恋は大騒ぎ（１０）

るな@ドール @runadolls7

232-1 瑠璃「あのね、」 瑠璃「昨日うちで話してたんだけど」 聡太「うん？」 瑠璃「あのさ…」 瑠璃「ウチのパ…父がね」 瑠璃「『まだ瑠璃の彼氏に会ってないぞ』って言い始めて」 聡太「お母さんには何度か会ってるけどねぇ」 瑠璃「父も会いたいって」 瑠璃「お呼びしなさいって」 聡太「え」 pic.twitter.com/4JVDcve6lQ

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232-2 聡太「な…なんか、」 聡太「改まって呼ばれるの」 聡太「緊張するんですが」 瑠璃「んでね」 瑠璃「ウチの父、会社やってて」 聡太「社長さん！？」 瑠璃「小さい会社だけどね…」 瑠璃「ちょっと変わり者なんだけど」 瑠璃「大丈夫…？」 聡太「変わり者？」 瑠璃「ちょい圧し強めかも」 pic.twitter.com/v9Y0LsJMyK

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232-3 瑠璃「それから」 瑠璃「ウチ、一人娘なんで」 瑠璃「その…父にはちょっと」 瑠璃「愛され度が強くてですね…」 聡太「えーっと、それは」 聡太「俺がお会いする人は」 聡太「娘を溺愛する圧の強い社長さん」 聡太「…ってことで合ってる…？」 瑠璃「…うん…」 聡太「…ハードル高…」 pic.twitter.com/t6CJYHDQDb

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232-4 瑠璃「あっでも、」 瑠璃「別に結婚のご挨拶なわけでもなく」 瑠璃「単に会ってみたいだけなんで」 瑠璃「そんなに恐れないでくだされば…」 聡太「ってか前情報がヤバすぎて」 聡太「恐れないわけにはいかない感が」 聡太「すごいんですが」 瑠璃「まぁ」 瑠璃「会社やれる程度にはフツー」 pic.twitter.com/wmKo75AjH9

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232-5 瑠璃「私にとっては」 瑠璃「ちょっと甘い良い父なんで」 瑠璃「多分そんなに迷惑はかけないと」 瑠璃「…思う…」 聡太「その思わせぶりな言い方」 聡太「ちょっと困ります…」 瑠璃「あ、ごめんなさいです…」 瑠璃「…今度お夕食にでもって」 瑠璃「言ってるけど、どう？」 pic.twitter.com/tHate7gTYD

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232-6 聡太「それはありがたいんですが」 聡太「…何着ていけばいい…？」 聡太「リクルートスーツとか」 聡太「まだ買ってないよ…？」 瑠璃「面接に来るんじゃないから」 瑠璃「フツーに普段着で来てくださいよ」 瑠璃「母から言われてるのは」 瑠璃「「余計な気遣いは無用』」 瑠璃「ですって」 pic.twitter.com/RtPmQCAVNX

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232-7 瑠璃「『お菓子とかお花とか持ってくることないからね』」 瑠璃「『あの子ならやりそう』」 瑠璃「だそうで」 聡太「えー」 聡太「手土産禁止！？」 聡太「ある意味ハードル上がるよ？」 瑠璃「親戚の変なおじちゃんと会うと思って」 瑠璃「気楽に来てくれればいいんだけど」 pic.twitter.com/t1647kF2a5

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232-8 聡太「その「変な』の想像がつかないの」 聡太「かなり緊張する…」 瑠璃「びっくりされると困るから」 瑠璃「言っちゃったけど」 瑠璃「余計だったかしら…」 聡太「いや、言ってくれた方が…」 聡太「ん、でも、どっちが良かったのかな…？」 pic.twitter.com/Iyqp15rXO1

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233-1 聡太「あれ、着信」 聡太「健吾さんだ」 聡太「なんだろ」 聡太「もしもーし」 聡太「健吾さん？」 聡太「どーしました？」 健吾「…お前が言ってたことは正しかった」 健吾「俺が間違ってた」 聡太「どしたの？」 聡太「声が暗いっすよ？」 聡太「会ったほうがいい？」 pic.twitter.com/IuH5bJ20n5

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233-2 健吾「うん、いい」 健吾「夜も遅いし」 健吾「実は…」 健吾「咲が妊娠してたわ…」 聡太「えっ」 聡太「マジですか」 健吾「医者に行って確認したから間違いない」 健吾「俺、なんか、身内に気を遣うの」 健吾「カッコ悪いと思ってて」 健吾「ものすげーバカなんだけど」 pic.twitter.com/iVD2AdkYay

