ゲームから始まっちゃうのはダメですか？ 7

ロブロイ @robroy_elcid

1. 史緒里は校門を抜け１人で歩いていた… 史緒里「○○君、どこ行っちゃったんだろ…一緒に帰れると思ったのに…」 そんなことを呟きながら歩いてると校舎の方から声が聞こえてきた… ○○「久保～！」 立ち止まって振り返る史緒里… 史緒里「あっ、○○君！」

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2. ○○は史緒里の元に駆け寄った… ○○「ﾊｧ…ﾊｧ…ﾊｧ…」 膝に手を置き息を整える○○… 史緒里「○○君、どこ行ってたの？」 ○○「どこって保健室にいたよ」 史緒里「えっ！？じゃあ橋本先生と…その…なんかシてたのって○○君！？///」 何故か頬が赤くなる史緒里…

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3. ○○「なんかってなに？俺は先生に腰をマッサージされてただけだよ？」 史緒里「えっ…じゃあ先生とエッ…ｺﾞﾎﾝ…いや、なんでもない…帰ろっか？」 ○○「？？…うん、帰ろう」 ○○は史緒里の様子に違和感を感じつつも２人並んで歩き始めた…

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4. 暗がりの中を２人で歩いてると何かを思い出したかのように○○が口を開いた… ○○「あっ、そうだ！久保に渡したいものがあったんだ！」 そう言うと○○は鞄から史緒里ちゃんへという宛名とモデル２人のサインが書かれた色紙を取り出し、史緒里に差し出した… しかし…

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5. 史緒里「むぅ…」 史緒里はプク顔で○○を睨んでいた… ○○「えっ…ど、どうした？」 訳がわからず焦りだす○○… 史緒里「２人の時はどうするんだっけ？」 不機嫌そうに答える史緒里… ○○（あっ、そういうことか…） ○○「ごめんね…史緒里…///」

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6. 恥ずかしそうに名前を呼ぶ○○… だが呼ばれた史緒里はというと… 史緒里「んふー！覚えててくれたなら許してあげる～！」 興奮気味に笑顔を浮かべていた… ○○「そう…ありがとう。それで、色紙なんだけど…」 史緒里の機嫌が直ったところで再度色紙を差し出す○○…

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7. 史緒里「えっ！？ありがとう！昨日言ったことなのにもうサイン貰ってくれたの？」 ○○「うん、次２人に会えるのいつになるかわからなかったから朝に貰ってたんだけどね…まさか学校にまで乗り込んでくるとは…」 史緒里「あぁ、あれは驚いたね…」

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8. そこから史緒里の家まで麻衣や七瀬、そして突然機嫌が悪くなって帰った美月の話をして盛り上がった… 史緒里「あ～ぁ、もう着いちゃった…」 ○○「学校からそんなに遠くないからな」 史緒里は残念がりながらドアの前まで歩く… 史緒里「それじゃあ○○、今日も送ってくれてありがとう！」

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9. 丁寧に頭を下げる史緒里… ○○「そんなにかしこまらなくていいよ…」 史緒里「ダメだよ、親しき仲にも礼儀ありってことわざがあるぐらいなんだから！」 ○○「急に真面目な話するじゃん…」 史緒里「あぁ！また母親みたいなこと言ってってバカにしてるんでしょ！」

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10. 史緒里は腕を組みプク顔で○○を睨んだ… ○○「ふふっ…」 そんな史緒里を見て笑みをこぼす○○… 史緒里「あ～！やっぱりバカにしてる～！」 頬をさらに膨らませる史緒里… ○○「そんなことないって…」 そう言って○○は史緒里の頬を両手で挟んだ…

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11. ﾌﾞﾌｩｰｰ ! 頬を押されて勢いよく空気を漏らす史緒里… 史緒里「ちょ、ちょっと…///」 史緒里は顔を赤くしながら○○の両手を振り払った… ○○「友達のために真剣に怒ってくれたと思えば、サイン貰えるってわかったら子供みたいに喜んだり…ほんと史緒里といると飽きないわ…」

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12. そう言って振り払われた手を史緒里の頭に置いた… 史緒里「えっ…そ、そんなこと言われたら照れるじゃん…///」 モジモジと俯く史緒里… ○○「いつもありがとう…これからもよろしくな！」 そう言って○○は史緒里の頭をポンポンと撫でてあげた…

