本当の題名を、『キャバレーの女』(縁総受け傾向)のアナザーストーリー。キャバレーで働く「とある秘密」を抱えた縁の前に現れた、高等遊民な無や将校の兄上、商人の炭/吉さんの三人の男。そんな三人の男を翻弄していた【女】の素顔と正体に迫る。戦前の退廃的でノスタルジックな俺の強めの幻覚Part.3-1
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ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

三人の【男】こ運命を狂わせた【女】──しかし、果たしてほんとうにそうだったのだろうか? 【キャバレーの女〜男の独白〜】 近日公開予定 pic.twitter.com/pzFAQTHbI9

2020-05-05 20:33:03
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ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

生まれた時から体が弱かった☀️さん。心臓も呼吸器も弱く、☀️の母親はたいそう心配した。父もまた病弱な息子のことは心配していた。☀️には双子の兄がいた。兄の体は健康で、いつしか父の期待や意思は兄へ移り、病弱な☀️を疎ましく思うようになっていた。

2020-05-05 21:19:49
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

生まれた時から体が弱かった☀️さん。心臓も呼吸器も弱く、☀️の母親はたいそう心配した。父もまた病弱な息子のことは心配していた。☀️には双子の兄がいた。兄の体は健康で、いつしか父の期待や意思は兄へ移り、病弱な☀️を疎ましく思うようになっていた。

2020-05-05 21:19:49
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けれど、父は☀️のこと☀️で息子として思っていた。──☀️が【女】として育てられるまでは。なかなか病が快調に向かわない☀️を心配した母親は様々なことを試した。その一環として、☀️を【女】として育て始めたとき、父は難色を示した。「そんなことをさせずとも、いずれ丈夫になるだろう」と

2020-05-05 21:22:55
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

けれど、父は☀️のこと☀️で息子として思っていた。──☀️が【女】として育てられるまでは。なかなか病が快調に向かわない☀️を心配した母親は様々なことを試した。その一環として、☀️を【女】として育て始めたとき、父は難色を示した。「そんなことをさせずとも、いずれ丈夫になるだろう」と

2020-05-05 21:22:55
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けれど、母はその言葉に首を横に振る。「いずれとは何時です?この子が少しでも長生きできるように、お祈りしなくては……」と言う母に父は眉を寄せた。「ならば、格好だけでも良いはずだ。なぜ、【女】そのものとして育てようとするのだ」父は☀️の女物を着せることは譲歩したが、子育てに忠言した

2020-05-05 21:26:09
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

けれど、母はその言葉に首を横に振る。「いずれとは何時です?この子が少しでも長生きできるように、お祈りしなくては……」と言う母に父は眉を寄せた。「ならば、格好だけでも良いはずだ。なぜ、【女】そのものとして育てようとするのだ」父は☀️の女物を着せることは譲歩したが、子育てに忠言した

2020-05-05 21:26:09
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「それではいずれ☀️が困惑してしまう。息子に良くない」と言うも、母は父の言葉を受け入れずに、☀️を【女児】として育てるようになる。それを見た父は母から兄を引き離し、☀️に対する接し方を悩んだ。【男子】として接するべきか、【女子】として接するべきか。しかし、☀️は【女子】と振る舞い始めた

2020-05-05 21:29:31
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

「それではいずれ☀️が困惑してしまう。息子に良くない」と言うも、母は父の言葉を受け入れずに、☀️を【女児】として育てるようになる。それを見た父は母から兄を引き離し、☀️に対する接し方を悩んだ。【男子】として接するべきか、【女子】として接するべきか。しかし、☀️は【女子】と振る舞い始めた

2020-05-05 21:29:31
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ある日、「男子が軟弱な振る舞いをするなっ!」と父は☀️に手を上げてしまった。それは☀️への接し方を悩んでいた故の苛立ちからだった。頬を叩かれて地に伏した☀️をみて、ハッと我に返り、抱き起こそうと手を伸ばそうとするも、その場面を運悪く母に見られてしまった。

