Twitterで気ままに乗せた作品を重ね、まとめただけのメモの切れ端、のようなもの。
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@enishi_714

縁の轟百のほのぼのチュエーション 『歩き慣れた道で ゆっくり歩き出しながら あなたは私に 「もう少し、このままで 」と言いました。』  #shindanmaker shindanmaker.com/@enishi_714/re…

2022-12-02 22:28:09
@enishi_714

「もう少し、このままで」スッと視線を背けた轟が小さな声で言う。本来なら十分と掛からない距離。歩くのが早い轟であればもっと早く寮に帰れるはずなのに。「そう、ですわね」いつもよりその足取りがゆっくりなことも、横を向いたままの轟の耳が微かに赤くなっていることにも、八百万は気付いている。

2022-12-02 22:28:10
@enishi_714

【もう少し、あと少し】あなたと二人で歩きたい。

2022-12-02 22:28:10
@enishi_714

縁の轟百へのお題は『君の隣が空かないから』です。 #shindanmaker shindanmaker.com/@enishi_714/re…

2022-12-04 23:24:15
@enishi_714

「きゃっ……!」背後からの突然の衝撃に八百万は思わず声を上げた。「と、轟さん!?どうかなさいましたの?」視界の端に映る紅白の髪に尋ねても、抱き着く腕の力が強くなるだけで返答はない。それどころか甘えるように頭を肩へ擦り付けてくるものだから、八百万は苦笑しながらそっと轟の腕を撫でた。

2022-12-04 23:24:15
@enishi_714

【お前の隣が空かないから】「…………えっと、推薦組って付き合ってたの?」「そんな話聞いてないけど……てか、彼氏彼女というより既に夫婦感って感じがする」「もー、付き合ったなら教えてくれれば良いのにー!」「付き合ってませんわ」「付き合ってないぞ」「何でだよっ!!?」

2022-12-04 23:24:16
@enishi_714

あなたは『何も考えずにあの人のそばに居られる過去の自分が羨ましい』縁の轟百のことを妄想してみてください。 #shindanmaker shindanmaker.com/450823

2022-12-08 23:15:20
@enishi_714

学生の頃はろくに望まずとも八百万が傍にいてくれた。それがどんなに贅沢で幸福なことか分かったのは、どんなに望んでも会えなくなってからだった。当たり前だと思っていた人が目の前からいなくなることもあると轟は知っていたはずなのに。「馬鹿だな、俺は」妬ましいほど愚かな、本物の大馬鹿野郎だ。

2022-12-08 23:15:20
@enishi_714

【あの日々に戻れたのなら】そんなことはできないことも、気付いたなら行動すべきだということも轟は知っている。

2022-12-08 23:15:21
@enishi_714

縁の轟百で『君は見たことも無いような真剣な顔で 、「どうすれば、君に伝わるの」と、言った。』そんなお話をかいてください。 #shindanmaker shindanmaker.com/544787

2022-12-11 22:07:30
@enishi_714

「どうすれは、お前に伝わるんだ」見たこともないほど真剣な顔をした轟に見つめられ、八百万はひゅ……っと息を飲んだ。「行動でも、言葉でも示したはずだ」勘違いしてはいけないと、自分に言い聞かせていた。勝手に傷付いて、仲間でいられなくなるのは嫌だと恐れて。でも、「俺は八百万が好きだって」

2022-12-11 22:07:30
@enishi_714

【やっと分かったか】そんなはずねェって思い違いをされる前からずっと、俺はお前のことが好きだったんだぞ。

2022-12-11 22:07:31
@enishi_714

縁の轟百の切ないシチュエーション 『寂しそうな顔で 私に 「一緒に背負わせて欲しい」 と言いました。』  #shindanmaker shindanmaker.com/123977

2022-12-12 23:03:12
@enishi_714

「私は一緒に背負わせて欲しいです」震えながら告げる声に轟は顔を上げて、小さく息を吐いた。哀しげに瞳を揺らしているのに八百万は轟から目を逸らさない。――分かってた、八百万はそういう人だと。そんな姿を見たくなくて、だから遠ざけた。「……ごめん」それ以上拒めなくなることも知っていたから。