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233-3 健吾「お前にそれはダメだって言ってもらって」 健吾「態度改めたつもりだったけど」 健吾「間に合わなかったわ…」 聡太「…」 聡太「咲さんは元気なの？」 健吾「精神的に参ってて」 健吾「体調も悪くてね…」 健吾「私がちゃんと言えなかったのが悪いって」 健吾「自分のこと責めてるよ」 pic.twitter.com/McJEu5zpjt

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233-4 健吾「俺が半ば強引にしてたことだから」 健吾「咲は断れなかっただけなんだけど」 健吾「自己嫌悪だわ」 健吾「そんなのしたって意味無いの分かってるけど」 健吾「これから動かなきゃならないんだけど」 健吾「お前に弱音吐きたかった」 健吾「俺クソ野郎だけど」 健吾「聞いてほしかった」 pic.twitter.com/iRpM3lSEGL

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233-5 聡太「俺、アドバイスとかできる立場じゃないけど」 聡太「まずは健吾さんが冷静でないと」 聡太「咲さん、何を頼っていいかわからなくなりそう」 聡太「ここでなら」 聡太「弱音なんかいくらでも吐いていいから」 健吾「サンキュ」 健吾「もうね」 健吾「どうしていいのかわかんないよ…」 pic.twitter.com/BjtVOJz2n3

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233-6 聡太「健吾さん」 聡太「これからどうしたいの？」 健吾「俺としては、」 健吾「咲と結婚したい」 健吾「でも、子供を育てるには」 健吾「金がいる」 健吾「俺、大学辞めた方がいいのかなって」 健吾「思ってる…」 健吾「それ以前に、咲の親に許してもらえるか…」 健吾「産めるのか…」 pic.twitter.com/iCDkka1mNY

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233-7 聡太「健吾さんが腹括ってるなら」 聡太「あとは誠心誠意」 聡太「頑張るだけ、だよな…」 健吾「うん」 聡太「俺で良かったら」 聡太「なんの役にも立たないけど」 聡太「話くらいは聞くから」 聡太「辛くなったら連絡くださいよ」 健吾「うん」 健吾「ありがとう…」 pic.twitter.com/U6O5I2TekU

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234-1 （高校、教室） 逸海「なぁ、修二」 修二「うん」 逸海「みはるんやっぱり元気無いね…」 修二「うん…」 逸海「俺、明日部活休めるから」 逸海「みんなで遊びに行かない？」 逸海「実里さんとかも呼んで」 修二「おう、いいよ」 修二「その二人呼ぶとなると、瑠璃ちゃんもだな」 pic.twitter.com/xchDhNJv5b

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234-2 修二「みのりん、瑠璃ちゃん」 修二「ちょっと相談なんだけど」 修二「明日空いてる？」 瑠璃「うん」 実里「空いてる」 修二「逸海と、みはるん連れて遊び行こうって」 修二「元気出してってやろうって言ってる」 瑠璃「渡井くんが」 逸海「藤崎さん、よろしくね」 瑠璃「いいね、行こう」 pic.twitter.com/hP0CTVjz8s

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234-3 実里「どこ行こうか」 実里「歌いにでも行く？」 逸海「俺、音痴だけどいい？」 逸海「恥ずかしいことに音楽はちょっと」 逸海「聴くの専門で…」 逸海「でも、ワイワイやってた方が」 逸海「みはるん楽しいかもね」 修二「実は歌がすっごい上手いやつ」 修二「いないから安心して」 pic.twitter.com/OzH0zOiCPf

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234-4 修二「前にみんなでカラオケ行ったとき」 修二「結構安心感あったもんね」 修二「すっごい上手いのは」 修二「うちの兄貴くらいだった」 実里「あー」 実里「あれはなんか、すごかった」 実里「普段感じたことないけど」 実里「あのとき限りはかっこいいって思った」 瑠璃「いいよ、それで…」 pic.twitter.com/8W5KzU8pqM

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234-5 康太郎「なんか集団で話してる？」 康太郎「面白そうな話なら混ぜてよ」 修二「おう、康太郎か」 修二「お前、カラオケ好き？」 康太郎「大好きだよ？」 修二「じゃあお前も来る？明日」 康太郎「えー、混ぜて混ぜてー！」 瑠璃「あくまでもこれ」 瑠璃「みはるんを元気付ける会ね？」 pic.twitter.com/5wJHIDy7nA

