おうじ|寒い冬の朝には #wtプラス 深夜勤から帰ってきたおーじ、寝てる彼女ちゃんを見にベッドに即向かう。「かずあき?」「起こしちゃったかな?ただいま」ほぼ布団で埋まっている彼女の声、頭をゆっくり撫でれば起きたての彼女の腕がにゅっと伸びてきておうじの首を捕まえる。「わ」
2024-01-11 23:12:56体勢を崩したおうじが彼女に倒れ込むが、持ち前の反射神経で間一髪彼女を下敷きにすることはなく「何やってるの、危ないよ」彼女を組み敷く形になる。「寒いから一緒ねよ」「帰ってきたばかりだよ」着替えてくるね、と言っているのに首に回した手を離さない彼女。「どうやったら離してくれるのかな?」
2024-01-11 23:12:56「チューして」寝ぼけているのか珍しく甘えたモードの彼女「うちのお姫様はわがままだね」「可愛いでしょ?」答えの代わりにそっと口付けを落とすリアルおうじさまができちゃう、おーじかずあき。
2024-01-11 23:12:57みずかみ|寒い冬の朝には #wtプラス さむ、うっすら目を開けると隣で布団ぐるぐる巻きの彼女と、パジャマ一枚で何もかぶってない自分。「欲張っとんなぁ」寝ぼけ眼で彼女に巻き付いた布団を引っ張ってみるみずかみ。ぐるぐるなので全然引っ張れない、気持ち奪えた布団を本当に気持ちだけ
2024-01-22 02:25:24自分にかけてみる。「おい、もうちょいくれ」ぐいぐいしてみるも彼女も起きないし布団ももらえない。「あ゙〜」もうめんどくさくなって布団ぐるぐるの彼女に思い切り抱きつく。「んん…さとし?」「おはようさん」「なにしてんの」「暖取ってんねん」「ん、」眠いの方が勝ったのか気にせず
2024-01-22 02:25:25二度寝を始める彼女。ちょっと気に食わないみずかみさとし、抱きついた目線に彼女のうなじがあったのでぱく、と噛みついてみる。甘い声が聞こえ、スイッチが入るング。
2024-01-22 02:25:25かげうら|寒い冬の朝には #wtプラス ぱち、と目が覚めると目の前に大好きなかげーらの顔。あ、昨日泊まったんだった、と思い出す。目を閉じてる彼のまつ毛が思ってたより長くて、羨ましいと思いながら、こんな至近距離で寝顔見れるのって彼女の特権じゃん、とちょっと笑っちゃう。起きちゃおうかと
2024-01-24 17:14:52布団から出した手がひんやりとした空気を感じ「さむ」と呟く。もう少しだけ、とかげうら観察に戻る。「まつ毛も長いし、色も白いし、肌もなんでこんなもちもちなの…ズル」ちっちゃい声で喋りながらほっぺ触ってみる。「しかもかっこいいし」普段なら絶対怒られるからこんなこと言わないけど、
2024-01-24 17:14:53黙ってればほんとにただのイケメンなんだよな〜「すきだよまさと〜」って囁いた所でかげうらの顔が歪む。「…そろそろ起きるぞ」ぱち、と目が開いたかげうらと目が合う…まさか?もしかしてずっと起きてた?「なんでおめーが赤くなってんだ」「起きてるとは…」言われた彼も自分も真っ赤で、
2024-01-24 17:14:53あらふね|寒い冬の朝には #wtプラス 「おい、朝だぞ起きろ」「ん、あとごふん」「却下だ、起きろ」毎朝あらふねメソッドによるところで起床時間を決められている。「おめーがダイエットしたいから一緒に走るっつったんだろ」「うるさぁい」それにしても寒い、布団を剥がされているので冷たい風が
2024-01-26 05:41:08ダイレクトに入ってくる。「寒い…凍える…しんじゃう」「俺は行くからな」「てつじのおに!」最初の3日は一緒に走ったもののそこからは毎日この状態。結局彼が帰ってくるまでぐっすり二度寝。「まだ起きてねーのか」ジョギングから戻ってきたあらふね、布団をぐるりとまいた彼女の
2024-01-26 05:41:08幸せそうな寝顔を見て慈しむように笑う。「今も十分に可愛いのにこれ以上可愛くなってどうするつもりだよ」寝ている彼女の額にキスを落として布団をかけ直してあげて、シャワーを浴びに浴室に向かうくらい、スマートイケメンあらふねてつじであれ。
2024-01-26 05:41:08ほかり|寒い冬の朝には #wtプラス ごそごそ、と音がしたので目を開けるとぽかりが起き始めていた。「走り行くの?」「悪い、起こしたか」ベッドから降りようとする彼の背中をぐい、と引っ張って引き止める。「どうした?」「…もうちょっと寝よ」結構強く引っ張ってるのにびくともしないぽかり。
2024-01-28 20:14:18でもこちとら寒い、あったかいぽかりがいなくなると余計に寒い。「寝てていいぞ、すぐ戻るから」そういうことじゃなくて、とわざわざ言うのも面倒で首を横に振っていやいやしてみる。「あつし〜」ふにゃふにゃした声で彼女が呼べばぽかりも観念したようにまた布団の中に戻ってくる。「仕方ないな」
