「泊めて」 いつもいつもビックリするようなことをやってくるあなただけど、今日ばかりはとびっきり。ブリザード1歩手前の雪の中、よくまあここまで来たものだ。 とりあえず入れてあげ…あれ、部屋の中、こんなに寒かった?それに風の音も… 「…!…!」 あ…違う…この言葉…私が…用意…してた…
2022-12-24 22:00:33泊めてください。聖夜に戸を叩いたのは雪兎だった。幼子の手で造られたが、置かれた窓辺は団欒の灯で暑すぎたそうだ。この家は過ごしやすそう、と言う。飲みかけのシャンメリーと鶏皮の残りを振る舞い床に就く。素敵な夜をありがとう、月光の窓辺で雪兎は眠った。静かな寝息を立て、朝日に溶けるまで。
2022-12-24 22:01:25#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite 参加させていただきます!クリスマスを感じるお題で楽しかったです!ありがとうございます✨ これは同案がありそうだなと思いながら書きました💦異性と過ごせるなら都市伝説でもいい!ってだいぶギリギリな状況ですが……結局は楽しければいいですよね😆 pic.twitter.com/H0jl7V8CG7
2022-12-24 22:01:42「メリー……」 某有名海賊漫画のアニメを見て友人である彼女が泣いている。船が燃えて沈んでいく。 「クリスマスに何してるの」 「ごちそうは?」 「それなりには」 泊めて! ときた彼女。またおばと喧嘩したのかとなりつつ私は彼女を自宅に泊めることにする。 素敵な夜を過ごしてほしいとはなった。
2022-12-24 22:04:28クリスマスイブの夕方、秀多はロールケーキを切り株で模ったブッシュドノエルをテーブルの上に置いていた。 そんな折、チャイムが鳴ったので玄関へ出ると恋人の翔一がシャンパンを持ってやってきた。 「メリークリスマス!」 素敵な夜を過ごそうと、秀多と翔一は肩を寄せ合いながら手を握っている。
2022-12-24 22:08:49「お邪魔しました。メリークリスマス」囁いて彼女は玄関の扉を閉める。彼女が一言「泊めて」と声に出してくれたなら、僕らはまた元のように互いの隣にいられたのかな、なんて。まあ君にはもう新しい人がいるみたいだけど。扉の隙間から見えた、家の前、停められた車を思い出す。素敵な夜を。僕は嘯く。
2022-12-24 22:17:02「もしもし、私メリーさん。今、あなたの家の前に」突然切れた電話に驚き、玄関扉を開ける。すると、メリーさんが表札を見て固まっていた。どうやら前の住人を尋ねてきたらしい。試しに「泊まっていく?」と尋ねると、メリーさんは首がもげるほど頷いた。今日らクリスマス。一緒に素敵な夜を過ごそう。
2022-12-24 22:24:36「泊めてくれる?」君は言わないけど、潤んだ眼で僕を見上げる。ベッドに最上のフワフワな毛布を敷くと、君は嬉しそうに飛び込んだ。「メリーなご様子、何より。素敵な夜を」僕も自分のベッドに潜り込む。一人と思ったクリスマスに、雪を避けて僕を選んだ茶トラな君に僕は明日お別れを言えるだろうか。
2022-12-24 22:33:24ハロウ、素敵な夜を過ごす貴方。朝からすったもんだで掃除をして買い出しをして、愛しのあの子を迎えたのね。羨ましいわ、貴方私のことは一度も呼んでくれなかった。ねえ、今晩私も泊めてくれない。ふふ、お前は一体誰だって?やあね、知らないふりなんて。私、メリーさん。今貴方の部屋の前にいるの。
2022-12-24 22:39:22「メリー…って祝えるかぁ!」 グラスをテーブルに叩きつける。意中の女子をデートに誘うも玉砕したのだ。サークルの忘年会だって。悲しみを堪え「素敵な夜を☆」と返した俺マジイケメン。 ベロベロになった頃スマホが鳴った。 「忘年会、長引いて終電ないの…泊めてくれる?」 俺の聖夜はこれからだ。
2022-12-24 22:46:58#深夜の真剣140字60分一本勝負 ( @140onewrite ) こどもだからって舐めないでよね。 pic.twitter.com/33ck7bkQ3t
2022-12-24 22:48:09#twnovel 「メリークリスマス!」お決まりの台詞とともにサンタクロースが現れた。僕は手にしたボールを命中させ、ゲットする。一晩泊めてあげるとプレゼントを置いていなくなる特別な存在。けれど今回は違った。「素敵な夜を」その言葉を残して彼は消えた。サンタクロースは大人には優しくなかった。
2022-12-24 22:55:14#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite お題: ①メリー ②泊めて ③素敵な夜を #木槿国の物語 船員にとって妓楼も稼ぎ場。 pic.twitter.com/ugGk4NArNA
2022-12-24 22:56:43