2022-12-12 23:03:12
@enishi_714

【彼女を手放せる最後のチャンスだったのに】これは私が望んだことですわ、と轟の腕の中で八百万が笑った。

2022-12-12 23:03:12
@enishi_714

貴方は時間があるなら『唇を尖らせて拗ねている相手をかわいいと思ってる縁の轟百』をかいてみましょう。幸せにしてあげてください。 #shindanmaker shindanmaker.com/524738

2022-12-13 22:57:05
@enishi_714

「もう良いです!」ぷいっと顔を背ける八百万に揶揄い過ぎたかと反省する。けれど、珍しく拗ねる八百万も何とも可愛らしく、僅かにあったそれはあっという間に消えてしまう。今、尖らせている唇にキスをしたら今度は怒られるだろうか。それも可愛いなと口元を緩ませて微塵も反省のない謝罪を口にした。

2022-12-13 22:57:06
@enishi_714

【お前が可愛くて、つい】「許しませんわ」「悪かったって」「轟さん、心から反省していませんもの」「……」「やっぱり!なので、私はこれからショートキャットさんとイチャイチャしますわ!」「は?……それ、まだ持ってたのか。たかがぬいぐるみだぞ」「ショートキャットさんは私の癒しですの!」

2022-12-13 22:57:06
@enishi_714

ショートキャットさん: 事務所から企画を告げられた時点で轟が八百万に伝えたところ「か、可愛いですわ……!!」と八百万の心を奪ったヒーローショートをイメージした猫のぬいぐるみ。届いてから常に八百万が傍に置くようになり、轟の嫉妬の対象となっている。 (30巻のキャラ紹介のあれです)

2022-12-13 22:57:07
@enishi_714

縁の轟百: お望み通り、キスをしよう。珍しくせがむキミがかわいくて、ちょっとイジワルしてしまったから。 #内緒でキスをしよう #shindanmaker shindanmaker.com/890944

2022-12-14 22:01:13
@enishi_714

「轟さ……んッ」更に反論しようとする八百万に少し強引にキスをした。その瞬間きゅっと唇が結ばれたが、乞うように何度か触れ合わせていると徐々に綻んできた。「……ずるいですわ、轟さん」「ん、悪ィ」「全く反省していませんわね」「してるよ。だから、これから八百万が嫌というほどキスしてやる」

2022-12-14 22:01:13
@enishi_714

【彼女の望むままに】「それなら、許して差し上げないこともありませんけれど」「けど?」「ショートキャットさんは返してくださいませ」「後でな」「っ……もう……!」

2022-12-14 22:01:14
@enishi_714

縁の轟百が恋に気付くのは、相手を抱きしめて肺いっぱいに匂いが嗅ぎたいと思ってしまった時です。少し変態的な自分にも気づき、自己嫌悪にも駆られながら恋を自覚します。 #shindanmaker shindanmaker.com/@enishi_714/re…

2022-12-16 00:04:32
@enishi_714

「知りませんでしたわ」深刻な声で呟いた八百万は、今にも倒れてしまいそうな程に顔色が悪い。「轟さんは魅力的な方ですから、好きになったのは理解できますわ。けれど、抱き着いて匂いを嗅ぎたいなんて」「……」「私がこんな変態だったなんて……!」手で顔を覆った八百万の頭を耳郎はそっと撫でた。

2022-12-16 00:04:32
@enishi_714

【遺伝子レベルで相性が良いってことだと思うけど】数日前、轟も「八百万って良い匂いだよな」と話してたことは言うべきか、言わざるべきか。

2022-12-16 00:04:33
@enishi_714

縁の轟百: ほろ酔いのキミにキスをしよう。今さら言い訳とかしても、もう遅いんだからね。 #shindanmaker shindanmaker.com/@enishi_714/re…

