936 店内は車の衝突による衝撃で ガラスが飛び散り 本や化粧品、お酒の瓶も割れ 本来のコンビニの姿を失っていた #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:49:10937 〇〇「紗耶はどこにいるんだ!?」 後輩「こ、こっちです!」 〇〇「えっ...」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:49:18938 案内されたところを見てみると 衝突の衝撃で商品棚が全て倒れ 紗耶の姿は見えなかった #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:49:26940 〇〇「紗耶っ!!...紗耶!そこか!?」 紗耶「〇...〇...?たすけて...」 〇〇「今助けるから待ってろ!後輩君も手伝ってくれ!」 後輩「は、はい!」 〇〇「源!!お前もだ!」 源「わかってるよ...!」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:50:21941 紗耶がいるのは 商品棚が3つ並んでいた場所で その2つ目の棚のところ #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:50:34942 〇〇「後輩君!君入れる...?」 後輩「おそらく僕の体なら入れます!」 〇〇「あと!君の名前は?」 拓哉「さ、冴島(さえじま)拓哉です!」 〇〇「じゃあ、拓哉君ちょっと入ってみてくれないか?」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:50:46943 拓哉「はい!」 〇〇「頼む!...お前は早く警察と救急車呼べ!」 源「わ、わかった!」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:50:55944 拓哉「先輩...大丈夫ですか...今助けますからね!」 紗耶「拓哉くん...」 〇〇「紗耶大丈夫か...!もう少しだから頑張れ...」 紗耶「〇〇...。いったい...!うぅ...」 拓哉「あっ...ごめんなさい!」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:51:10945 〇〇「拓哉くんこれ!」 俺は拓哉君にライトを渡してらしてもらった 拓哉「あの!先輩の脚が...」 〇〇「えっ...?まじか...」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:51:17946 拓哉君が照らしたところを見てみると 紗耶の脚は商品棚に挟まり きつく挟まっていて抜け出せなかった #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:51:23947 〇〇「拓哉君!源!今からこれ(商品棚)どかすから手伝って!」 拓哉「はい!」 〇〇「拓哉君は反対側行ってこれどかせたら紗耶の脚引っ張って紗耶を引きずり出してくれ」 拓哉「はい!」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:51:29948 〇〇「源は反対側からどかしていってくれ!」 源「おう...!」 〇〇「俺はこっちからどかしていく!」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:51:36949 〇〇「んーーーー!おぉぉらっ!」 源「あーーーっ!あぁっ!」 源「紗耶先輩...!頑張ってください!」 紗耶「うん...あ...あしが...」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:51:42950 源「紗耶頑張れ...助けてやるからな!」 〇〇「うあぁ!」 がしゃん! 俺は一つの棚をどかした #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:51:48951 源「んんんっ!動かねぇ!」 〇〇「源!俺も手伝う!」 拓哉「僕も手伝います!」 〇〇・源・拓哉「せーの!」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:51:54953 〇〇「紗耶..!ぐっ...必ず助けてやるからな!」 紗耶「〇〇...脚が...」 源「もう一回...!」 〇〇・源・拓哉「せーのー!」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:52:06954 ミシミシミシ... 二重になった棚のひとつが 少しずつ動き始めた 〇〇「もう少し...!」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:52:12955 拓哉「先輩頑張れ...!んんっ!」 源「こんなとこで諦めきれっかよー!あぁっ!」 ミシミシミシ...がしゃん! #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:52:17966 〇〇「源!最後のやつ俺らで持つぞ!」 源「おう!」 〇〇「拓哉君!俺らがもってるから紗耶を引っ張り出してくれ!」 拓哉「はい!」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:52:27967 〇〇「せーの!」 〇〇・源「くーっ!」 源「あっ...!拓哉君紗耶を!」 拓哉「はい!」 俺らが棚を持ち上げてる間に 拓哉君は紗耶を助け出すことができた #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:52:38968 〇〇「紗耶...?紗耶!」 紗耶「ん...〇〇...?源も、それに拓哉君...」 ピーポーピーポー🚑 〇〇「あっ、救急車きたか」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:52:48969 隊員「大丈夫ですか!?」 拓哉「足を怪我してるので慎重にお願いします!」 隊員「わかりました。1・2・3!」 そのまま紗耶は病院まで運ばれた 運転手は事故の衝撃で首の骨を折り死亡 俺たちは警察から話を受け 騒動が全て落ち着いたのは5時過ぎのことだった #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:52:58970 拓哉「〇〇先輩、ありがとうございました!」 〇〇「早く対応してくれてありがとう、紗耶も無事だそうで。」 拓哉「僕は何もしてないですよ...!じゃあ!僕はこれで!さよなら!」 〇〇「じゃあな。」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:53:03971 源「紗耶...助かってよかったな。」 〇〇「おう...」 源「本当にありがとな...」 〇〇「いやいや...けどよ」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:53:08973 源「えっ...」 〇〇「ノートのこと知ってたんだろ?」 源「...いつから...?」 〇〇「さくらが入院してお見舞い行った日の夜...お前スーパー行くって嘘言ったろ?」 源「ビクッ...!」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:53:21974 〇〇「あと知ってたんだな...?あのノートの暗号のことが1月28日、つまりは早生まれであるお前の誕生日を表してること...」 源「...!」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:53:32975 〇〇「でも、紗耶があの暗号の解読を間違えたおかげで、みんなに気づかれることなく、この役を演じることができるかと源は思った、そうだろ?」 源「それは...」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:53:39976 〇〇「あと俺は、このノートの差出人と源は繋がってるのかと思ってた... けどそれは違った。なぜなら、あの時車の軌道がお前だったからな...。殺されるなんて思ってなかったんだろうな...」 源「俺は...俺は...」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:53:44977 〇〇「お前は利用されてたんだ...紗耶のことが好きだと言うことを理由に...」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:53:50978 源「...っ!」 〇〇「まさかノートに源が関わってるとは思ってもなかった...話してくれねぇか?」 源「確かに言う通り...俺は紗耶のことが好きだ...」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:54:30979 源「俺はずっと紗耶のことが好きだった...!告白もしたりしたけどずっと返事はノーだった...!」 〇〇「それでも...こういうことするのは違うだろ...?」 源「俺だってこんなことはしたくなかったよ!」 〇〇「じゃあ、なんでこんなことしたんだよ!」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:54:36980 〇〇「お前の行動で、俺たちの仲間がまた狙われたんだ!全く関係のない子だって巻き込まれそうになったんだぞ!」 俺は胸ぐらを掴み弱々しい源を見た 源「悪いと思ってる...紗耶にも拓哉君にも...〇〇にも」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:54:42981 〇〇「そうか...でもどうしてこんなことしなきゃいけなくなったのか...経緯を話してくれよ」 源「それは話すから...公園に行こう」 〇〇「お、おう、」 俺と源は警察署から近所の公園に移動して話をした #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:54:47982 公園について俺らはブランコを漕いでいた それから源は静かに口を開いた 源「覚えてるか...?二学期修了式の日」 〇〇「あぁ、覚えてるよ。」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:54:54983 〇〇「統と紗耶が付き合った日だな...」 源「うん、俺は悔しかった...好きな人が別の人のものになるなんて...俺だって、こんなことはしたくなかったよ...」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:55:00984 〇〇「でもなんでお前が仲間を売るような真似を...」 源「違う!俺は...脅されたんだ...」 〇〇「脅されたって...誰に...」 #転校生のきみは記憶喪失
2020-05-01 22:55:05