第81回深夜の真剣140字60分一本勝負

花滝ちかる @chikaru_toka

「振られる以前の問題だよな。信じても貰えなかったから」 （好きだよ） （からかわないで） （からかってない。本当に好きだよ。好きだよ―――） 臆病な私に降り注ぐ恋の言葉は、優しい花びらのようだったのに。 「ごめんな。…さよなら」 貴方の背中に、ああ、どうか届いて。 「あなたが、すきなの」

RAY/※※※ @growler_ray

告白されるなら、降り注ぐ満天の星空の中でって心に決めていた。けど夢見たその空は戦闘機と爆弾で切り裂かれて、二度と消えない赤い空にされてしまった だってのに、爆音飛び交う地獄の真っ只中にいるっていうのにこの人ってば… 「好きだよ」 …ま、降り注ぐ弾丸の中での告白も、結構悪くないかな

掃き溜めに鶴 @hakidamenoturu

金が降り注ぐ時代が終わり、我が家からはロマネコンティが真っ先に消えた。当時の暮らしなど、今や夢のまた夢だ。それでも、この記念日だけは特別。二人の青春地点を祝うワインは、シャトー・ラグランジュ。値段は下がったが、彼の瞳を見つめながら口に含むワインは、当時と変わらず魅惑的な味がした。

モモンガ生命体（芳々） @saturn142900

降り注ぐ日差しが柔らかく感じた。 『暑さ寒さも彼岸まで』もう夜は風が涼しく感じる。 夏もそろそろ終わりか。そう思うと急に寂しくなった。 スマホを取り出しタップする。 "花火しよ！BBQしよ！キャンプ行こ！" ありったけの要望を打つと送信する。 まだまだ夏を楽しむのだ！私は太陽を撃ち抜いた。

秋月蓮華 @akirenge

「ラグランジュってなんだったっけ？」 いきなりそう言われてもわかるはずがないのに君は問う。答えようとすれば、それから星が降り注いだように見える 流星群。 「 青春地点にいるんだからさそれを楽しもうよ」 「後で調べておいてね」 全く君に告白しようとしていたのに雰囲気ぶち壊しじゃないか

みのは引越ししました @mino_0314

太陽光線が恐ろしく降り注ぐ縁側で俺たちがしたのは浴衣を着て水を入れた桶に足を突っ込んで、スイカを食べてラムネを飲む事、だった。「ここがスタート？」「正に青春地点じゃねる」「意味分かんない」と言いながらも楽しそうな君に問う。「ラグランジュの定理は「あー耳が痛い」」大学3年ある夏の日