2022-12-16 23:00:09
@enishi_714

「八百万、酔ってんだろ」轟の言葉に八百万が笑う。そうですよ、酔ってるんです。だから、こんなにも大胆な行動ができるんです。そう言い訳しようにもふわふわとした笑いが止まらない。思考もひどく軽やかで、そのせいで顔に影が差したことに気付くのも遅れてしまった。「俺にとっては好都合だけどな」

2022-12-16 23:00:09
@enishi_714

【お互いに酔ってたから】「そんな言葉で逃がす気はねェぞ」

2022-12-16 23:00:10
@enishi_714

縁の轟百へのお題は ・見惚れてたなんて言えない ・目覚めの君にキスをする ・それでもお前しか考えられない です。 #shindanmaker shindanmaker.com/276233

2022-12-18 21:47:52
@enishi_714

「どうした、ぼーっとしてたぞ」轟に指摘されて八百万はハッと我に返り、自分の状況に理解して顔を赤くする。大丈夫か、具合は、と轟が続けているが今は何も答えられない。――だって、見惚れていた、なんて。そんなことを言ったら、自覚したばかりのこの感情が轟に気付かれてしまうかもしれないから。

2022-12-18 21:47:52
@enishi_714

【見惚れてたなんて言えない】目が合うだけで伝わるのではないかと思うほど、貴方が好きだという気持ちが溢れてしまいそうなんです。

2022-12-18 21:47:53
@enishi_714

眠ったままの轟の手を強く握り締める。「大丈夫、ですよね?」轟は言った。ちゃんと戻るから、その時は頑張ったご褒美が欲しい、と。「起きなければ、お預けですわよ……?」声が震える。轟が目を覚ました時に情けない姿は見せたくないのに。「……も、も」「しょう、とさん……っ!!」「戻った、ぞ」

2022-12-21 19:20:54
@enishi_714

【目覚めの君にキスをする】「百からキスしてくれんなら、死にかけたかいがあったな」「次は、ありませんから……だから、もう、あんな無茶はしないでください……!!」「…………ごめん。それと、待っててくれてありがとな」

2022-12-21 19:20:54
@enishi_714

「色々と考えた」轟の過去は世間に知られ、何年経とうと受け入れられない人達がいる。当然だ。同じ過ちを繰り返すのではと、自分でも怖くなるのだから。「しないでいい苦労や迷惑を掛けると思う」ヒーローとしてではない、『轟焦凍』は八百万の隣にいるべきじゃない。だけど、「それでも、良いのか?」

2022-12-22 22:17:20
@enishi_714

【それでも貴方しか考えられない】「私もよく考えた上で貴方しかいないとプロポーズしましたのよ」「……告白飛ばしてか?」「轟さんはそこまで考えて断るだろうと判断しましたので」「……八百万には敵わねぇな」「轟さんにそう言って頂けるなんて光栄ですが、私のオペレーションはまだ続きますのよ」

2022-12-22 22:17:20
@enishi_714

縁の轟百で『君は柔らかく僕の頬を撫でながら 、「君のために生きてもいいの」と、言った。』そんなお話をかいてください。 #shindanmaker shindanmaker.com/544787

2022-12-19 22:32:37
@enishi_714

「お前のために生きてもいいか」柔らかく八百万の頬に触れ、轟がふっと表情を和らげる。嬉しそうな姿に水を差したくはないが、そんな姿を見ると八百万の胸はぎゅっと締め付けられた。家族の為、誰かの為にと既に十分に生きてきた轟は、まだ自分の為に生きようとしないのだと思い知らされたようだった。

2022-12-19 22:32:38
@enishi_714

【そんな彼が自分の幸せを見つけるためならば、私もまた彼のために生きよう】そして、それが二人の幸せになりますようにと願って轟の手に手を重ねた。

2022-12-19 22:32:38
@enishi_714

縁の轟百へのお題は『あなたに手紙を書いてみたけれど、恥ずかしくて送れやしません』です。 #shindanmaker shindanmaker.com/@enishi_714/re…

2022-12-23 21:51:44
@enishi_714

最後に自分の名前を書き、長く握っていたペンを置く。最後に誤字がないかと見直して、それよりも内容の方が目に付いて八百万は目を見開いた。手紙として書けば自分でも分からなかった考えがまとまり、ここ数日避けてしまった謝罪もできるのではと安直に考えたが、こんなものを渡すなど絶対にできない。

2022-12-23 21:51:44
@enishi_714

【あなたに手紙を書いてみたけれど、恥ずかしくて送れやしません】これはまるで、ラブレターではありませんか!!

