全肯定溺愛お母さん系ヤンデレ・敷峯葦野

えびしま @abcMaaaaa

怖くないヤンデレ……？ 朝起きて台所行ったら、割烹着を着た知らん男に「あぁ、おはようさん。あんまりお寝坊さんなのもあきまへんよ？朝ご飯できとるから顔洗っといで。ほんで、散らかった部屋も午前中に片しとき。それが終わったら、一緒に退職届書こな」って言われる……？ おかあさん……？

えびしま @abcMaaaaa

間違って「お母さん」って呼ぶと、慈愛溢れる笑顔とドロドロに濁った瞳で「もう……甘えたやなあ。しゃあないからお母さんでもええよ。おいで、耳掃除したるから。ほ〜ら、お母さんに全部任せよなぁ〜」って膝をぽすぽす叩いて受け入れてくれる あの人を徹底的にダメにして手に入れるヤンデレ

えびしま @abcMaaaaa

機嫌悪いと「どないしたん？」って心配するし、八つ当たりすると「はよ元気出して？な？」ってシュンとしながら引き下がるし、部屋に閉じこもると「お夜食作ったからねぇ」って手紙付きの夜食を扉の外に置いておく 全肯定お母さん系ヤンデレに甘やかされて、まともな社会生活を送れなくなるあの人

えびしま @abcMaaaaa

いつも溺愛お母さんフェイスだけど、「もうおねむの時間やねぇ。一緒に寝よか……あぁ、今日は“こっち”がええんやね？なーんも恥ずかしがる事あらしまへん。朝までぎょうさん甘えたってなぁ？」って急に男の顔になるお母さん系ヤンデレ……

えびしま @abcMaaaaa

初対面の男でもいいけど、元々かなり嫌味な、習い事の先生のお弟子さんでもいい 「あんさん、ちーっとも上手なりまへんなぁ」だの「できひんのやったら、どきなはれ。全部うちに任せよし。今回だけやさかい、次はありまへん」だの、常にピリピリしてる こんな嫌なヤツが溺愛お母さん系に！？なんで！？

えびしま @abcMaaaaa

ずっと先生のもとで弟子を続けているが、思うように結果に繋がらない その焦燥を、あの人に嫌味としてぶつけてた最低なヤツ でも、あの人は嫌な顔一つせず「厳しいけど、凄い人だから」って尊敬してる その心根の清さを目の当たりにして、己の行いを心底恥じ、あの人への接し方を改める

えびしま @abcMaaaaa

そこから普通に歩み寄ればいいのに、「あの子は苦手なことが多いんやし、代わりにうちが……」って色々やってるうちに「この子、ほんまに心配やわ」「うち以外の誰かに頼るなんて許せへん」と悪化していく だから最終的に、誰よりも甘やかして依存させて堕落させる これだからヤンデレはダメ

えびしま @abcMaaaaa

あの人が知らん男と歩いてると、「あらあらあらぁ〜」って近付いてくるお母さん系ヤンデレ あの人に「隅に置けんねぇ？お付き合いしとるん？」って聞いた後、隣の男に「あぁ、ちゃいますよなぁ？だってこぉんな男前の話、うち聞いたことあらへんもの。早とちりしてもうて、堪忍え」って微笑む

えびしま @abcMaaaaa

「うちの名前？あれあれ、申し遅れましたわぁ。敷峯葦野、いいます。“あしの”やのうて“よしの”。小難しい名前ですんまへん。“あし”は“悪し”に通じるさかい、“よし”で縁起担いどるんどす。なんやうち、鴨川の葦っ原に捨てられとった子ぉらしいですわぁ。……なぁんて、なあ？」 twitter.com/abcMaaaaa/stat…

えびしま @abcMaaaaa

「全肯定溺愛お母さん系ヤンデレ」こと「敷峯葦野(しきみねよしの)」 和装でしゃなりしゃなりと歩き、白檀と樟脳の匂いがする 家では割烹着でテキパキと家事をこなし、おばんざい屋のようなおかずを作り置きする葦野ママ 一度でも甘えてしまうと、絶対に抜け出せない愛の底なし沼に引きずり込まれる

えびしま @abcMaaaaa

普段は和装の良き“お母さん”だけど、あの人の好みに合わせて幅広いファッションに順応する、“都合のいい恋人”にもなる その徹底ぶりに周囲は恐れをなし、影で「あん男は化狐みたいやの」と囁いている 葦野自身は「あの子の望む姿が、うちのほんまの姿ですわぁ」とまるで気にしていない