2020-05-05 21:32:32
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

ある日、「男子が軟弱な振る舞いをするなっ!」と父は☀️に手を上げてしまった。それは☀️への接し方を悩んでいた故の苛立ちからだった。頬を叩かれて地に伏した☀️をみて、ハッと我に返り、抱き起こそうと手を伸ばそうとするも、その場面を運悪く母に見られてしまった。

2020-05-05 21:32:32
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「っ☀️!!!!あ、あぁ、なんてことなさるの!?この子は体が弱いのよ!!」母は☀️を抱き上げ、父に睨みつける。その姿に、今まで父の中で耐えてきたものがプツリと切れた。「ええいっ黙れ!!そもそもお前が神頼みにせず、きちんとした治療をさせれば、☀️の病とよくなるのがわからんのか!?」

2020-05-05 21:35:50
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

「っ☀️!!!!あ、あぁ、なんてことなさるの!?この子は体が弱いのよ!!」母は☀️を抱き上げ、父に睨みつける。その姿に、今まで父の中で耐えてきたものがプツリと切れた。「ええいっ黙れ!!そもそもお前が神頼みにせず、きちんとした治療をさせれば、☀️の病とよくなるのがわからんのか!?」

2020-05-05 21:35:50
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「お医者様には見せたわ!!でも、ちっおもよくならないのよ!!」「あれは医者ではなく祈祷師ではないかっ!!そんなことも分からなくなったのか!?」「どうしてそんな酷いことを言うの……私は☀️を……☀️を心配しているだけなのに……」 ☀️を抱いて泣き崩れる母を見下ろしながら父はその背を撫でる

2020-05-05 21:38:14
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

「お医者様には見せたわ!!でも、ちっおもよくならないのよ!!」「あれは医者ではなく祈祷師ではないかっ!!そんなことも分からなくなったのか!?」「どうしてそんな酷いことを言うの……私は☀️を……☀️を心配しているだけなのに……」 ☀️を抱いて泣き崩れる母を見下ろしながら父はその背を撫でる

2020-05-05 21:38:14
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「──何も、そなたの母心を無碍にしているわけではない。☀️を渡しなさい、医者に見せよう」腕の中から☀️を引き取り、抱き上げると、母は取り乱したように父に縋りついた。「どこへ連れていくの…!?☀️をどこへ連れていくの!返してっ、返してよっ!」「医者の元へだ!すぐに戻ってくる!」

2020-05-05 21:40:49
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

「──何も、そなたの母心を無碍にしているわけではない。☀️を渡しなさい、医者に見せよう」腕の中から☀️を引き取り、抱き上げると、母は取り乱したように父に縋りついた。「どこへ連れていくの…!?☀️をどこへ連れていくの!返してっ、返してよっ!」「医者の元へだ!すぐに戻ってくる!」

2020-05-05 21:40:49
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その様子を部屋の外から兄上が見てんのね。傍から見たら、父が母を虐げているように見えるから、ここで兄上の中では「父=暴力を振るう人 母=弱者の守る者」とい図式が完成してしまったんだな。なんてこったい。両親が言い争っている間に、☀️は意識を取り戻すんだけど、自分に手を上げ父に怯えちゃう

2020-05-05 21:44:01
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

その様子を部屋の外から兄上が見てんのね。傍から見たら、父が母を虐げているように見えるから、ここで兄上の中では「父=暴力を振るう人 母=弱者の守る者」とい図式が完成してしまったんだな。なんてこったい。両親が言い争っている間に、☀️は意識を取り戻すんだけど、自分に手を上げ父に怯えちゃう

2020-05-05 21:44:01
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

「っひ、ははぅえ、ははうぇ」と母に手を伸ばす☀️。母は父の腕から☀️を取り返し、ギュッと抱き込むんですよ。その様子を見ながら、途方に暮れてしまう父。「……好きにしなさい」と言って部屋を後にするんだな。兄上はそんな様子を幼心に見てるから、弟と母は弱者で守る者と思うようになる

