カイジやグラゼニのシリーズ構成・高屋敷英夫さんについて、色々担当作を追っています
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まきもgpfb @makimogpfb

グラゼニに関する海外ツイート検索したら、16話(夏之介が号泣する回)泣けたって書いてる人がいて握手したくなった。 何度か書いてるが、まったり日常を語るふりして実は熱いのが胸を打つんだよね。15話の怒りと16話の号泣のコンボは、シリーズ構成(高屋敷さん)としてもホント巧み。これでやられたもん

2019-08-28 20:54:24
まきもgpfb @makimogpfb

グラゼニ1期を見てる時は、F-エフ-(高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)のレビュー書くのにかかりきりで、じっくりしたレビュー書けず(ツイートはした)にいたことを、2期見て滅茶苦茶後悔した(ので2期はじっくりレビュー書いた)。2期で胸を打たれたのは1期の積み上げがあってこそで、その仕掛けにも脱帽

2019-08-28 20:59:49
まきもgpfb @makimogpfb

グラゼニの、1期序盤における金や現役生活への不安とか、2期序盤の、怪我による離脱とかは、夏之介の根底の根底にある「(“好きで選んだ道”である)野球がやれなくなったらどうしよう」という不安を浮き彫りにしていて、16話の号泣は、そういう張り詰めていたものが解けた感じで感動するんだよね…

2019-08-28 21:10:37
まきもgpfb @makimogpfb

1期は1期でキレイに終わってる構成でもあるんだけど、2期は2期で、いきなり、1期ラストで夏之介が積み上げた悟りや誇り(「好きで選んだ道」「僕には野球しかありませんから」)を揺さぶるという構成も凄い。そして1期でも充分だった、キャラの掘り下げを更に行っている。これまた絶妙。

2019-08-28 21:18:04
まきもgpfb @makimogpfb

2期終盤では、またまた、周囲の人のトレードやトライアウト、結婚前の失職の危機などで夏之介の不安を煽りに来る。 このあたりの構成は、F-エフ-(同じく高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)終盤において、軍馬を極限まで追い詰めるアニオリ構成と同じ仕組みを感じる。これも対比すると面白い。

2019-08-28 21:24:22
まきもgpfb @makimogpfb

F-エフ-では、ヒロイン達の尽力などにより、軍馬はレーサーとしての自我を取り戻し、聖に導かれて自分を超える。 一方、グラゼニでは、契約更改で「自分の価値」をアピールすることで「今までの自分」を振り返り、今までの自分を超えるための年俸をゲットする。

2019-08-28 21:32:37
まきもgpfb @makimogpfb

で、やはりこうなると、両作とも「自分とは何か」という高屋敷さんのテーマの一つが表れてくる。アカギ、カイジ、ワンナウツ(いずれも高屋敷さんシリーズ構成・脚本)もまた、自分や人間の価値を金で測ることにより、「自分とは何か」に迫る。

2019-08-28 21:39:09
まきもgpfb @makimogpfb

ルーツはやはり、あしたのジョー1、2(高屋敷さん脚本参加)なのだろう。ボクシングもまた、自分の体とファイトマネーの関係がある。 ジョー2高屋敷さん脚本回で、壊れた(または壊れかけた)ボクサーと廃車の意味深な対比があるあたりも考えさせられる。

2019-08-28 21:44:30
まきもgpfb @makimogpfb

空手バカ一代の高屋敷さん演出・コンテ回に、金持ちの娯楽のために行われる、命を賭けた異種格闘大会の話がある。これまた、カイジを連想せずにはいられない。 高屋敷さんが描く、命と金と生きざまの関係は、結構歴史が長い。グラゼニでもそれが顕著に表れているのが嬉しい。

2019-08-28 21:51:07
まきもgpfb @makimogpfb

こちらも紹介: 前に書いた、 ・空手バカ一代42話(高屋敷さん演出・コンテ)についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/04/…

2019-08-28 22:02:19
リンク カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 空手バカ一代42話演出・コンテ:時を越える個性 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 アニメ・空手バカ一代は、同名漫画のアニメ化作品。空手家・飛鳥拳(実在の空手家・大山倍達がモデル)が、己の空手道を極めるために、国内外の強敵と対戦する姿を描く。監督は岡部英二・出崎統氏。今回は、脚本が小森静男氏、演出・コンテが高屋敷英夫氏。 ━━━ 今回の話: 舞台はフランス。格闘をショー扱いする、ブラッド・ジョー(格闘マニアの大富豪)やカイザー(プロレス興行師)に飛鳥は怒り、彼等と袂を分かつ。が、彼等は飛鳥に、命がけの「地下プロレス」の存在を明かす。地下プロレスの帝王・ロゴスキーの強さを目の当たりにした飛
まきもgpfb @makimogpfb

こちらも紹介: ・F-エフ-(同氏シリーズ構成・全話脚本)のシリーズ構成についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/12/… ・グラゼニ(同氏シリーズ構成・全話脚本)のシリーズ構成についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/06/…

2019-08-28 22:02:49
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