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13. 史緒里「はぅ…///」 声にならないような音を漏らす史緒里… そして顔はどんどん赤くなる… 史緒里「う、うん！これからもよろしくね！じゃあまた学校でね！あっ、ちゃんと美月と仲直りするんだよ？じゃあね！」 ﾊﾞﾀﾝｯ ! 急に早口で話し始めた史緒里はそそくさと家の中に入っていった…

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14. ○○「えっ…あっ…またな…」 ○○の言葉は誰にも聞こえることなく虚しく響いた… … 自室に着いた史緒里はベッドに倒れこみ枕に顔を埋めていた… 史緒里「あんなことされたら勘違いしちゃうよ…///」 枕に顔を埋めたまま何度も寝返りをうつように身悶える史緒里…

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15. 史緒里「あっ、でも…これからもよろしくって、一生って意味だったんじゃ…だとしたら…フフフ…ヘヘヘ…」 ○○と別れて数分で史緒里は妄想の世界へと旅立っていった… … 家までの道を歩く○○はコンビニの前で足を止めた… ○○「ワンパターンって思われるかな…」

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16. 悩んだ末にコンビニで買い物を済ませた○○は、自宅へは向かわず美月の家のインターホンを鳴らした… ？？「は～い！」 返事をして出てきたのは美月の母親だった… 美月母「あら、○○君じゃない、どうしたの？」 ○○「あっ、あの…美月いますか？LINEしても既読つかなくて…」

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17. 美月母「美月なら今お風呂に入ってるわよ？」 ○○「あっ、そうなんですね…無事に帰ってたなら良かったです！じゃあこれ渡しといてもらっていいですか？」 ○○は先程買ったものを美月の母親に渡そうとしたが… 美月母「これを美月にあげたら機嫌が良くなるの？」

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18. ○○「えっ！？なんでそれを…？」 魂胆を見抜かれ驚きを隠せない○○… 美月母「ふふっ…母親だもん、娘の機嫌の良し悪しぐらい気づくわよ！」 美月の母親は笑顔で言い放った… ○○「流石ですね…」 母親のいない○○は羨ましくもあり少し切ない気分になる…

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19. そんな○○の表情を見て美月の母親が口を開く… 美月母「いつでも遊びに来ていいんだからね？」 ○○「えっ…？」 不意に投げかけられた言葉に思わず聞き返してしまう○○… 美月母「○○君は私にとって息子みたいなものだから、いつだって頼ってくれていいのよ？」

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20. 美月の母親は優しい表情を浮かべていた… ○○「ありがとうございます…でも俺には普通の高校生活をなげうってまで面倒を見てくれた人がいますから…お気持ちだけ頂いておきます…生意気なこと言ってすいません」 軽く頭を下げる○○…

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21. 美月母「そっか…麻衣ちゃんの壁は分厚いな～」 一瞬寂しそうな表情をした美月の母親だったが… 美月母「あっ、それだったら物理的に義理の息子になってくれてもいいのよ？○○君なら私も旦那も無条件でOKするから！」 そう言ってウインクを飛ばしてくる…

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22. ○○「ちょっ…///何言ってるんですか…///」 冗談とわかっていながらも頬を赤くしてしまう○○… ○○「それじゃあ、この辺で失礼します！また近いうちに遊びに来ますね！」 美月母「は～い、待ってるよ～！」 ○○は逃げるように美月の家を離れていった… …

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23. ○○が帰ってから数分、美月がお風呂からあがってきた… そしてテーブルの上に置かれた買い物袋に気づく… 美月「お母さん、これ何？」 美月母「あぁ、ついさっき○○君が来て美月に渡してって置いてったのよ」 美月「えっ！？○○が来たの！？なんで上がって待っててもらわなかったの！？」

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24. 美月は声を荒らげた… 美月母「なんでって、あんた風呂上がりは裸同然で出てくるのに、そんな姿○○君に見られてもよかったわけ？それとも、もうそういう関係にでもなったの？」 ○○と話してるときとは別人のように淡々と話す美月の母親…

