前半とおなじように、後半のこうたさんの17首からとりわけすきな3首を。感想のようなものをぽつぽつ書かせていただきます。(リプライで続けます) pic.twitter.com/vEIObacLBH
2020-04-28 00:07:36愛染さんの短歌は、あかるい景色とすこしのさみしさと、つよさがとても彼らしいなあ……と思いました。栄光の「光」は草かんむりのみどりを輝かせていて、だけど手にできる季節はまだ訪れていない。「なじまない」という想いには、それでもいつか、という意志もあるのかもしれません。
2020-04-28 00:07:37水心子さんの短歌は、拝見した瞬間にすとん、と胸に落ちてくるような感覚がありました。下の句が彼の誠実さや決意の強さそのものようで、そこから上の句に戻ってゆくと、「愛しい」というまっすぐな言葉がそんな彼からふとこぼれてしまった気持ちなのかも……と思うとぎゅっとなります……
2020-04-28 00:07:39南海先生の短歌は、最初に海をゆく舟とひとつだけの背中、そしてしずかな横顔が浮かんできました。「わからない」のは不安ではなく期待で、「細雨」はその先に雲の晴れる場所があることへの確信なのかも、と。選んだことを後悔しない、しなやかさも感じられて好きな一首です。
2020-04-28 00:07:40ミクニハレノの25首からの4首です。受けとった言葉について、ぽつぽつと。 pic.twitter.com/LT4qzmEl96
2019-12-29 22:12:56大典太さんの短歌は「沈黙」から。いただいた短歌ではひんやりとして空に向けられているイメージがあったので、温度があって地上にとどまるような感じで……と考えて、空をゆく鳥が羽を休める肩の持ち主、とつなげてゆきました。
2019-12-29 22:12:57五虎退さんの短歌は「さざ波」から。いただいた短歌ではしずかに何かを連れ去ってゆくものとして描かれていたので、何かがはじまるささやかな兆しとして詠んでみようと思いました。ちょうど福岡での展示を見たばかりで、うつくしい波のような印象があった、彼の決意のイメージに。
2019-12-29 22:12:57北谷菜切さんの短歌は「暮らす」から。いただいた短歌でははるかな時間のなかでの一瞬のあたたかさを感じさせる言葉だったので、ながくかさねてゆく、いとしい日常として繋げたいな、と思いました。かつての記憶とともにあたらしい驚きをたのしむのは誰だろう……?と考えて最初に浮かんだ彼に。
2019-12-29 22:12:58明石さんの短歌は「声」から。いただいた短歌での、けして忘れることのできないかつてのものというイメージをそのまま繋げたいと思いました。もうかたちのないもの、それでも確かなはずのもの。夜の燈台のようにとおく在るひかりを、佇んで見つめる背中が、きっとこのひとなのだ、と感じたので。
2019-12-29 22:12:58ミクニハレノの18首からの3首です。受けとった言葉について、ぽつぽつと。 pic.twitter.com/7ZZhjGKzBo
2020-04-28 06:13:08源清麿さんの短歌は「花」から。いただいた短歌ではふた振りの出会う未来と期待、よろこびのイメージがあったので、おなじようにふた振りの、しんとした希望のしるしのように詠めたら、と思いました。やわらかなまなざしの、彼の31文字に。
2020-04-28 06:13:09御手杵さんの短歌は「けもの」から。いただいた短歌が日本号さんだったので、槍で繋ぎたいなという気持ちと、孤独と自由というイメージから。ひんやりとした31文字から、やわらかなあかるさに引き継いでいただいて、そちらも好きなうたです。
2020-04-28 06:13:09白山吉光さんの短歌は「分かち合う」から。ひとつのつながり、というイメージから粟田口と系統樹がふわりと浮かんできて、迷いなく彼を詠もうと思ったのでした。「わたくし」と「うつくしい」の音の並びも好きです。「実」を摘んで行方を詠んでいただいて、とてもうれしかったです。
2020-04-28 06:13:10ひとまずの86振りでしたが、またあたらしいふた振りがやってくることに。にぎやかになった本丸を、またご一緒に歌うことができたらいいな、と思います。ささやかなやりとりをたのしくつづけていただいて、ほんとうにありがとうございます……!(ふかぶか)
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