えびしま @abcMaaaaa

あの人のお見合いを知った葦野ママ 「お着物はこれが似合いそうやねぇ」とわざと似合わない、派手なだけの着物を選ぶ 着付ける時も、わざと衿を抜きすぎにして下品な印象にする 笑いながら「あんじょうお気張りやす」って火打ち石をカチカチ鳴らして見送ってくれるが、目は全然笑ってない

えびしま @abcMaaaaa

歩き出したあの人をふと呼び止めて、「……せや。今日は一日家に居るさかい、おやつ作って待ってようなぁ。何がええ？お見合い頑張ったご褒美に、何でも作ったるからねぇ」と優しい声で言う お見合いが上手くいっていたら、おやつの時間には帰ってこられない 絶対に帰ってくると分かってて言っている

えびしま @abcMaaaaa

帰宅後、あの人が玄関でバターッと倒れていると「もう、はしたないわぁ。はよお風呂入り。……ふふ、うちが運んであげよか？どこに運んで欲しい？こう見えてちゃあんと力はあるんよ？試してみよか？ほんならお布団でええね？お化粧も落としてあげようなぁ？……あらぁ。残念」ってクスクス笑う葦野ママ

えびしま @abcMaaaaa

葦野ママ、あの人には激甘だけど近付く男への牽制がえげつない 「あらぁお兄さん、あの子が好きなんやねぇ。そらよろしいなぁ。ほんで、お兄さんはあの子のために何でも出来るんよね？望むこと何でも、なぁんでも叶えてあげられるんよね？……えぇ？なんやの、その半端な返事」

えびしま @abcMaaaaa

「その程度でぴぃぴぃ泣きついて、えらいみっともないわぁ。あぁ、別に責めとりまへん。みぃんなそうやった。何も出来ひんくせに一丁前にあの子を欲しがって……強欲で傲慢で、自尊心でブクブク肥えた豚みたいや。汚らしい、ほんま汚らしい半端もんやねぇ」 葦野ママが言うと説得力しかない

えびしま @abcMaaaaa

敷峯葦野の本質は「才能のない努力家」 無能さを自覚し血の滲むような努力で埋めてきたので、あの人に「無償の愛」信じさせるための努力は惜しまないし、それが「うちはあの子の望む全てになれる」という絶対的な自信になる 暴力的なまでの溺愛を、“お母さん”という糖衣に包んだ愚直で狡い男

えびしま @abcMaaaaa

だから葦野ママに「嫌い」って言ってもノーダメージ 本当に嫌われる事は絶対にしていない、という自信があるから、「あらどないしたん？煮物の味付け嫌やった？あぁ、昨日のお鍋に春菊入れたん怒ってるんやね？」って申し訳なさそうな顔して、ニコニコ笑って甘やかしておしまい

えびしま @abcMaaaaa

葦野ママのせいでまともな社会生活を送れなくなったあの人、場合によっては「あなたのせいで……」と愛憎入り混じった感情を抱くことになるので、葦野ママを殺めてしまっても不思議ではない 多分、それでも葦野ママは嬉しい あの人の心の傷になるか楔になるか、どんな形であれ唯一無二の男になれるから

えびしま @abcMaaaaa

葦野ママの弱点は「あの人に酷い態度を取っていた頃の出来事を話題に出されること」 あの人に「葦野さん、昔は冷たかったよね」と過去の話をされると、「あ、あん時は……もう！いけずやわぁ。せやから今、こうしてなぁんでもしてあげたいんよ」と眉をハの字にした困り顔でデザートを切り分ける

えびしま @abcMaaaaa

月に一度、パーカーにジーンズ姿で「今日は近所の草むしりの日やさかい、夕方までには帰るからねぇ。お昼ご飯、チンして残さず食べてなぁ？あらあらもうこんな時間やわ……」とママチャリで出かけていく葦野ママ 野菜を沢山抱えて「食べ盛りの子が居る〜て言うたら、こんなに貰てもうた」と帰ってくる

えびしま @abcMaaaaa

葦野ママは「ええ子やねぇ」と徹底的に甘やかして堕ちてくるのを待つ蟻地獄系ヤンデレ 勝率が高い分、計画が総崩れになると極めて危険 壊れた葦野ママに、「悪い子や。男はえらい怖いもんやって散々教えたのになぁ。すーぐお外で男引っ掛けよる。ちゃんと教えなあかんねぇ」と壊れるまで甘やかされる