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25. 美月「それは…まだだけど…」 急に大人しくなる美月… 美月母「それに、○○君すごく申し訳なさそうにそれ持ってきたわよ？喧嘩でもしたの？」 美月「喧嘩っていうか…」 美月母「どうせあんたのことだから嫉妬して理不尽に怒ったりしたんじゃないの？」 美月「…」

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26. その場面を見ていたかのような推理力を見せる美月の母親… そして美月は黙りこんでしまった… 美月母「ほら、○○君の方から仲直りするきっかけくれたんだから、自分に非があると思ってるなら電話でもしてちゃんと謝んな！」 トドメの言葉が美月の胸に刺さる…

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27. 美月「うん…あとで電話してみる…」 絞り出すように小声で答える美月… そして、そこで初めて袋の中を見た… 美月「あっ…なんか紙が入ってる…」 美月は紙を取り出し黙読し始めた…

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28. 【美月へ 足りない頭で考えてみたけど美月が機嫌を悪くした理由が思い浮かびません。 多分、俺が原因なんだと思うけど美月と仲が悪くなるのは嫌なのでこのメモを入れておきます。 美月さえ良ければ明日休みだし美月の家に遊びに行こうと思ってます。 LINEでもいいので返事ください。 ○○より】

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29. 美月（○○が悪いことなんて一個もないのに…ほんと優しいんだから…） メモを見て広角をあげる美月… すると… 美月母「なにニヤニヤしてるのよ」 いつの間にか美月の母親が隣に立っていた… 美月「ちょっと！お母さん！勝手に見ないでよ！」 美月は慌ててメモを後ろ手に隠す…

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30. 美月母「あんたを呼んでも全然返事しないからでしょ…それで？明日○○君がうちに来るの？」 美月「しっかり内容読んでんじゃん！」 美月母「まぁまぁ、で？どうなのよ？」 美月の母親が肩を小突く… 美月「それは…私も遊びたいって言うつもりだけど…///」

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31. 美月母「やった！どんなご飯作ってあげようかな～！」 ウキウキな美月の母親… 美月「なんでお母さんが喜んでるのよ！」 美月母「だって○○君には義理の息子になってほしいからね～、胃袋掴んでおきたいじゃない？」 美月「ぎ、義理の息子だなんて何言ってるのよ！///」

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32. 急激に顔が赤くなる美月… 美月母「まったく…２人して同じような反応しちゃって…」 その後、美月はいつまでも顔が赤かったとか… … 一方自宅に到着した○○… ○○「麻衣姉たちは帰ったのかな…」 リビングの明かりをつけるとテーブルの上にメモが置かれていた…

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33. 【○○へ 私もなぁちゃんも明日仕事なので東京に戻ります。 お弁当全部食べてくれて嬉しかったよ！ 晩ごはんは冷蔵庫に入ってるからね！ また休みになったら遊びに来るから！ 体調には気をつけてね！ ○○の事が大好きな麻衣より XXX】

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34. ○○「きっと最後のは家族としてってことだよな…うん…きっとそうだ…」 麻衣の重ためなメッセージを無理矢理納得して○○はメモをしまった… … 麻衣が作り置きした料理を食べて、お風呂を済ませた○○はゲーム部屋に来ていた… ○○「最近あんまり出来てなかったからな…」

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35. ○○がゲームを起動しようとしたとき軽快な音楽が部屋に響いた… ○○「ん？電話か？」 スマホを手に持つと画面には美月の名前が表示されていた… ○○「美月…」 先程会えなかったことで一瞬緊張してしまう○○… ○○（いや、普通に接しよう…） 緊張しながらも通話ボタンをタップした…

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36. ○○「もしもし…」 美月「もしもし…○○？」 スマホから聞こえてきた美月の声は少し震えてるように感じた… ○○「うん…どうした？」 美月「あのね…あの…」 ○○「…」 中々話し出せない美月… そんな美月を急かすことなく静かに待つ○○…

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37. 美月「○○…今日はごめんね…勝手に機嫌悪くなって、しかも○○に気を遣わせてあんなメモまで書かせちゃって…」 言葉を紡ぐようにゆっくりと自分の言葉で謝罪する美月… ○○「気を遣ったわけじゃないよ…ただ、美月と仲が悪くなるのは嫌だったからさ…」 美月「うん…」