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234-6 康太郎「美晴さん？…確かにこの頃」 康太郎「元気なさそうだね…」 逸海「うん、それでみんなで遊んで」 逸海「元気づけようって思ってたんだよね」 逸海「賛同してくれるなら」 逸海「康太郎も来てよ」 康太郎「おう、もちろん」 康太郎「俺、賑やかし要員だけどいい？」 pic.twitter.com/Z2Bg9mYBQS

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234-7 修二「みはるーん」 修二「ちょっと来て」 美晴「ん？」 逸海「明日、空いてる？」 逸海「メンツ集まったから」 逸海「遊ぼうよ」 美晴「うん…」 美晴「ひょっとして気を遣わせてる？」 瑠璃「そういうの気にしなくていいよ」 瑠璃「みんなで遊ぼうよ」 美晴「うん」 美晴「ありがとう」 pic.twitter.com/1ptlm2NKfW

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235-1 （駅） 美晴（今日は月曜日…） 美晴（あ、悠宇さんいた） 美晴（そうか） 美晴（悠宇さんの声は…） 美晴（…くんちゃんの声に似てるんだ…） 美晴（ちょっと拗ねてるみたいな） 美晴（寂しがってるみたいな声） 美晴（これが聴きたくて来てるんだ） 美晴（私、未練がましいな…） pic.twitter.com/vWjwuGyc64

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235-2 悠宇「ではこれで今日は」 悠宇「終わらせていただきます」 悠宇「ありがとうございました」 悠宇「あ、ミハルちゃん」 美晴「あ、こんにちは…」 美晴（悠宇さんに「ミハル」って呼んでもらうのは） 美晴（「みはるん」って呼ばれると） 美晴（くんちゃん思い出しちゃうから…） pic.twitter.com/08GKADlvsM

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235-3 悠宇「ミハルちゃん、ちょっと喋っていかない？」 悠宇「あれからしばらく経ったのに」 悠宇「やっぱり沈んだ顔してる」 美晴（喋ってもいいか…） 美晴（どうせ知らない人だ…） 美晴「私、好きな人にフラれちゃって」 美晴「ずっと引きずってて」 美晴「忘れられなくて」 pic.twitter.com/zfsEKDPEvY

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235-4 悠宇「そっかー」 悠宇「よほど好きだったんだね、そいつのこと」 美晴「…」 美晴「そうだったみたいです…」 美晴「今でも、思い出すと涙が出てきます…」 悠宇「そっか」 悠宇「泣けるなら泣いた方がいいよ」 悠宇「傷ついたときに泣かないと」 悠宇「傷が治らないから」 pic.twitter.com/hqyRqiDE7F

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235-5 悠宇「俺も、失恋して辛くて」 悠宇「思い切って外で歌うようになって」 悠宇「回復したからさ」 悠宇「感情は外に出した方がいいんだよ」 美晴「私、そういうの苦手で…」 美晴「言えないんです…」 悠宇「ミハルちゃん、高校生でしょ」 悠宇「大人になると、泣かなきゃいけない時もあるよ」 pic.twitter.com/cAeZhgjdZm

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235-6 悠宇「俺だってまだ10代最後で」 悠宇「大人ではないけど」 悠宇「泣かなきゃいけないときに泣いたら」 悠宇「だいぶ前を向ける感じがしてきてた」 悠宇「ミハルちゃんは、好きなこととかある？」 美晴「好きなこと？」 悠宇「趣味とか…あと、推しとか」 美晴「ないなぁ…」 pic.twitter.com/A40mtqOKZ0

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235-7 悠宇「そしたらさ」 悠宇「歌うといいよ」 悠宇「吐き出せる」 美晴「歌かぁ…」 美晴（明日カラオケ行くな…） 悠宇「ミハルちゃん、せっかく可愛いのに」 悠宇「悲しそうな顔してるの勿体無いよ」 悠宇「無理に明るく振る舞う必要はないけど」 悠宇「きっと、笑った方がもっと可愛いよ」 pic.twitter.com/XhZSl72dst

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235-7 美晴（ああ、くんちゃんがこんなふうに） 美晴（言ってくれたら） 美晴（甘えちゃうところだったのにな…） 美晴（ううん、） 美晴（声は似てるけど） 美晴（この人はくんちゃんじゃない） 美晴（私は私のご機嫌をとらなくちゃならない） 美晴（それは確か） 美晴（明日は歌おう…） pic.twitter.com/9uRiAykHVI