えびしま @abcMaaaaa

葦野ママ、「あの人に酷い態度を取っていたツンドラ期」「あの人を全肯定して甘やかす溺愛期」の中間に、「あの人に優しくしたいけど上手く出来ないツンデレ期」があるかもしれない……？ツンデレ葦野ママ？すごく良いです

えびしま @abcMaaaaa

「あらぁ？別にあんたに用意したわけやないけど、うちはもう要らんからなぁ？こんなもん欲しがるなんてなぁ？」だの「あんた、なぁにウロウロしてはるの。邪魔やさかい、これはうちがやりますわぁ。…あ…邪魔やのうて…そんな顔せんで…」だのキツく言って、あの人の傷ついた顔を見てオロオロしてそう

えびしま @abcMaaaaa

葦野ママはあの人の運動会に重箱弁当を作って場所取りするタイプだし、あの人の家族が急に入学式とかに行けなくなった時は、「紋服すぐ用意できるさかい、うちが代わりに行きますわ。だぁれも来んと寂しいやろし…」ってすぐ行く だからあの人の家族からは親戚みたいな扱いを受けてる

えびしま @abcMaaaaa

料理でも何でも人並み以上にこなす葦野ママ 実際は何でも人並み以下の不器用な人だから、努力でカバーしてるだけ 初めて作るものはドン引きされる＆笑われるほど酷い出来なので、一人で死ぬほど練習してからあの人に出す 「葦野さんって何でも出来るね〜」とあの人がニコニコ笑ってたら及第点

えびしま @abcMaaaaa

涼しい顔で「うちに任せてええんよ」って言いながら、実際は「あらあら…こらぁ大変やわ…」って家中とっ散らかしてオロオロしながら習得する 「才能のない努力家」はそれを長年積み重ねて、あの人にとって完璧な「葦野ママ」になった 本当はあの人の方が器用なのに、常にそれを上回るよう努力してる

えびしま @abcMaaaaa

あの人は大抵のことを一人で程々にこなせる能力はあるけど、尋常じゃない努力で先回りした葦野ママに全部お世話されて、「私は葦野さんがいないと何も出来ない」と思い込んでいる 「駄目やなんてことありまへん。あんたはちょーっとだけ、これが苦手なだけやさかい。ほら、うちに任せよなぁ？」

えびしま @abcMaaaaa

ドタバタ帰ってきたあの人に、「葦野さん！どうしよう！友達に彼氏いるって嘘ついたら会いたいって！お願い葦野さん！」と言われる葦野ママ 「もぅ〜！あんたなぁ…言うてもしゃあないから行くわ、いつ？うちはお洋服で行けばええんやね！？」 授業参観のプリントを見せ忘れたときのお母さんの反応

えびしま @abcMaaaaa

「今日は遅かったねぇ。どないしたん。電話もなかったし、何かあったんかと……。そう。ならええけど。心配したんよ。あぁ、晩ごはん食べて来たんやね。ほんならこれ、明日のお弁当に詰めたげるからねぇ。今お茶淹れよか。デザートなら食べる？」って言ってる間ずーっと包丁研いでる葦野ママ

えびしま @abcMaaaaa

葦野ママに甘やかされたあの人は婚活も合コンも上手くいくはずがなく、帰り道泣きたい気持ちを堪えて改札を出て、葦野ママに「迎えに来て」とメッセージを送る 直後、「もう来とるよ」という声がすぐ傍で聞こえる 「驚かせて堪忍なぁ。そろそろかなぁ思て。お腹空いとる？帰ったらお夜食作ろか？」

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「今日のお靴疲れたやろ？歩きやすいの持ってきたからねぇ、履き替えるとええわ。はい、上着もあるからねぇ。あったかくして帰ろうなぁ。……せや、コンビニで何か買ってこか。ふふ、たまにはそういうんも楽しいなぁ。うち、今日はお酒でも買うて帰ろかなぁ。ほら、早よ行こ？」

えびしま @abcMaaaaa

葦野ママの依存テクニック 『全肯定しつつも適度に小言を入れる』 全肯定ばかりだと、あの人は「これは異常だ」と早い段階で気付く だけど、小言というクッション材を入れると「たまに口うるさいけど心配してくれてるんだな」と全肯定の異常さが緩和されてしまう あの人をダメにする究極の甘やかし術

