「夜だから」が「夜なのに」になって「夜はもっと」になって、だから「碌な夜がいねぇ」で、でも、「碌な夜がいないのに/或いはいないから、それでも/だから」っていう
2022-10-17 16:40:31みさくぼ「碌な夜がいねえ」観劇。最高でした。最高でした。あの空間は夜そのものだった。寄る辺なくてろくでもないけど美しくて愛おしいくて切り離すことができなくて、戯けるもの雄弁なのも痛いくらいに鋭利なのも夜そのものだった。開演前から吹いてる風で「夜とは斯く在るべし」というものが
2022-10-17 17:26:16始終揺らいでるような心地がしたのも良かった…。どこが良かったかと言われるともう全部が全部連鎖してくとこが良かったんだけど、ゆうのモノローグが特に好きだった。夜はもっと自由なはずだった。本当は、私は夜をもっと、自由にできるはずだった。は〜〜〜…演劇って良いな………
2022-10-17 17:26:16この一本のために東京滞在日数を一日伸ばしたんですけど大大大正解でした 余韻でぼーっとしすぎてせっかくみはしの国宝展コラボのかぼちゃあんみつ食べたのに写真を撮り忘れた(美味しかった)
2022-10-17 17:33:27劇団公演を拝見したことがないので今回の作風がいつも通りなのか違うテイストなのかが分からないんだけど、大石さんのホンの展開が進むにつれて言葉の数以上の広がりを感じる描かれ方が本当に好きだな…
2022-10-17 17:45:43最近、感染症対策ゆえかアンケート用紙やめちゃった劇団が多い印象なので、複数の鼻水啜る音とボールペン走らせる音が響いてる終演後の静かな客席も懐かしくてまた泣けた 少しずつでもあの日常に戻れるだろうか
2022-10-17 17:58:03碌な夜がいねえ、もうおしまいだと思ったときに結論を出す、あくまで『その道中の話』であって、結論がまた先にあって終演後も物語が続いていくのが良い
2022-10-17 18:25:28夜って饒舌になるから本音を吐露しやすいし、口が滑るぶん話に色もつきやすくて嘘にもなりやすいし、分が悪くなったら暗闇に紛れさせることもできちゃったりして、嘘と本当がたくさんある
2022-10-17 18:27:19観劇のあと、ライブのあと、一人で夜の街を歩いてホテルへ向かったり駅へ向かったりする時間が好きで、それに近しいものを感じた 雑踏の中を歩いているときに耳に入ってくる会話の波を無心でかき分けて泳いでいるあの時間
2022-10-17 18:38:00お芝居に対する感想は完全に自分の主観なので、そこから正解を導き出したいわけではなく、単純に受け取ったものからこうかもしれないああかもしれないとたくさんの分岐を考えるのが趣味なだけで…
2022-10-18 00:24:58「考えてみたら俺子供より吉野の方が大事だ!」も凄い良かった…人間の生っぽさというかリアルさというか…江古田の考え方は何気に一番共感できるような気がする 毎日同じ方が楽で、みんなから30番目と思われてるのが当たり前だと思い込んでたほうが楽で、でも寂しいんだよな〜〜人間なので…
2022-10-18 00:37:01最後のめぐみと黄瀬夫婦の重なる台詞、人生の縮図のようで ほんとうは夜が何色でもいい おしまいに向かうばかりじゃない夜を歩いてみたいと誰だって思う そうなんだよね
2022-10-18 00:41:42凛の「行きずりの女にマウント〜」のくだり、夜ってそういう気持ちにさせる効果があるよな〜と思った 後から振り返れば虚無でしかないんだけど、そうでもしないとやってらんない碌でもない夜ってある
2022-10-18 19:29:25その上で最後の「友達」を受けての江古田の反応が良かった 翌朝から何かが変わっててもいいし、この先夜だけ友達になって真昼はそうでなくてもいい 何も変わらなくても、それは不幸ではないんだよなーって 似たような不幸が蔓延する夜の中では不幸さえ無力
2022-10-18 21:40:51あと開演前アナウンス、今思えば夜の公演でぼーっとしてるとき、少し離れたところで電話してる人の会話内容に聞き耳立ててる時の感覚だったな
2022-10-18 21:46:56こっちからどうリアクションを示したらいいのか分からなくてスペースの数少ない絵文字を連打する人間になっていた…アイコンも転載も全部自由にしてください…🙇♀️
2022-10-19 02:05:07野球部とドライブは終わってる話だからめちゃくちゃしんどかったけど、碌な夜がいねえは他人事かつ他者の人生の途上なので、それを横目で勝手に物語に昇華して楽しんでる感じだからしんどくなってない気がする
2022-10-19 02:26:40桜井の「本当の悲しみじゃないんだから、これは」のくだりが本当に好き それこそままごとの「わたしが悲しくないのはあなたが遠いから」に似てる 理解は無理だけど関わらせてよって思いながら劇場に行ってちょっとだけ傷ついて、でもフィクションとして楽しんじゃう 観劇、なんつう趣味だ 愛おしい
2022-10-19 02:27:00公式の感想まとめが私ばかりになることに申し訳なさを覚えつつ、良かった話を無限にしたい気持ちが抑えられない…このパッションはまだ続きます…
2022-10-19 12:46:18そう、劇場の使い方、「円形の舞台」ではなく「劇場を円形に使う」だったのが初めてのタイプだった!後ろから声が聴こえてきたりマイクを通じて声が聴こえてきたり、舞台上のマイクは斜め上に向かって声が飛んでいったり、上手手前から出てきて下手奥に消えていく繰り返しがメビウスの輪っぽくもあった
2022-10-19 12:47:42江古田の自転車も黄瀬夫婦の肩車も夕の千鳥足もぜんぶちょっといびつな円を描くのが良い 夜は寄り道したくなるし26時間もあるから蛇行運転くらいがちょうどいいのかもしれない
2022-10-19 12:48:04