『人魚に脚はない』

朴＠色々と限界値 @hzy195

「『運命に会いたい』と彼は泣く」から始まって「きっと、明日の検査でぜんいつの性は」で終わるβ炭×α善のオメガバース　メモ

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オメガバース好きすぎて

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「βの彼らは知らないのだ」

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「αとΩに、運命などない」

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「『男』のβがαに変わるのは、実はそう難しいことではない。だって持っている体の機能はそう変わらない。男子三日会わざればと言うが、ある一定のホルモンを出す機能さえ持ち合わすことが出来れば、あっという間にその第二性は変わる」

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「ただ、それを選択する脳みそを持つβは少ない」

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「魚のようだ。αとΩは簡単にその立場を交換する。元々、彼らは内臓自体は同じものを持ち合わせているのだ。それが環境にあわせてどちらかに寄せて強く立場を定めて成長し発生するだけ。まして、成長期とくればその変化の具合は著しい。ただ、その為に後の環境次第で、反対の性に体が変化することも、

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無くもない、ああ全く、無くもない」

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「魂の番など彼らにはない」

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「運命が欲しい。ああ全く、運命が欲しい。隣の男が憎らしくて堪らない。魂がβを選択しておきながら、強者としてのフェロモンを始終己に浴びせかけるこの男が憎い。お前は運命を持っているくせに、ぜんいつをΩという雌の獣に叩き落とさんとする男が憎い。お前は、どうせ己を置いて、」

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己を選ばないくせに」

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「疲れきっている。項垂れている。俺をこんなにも地に伏せさせておいて、こいつは」

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「ぜんいつはもう、確信している。それでも、こいつのことが好きだ」

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「ぜんいつは、確信している」