
あの人的には、事故以前の三嶋穂貴も記憶をなくした三嶋穂貴も同じ人で自分の恋人だっていう認識も変わらない。 穂貴からしてみればあの人の言う「たーくん」なんか知らないやつだし、重ねられて不愉快。でもあの人のこと好きになっちゃったし、あの人の恋人でありたいとは思ってる。
2023-04-13 00:10:14
もちろんあの人は今でも恋人のつもりだから、穂貴があの人に好きだと伝えればすごく喜ぶ。でも今の穂貴は自意識的には「たーくん」とは別人なので、あの人が「たーくん」に愛を囁く度に、あの人が愛しているのは自分では無いということを実感してしまう。
2023-04-13 00:14:36
事故後の穂貴は基本的に余裕のない性格なので、あの人に「たーくん」ではなく自分を愛してほしいとは言えないし、言えたとしてもあの人は事故前後どちらの穂貴も同じ優しい「たーくん」なので、ちゃんと好きだよ?と返されてしまう
2023-04-13 00:19:07
あの人は無自覚に穂貴に「たーくん」であり続けることを強要してる。穂貴は穂貴で、あの人が「たーくん」を愛している以上、愛を得るためには自分が「たーくん」でいなければならない強迫観念がある。続ける度に自分が「たーくん」ではないことを自覚するし、あの人に愛されないことを知る
2023-04-13 00:23:17
毎晩あの人と一緒にいる幸せそうな「たーくん」の夢を見る穂貴。一人でいる「たーくん」の首を絞めて、無抵抗な「たーくん」を殺す夢を見る。寝苦しくて目を覚ますと自分の手で自分の首を絞めている。自分があまりに無様で滑稽で泣いてしまう。
2023-04-13 02:22:03
いつか隣で寝てるあの人の首無意識に締めちゃっててもいいな、 真夜中に「だか、く、、、、苦し、、」って呻くあの人の声で目が覚める穂貴。いつだかあの人の手首を撫でた時みたいな顔して、ごめんって言うんだ。そのまま顔洗いに行って、リビングのソファで自己嫌悪に苛まれながら夜を明かす twitter.com/2k_wait/status…
2023-04-13 10:11:57
「たーくん怖い夢みたの?」って言ってくれる慈悲深いあの人いる、絶対いる、、 穂貴は錯乱してるから「違う…たーくんじゃない…たーくんじゃない俺はたーくんじゃない違う、ちがう、、俺は……おれは…??」ってなってるし、あの人は意味わかってないから「大丈夫、貴方はたーくんだよ」って言う
2023-04-13 10:16:47
今まで穂貴が「たーくん」を殺す夢だったのに、一件のあとやっと寝れた日から見る夢は「たーくん」が穂貴を殺そうとしてくる夢になる。いらない、いらない俺なんていらない。あの人が求めてるのは「たーくん」だから、俺を殺して「たーくん」に代わるんだ。
2023-04-13 10:21:40