2020-05-05 21:47:05
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

「っひ、ははぅえ、ははうぇ」と母に手を伸ばす☀️。母は父の腕から☀️を取り返し、ギュッと抱き込むんですよ。その様子を見ながら、途方に暮れてしまう父。「……好きにしなさい」と言って部屋を後にするんだな。兄上はそんな様子を幼心に見てるから、弟と母は弱者で守る者と思うようになる

2020-05-05 21:47:05
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父はね、☀️のことも母のことも家族とし愛してる人です。軍人気質で不器用なところがあるんですけど、家族をね愛していたんです。ただ厳しい家だったから、嫁いできた母が溜め込んで少し心を弱くなっていたことに、きづけなかったんです。

2020-05-05 21:49:35
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

父はね、☀️のことも母のことも家族とし愛してる人です。軍人気質で不器用なところがあるんですけど、家族をね愛していたんです。ただ厳しい家だったから、嫁いできた母が溜め込んで少し心を弱くなっていたことに、きづけなかったんです。

2020-05-05 21:49:35
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☀️が5つになる頃かな? ついに母の心の方が限界を迎えるんですよね。それを見た父は、☀️を引き取って、母だけを実家へ返そうと思うんです。子どもの面倒を見るのも無理だろうと。しかし、母は☀️を連れて実家へ帰ってしまう。父は慌てて☀️だけでも取り戻そうとするんですけど、門前払い&面会謝絶状態に

2020-05-05 22:18:00
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

☀️が5つになる頃かな? ついに母の心の方が限界を迎えるんですよね。それを見た父は、☀️を引き取って、母だけを実家へ返そうと思うんです。子どもの面倒を見るのも無理だろうと。しかし、母は☀️を連れて実家へ帰ってしまう。父は慌てて☀️だけでも取り戻そうとするんですけど、門前払い&面会謝絶状態に

2020-05-05 22:18:00
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それから何度交渉しても母の実家は父と母や☀️に会わせることはしませんでした。あまり☀️とも会わなかった、父が意図的に伏せたことで、兄上は☀️の存在を忘れていきます。※☀️はほとんど母が囲うような形でそばに置いていました。彼女の拠り所は、病弱な息子だったのでしょう。

2020-05-05 22:21:27
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

それから何度交渉しても母の実家は父と母や☀️に会わせることはしませんでした。あまり☀️とも会わなかった、父が意図的に伏せたことで、兄上は☀️の存在を忘れていきます。※☀️はほとんど母が囲うような形でそばに置いていました。彼女の拠り所は、病弱な息子だったのでしょう。

2020-05-05 22:21:27
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母の実家へやってきた☀️。母側の祖父母たちや親戚、家の人達は母の思いを受けいれ、☀️を女として育てました。ただし、しっかりとした治療を受けさせることによって、☀️の身体は徐々に快調に向かっていきます。母はそんな☀️に少しずつ精神も安定させていきます。

2020-05-05 22:23:46
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

母の実家へやってきた☀️。母側の祖父母たちや親戚、家の人達は母の思いを受けいれ、☀️を女として育てました。ただし、しっかりとした治療を受けさせることによって、☀️の身体は徐々に快調に向かっていきます。母はそんな☀️に少しずつ精神も安定させていきます。

2020-05-05 22:23:46
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☀️は母のことが大好きでした。母がいない時に自分を庇ってくれていた兄ももちろん好きでした。ただ、兄は忙しい人だったから遠くから見ていることしか出来なかったけれど、立派に務めを果たそうとする姿に憧れていました。遠く離れていても、兄上の顔に泥を塗るよなことはしない。そんな淑女になろうと

