【メモ】 「もー!キャロル様は僕とスノーどっちが大事なわけ!?」 「せ、先輩!落ち着いてください!質問がおかしいです!」 「スノー」 「即答!!!僕には恩も何も感じてないの!?」 「うん」 「うん!?うんだって!?あんたうんとか言うの!?」 「先輩!」
2018-10-24 22:20:54ホタテさん(@darkmoon_souji )とこのスノーってどんな感じなの???って思いながら。スノーめっちゃ可愛いよ。私は彼のすぐ足元の地面(崩壊する)になりたい。 pic.twitter.com/9ghACsPFeb
2016-11-18 17:16:09ホタテさん(@darkmoon_souji)宅のランくんが無性に欲しくて。勝手にすんません。にこらが妄想するランラン。 pic.twitter.com/Tfo3718lAA
2016-01-29 17:45:13【メモ】 「どうしたの、スノー」 ランは、殺気のこもった目で標的を見つめる後輩に声をかけた。 彼は答えない。 「あいつが憎い? 許せない? 今すぐここで殺しちゃう?」 ランの糸のように細い目がわずかに開く。 「……いえ。もがき苦しむ様を見届けます」 「そっか。成長したね」
2017-10-15 21:19:40「両親は旅行!使用人もみんな帰省中!家には俺たちだけ!なんて素晴らしいんだ!」 新年早朝のキャロル様の一言目はまずそれだった。 何でそんなに嬉しいんだろう。 「誰もいない家なんてワクワクするじゃあないか!よし!料理でもしようか!朝食を作るんだ!」
2017-01-05 23:08:05@darkmoon_souji 「キャロル様……料理人が数日分の食事を作り置きしてくれてます……」 「む。そうだったか……ならば料理は諦めよう」 包丁も持ったことない人が料理なんて危険すぎる。 それに、俺だってできる自信ないし。 「あれ……そういえばラン先輩は……?」
2017-01-05 23:10:28@darkmoon_souji 夜中に酔っ払って、キャロル様に気絶させられた後、姿を見ていない。 まだ玄関で倒れているのだろうか…… 「ああ……やつは何をしでかすかわからんから、とりあえず縛っておいた」 「え?」 「縛ってそこに転がしてある」 「え!?」
2017-01-05 23:11:58@darkmoon_souji ソファーの裏を見ると、芋虫みたいになっている先輩の姿がそこにあった。 「うるさい……見るな……僕のことなんて放っておいてくれ……」 ものすごくネガティブになってる…… 一応は反省しているのだろうか。
2017-01-05 23:14:01@darkmoon_souji 「バカなやつめ。スノーに手を出そうなんて。血迷ったか」 キャロル様が珍しくご立腹である。 「スノーは俺の湯たんぽだからな!手出しはさせんぞ!」 「……キャロル様?」 「いや、何でもない。口が滑っただけだ」 湯たんぽって聞こえましたけど?
2017-01-05 23:15:27@darkmoon_souji 口が滑ったって言っちゃってるし。まぁ、いいけど。 「ふん、好きにすればいいさ……僕には関係ない……」 何でこんなにひがんでるんだ…… 酔っ払っているときも面倒だったけど、これはこれで…… すると、キャロル様が無言で窓を開けた。
2017-01-05 23:17:46@darkmoon_souji 冷たい風が部屋に入り込んでくる。 おまけに雪が降っているので、それも中に入ってくる。 「あああああ!寒い!何てことするんだ!」 一番のダメージを食らい、悲鳴をあげる先輩。 身動きがとれないから、避けることもできない。 寒そう……
2017-01-05 23:19:14@darkmoon_souji 「この……っくそがき!鬼か!」 先輩……口が悪くなってますよ…… 「好きに言えばいい。どうせお前と一つしか年が変わらん」 「どこでこんなこと覚えやがった!」 「あ……すみません……俺です……」 「まさかの僕の後輩!」
2017-01-05 23:20:49@darkmoon_souji ある日、キャロル様と二人でドラマを見ていて、主人公が拷問にあうシーンがあった。 今の先輩のようにぐるぐる巻きにされて、顔に水を何度も何度も浸けられるというものだったのだが…… 「そんなことせずに、寒空の下に放り出しておけばいいのいって」
2017-01-05 23:22:59@darkmoon_souji 「何て残酷なんだ!僕の後輩!」 ぬるいほうだと思うんだけどなぁ…… 「全く……お前もいつまでもリンにふられたことを根に持っていないで、真面目に働けよ……」 「はぁ!?誰が誰にふられたって!?リン?リンって言ったか!?ふざけんな!誰があんなやつ!」
2017-01-05 23:26:09@darkmoon_souji あーあ……また火がついちゃったよ。 キャロル様……それ禁句…… 「あんなやつこっちから願い下げだっつーの!ああ、思い出したらまた腹が立ってきた、忌々しい!せっかく友情の証に渡してやったピアスも突き返しやがって!友情エンドすらないのか!?」
2017-01-05 23:28:32@darkmoon_souji よくわからないことを言っているけど、やっぱり根に持ってるんだ。 というか、当たり前のように話進んでいるけど、リン先輩が男だってことを忘れてはいけない。 「何がお前に話せることはない、だ!この間だって僕のことをあからさまに避けるし!避けるし!!」
2017-01-05 23:32:52@darkmoon_souji 「……俺は余計なことを言ってしまったかな?」 「すっきりするまで喋らせてあげましょう……」 こうなったらもう止まらないだろう。 「本当、冗談じゃないよ。自分を殴りたいくらいだ。何でこの僕が!ふられたみたいになってるんだ!」