2022-12-23 21:51:45
@enishi_714

あなたは2RTされたら「こんな隙だらけで、俺に襲われるって考えなかったのか、お前は?」の台詞を使って縁の轟百を描(書)きましょう。 #shindanmaker shindanmaker.com/@enishi_714/re…

2022-12-25 23:43:48
@enishi_714

「こんな隙だらけで、俺に襲われるって考えなかったのか、お前は?」目を瞬かせる八百万に、盛大に溜息を吐きたくなったのを堪えた。恋人の家へのお泊まり。大切にしてきたが、その状態でこうまで無警戒なのはどうなんだ。「あの」「……何だ?」「お誘いをしていないのに、襲ってくださるのですか?」

2022-12-25 23:43:48
@enishi_714

【思い違いを理解した夜】「轟さんが一向に手を出してくださらないので、私に魅力がないのかと芦戸さん達に相談をしていましたの。お泊まりする今日が絶好のチャンスだと、貰ったアドバイスを実行しようと思っていたのですが、なかなか勇気が出ず」「待て、情報が多い。少し考える時間をくれ」

2022-12-25 23:43:49
@enishi_714

縁の轟百さんは【どうかバレませんように】をお題にして、140字以内でSSを書いてください。 #shindanmaker shindanmaker.com/@enishi_714/re…

2022-12-31 21:54:56
@enishi_714

――魔が差す、と知識でしか知らなかった言葉を実感する日が来るなんて思ってもいなかった。「……わ、わたし……っ!」我に返るなり、口を手で塞ぎながら八百万は歩後退る。その間にも椅子に背中を預けて眠っている轟は、変わらず穏やかな寝息を立てている。そんな轟に、八百万は一体何をしようとした。

2022-12-31 21:54:57
@enishi_714

【どうかバレませんように】極力潜められた足音が去っていった後、うっすらと目を開けた轟は少し残念そうな顔で頬を掻いた。

2022-12-31 21:54:57
@enishi_714

縁の轟百が恋に気付くのは、その人が無理をしながら「大丈夫」と言い張るのを見抜いてしまった時です。その苦し気な表情を泣かせてやりたくて、笑顔にしてやりたくて、たまらなくなったその時恋に気付きます。 #shindanmaker shindanmaker.com/1006730

2022-12-31 23:11:25
@enishi_714

「大丈夫ですわ」笑顔で言い張った八百万に苛立ちを覚えた。本気で気付かないとでも思ってるのか。そんな見え透いた嘘なんてすぐに暴いて、それで泣かせてしまったとしても、いつもの笑顔に戻るよう誠心誠意慰めて。他の誰でもなく、轟が、轟だけが……とそこまで想像して開きかけていた口を手で覆う。

2022-12-31 23:11:25
@enishi_714

【気付くのが、あと少しだけ遅ければ】自分のエゴから目を背けて彼女の無理だけを言及できたのに、今は何て言えば良いのか分からなくなった。

2022-12-31 23:11:26
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まとめたひと
@enishi_714

BL“が”ではなくBL“も”好きな腐った成人ですが、そちらは嗜む程度。先導者の櫂ミサ(イメ卓含む)に始まり、アルドロ・イザジル(剣の王国)、轟百沼に落ちて二次小説も書いています。コミュ障故に無言でのフォロー、いいね申し訳ありません。ヘッダーは優雨さん(@_rains27)が描いてくださいました!素敵でしょう!!←