えびしま @abcMaaaaa

葦野ママの小言 「大丈夫て、あんたなぁ。もう少ぉし、危機感いうんを持たなあきまへん。男はオオカミやって、よく言うやろ？…古臭い？笑てる場合やありまへんよ。…まぁ！関係ない、なんて酷いやないの！うちはただ心配で…もう！今日という今日は、ちゃあんとうちの話、聞いてもらいますからね！」

えびしま @abcMaaaaa

一般的なヤンデレの行動を知った葦野ママ、「は〜…えらい恐ろしいことしはりますなぁ」って本気でドン引きする かと思いきや「そらぁ嫌われてもしゃあないどすなぁ？うちにはよう分かりまへん。なんや自業自得で笑てまうわぁ。あんた、おもろいお人やねぇ」ってよく研いだ言葉の包丁ブッ刺してくる

えびしま @abcMaaaaa

内心、「あんたの行動ほんまきっしょいなぁ、聞きたないわ。あぁ…うちのあの子があんたみたいな男に目ぇ付けられたらどないしよ…。そんなん想像させんといておくれやす。ほんまきっしょいなぁ、早よ去ねや」ぐらい思ってそう 無自覚だけど、うっすら同族嫌悪もありそう

えびしま @abcMaaaaa

洋服姿の葦野ママは、いつもより機嫌が良くて自信に満ち溢れている 何故なら「お洋服はなぁ…よう分からへんわ…」って言って、あの人にコーディネートしてもらうことが多いから 「ふふ。あんたがうちのために選んだお洋服やもの、似合うてるに決まっとるわぁ」

えびしま @abcMaaaaa

あまりに凡庸で何の才能も無いから、基本的に「努力で何とかする」以外の方法が取れない葦野ママ だから意外と脳筋タイプ その辺の人らに恋愛相談されても、「努力してはります？愛が足らんのとちゃいますか？」〜完〜みたいな受け答えしかできない twitter.com/abcMaaaaa/stat…

えびしま @abcMaaaaa

あの人に出会った頃の葦野ママ、あの人の全身をスーッと冷たい目で不躾に眺めた後、「じゃがいもみたいな子ぉやな」って思ってる どんさくて、失敗してもニコニコしてるあの人のことが大嫌い 並外れた努力家だから、己の努力不足を恥じることもしない人間（と葦野ママは思い込んでいる）が許せない

えびしま @abcMaaaaa

あの人が成i人i式の準備してる頃はまだツンデレ期だった葦野ママ 一人で勝手に万全の準備をして「あらぁ？あんたお着物一人で着られるん？着られんやろなぁ？レンタルもまだなんやぁ？しゃあないからうちが、」「は、はい、母の大事な着物、一人では着られなくて…親戚に着付けてもらうんです」って… twitter.com/abcMaaaaa/stat…

えびしま @abcMaaaaa

数年後、「あん時なぁ、ほんまは色々準備してたんよ？でも素直やなかったから、勝手に浮かれて失敗してもうた。あほみたいやろ？」ってくすくす笑いながら告げる 「せやから…今度うちが選んだお着物、着てもらえるやろか？ふふ、理由も目的もあらしまへんよ。二人でお出かけしたいなぁ、思て。ね？」

えびしま @abcMaaaaa

その後、あの人と結婚しても相変わらず甘やかすけど、自覚的に「お母さん」から「夫」の顔になる 「そろそろ新しいお着物仕立てよか。よう似合う反物、見つけてなぁ。…ふふ、今は夫婦やさかい、なんぼ甘やかしてもだーれも文句言われへんやろ。な？」って少しお母さんっぽさが抜けた喋り方になる

えびしま @abcMaaaaa

葦野ママ→「あらあらぁ、うちのお姫さんは何をご所望やろか。お布団まで抱っこしたろかなぁ？なんや恥ずかしがらんでええのに。ふふ（通常運転）」 楊おじさん→「マー！困っタ姫様も居たモンだナ！…ソンなトコも大好きヨ、小姐。僕の小姐。僕ダケの可愛いオ姫様。…ハぁイ！コレでOK？（演技？）」

えびしま @abcMaaaaa

葦野ママは尋常じゃない努力家ゆえに脳筋だし、本質は無能不器用ポンコツだから、家電を叩いて直そうとする 「あらぁ…ご機嫌斜めやわ、そろそろ買い換えんとあかんねぇ」って困り顔しながらバンバン叩いてる エアコンとか高い場所の家電は、丸めたタウン誌で叩いてる あの人は黙々と取説読んでる