2020-05-05 22:27:42
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

☀️は母のことが大好きでした。母がいない時に自分を庇ってくれていた兄ももちろん好きでした。ただ、兄は忙しい人だったから遠くから見ていることしか出来なかったけれど、立派に務めを果たそうとする姿に憧れていました。遠く離れていても、兄上の顔に泥を塗るよなことはしない。そんな淑女になろうと

2020-05-05 22:27:42
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

家によく来る男の子がいることを、☀️は知っていました。しかし、家の人からあまり外を出てはいけないと言われていたので、窓辺から男の子が乗ってくる車を見るので精一杯でした。赫灼の髪と瞳を持つ、優しそうな男の子。「(いつか、あの子とお話ができるかしら)」心の中でひっそりと思うのです。

2020-05-05 22:31:20
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

家によく来る男の子がいることを、☀️は知っていました。しかし、家の人からあまり外を出てはいけないと言われていたので、窓辺から男の子が乗ってくる車を見るので精一杯でした。赫灼の髪と瞳を持つ、優しそうな男の子。「(いつか、あの子とお話ができるかしら)」心の中でひっそりと思うのです。

2020-05-05 22:31:20
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☀️は【女子】として育てられているので、淑女としての教育を受けていた。なまじ、体が弱かったために、同年代の他者との交流もほとんど皆無だったため、自分のズレに気づかずに歳を重ねていってしまった。そして、7か10の頃くらいかな?母が☀️に真実を告げるんですよね。「貴方は本当は男の子なのよ」

2020-05-05 22:39:32
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

☀️は【女子】として育てられているので、淑女としての教育を受けていた。なまじ、体が弱かったために、同年代の他者との交流もほとんど皆無だったため、自分のズレに気づかずに歳を重ねていってしまった。そして、7か10の頃くらいかな?母が☀️に真実を告げるんですよね。「貴方は本当は男の子なのよ」

2020-05-05 22:39:32
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「え……?」と☀️は母を見上げる。母は眉を下げながら、「貴方は体が弱かったから、ずっと、女の子として育ててきたの。けれど、もう病も快調に向かっているし、お医者様も『大丈夫』と言っていたから」と語る母の言葉を聞きながら、☀️の頭は混乱してしまう。

2020-05-05 22:42:07
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

「え……?」と☀️は母を見上げる。母は眉を下げながら、「貴方は体が弱かったから、ずっと、女の子として育ててきたの。けれど、もう病も快調に向かっているし、お医者様も『大丈夫』と言っていたから」と語る母の言葉を聞きながら、☀️の頭は混乱してしまう。

2020-05-05 22:42:07
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「お母様、でも、わたし」と☀️が言葉を紡ごうとするけれど、母は☀️の手をそっと握って優しく笑う。「今まで貴方に無理をさせてしまってごめんなさい。でも、もうこれから大丈夫よ」と微笑んでくる母に、☀️は頷くことしかできなかった。

2020-05-05 22:53:26
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

「お母様、でも、わたし」と☀️が言葉を紡ごうとするけれど、母は☀️の手をそっと握って優しく笑う。「今まで貴方に無理をさせてしまってごめんなさい。でも、もうこれから大丈夫よ」と微笑んでくる母に、☀️は頷くことしかできなかった。

2020-05-05 22:53:26
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「(ちがうわ、ちがうの、お母様)」と心の中でお母様に訴える。「(それならば、今までの"わたし"はどうなってしまうの?)」「("わたし"はいったいだれなの?)」そう問いかけたくても、お母様にはできない。優しい人だから、またお心乱してしまったら大変だから。だから、この日"わたし"を殺すことにした

2020-05-05 23:02:16
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

「(ちがうわ、ちがうの、お母様)」と心の中でお母様に訴える。「(それならば、今までの"わたし"はどうなってしまうの?)」「("わたし"はいったいだれなの?)」そう問いかけたくても、お母様にはできない。優しい人だから、またお心乱してしまったら大変だから。だから、この日"わたし"を殺すことにした

