ﾋﾟと組織部下ちゃん

マキノ @ym0x0mk

ジープの揺れが激しくていつもまともに喋れなくなるくらい酔ってる部下ちゃん、後部座席で青ざめてぐったりしてる姿をバックミラー越しに見たpngは運転席で爆笑してるけど、いざ本当に吐きそうになってたら「ふざけんじゃねェお前早く言え！」って急ブレーキかけて部下ちゃん抱きかかえて外に走ってる

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「足手纏いになったら即コロす」って任務の度にpngに圧かけられてる部下ちゃん、隠密行動はともかく射撃や体術は不得意で戦闘では殆ど役立たずだし、体力も無くておまけに足も遅いから（今度こそころされる…）と思うのに「鍛え方が甘ェんだよノロマ」っていつも軽く頭叩かれるだけで終わって困惑する

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交通安全動画のお手本みたいに慎重な部下ちゃんの運転に貧乏ゆすりが止まらないpng「お前まさか今日初めて運転席に座ったってわけじゃねェよな？俺を寝かしつける気かよ」って悪態ついて欠伸してるけど、部下ちゃんが小ーーさい声で「ほんとうに寝ててくれたらいいのに…」って呟くのを聞き逃さないし

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真顔でしばらく沈黙したあと組んでた足をおもむろに崩したかと思えば、シフトレバーを越えて運転席側に強引に体を寄せてきて、ハンドルを握る手を上から押さえつけて逃げられないようにしてからゴツゴツした靴底で部下ちゃんの足ごとアクセルペダル踏み込むから叫ぶ

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ネームド幹部の恐怖レベルがgin＞pngなので組織の集まりではずっとpngの陰に隠れて小動物みたいに縮こまってる部下ちゃん、気を良くしたpngが「おいおい、うちのBebeがビビっちまってるじゃねェか…もっとお行儀良くしてやってくれよ」ってginにドヤ顔するけど

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「ハッ、ガキが愛人ごっことはな…反吐が出るぜ」「あン！？！」ってすぐ挑発に乗るから勢いで弾き飛ばされて後ろの壁に頭ぶつけるし、近くで見てたvrmtとkirが「ちょっと…その可愛いBebeが蔑ろになってるわよ」「怪我はない？」って優しい

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反抗組織の一人を追い詰めた末に銃サツしたpng、至近距離で一部始終を見ていた部下ちゃんがやけに静かだからサングラス越しに様子を窺ったら、横たわる亡骸には見向きもせず顔に跳ね返った血を手のひらで拭って「きたない…」って拗ねた子供みたいな顔で呟いてて（ヘェ…）って意外そうに片眉上げてる

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「お前くだらねェことで怖気付く癖に人ゴロシは許容範囲なのかよ」って言ったら、きょとんとした顔でpngを見て小さく頷いたあと「でも、どうせならピストルより薬や毒の方がいい…静かだし、血で汚れないし…」って平然と答えるから喉の奥で笑って「大人しそうな顔して物騒な女だな」って目を細めるし

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そんなpngを見上げて不服そうにしてる部下ちゃんの白い頬に残った血痕を親指で拭い取りながら「なら次のターゲットはお前の好きな毒サツで葬ってやるよ」「好きとは言ってない…」「同じようなもんだろ」って機嫌良さそう

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ﾋﾟとパシブ潜入中の部下ちゃん、急ぎの用事で階段を駆け下りてたら足を踏み外して大きく揺れる景色に思わず目を閉じるけど、強く床を蹴るハイヒールの音が聞こえたと思ったら重力に従って傾いていた体が持ち上げられる感覚がして、薄目を開けたら見覚えのあるブルネットの毛先が視界に入って呼吸が止

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「あっぶ…ね……な、かったわね、…大丈夫？」って崩れかけた口調を咄嗟に誤魔化した声で我に返るとストライプ柄のブラウスの袖から覗く片腕にしっかり抱きとめられていて、ゆっくり視線を持ち上げたら至近距離で靡く空色のスカーフの隙間から見えた喉仏がごくりと動くから

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“彼女”の中に潜むﾋﾟの存在を嫌でも意識してしまうし、眼鏡のフレームの奥にあるアイスグリーンの瞳が今この瞬間だけ本気で動揺した様子で震えてるのがわかって無意識にキュン…とする部下ちゃん（……キュン…？）

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数秒後にはパッと体を離されて、いつもの涼しげな表情に戻ったｸﾞが「もう、気を付けるのよ」って呆れた声で肩を竦めて、そのすぐ隣にいたﾅｵﾐが「二人とも怪我がなくてよかった！」って安心したように笑うけど、上の空でお礼を告げながら

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心臓の辺りを手で抑えて（きゅん………？？？？）って深刻な顔で首を傾げるから、そんな部下ちゃんを見たｸﾞとﾅｵﾐもつられて「「…？？」」って首を傾げて、しばらく無言で見つめ合いながら全員で（？？？）ってなっててなんかかわいい

