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演劇企画ニガヨモギ🌿301号室 @nigayomogi88

【 不在のル・パンデュ 】 姉1役 築@ShaKy13_ ちっともくだらなくなんかないよ twitter.com/nigayomogi88/s… pic.twitter.com/Abl6QaIEMb

2023-06-11 09:39:44
演劇企画ニガヨモギ🌿301号室 @nigayomogi88

【 不在のル・パンデュ 】 青年役 宮口嘉行@miniperl ぼくはいつだって ぼくのままだ pic.twitter.com/nhzUPjngAW

2023-06-11 09:37:45
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さがん @nijidori3

演劇企画ニガヨモギ「不在のル・パンデュ」 #ルパンデュ 詩的かつ抽象的で、淡い余地が広がる作品。好きでした。賢治作品とベートーヴェンの曲が各所に織り込まれた、あまり多くは語られない話。何故男が消えたのか、結局男は個展で演奏をしたのか、パン屋の子供たちはチェロを聴けたのか、姉の死は pic.twitter.com/zYbgqby2qU

2023-06-24 13:45:58
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さがん @nijidori3

本当に事故だったのか。タイトルのル・パンデュは「吊るされた男」のタロットだけど、自ら吊られることを選んで死に近づくことによって深い英知を得る「起死回生」の意も含んでいるので、現在軸で男が不在だったことはつまりそういうエンディングなんだろうかと考えながら駅まで走っていた。

2023-06-24 13:45:58
さがん @nijidori3

セロ弾きのゴーシュではトロイメライを言い間違えた猫は「もうタクトはふらない」と言うしゴーシュは猫には謝らずに終わるけど、姉は最後にタクトを振っていて、これも愛かな〜〜 青いトマトのような弟、青いトマトは熟す前のやまなし、それがいずれひとりでに美味しい酒になることを姉は

2023-06-24 13:45:59
さがん @nijidori3

知っていたから「酒が俺を呼んでいる」ということなのかな〜と深読みを許されている(と思っている)ホンに浸っている。そして青いトマトを欲しがったパン屋の子供たち。語りすぎず、心地良い余地が続く話だった。お衣装がとても良い…姉ズのビジュアルが優勝…

2023-06-24 13:45:59
さがん @nijidori3

転換のタイミングでベートーヴェンの曲が流れるんだけど、浮気発覚(誤解)の場面で運命が流れたのちょっと面白かった。ところで賢治は運命を聴いて「こういう作品を書かなければ」と弟に言って『春と修羅』を執筆したという話なので、そのあたりもうっすらと重なるようで良かった。

2023-06-24 13:46:00
さがん @nijidori3

賢治作品で、運命を指揮したジョセフ・パスターナックが出てくる作品は「冬と銀河ステーション」なので、姉〜〜…!という気持ち。客入れの6 Ländler for 2 Violins And Bass, WoO 15 - No. 1 in D Major、好きな曲!

2023-06-24 13:46:00
さがん @nijidori3

劇団化初公演とのことで、ニガヨモギの名前が出てきたのも祈りのようだった。築さんのお芝居がやっぱり良いな〜…

2023-06-24 13:46:00
さがん @nijidori3

賢治のオタクなので賢治モチーフの作品ってかなり鬼門なんだけど、碌な夜がいねえを観てからまた築さん拝見したい気持ちが勝っての今日でした 行って良かった🎻

2023-06-24 13:47:34
さがん @nijidori3

ルパンデュ、好きなシーンは断片的にあるんだけど、「優しかった姉たち」が子供のように机の下にしまわれて手遊びしてるシーンが好きだった 全体的に寂しさが漂う作品だったけど、最後は各々の手で各々の救いを掴んだような印象があって、不思議と暗さを感じさせない

2023-06-25 02:44:52
さがん @nijidori3

演劇企画ニガヨモギ「不在のル・パンデュ」 pic.twitter.com/855W8twaxc

2023-06-26 23:49:11
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さがん @nijidori3

姉1&2、もういないはずなのにいるし、言って欲しいことも言って欲しくないことも言うし、うるさいくらいに雄弁なときもあれば喧噪をスープに溶かしたような沈黙を湛えるときもあって、絵画みたいだな~と思った 登場人物に名前がないのもいいね これからもこれまでも何にでもなれるみたいで

2023-06-26 23:51:39
さがん @nijidori3

私は捻くれてるので純粋な愛情を歪曲して受け取ってしまうんだけど、「明日まで生きて欲しい」みたいな台詞が身勝手で愛おしくて良かったな 愛は祈るだけじゃ報われないので押し付けるくらいの傲慢さがあってこそ

2023-06-26 23:59:15
さがん @nijidori3

塀に耳を押し当てているいつかの両親のためにチェロを弾き続けることもひとつの愛だったろうけど、ぜんたいの幸福のためにその道を選ばなかったのも親からすれば子の幸福で正しい愛なので、もうきっと子供たちは緑のトマトを盗らないんだろう

2023-06-27 00:02:36
さがん @nijidori3

姉ズのビジュがほんとうに良くて…

2023-06-27 00:09:58
さがん @nijidori3

画家の彼女、序盤は世界の終わりのような鬱屈とした雰囲気だったのに、終盤に現在軸で出てきた時には晴れやかな顔をしてたのも印象的だった 彼女もアブサンを飲んでいたので、どこからどこまでが幻覚だったのかな〜

2023-06-27 12:17:43
さがん @nijidori3

そう〜〜首に巻かれた姉のリボンの色合いがザ・賢治!って感じだった あれは燐光

2023-06-27 12:18:57
さがん @nijidori3

登場人物に名前のないニガヨモギと凡そ本名とは思えない名前の登場人物が出てくるロロ、結構近いところにいる気がする

2023-06-27 12:25:28
さがん @nijidori3

ルパンデュの顛末をぼんやり考えてたけど、自分のチェロに価値を見出せなかった男、男は彼女には才能があって自分のチェロがそれを阻害することを危惧をしていて、しかし男のチェロが好きだと言った彼女、男のチェロの音を求めていた存在も知って、その上で姿を消したのは才ある彼女への愛でもあるかぁ

2023-06-28 17:50:51
さがん @nijidori3

隣で奏でることをしなかっただけで、どこかで彼女たちの愛したチェロを弾けているという結末はハッピーエンドな気がする でも実際男は姉と一緒に死んでいて同棲は全部彼女の幻覚ですべてを吐き出すことで彼女の中で男が昇華されて最後の清々しい表情だった、っていうんでも良いな

2023-06-28 17:53:47
さがん @nijidori3

姉の弾けるような「知らないっ!」良かった しがらみや苦悩を突き放すような自由さがあって

2023-06-28 17:55:55