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236-1 （カラオケ屋） 修二「さて、入って入って」 修二「テキトーに曲入れ始めて」 瑠璃（お…前回は黒子に徹してた修二くんが） 瑠璃（今日は仕切ってるぞ） 瑠璃（ここの男の子の人間関係では） 瑠璃（そーゆー役割なのね） 康太郎「そういや、聞きたかったことがある」 pic.twitter.com/eKGyreDtiM

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236-2 康太郎「逸海と美晴ちゃん、お前らいったい」 康太郎「どーゆー関係？」 康太郎「側から見てるとすっげー仲良さそうで」 康太郎「気になってんだけど」 修二（うわ） 修二（そか、こいつだけ事情知らないもんな…） 修二「それは、」 逸海「俺、みはるんにフラれたの」 美晴「逸海くん！」 pic.twitter.com/76f6qKZoKk

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236-3 逸海「友達ではあるけどね」 逸海「俺らのことは気にすんな」 康太郎「お、おう」 康太郎「そゆこと？」 康太郎（めっちゃ仲良さそうなのになー） 康太郎（そんなもんかー） 康太郎「じゃ、俺歌入力しちゃうよ？」 実里「どぞどぞ」 瑠璃「案外上手い」 修二「こん中じゃ一番上手いかも」 pic.twitter.com/Zj3GKMGwsS

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236-4 康太郎「それじゃ歌って告白すればよかった？」 瑠璃「無駄」 康太郎「また切って捨てるー」 瑠璃「だって、彼の方が上手いもん」 瑠璃「ねー、修二くん」 修二「兄貴と比べるんじゃありません」 修二「あれは風呂のカナリアなので」 修二「だいたい歌ってるんで」 修二「普段から慣らしてる」 pic.twitter.com/nO6FacbzHx

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236-5 康太郎「えー」 康太郎「瑠璃ちゃんの彼氏、どんなやつなんだよ」 康太郎「何やっても敵わないとか」 康太郎「悔しいんですが」 修二「そんな、大したもんじゃないよ」 瑠璃「めっちゃ大したもんよ！」 修二「まぁ、いると面白いけど」 康太郎「…」 康太郎「そいつ、見てみたい…」 pic.twitter.com/8OvCpZ6TUu

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236-6 実里「え、聡太先生呼ぶの？」 修二「みのりんちょっと話が飛躍しすぎなんだけど」 瑠璃「呼ぶ？」 修二「え、マジ？」 美晴「いいんじゃない？」 美晴「あの人いると場が和む」 瑠璃「ゆるキャラみたいな扱いね」 美晴「事実そんなもんだし」 pic.twitter.com/oK3e09QqFj

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236-7 康太郎「ゆるキャラ…？」 康太郎「俺の中ではめっちゃかっこいいやつを想像してんだが」 修二「それは訂正したいところだ」 修二「ゆーて、俺の兄貴よ？」 逸海「修二の兄貴？」 実里「うん、瑠璃ちゃんの彼氏」 逸海「え、そうなの？」 実里「みはるんと瑠璃ちゃんと私の家庭教師の先生」 pic.twitter.com/3IsUPP2Nf4

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236-8 逸海「そうなんだ、みはるん」 美晴「うん」 修二「マジで呼ぶか…？」 康太郎「呼べ」 康太郎「俺、どんなやつに敵わなかったのか」 康太郎「見てみたい」 瑠璃「なんか、聡太さんに悪いなぁ」 修二「大丈夫でしょ」 修二「カラオケ大好きだし」 修二「みんなでワイワイするのも好きだし」 pic.twitter.com/qNX8uyXuGe

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237-1 （236の続き、カラオケ屋） 聡太「来たよー」 聡太「あれ、知らない人もいる」 聡太「これなんの集い？」 修二「ご苦労」 修二「高校のクラスの友達の集いね」 聡太「なんで俺呼ばれたの？」 瑠璃「えっと」 康太郎「よろしくお願いします」 康太郎「俺、佐藤康太郎っていいます」 pic.twitter.com/YT9gZqali5

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237-2 聡太「あ、よろしく。俺、長山聡太」 聡太（…佐藤…って、） 聡太（あいつか） 修二（そこ…） 修二（睨み合わないで…） 修二（ってか兄貴） 修二（大人げないよ…？） 瑠璃「康太郎くん、この人が私の彼」 修二（あ、言い切った） 修二（言い切っていいんだけど） 修二（この空気で…） pic.twitter.com/yJG3tAWR6X

