。そして諦めという文字が浮かぶので「も、もう大丈夫かな！てか言葉で気持ちを計ろうなんてっ、」

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早口で捲し立てた言葉は途中で彼に遮られる。視界には不機嫌な彼氏、離れた唇で初めてキスをされたことに気づく「満足か」言葉とは裏腹に、まだ少し腑に落ちない顔をした不満げなかげうらの声が至近距離で聞こえる「う、あ、」突然のことにパニックでうまく口が回らない。顔に集まる熱があつい、

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口をぱくぱくしている彼女の様子に眉を顰めたかげうらが「足りねえのか」返事をする前に塞がれた唇、腰に回ったかげうらの大きな手に力が入る「俺も腹が減ったから食わせろ」不機嫌な狼は満足そうに笑う

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「愛してるって言って！」|あずま #wtプラス 何を言われたのか理解した東が思わず苦笑いをこぼす「急にどうした」「言えないの？」東の問いには答えず圧をかける彼女にハハ、と笑い声までこぼれる始末「言って、でいう言葉でもないだろ」「普段からも言わないのに？」「俺、何かしたか？」気に障る

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ことをしてしまったのか、ご機嫌が悪い彼女に探りを入れるも「別に怒ってるわけじゃないよ」「そうなると余計にまいるな」「言ってよ」圧というよりもはや壁のような彼女に笑いながら、どうするかと考えているところに机に置かれた彼女の携帯のディスプレイが光る『東くん、言った？』メッセージの

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送り主は沢村、慌てて携帯を掻っ攫う彼女の姿に東が「なるほどな」と呟く。苦笑いだった表情は穏やかな笑顔に変わっていくが目は笑っていない「沢村か」「いや、これは」「いいんだ、良かったよ。何かあったのかと心配してたんだ」声色もいつもの優しい東なはずなのに何も言えなくなる

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「俺で遊んでただけ、だよな」「えっと、」取り上げた携帯がブブと鳴る「沢村はなんて？」「…ごめんなさい！はるあきくんはどうするかなって響子と話してて」「いいんだ、俺は怒ってないよ」そう言いながら東の手が彼女の体を押し倒す。ぽす、とベッドに着地する体と見下ろすあずまはるあきは

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お面のような笑顔を貼り付けている「ご、ごめん、て」「謝らなくていい、体で返してもらおうか」いつもより強い力で手首を絡め取られる。噛み付くように首筋に歯を立て、嬌声がスタートの合図。やっぱり少し治安の悪いあずまはるあきが好きです

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「愛してるって言って！」|よねや #wtプラス 「愛してんよ」ちょっとだけ予想していたけど、簡単に口にしたよねやに不満げな顔を向ける「なんか軽い」「すっげぇ心こもってるじゃん」愛されてないと思っているわけじゃない「恥ずかしがる陽介が見たい」「なんじゃそれ」いつも余裕綽々で、欲しい言葉も

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全てくれる。でもたまには顔を赤くして私に振り回されて欲しい「お前はなっんもわかってないな〜」「なに？」わざとらしく大きな声とため息、漆黒の瞳がこちらを見る「愛は言葉で伝えるもんじゃねーのよ」そういったよねやが触れるだけのキスを落とす「伝わるっしょ？」「……軽くない？」

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素直に頷くのも癪で天邪鬼な返事をしてしまう。まさかそんな返事が来ると思ってなかったのか、よねやは一瞬驚いたような表情を見せ、すぐにいつものいたずらっ子の笑顔を見せる「と、思うじゃん？」「え」かぷりと食われる唇、

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気づけば頭はがっつりよねやにホールドされ、さっきと打って変わって深くなる。これから起こることを頭が理解して、心臓が早くなる「んじゃあ、深くどろどろに愛を伝えましょーか」言葉なんて最初からいらない

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「愛してるって言って！」|すわ #wtプラス 咥えたタバコがポトリと落ちる「火、ついてなくてよかったね」言った本人がテーブルに転がるタバコを、所有者の口に戻す「いや…どういう意味だ」ようやく頭が回転したらしいすわは少し顔が赤い「そのままの意味。言って欲しい」「なんか…我慢させてんのか」

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少し歯切れ悪くそんなことを言うもんだからおかしくなって吹き出してしまう「なに笑ってんだてめー」「え、だって、私が寂しすぎて変なこと言いはじめたとか思ってる？」「ああ、違うのか」困惑するすわを尻目に「ただ単純に言葉にして欲しいなって思っただけ。ダメ？」「ダメ？じゃねーよ」すわを

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見上げる頭を軽く小突かれ、肩をすくめて見せれば「一回しか言わねーぞ」って準備運動始めるので「うん、うん！」ワクワクしながら待っていれば「愛してる」急接近のすわの顔と、想像の数百倍トキメキを覚えるセリフに、彼女の方が恥ずかしくなる「手、どかせ」

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顔を覆った腕は最も簡単に取り上げられ、もう片方でタバコの火を消すすわの薄い唇が自分のものと重なる「言わせたんだから覚悟しとけよ」そのままベッドに体は沈む

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「愛してるって言って！」|とうま #wtプラス 「愛してるぜ」「だよね、そうだと思った」ニヤついたとうまに落胆の彼女「愛してなくても言えるタイプの人間だったね」「おいおい、それは言い過ぎじゃねぇ〜の？」「でも実際ふゆしまさんにだって言えるでしょ？」「隊長のことは愛してっからなぁ？」

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のらりくらりと答えるとうまに難しい顔の彼女「もしも俺がお前だけしか愛さないってなったとして、まずやることはなんだと思う」「えー？なんだろう」「この部屋から出さない」ニヤリと笑ったとうまの言葉は嘘かホントかわからない。背筋がゾワ、とするのに彼から目を離せなくなる

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「ベッドにくくりつけて、俺の許可がなければなにもさせない」「え、」「もちろん俺以外と連絡なんてさせないし、キスもセックスも俺がしたいときにする」「なにいって…」とうまの笑顔に釘付けになっていたところに腹部にヒヤリとした感触、彼の手が弄るそれは普段なら笑いながら静止するのに、

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今は何もできなくなる「いいんだぜ、そうしても」「ちょっ」ズイ、と近づくとうまの顔に思わず目を瞑るが、いつまで経っても予想した感触はない。おそるおそる目を開ければ鼻先が触れるほど近くにとうまがいる。その顔はさっきと打って変わり、ふにゃりと笑う「俺の愛、伝わっただろ？」「っばか！」

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思わず抱きつく彼女の背中をゆっくり撫でながら、満更でもないんだよな、って思ってるとうまがいて欲しい。