チキチキ『あなたはほんとうにずるい』と言ってくる刀剣男士選手権

ゆすら @yusula

把握したけど、リプで言ったらええやん 相互だろ marshmallow-qa.com/messages/0c965…

ゆすら @yusula

というわけで、相互なのにわざわざマロからご依頼くださいましたので 「チキチキ『あなたはほんとうにずるい』と言ってくる刀剣男士選手権」を開催します

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「ご主人様、貴女は本当にずるい」 その目には涙すら浮かんでいたかもしれない。 「放置されるご褒美を味わってみたいと思うのに、ご主人々の傍らから外されたらと思うと、それもご褒美なんて、たまらないよ…」 違うご褒美が欲しくてたまらないのに今のご褒美も良すぎて溺れそうだよ…と亀甲が呟いた

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「貴女、本当にずるいんですよ」 けだるげな吐息ともに恨み言を向けられた。 「さして僕を欲しがりもしないくせに、僕から貴女のそばにいたいと思わせるなんて、小娘のくせに生意気なんですよ」 宗三は色違いの目で逃さない、という風に私を見つめていた。

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「貴女は、本当に狡くていらっしゃる」 その顔は微笑んでいた。けれどその声には隠しようのない焦燥の温度があった。冷たいのに、焦げるような瞳の色。 「仕方ありませんな。貴女は審神者。私は刀剣男士。その分は弁えると致しましょう」 一期は最後にそう言い置くと静かに部屋を出て行った。

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「――ずるいんですよ、あなたは」 そう言った後、長谷部はうつむいて膝の上で作った拳をぎゅっと握りしめていた。 「元より、叶うだなど思った事はありません。けれど、ずっとお側にいられる物だと思っていました。こんな話を聞いてしまったら俺は何も言えないじゃないですか」 長谷部の拳は震えていた

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「ほんっとさ、ズルいよね。帰れる場所があるだけで満足してたのにさ」 笹貫は笑っていたけれど、どこか恨みがましい表情だった。 「俺をこんな風にしちゃったの、誰の仕業かわかってる？」 今まで執着など持たない、という顔をしていた相手の変化に、私は息を呑んだ。

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「主よ。それはちと、狡いのではないか」 涼しげな顔で言われた言葉だったけれど目は笑っていなかった。 「さすがにここまで気を持たされて、そんなつもりはありませんでしたで引き下がる程やさしくはないぞ、俺は」 虹彩に光る月を見ながら、この刀が神様だった事を忘れていたとうっすらと背が冷えた

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「……それは我を愚弄している自覚があっての事か」 稲葉がすっと目を細めた。 「随分と侮られた物だな。この我をなんだと思っているのか」 怒らせた、と思わず身が固くなる。けれど稲葉はそこまで言うと深いため息をついた後、あきらめたような顔になった。 「お前は、狡い」

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「そういった、小狡いやり方は感心せんな」 その声はとても冷たかった。「見下す」と言っていい視線を向けられ体が竦む。 「何より腹立たしいのは、この俺が狡いと感じている事だ。一人の女如きに対して」 一文字の刀にあるまじき失態である、という日光の顔は苦しげで、刀ではなく男の顔になっていた

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「主。ずるいのですよ、あなたは」 太郞太刀は微笑んでいた。 全てを知っているのだ、とその目が言っていた。 「いつも皆の意見を聞いているのに、このような時だけ主の一存で決められるのですか。――いや、このような時だからこそ、ですね。あなたはそういう人だ」 私はその言葉に返事ができなかった。

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「ずるいぞ、あるじ！」 執務室に走り込んで来た謙信は一瞬だけ息を整えると叫んだ。 「つぎのあるじのごえいは、ぼくのばんだぞ！　いきさきが、まえのあるじのいるほんまるだからって、かんけいない！」 そう言うと畳に手をついた。 「なにとぞ、このおやくめ、ぼくにおまかせください」

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「全く、この俺が主に向かってこのような気持ちを抱くとはな」 大包平は不敵な笑みを浮かべていた。 「敵を欺くにはまず味方からか。そのような胆力がある事を初めて知った。それでこそ我が主。――だが、これは一言言わせてもらわねばならない」 そこで大包平は私を振り返った。 「お前は、ずるい」

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「俺はこれまで期待などした事はなかったと思う。いや、あったかもしれないが結局は蔵の中、だったからな」 大典太はため息をついた。 「……だが、あんたと出会って、自分が刀として働きたいと願っていた事を知ってしまった」 苦笑交じりに「どうしてくれる」と言われた。 「全く、あんたはずるい」

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「君は随分と頭が回るようだ。色々な本丸を見て来たけれど、ここまでする審神者はいなかったよ」 警報音が響き渡る中、むしろ楽しげな顔で長義がいう。 「全く、誰が始末をすると思ってるんだ」 立場を利用した事を謝ろうとした時だった。 「ずるいね、君は」 長義は鮮やかに華やかに、微笑んで言った

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「雇い主、そーいうのは、良くないと思います」 電話を切った私の後ろから八丁が感想をよこす。 「あら、でもこれも審神者の特権よ？」 平然とした私を見て、八丁は驚いた顔から笑顔になる。 「雇い主、案外そういうタイプだった？」 「ええ、実は」 「はは。雇い主、ズルい」 八丁が声を上げて笑った

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「また新刀の世話焼いてんのかよ」 明らかに不機嫌なトーンの声が背後から響く。 「いや、わかってっけど。でもな、俺の事は構わなくっていいって話にはならねえだろ」 とっさに、隣に腰を下ろした豊前の頬に、そっと唇をつけた。執務室でする事じゃない、と私の顔は真っ赤になる。 「ずるいっちゃ…」

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太鼓鐘貞宗の「あなたはずるい」 ※パパ実はと同じ方からのリクエストかなと思ったので繋げてみました。長くなったのでついのべではなくSS名刺です pic.twitter.com/l2Tx1B6SgF

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審神者から折れた刀への「あなたはずるい」 山姥切長義編 ※長い＋刀剣破壊の話なので画像です pic.twitter.com/gyewta4uAZ

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「さすがにちょっと刀使いが荒いんじゃない？」 都合で、遠征を連続で頼んでしまった。愚痴をこぼされても止む無しだ。 「はい、これはお詫び」 希少で高価な、バラの苗の予約表を手に乗せると福島が苦笑する。 「これは……ずるいんじゃないかなあ」 届いたらガーデニング休暇もね、と福島が苦笑した