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237-3 康太郎（めっちゃ背が高い） 康太郎（顔もまぁ、負けてるかもな…） 康太郎（修二の兄貴だもんな…） 康太郎「あの、大学生なんすよね？」 康太郎「どこ通ってんすか？」 聡太「え…◯◯大…」 修二（康太郎、やめろ） 修二（スペックで戦うな） 修二（スペックだけなら相当高いぞ、兄貴は） pic.twitter.com/3quDcvhA91

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237-4 康太郎「マジですか」 康太郎「すげー…」 聡太（なんか…値踏みされてない？） 聡太（なにごと？） 康太郎「るりちーと付き合ってどんくらいなんすか？」 聡太「えっと…どんくらいだっけ？」 瑠璃「そろそろ半年」 聡太「半年かー」 康太郎（えっ） 康太郎（るりちーの声色が違う） pic.twitter.com/0weLKtOGUv

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237-5 康太郎（ちょっ） 康太郎（るりちー、目が全然違う） 康太郎（めっちゃ優しそうな目をしてる） 康太郎（あんな目を人に向けてんの） 康太郎（初めて見た…） 逸海「とりあえずお兄さん」 逸海「駆けつけ一曲」 逸海「あ、俺渡井です」 逸海「よろしくお願いします」 修二（社交性あるな…） pic.twitter.com/SSrv8zq2c7

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237-6 実里「相変わらず歌うとカッコいいねー」 修二「黙ってりゃそこそこよ？」 実里「まともにしゃべらなきゃいいのかー」 瑠璃「おいおい」 聡太「（間奏の時）そこ、聞こえてるよ？」 聡太「カッコよくないのは百も承知だよ！」 瑠璃「マイクで主張しないでよ」 実里「承知してるなら良し良し」 pic.twitter.com/zWu7Ygbkrx

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237-7 康太郎「ハモっていいすか？」 聡太「お、よろ」 瑠璃「おおー」 瑠璃「すごーい」 実里「なんかすごい2人来た」 実里「これはカッコいい」 （数曲ふたりでハモる） 聡太「なんか気持ちいいー」 聡太「なんだっけ、康太郎くんだっけ」 聡太「また遊ぼう」 康太郎「ぜひ遊んでください！」 pic.twitter.com/yI6DQ0pPwG

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237-8 康太郎（やべー） 康太郎（こいつ、いい奴かも） 康太郎（なんか波長合うぞ…？） 康太郎（ああ、白旗だ） 康太郎（スペック高いのにゆるい） 康太郎（人懐こい） 康太郎（こいつ…） 康太郎（天性の人たらしかもしれん…） 康太郎（いつの間にか居心地良くなってる） 康太郎（敵わないや） pic.twitter.com/RUvSeaig86

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237-9 美晴（前にもこんなことがあったな…） 美晴（みんなでカラオケ行って） 美晴（そこにはくんちゃんもいた…） 逸海「みはるん、空調強すぎない？」 逸海「調子悪そう」 美晴「…うん、大丈夫。ありがとうね」 美晴（こんなに優しい人がいるのに） 美晴（なんでこの人じゃダメなんだろう…？） pic.twitter.com/goJSwxwyyh

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238-1 聡太「そういや、こないだのさ」 聡太「佐藤康太郎」 聡太「あいつが告ってきた『佐藤』？」 瑠璃「ええ、そうです…」 瑠璃「なんかめっちゃ仲良くなってたね…」 聡太「なんかあいつ、気が合いそう」 聡太「あいつ、懐に飛び込んでくるの上手だよね」 聡太「多分友達多いタイプ」 pic.twitter.com/Tzd4CCiibT

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238-2 瑠璃「そうね、友達は多いみたい」 瑠璃「文化祭実行委員会でも」 瑠璃「中心になって働いてるけど」 瑠璃「みんなに可愛がられてる感じ」 聡太「仕事はできそうだよね」 聡太「あの距離の詰めかたは正直羨ましいというか」 瑠璃「えー」 瑠璃「あなたもそれ上手よ？」 pic.twitter.com/Gdji46B3bH

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238-3 瑠璃「っていうか」 瑠璃「ふたりともだけど」 瑠璃「私と話してる時と全然違うのね」 瑠璃「男の人同士の社会性っていうか」 瑠璃「そういうのにスイッチが」 瑠璃「カチって切り替わる感じ」 瑠璃「大人だなぁって思う」 聡太「え、そんなに違う？」 瑠璃「うん」 pic.twitter.com/1v0swONCDe

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