コンプレックスだらけの探偵、シャルロットとその愉快な仲間たち。
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ホタテP@さんきゅー @darkmoon_souji

【探偵さんの退屈なお仕事】 とある町に建つ、古いビルの3階にウィリオス探偵事務所は存在する。 長髪が印象的な探偵助手の少年、シオン。 猫耳を付けたある国の訳ありな姫、アリア。 飼い犬のチェルシー。 そして、童顔で身長が低いことがコンプレックスの探偵、シャルロット・ウィリオス。

2016-11-27 21:40:36
ホタテP@さんきゅー @darkmoon_souji

【探偵さんの退屈なお仕事2】 「暇だ……」 最低でも一日に一回、シャルロットはそうつぶやく。 「だったら部屋の掃除をしてください」というシオンの声は耳に入らない。 「はぁ……面白い事件はないものか……」 これもお決まりの台詞である。 「シャルロット君! 頼みたいことがあるんだ!」

2016-11-27 22:04:26
ホタテP@さんきゅー @darkmoon_souji

【探偵さんの退屈なお仕事3】 そして突然のタイミングで事務所にある男がやって来るのも、いつものパターンである。 「だからっ……」 シャルロットは机を叩いて立ち上がる。 「ノックもチャイムもなしに勝手に入ってくるなっつーの!」 「君だって人のこと言えないじゃないか」

2016-11-27 22:07:45
ホタテP@さんきゅー @darkmoon_souji

【探偵さんの退屈なお仕事4】 「うるせぇ! これとそれはまた別の話だ!」 シャルロットがやけにつっかかっていくこの男は、ミリアル・スマイル。 かの有名なスマイルカンパニーの若き社長である。 シャルロットとは腐れ縁であり、仕事を依頼してくる人物でもある。

2016-11-27 23:28:21