5年間の話。戦線から帰ってきたフェリクスがフラルダリウスの屋敷のあのソファで寝てて、ロドリグ様がそれを見てそっとフェリクスに近づいて「お前は良くやってるぞ、フェリクス」て頭を撫でてやる回。フェリクスは朧げながら子供の頃に父に撫でられた夢を見ていた。
2019-12-21 17:33:08フェリとロドリグ様。グレンが亡くなってから確執のある親子だったけど、絶対に心の繋がりはあったはずなんだよ。距離を置いたとは言え、ロドリグ様はフェリクスの事を愛していたし、フェリクスも父上を想っていたでしょう。すれ違いからこんなにこじれてしまった事、もう戻せない時間が切ない。
2019-12-22 19:59:32すれ違いながらも5年の間に少しでもこういう思い出があったらいい。子供の頃にロドリグ様に撫でられた記憶は確かに忘れてないし、忘れられないんだよ。星のテラスでのフェリクスの表情が全てを語ってる。ロドリグ様は親である前に騎士として生きていたけど、それも彼の生きざまとして受け入れて欲しい
2019-12-22 20:12:37フェリクスはね、父上は自分が死んだときにもグレンが死んだ時と同じ言葉をかけるんだろうかって思ったりしたと思うよ。兄を大切に思っていたフェリクスからしたら生き恥となっても帰ってきて欲しかっただろうし、ここで騎士として死ぬことについての考えが180度変わったんではないかな
2019-12-22 20:33:05今生きてる自分は父上にとってなんなのだろうか。誇りさえあれば、朽ち果てようと構わないのだろうか。骸もなく、帰ることも叶わず、ただ騎士の誇りの為だけに。それ以降は親父殿として敬うことをやめて、兄の影を追っていた。しかし、セテスや先生と話して明確な結論に至ったね。
2019-12-22 20:43:14シルヴァンの方がガタイが良いし持久力はありそうというか心臓が強そうなので心拍数が少ないと思うんだよね。密着してるとお互いの心音が分かるから「フェリクスのが鼓動速いんだな」て噛み締めるように感じて欲しみがある。昼から何を言っているんだ
2019-12-23 12:00:07あとフェリが見た目より重いって表現も好きで、筋肉できゅっと引き締まってるのだよね。しなやかで美しいなってまるまるフェリを包み込んで欲しいな。シルの方が皮下脂肪があって、力抜くとふにっとしてて、フェリはシルの胸に手のひらを置いて、五本の指で胸を押して気持ち良いと思ったりするんだろ
2019-12-23 12:35:29ざっくりとした妄想をなんとなく書いてみたシルフェリ。(モブがよく喋り動き回っている)ふせったーちゃんで呟いたのとだいたい同じです。(4/6) pic.twitter.com/9u6HHNzIC6
2019-12-22 20:14:02浴室へ通されて扉の前に先ほどの男はなんなんだと小間使いの女たちや従者が集まる中、辺境伯がどかどかやってきて、浴槽に浸かって体を洗うフェリク スと同じ目線までしゃがんでよく顔が見たいと言う。フェリクス「なんだお前の髭面は、俺の知っている男とずいぶん違うな」とニヤリと笑う。
2019-12-23 13:32:11辺境伯「フェ リクスは昔と変わらないな、気がつかないなんてほんとどうかしてる」フェリ「…そんなことはいい、…シルヴ ァン、やめろ汚いぞ」と制止されたがフェリの顔に己の唇を寄せる。ああ、なんて幸運なんだろう、俺の元にまたフェリク スが返ってくるなんて。
2019-12-23 13:32:11辺境伯はこれが夢ではないと確かめようと再びフェリ クスの瞼に口付ける。フェリ「シルヴァ ン…」もう何年も俺を名前で呼ぶ者もないなとフェリク スから名を呼ばれ、喜びに打ち震えていると、もう上がるからとあっちへ行ってろと言われた。浴室から出て行くと
2019-12-23 13:32:12先ほどの侍女達がざわついた。ほらほら、彼は私の古い友人だ、丁重にもてなすように。あ、いや、あいつの事は放っておいてやれ」 そう言うと辺境伯は上機嫌で自室へと帰っていった。
2019-12-23 13:32:12浴室から出たフェリク スは清潔な衣に着替える、まるで学生の頃のブラウスに似たものだ。髪を結い扉の外に出ると、ゴーティエ家の侍女達と従者らが彼の本来の姿に目を丸くしてどよめいた。ふわりとしたブラウスの上半身と細身の下穿きでくっきりと体の線を出している。
2019-12-23 13:47:50彼の歩く姿は一歩前に出るだけで優美でしなやかで只者ではないと周囲の者に分からせた。 侍女の1人が後を追い、辺境伯様は自室でお待ちですと案内しようと声をかける。フェリ クス「案内は不要だ、ここの勝手は知っている」そう言うとすたすたと早足で行ってしまった。
2019-12-23 13:47:51しかし、フェリク スはシルヴァン の部屋には現れなかった。待てども現れないかつての恋人を仕方のないやつだなとシルヴァ ンは笑いつつ、探すことにした。 ゴーティエの屋敷の裏庭にある馬屋に彼は居た。ここだと思ったと近づくと、フェリ クスは馬達を見て、俺の知っている馬が一頭もいないなと
2019-12-23 14:20:22フェリクスが呟くと、何年経ったと思ってるんだと思ったが戦場をかけていた彼は時間の感覚が狂っているのかもしれない。子供の頃、彼は屋敷に来ると馬小屋に来て俺に乗馬を教えてくれとせがんだものだ。 フェリ「お前が戦場で使っていたあいつは?」シル「そいつももう死んだ。歩けなくなったからな」
2019-12-23 14:20:23そうか。とフェリ クスは言うと、幼少の頃、シルヴァ ンの前に座らされて野をかけたこと、戦場で彼に馬上に引き上げられ、帰り道に後ろにいた彼が自分の髪を嗅いだことなどを思い出していた。ふっ、と思わず笑ってしまう。思い出の中では生きているような気がしていた馬ももう居ない。
2019-12-23 14:20:24