2020-05-05 23:02:16
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

その日から☀️は【女】の"わたし"ではなく【男】の"俺"へとなる。つまり、元の性別で生活を送るようになるが、それがなかなか上手くいかなない。そこで初めて自分の体の違和感に気が付く。「(ああ、俺は男だったのか)」と自覚すれど、十年間も【女】として生きた自意識がそう簡単に捨てれるものではない

2020-05-05 23:06:40
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

その日から☀️は【女】の"わたし"ではなく【男】の"俺"へとなる。つまり、元の性別で生活を送るようになるが、それがなかなか上手くいかなない。そこで初めて自分の体の違和感に気が付く。「(ああ、俺は男だったのか)」と自覚すれど、十年間も【女】として生きた自意識がそう簡単に捨てれるものではない

2020-05-05 23:06:40
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

【男】として生活するようになると、今まで自分が好ましく思っていたものが否定されるようになった。綺麗な花、香りの良い紅茶、ふわふわと柔らかな生地の洋服、夢のような御伽噺や童話。それらをこのましくおもっていいのは【女】の"わたし"だけなのだと。その差異に、☀️は混乱した。

2020-05-05 23:09:57
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

【男】として生活するようになると、今まで自分が好ましく思っていたものが否定されるようになった。綺麗な花、香りの良い紅茶、ふわふわと柔らかな生地の洋服、夢のような御伽噺や童話。それらをこのましくおもっていいのは【女】の"わたし"だけなのだと。その差異に、☀️は混乱した。

2020-05-05 23:09:57
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それでも、☀️は【男】として日々を生活していた。できてしまっていた。でも耐えきれなくなると、☀️は鏡に向かって、2人の自分を分けることにした。しかし、ついに混乱やストレスが限界値に達し、☀️は倒れてしまう。それに母や家族の人は驚き、お医者様の診断で☀️の心因性のストレスだと診断される。

2020-05-05 23:14:12
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

それでも、☀️は【男】として日々を生活していた。できてしまっていた。でも耐えきれなくなると、☀️は鏡に向かって、2人の自分を分けることにした。しかし、ついに混乱やストレスが限界値に達し、☀️は倒れてしまう。それに母や家族の人は驚き、お医者様の診断で☀️の心因性のストレスだと診断される。

2020-05-05 23:14:12
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

【女】と【男】の2つの自分を上手く自分の中で、折り合いが付けられないのだ。と、☀️は素直に家族に話した。祖父母は極端すぎたと反省したけれど、母は自責して反省した。しすぎてしまった。母は、【女】と【男】の☀️をそれぞれの1人の人格を持つ人間として、接するようにしたのだ。

2020-05-05 23:17:47
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

【女】と【男】の2つの自分を上手く自分の中で、折り合いが付けられないのだ。と、☀️は素直に家族に話した。祖父母は極端すぎたと反省したけれど、母は自責して反省した。しすぎてしまった。母は、【女】と【男】の☀️をそれぞれの1人の人格を持つ人間として、接するようにしたのだ。

2020-05-05 23:17:47
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

お医者様も祖父母も反対した。けれど、それが☀️にとって気が楽になってしまったのだ。それから、☀️は意図して【女】の"わたし"を演じるようになっていった。ただし、頻繁にならないようにして。それから、☀️は薄氷の上を進むように、ギリギリのところで自己を確立していた。父の懸念が現実になったのだ

2020-05-05 23:21:07
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まとめたひと
ゆうさき@低浮上 @yu3k1_4r1

おい!!!!!なんで🎴の耳飾り触った!!!!!ゆうさき(腐/25↑) kmtの縁受け・黒十(字書き)/twst創作寮生·オリキャラ語り(🥥推しの右固定)/一次創作 ※単行本・プレイ感想ネタバレ 左右固定 自衛中 18↓FR等勘弁。アイコンは彩季さまから🙏 詳細はツイプロ