目を開けて辺りを見渡すと、そこが木造の建物の中だということが分かる そしてその建物の中で自分は布団に包まれていた 〇〇:あれ?包帯が巻いてある… 昨日の転落で負った傷口に包帯で処置がしてあった ガラガラ 扉が開き入ってきたのは若い女の子
2023-02-28 21:26:17??:あっ、起きてたんだ。体はもう大丈夫なの? 〇〇:はい…えっと…俺はなんでここに? ??:君、森の中で寝てたんだよ。そこへ私がたまたま通ったから連れてきたの 〇〇:そうだったんですか…
2023-02-28 21:26:18??:あのままだと熊とかに食べられたかもね 〇〇:まじか…そんな危険な場所だったのか…😨 改めて思い返すとゾッとする〇〇だった 〇〇:昨日は助けて頂いてありがとうございます🙇♂️ ??:いいよ、いいよ。ボロボロの人間を放っておくわけにいかないし ??:君、名前はなんて言うの?私は…
2023-02-28 21:26:19茉央:五百城茉央。茉央って呼んでね 〇〇の命の恩人は"五百城茉央"という名前らしい pic.twitter.com/8vkpHTRNsg
2023-02-28 21:26:19〇〇:林〇〇です 茉央:ふーん 茉央:熊肉のお吸い物を作ったんだけど食べる? 〇〇:いただきます(熊肉って…) 〇〇:あ、美味しい… 茉央:それはよかった 熊肉なんて食べたこと無かったが、折角出してくれたので口に運ぶと、その温かさと美味しさに口が緩む
2023-02-28 21:26:20昨日は昼から何も食べていなかった〇〇は、出されたスープをドンドンと食べ進めるた それによって〇〇のお腹はだいぶ満たされていた 茉央:で、〇〇君はなんであんな所にいたん? 〇〇:実は〜 〇〇は森にいた経緯を全て話した
2023-02-28 21:26:21茉央:ふーん。ほとんど言ってる事が分かんなかったけど、この村の人じゃないってことやな? 〇〇:村?(分かんなかったんかい!) 茉央:そうやで。ここは天美村 〇〇:あまみ…むら? 茉央:20人ぐらいで住んでる小さな村 〇〇:へぇ〜(聞いたことない名前だな…)
2023-02-28 21:26:21茉央:外に出てみる?私が案内してあげるよ 〇〇:はい…出てみます ガラガラ 〇〇:眩しいっ! 外は空は雲ひとつない快晴だった 暗く火の明かりしかない部屋と違い、自己主張の強い太陽がこちらを向いて輝いている pic.twitter.com/mjSPuV2ofl
2023-02-28 21:26:2230分ほど茉央の案内を受けながら歩いて回った この時〇〇が分かったことは本当に小さな集落だということ そして、このご時世だというのいに電気が通っておらず、すべて自給自足の生活をしているということだ
2023-02-28 21:26:23茉央:何?電気って? 〇〇:え?(電気が通ってないというより…電気を知らないのか?) 〇〇:電気っていうのは… ??:まお〜! 女の子とが手を振りながらこちらに向かってくる
2023-02-28 21:26:23茉央:あ、美空 美空:この子が、森で寝てた子? 茉央:そうそう 茉央と引けを取らないほど可愛らしい女の子が二人に話しかけてきた 〇〇:茉央さん。この方は?
2023-02-28 21:26:24茉央:一ノ瀬美空。私の友達だよ 美空:はじめまして❤️一ノ瀬美空です❤️ 〇〇:林〇〇です(上目遣いだし、この喋り方…ぶりっ子だな😅) pic.twitter.com/SJHQYfiPJK
2023-02-28 21:26:25茉央:〇〇君はね〜 〇〇がここにいる経緯を茉央が説明してくれた 美空:へぇ〜、よく分からないけどそうなんだ 〇〇:…(やっぱり理解していない) 美空:それで?〇〇君は帰るアテがあるの? 〇〇:ん〜、まだ考え中なんですよね🤔
2023-02-28 21:26:26美空:それなら当分は茉央の家で居候するってのはどう? 〇〇:え? 茉央:私はええよ 〇〇:ご家族の方がどう言うか… 茉央:一人暮らしやから文句言う人はおらんで。それにこれも何かの縁や pic.twitter.com/XLWuhc4Euf
2023-02-28 21:26:26〇〇:(それって茉央さんと二人っきりってことじゃん…) 〇〇:茉央さんが良いのであれば、これからよろしくお願いします 茉央:ほいほい 美空:良かったね!〇〇君 〇〇:美空さんもありがとうございまっす😊 こうして少しの間〇〇は茉央の家にお世話になることになった
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