2017-01-05 23:37:16@darkmoon_souji 「実際ふられてるし」 「あ!?」 キャロル様、駄目だって…… 「ふられてないし!ていうか好きでも何でもないし!」 「好きだったじゃないか」 「そ れ は!僕が会った美しい黒髪の美少女であって、リンではない!」 「いや、リンじゃないか」 「違う!」
2017-01-05 23:39:19@darkmoon_souji 先輩……ついに現実逃避を…… 「やめてくれ!僕の美しい思い出を汚さないでくれぇぇぇ!」 「自分で汚したんじゃないか……」 「ああ、気に入らない気に入らない!リンも!ミリアル・スマイルも!このくそがきも!!」 「とんだとばっちりだ」
2017-01-05 23:42:03@darkmoon_souji それよりキャロル様をくそがき呼ばわりするのはどうかと…… 「ふむ。気に入らないリストにミリアル・スマイルの名が入っているとはな。やはりリンに未練タラタラではないか。何でもいいが、あの男を敵に回すようなことはしないでくれよ」 あの男って……
2017-01-06 00:58:26@darkmoon_souji 「ミリアル・スマイルのことですか?」 「ああ。オールディス財閥を継ぐ者として気にしておきたいところだからな」 俺に難しいことはわからないけれど…… 「取引があったりするんですか?」
2017-01-06 01:01:36@darkmoon_souji 「今のところはないみたいだがな。スマイルといえば、この国の経済にかなりの影響力があるのは知っているだろう。そんなやつの機嫌を損ねてみろ」 ……まぁ、普通に消されますよね。 「俺達そうじ屋をお抱えにしてるくらいだからな」
2017-01-06 01:06:48@darkmoon_souji うーん、そう思うとあの温厚な人がとても恐ろしく見えてきた。 「俺も直接会ったのはあのときが初めてだが、実に不気味な男だよ。何を考えているのかわからない。だからこそあの年齢でトップに立てているのだろうが」
2017-01-06 01:08:14@darkmoon_souji 超巨大企業のトップが26歳……確かに若すぎる。 「先代が早くに亡くなったとはいえ、会社を自在に動かしているような男だからな。そもそも一代で大企業にしたような一族だ。化物だよ、もはや」 キャロル様がそこまで言うなんて……
2017-01-06 01:11:11@darkmoon_souji 「ちょっと真面目な話になってしまったがな。そういうことだよ、ラン」 「僕には何のことやら」 「もうリンはお前の手の届くところにいない。いや、余計な手出しは無用だ。返って彼の計画の邪魔になる」 彼の計画?
2017-01-06 01:13:06@darkmoon_souji 「少し喋りすぎたな……とにかく、オールディス家の損害になりかねんので大人しく諦めることだな。そもそもお前があの男より上回るなんてまず不可能だしな」 ズバリ言ってしまった。 「うるさいなぁ!あんなのと比べないでくれるかな!」
2017-01-06 01:16:38@darkmoon_souji バタバタと、芋虫……いや、先輩は暴れだす。 「僕が一番嫌いなタイプだね!ああ、やだやだ!」 「向こうはお前のことなんて眼中にないというのにな……」 可哀想なやつだ、と、哀れみの目を向けるキャロル様。
2017-01-06 08:16:09@darkmoon_souji 「スノー、窓を」 「わかりました」 俺は再び窓を開けた。 冷風が吹き荒れる。 「ぎゃああああ!やめろ!窓を開けるな!」 悲鳴をあげる先輩。 芋虫状態なのでのたうち回ることしかできない。
2017-01-06 08:18:56@darkmoon_souji 「大体僕のことばっか言うけどさ!あんたはどうなんだよ!ソフィア様に見向きもされず、どこの馬の骨かわからない男と最近つるんでるじゃあないか!」 「……」 キャロル様は固まった。 ああ……それも禁句……
2017-01-06 08:45:52@darkmoon_souji 「ソフィア様が100パーあんたに振り向くことはないだろうから、さっさと諦めればいいものの……ぎゃーっ!」 キャロル様はズルズルと先輩を暖炉の側まで引きずっていった。 「やめろ!僕に何をする気だ!」 「燃やす」 「見ればわかるけど!」
2017-01-06 20:32:21@darkmoon_souji キャロル様は無表情だった。 「むしゃくしゃしたから、燃やす」 目が本気だ…… 「わかった!わかったよ!謝るから!」 必死になだめたところで、何とか先輩は火だるまの刑から逃れた。 芋虫状態のままは変わらない。
2017-01-06 20:34:30@darkmoon_souji 「くそー……傷心の僕をこんなふうに傷めつけるとは……」 それ以前に俺を押し倒したことは忘れてしまったのだろうか。 自業自得だと思うんだけどな。 「で、いつ解いてくれるの」
2017-01-06 20:40:22【鈍感パンダ 第1回目】 俺の先輩は女好きだ。いつでもどこでもいかなる時でも女の人と戯れている。全部遊び。相手も承知の上だ。けれども中には本気になってしまう女性もいる…。その女心に先輩は気づかない。なぜなら。意外とこの人…鈍感だからだ。
2013-10-14 23:56:20【鈍感パンダ 第2回目】先輩の鈍感さがどんなものか。正直なところ俺にもわからない。まぁでも女の子が髪を切っても気づかないのは当然のこと。…俺が髪を切っても気づかなかったしな…
2013-10-15 23:09:47