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ﾋﾟの大きな口から覗く尖った犬歯にこっそり性癖を擽られてる部下ちゃん、具沢山の分厚いベーグルサンドにかぶりつく様を目をまんまるくして見つめてるから自分の食事がおろそかになってるし、「…いつまで見惚れてンだよ、あと5分で移動するからな」って凄まれて

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手に持ってたパンを急いで頬張るけど、必死な顔して食べ進めてるわりにﾋﾟの半分くらいの面積しか齧り取れてないからかわいいし、口いっぱいに含んだせいでなかなか飲み込めなくてちょっと苦しそうにむぐむぐ咀嚼してて、無言で飲みかけのペットボトルの水を投げてやりながらなんかムラついてるﾋﾟ

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パシブ潜入初期の頃に慣れないレディースのヒールパンプスで靴擦れを起こして誰にも気付かれないように小さく舌打ちしてるｸﾞﾚ、休憩時間に席を立って人気のない場所で足を休めた後、コーヒーをいれてデスクに戻るとキーボードの横にサポートエンジニア達から提出されたファイルが山積みになってて

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片手でパラパラとめくりながら軽く目を通して確認してたら、部下ちゃんの分のファイルに資料と一緒に絆創膏が挟んであるから静かに息を呑んで後ろを振り向くけど、当の本人は素知らぬ様子でサポートエンジニア席の隅っこに座ってPCに向き合ってるし、視線に気付く気配もないから拍子抜けする

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暇潰しがてら暫くそのまま観察してたら、ろくに休憩も取らずにエラーのポップアップが幾つも重なる液晶画面を見つめて一人でウンウン唸ったり、キーボードを撫でるように慎重にコードを打ち込んだ後に微かに鼻息荒くして何か嬉しそうにしてたりするからカップで口元を隠しながらちょっと笑ってるｸﾞﾚ

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仕事中に少し席を外して追加の資料を両手に抱えて戻った部下ちゃん、席についたらデスクの上に見覚えのないチョコレート菓子が転がってて不思議に思うけど、すぐそばに添えてあった走り書きのメッセージのサインを見て一瞬呼吸を忘れるくらい驚いて

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パッと顔を上げたらメインモニターの真下にある広々としたデスクの立派なオフィスチェアに腰掛けてこっちを見ていた“彼女”がまるで映画に出てくる名女優のような美しい所作でウインクするから肩が震えるし、その一連の仕草があまりにも様になってて耳まで真っ赤にしながら下唇噛んでる

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深夜にシャワーを浴びて下着姿のまま水を飲んでたらノックの音と同時に外から「ハァイ、私だけど…ちょっと開けてくれる？」ってｸﾞﾚの声がして、慌てて服を着ようとするけど返事も待たずに本人の指紋認証でしか解錠できないはずの部屋の鍵が開いてハイヒールの足音が近付いてくるから焦る部下ちゃん

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咄嗟に近くのバスタオルを手繰り寄せて「ま、まだ服着てな…っ」って涙目になる部下ちゃんに「いいのよ気にしないで、私たち“女同士”なんだから」って無茶苦茶言うｸﾞﾚ、タイトスカートのままソファにドカッと腰掛けて「はいこれプレゼント」って高級ランジェリー店のショッパーを片手で投げてくる

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視線に促されて怖々中を覗いた部下ちゃん、入っているものを見るなりバッ！てすぐ袋の口を閉じて「むり…！！」って必死に首を横に振るけど「ンー？なぁに」って聞こえないふりされるし「だって…これ、さ、サイズが違「わないはずよ、ホラよく見てみて」って絶対誤魔化されてくれない

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「近頃ここでは残業続きだし、休日は組織の仕事があるしで、疲れてるのよ。たまにはご褒美があったっていいでしょう」って甘い目尻にじっとり見つめられたらもう逃げ場がなくて、諦めてショッパー片手にバスルームに引っ込もうとしたら「あらどこに行くの？…ここで着替えりゃいいだろ」って急に素

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結局その場で着替えさせられるけど、一部始終を彫刻のような真顔で見てるだけで何も言わないから沈黙に耐え切れなくなって感想を求めたら「アーー、70点」ってなんの感慨もなさそうに言われてムッとした部下ちゃん、その際どい格好でまだｸﾞﾚの姿のままでいるﾋﾟの膝に跨って上目遣いで睨みながら

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「部下としては70点で、…恋人としては、何点ですか…！」って唇を尖らせるから、ｸﾞﾚのウィッグとメガネを雑に投げて雄の顔になったﾋﾟに「…カンペキ」って舌なめずりされて呼吸ごと奪うようなキスをされた後いつもより激しめに抱かれる