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38. ○○「…」 暫しの沈黙が流れる… ○○「そ、それで？明日はどうする？」 沈黙に耐えきれず○○が口を開いた… 美月「えっ…私は…○○と遊びたいなって思ってる…」 ○○「そっか…よかった…じゃあ明日美月の家に行くよ！」 美月「うん！待ってる！」

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39. いつもの明るい声が返ってきた… ○○「あっ、そういえば袋の中って見た？」 先程までの緊張感は無くなり世間話を始める○○… 美月「うん、いちご大福が２つ入ってたけど…」 ○○「そう、コンビニで見つけて美味しそうだったから買っちゃった！２つとも食べていいよ！」

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40. 美月「１つは○○の分じゃないの？」 ○○「いつでもコンビニで買えるし食べちゃっていいよ！」 美月「え～！２つも食べたら太っちゃうよ…」 ○○「なに言ってんだよ！いつも甘いものは別腹ってバクバク食べてるくせに！」 美月「これでも気にしてんの！」

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41. ようやくいつも通りの会話が戻ってきた２人… ○○「あっ、大福食べるならビデオ通話にしようよ！」 美月「はっ？なんでよ！？」 突飛な案に声を張り上げる美月… ○○「そりゃあ美月が幸せそうに食べる表情を見るためじゃん！」 恥ずかしげもなく言い放つ○○…

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42. 美月「い、嫌だよ！恥ずかしい…///」 美月は拒否するが… ○○「いいじゃん！減るもんでもないし…ポチッと…」 ○○はビデオ通話に切り替えるためのボタンをタップした… 美月「ちょっ、ちょっと待って…あっ、ヤバっ…」 ｶﾞﾝｯ ! 焦った美月はスマホを落としてしまう…

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43. そしてスマホを落とす直前に画面を触ったのか、ビデオ通話が繋がり○○のスマホの画面には美月の部屋の天井が映し出されていた… ○○「おい、スマホ落とすなよ…」 美月「だって○○が急に変なこと言い出すから悪いんじゃん！」 そう言いながら美月はスマホを拾おうとするが…

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44. ○○「えっ！？」 ○○が声をあげる… 美月「ん？」 ○○の声に反応して美月が画面を見ると、真っ赤な顔の○○と目があった… そして… ○○「バ、バカ！なんて恰好で電話してんだよ！///」 美月「えっ…？」

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45. ○○のスマホの画面には、薄手のショートパンツに短めのキャミソールといった下着同然の姿をした美月が映し出されていた… そんな○○の言葉にすべてを察した美月は… 美月「きゃーっ！！見ないで～！！」 叫び声と共に画面から外れ通話を切ってしまった…

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46. ○○「あっ…切れた…」 暗くなった画面を見つめる○○… ○○（かけ直すのはなんか違うよな…） ○○がそう思ってると美月からLINEが届いた… 美月L「完全に見たよね？」 ○○（誤魔化してもしょうがないよな…） ○○L「まぁ…見たね」 ○○は正直に答えた…

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47. 美月L「もうお嫁にいけない…」 ○○L「大袈裟だろ！」 美月L「だから明日責任とってよ！」 ○○L「はっ？なんの責任だよ！」 美月L「じゃあ明日10時ぐらいに来てね！おやすみ！」 ○○L「おい！ちゃんと説明しろ！」 それ以上美月からの返信は無かった… …

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48. 美月（もう…折角お母さんが見られないようにしてくれたのに、結局○○にこの姿見られちゃったじゃん…） ベッドに寝転がりながら物思いにふける美月… 美月「でも明日は○○と遊べるんだから切り替えないと…」 美月は立ち上がりクローゼットの方に向かう…

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49. 美月「明日は何着ようかな～！ふふふ～ん♪」 ご機嫌に鼻唄を歌い始める美月… そしてそんな鼻唄を美月の部屋の前で聞いてる人が１人… 美月母「仲直りできたみたいね…」 ドアの横で腕を組み微笑む美月の母親…

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50. 美月母「さて、明日のご飯の仕込みでもしようかな」 密かに美月の援護射撃を企む母親だった… …