2024-01-28 20:14:19「えへへありがと」横になったぽかりをぎゅ、と抱きしめ、彼の胸元に顔を埋める。ゆっくり頭を撫でてくれる大きな手、あったかくて眠気がまた襲ってくる。「生殺しだな、これは」そっと彼女の頭にキスを落とし、自分も目を閉じて理性を抑え込む健全男子。
2024-01-28 20:14:19いぬかい|寒い冬の朝には #wtプラス 目覚ましの音で目を覚ましてベッドを出ようとしたら隣のいぬかいから阻止される「なにー?」「寒いから出ないで」そのままぽす、といぬかいの腕の中に収まる形に。「二度寝しちゃいそう」「しよ」「すみはるはお休みだからいいけど、私は仕事ー」「休んじゃお」
2024-02-02 15:16:14冗談か本気かわからないトーンのいぬかいの声が耳元でする。すぐに寝息に変わり、昨日夜勤だったからもう少し寝てたいよね、って。家を出る時間まではもう少しあるし、このままでしばらく待ってみようかなと思った矢先、「…っ?!」うなじをいぬかいの舌が舐める。ざらりとした感覚がぞわ、と
2024-02-02 15:16:15鳥肌を立たせるとの同じタイミングでいぬかいの唇が彼女ちゃんの首筋に吸い付いてくる。「ちょっ…なにして」「ん、昨日疲れて夜できなかったから」鳥肌は少しずつその様子を変えていく、彼女ちゃんの声もソレらしくなってくる「ちょっ…ほんとにやめ」「ここでやめてだいじょーぶ?」首だけ回して
2024-02-02 15:16:15くらうち|寒い冬の朝には #wtプラス ピンポン、という音が何度か聞こえ、朝なことに気づく。またピンポン、が聞こえる。「こんな朝っぱらからなに」ぶつぶつ言いながらガチャ、と玄関を開ければくらうちが立っていた。「おはよう」「…おはよ」なぜ?と首を傾げると「遅刻だぞ」「え゙」「追試、
2024-02-03 23:56:13間に合わなかったら卒業できないんじゃなかったか」「あ゙」穏やかな顔のくらうちと正反対に真っ青になっていく彼女ちゃん。「まだ大丈夫…?」「ギリだな」その答えを全部聞かないまま急いで部屋に戻り支度をする。鬼のような速さで支度をして玄関に戻り「準備完了!」「おー早いな。でもマフラー
2024-02-03 23:56:13したほうがいいぞ」首をちょいちょい、と指し、アドバイスをくれる「マフラー!どこ!」踵を返すその腕をくらーちが引っ張り「これでいいだろ」と自分の巻いていたのを首に回してくれた。「さ、行こう」ふわ、とくらうちの匂いがして心臓の奥がきゅ、と縮む。
2024-02-03 23:56:14とうま|寒い冬の朝には #wtプラス 隣で眠るとーまを起こさないようにするりとベッドから抜ける。「さむい…」ソファに投げていたカーディガンを羽織ってキッチンへ、朝食の準備を始める。今日は何もないから卵焼きとお味噌汁でいいか、と小さいあくびをしながらお味噌を溶いていると後ろから
2024-02-11 08:25:37とーまの気配「…重いよ」無言でのしかかってくる彼、おろした髪が首元にかかるのがくすぐったくて身を捩ると許さんとぎゅう、と抱きしめられる。「もうすぐできるから顔洗っておいでよ」「んー」黙ったまま腰のあたりを弄る手が彼女のパジャマの中にするりと入ってくる。「つめたっ!いさみくん、
2024-02-11 08:25:37やめて」「やだ」否定の言葉だけちゃんと言ってくるあたりに癖を感じる。想定通りに手はどんどん上に伸びていく「火ついてるからっ…危ないって」後ろから伸びるもう一方の手がカチ、とコンロの火を消してそのままくるりと体勢を回転させられる。「寒いんだろ、あったまろーぜぇ」
2024-02-11 08:25:37むらかみ|寒い冬の朝には #wtプラス ひや、っとした空気を感じ目を覚ますと隣にいたはずのこうがいない。朝の7時、どこいってしまったのか、ベッドから降りれば、床の冷たさにジンとする。爪先立ちをしてリビングの方へ向かうも、誰もいない。少しずつ不安が募って「ちょっとだけ」と玄関を開け
2024-02-12 08:35:05外に出てみる。冷たい風に負けそうになるもエントランスから顔を出してみる。たった数秒、なのに凍えるほど寒い風に思わず目を閉じる。「彼女ちゃん!」エントランスの向こうから声がしたので顔を向ければ探していたこうがいる「こう、どこ行ってたの」「ちょっと走りにでてたんだ、ごめん」
2024-02-12 08:35:06大した距離でもないのに小走りで駆け寄るこう、両手で冷たくなった手を包み込んでくれる。「早く部屋に入ろう、風邪を引く」ドアを開けて部屋に逃げ込めば風がない分暖かい部屋、こうが背中や肩をさすってくれ、心なしか暖かさが増す。「起きたらいないからびっくりしちゃった」「気持ちよさそうに
2024-02-12 08:35:06寝ていたから起こすのもしのびなくて、ごめん」何度も謝るこうに大丈夫、と言いながらぎゅうと抱きつく。「あっためて〜」「汗かいてるぞ」「だいじょぶ」少し待てば背中に回る優しい掌にやさしい気持ちになる冬の朝。
2024-02-12 08:35:06