現パロ系にゃんちょぎ

あきら🐈🗻壁打🥔🍒 @asazakura_tsuki

秘宝周回を居酒屋ぼったくりを見ながらする。 居酒屋ぼったくりをにゃちょで妄想するとしたら、美音＝にゃ、要＝ちょ、馨はずおかな。 亡き祖父からにゃが継いだお店が居酒屋で、助っ人要員として幼馴染なずおがいる。にゃはありがちな名門一文字の御曹司で、趣味が料理。

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継いだ居酒屋は、元芸妓だった祖母の生前の口癖が「一度でいいからご飯屋さんで働きたい」だったのを覚えていた祖父が当主引退後に開いたお店。 居酒屋な理由はいたって単純で、酒好きな自分が作るならツマミ系だろうのシンプル動機。 でも、開店理由は純愛だ。

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忙しい両親の代わりに祖父母に育てられたにゃん。 その影響もあって、立派な料理上手男子に成長。 それとは別に元芸妓な祖母から三味線とか叩き込まれているから、そっち方面に関しても完璧マスター。でも、趣味としてはどうだろう？ 感覚。

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跡取りだから家を継ぐのは当然だし、祖父のお店を継ぐのも当たり前。 本格的に継ぐまでの間はお店は平日開店だよ。 名門の跡取りが居酒屋店主ｗｗｗ と草生やしたずおが手伝いますと押しかけ助っ人。ずおだけだと心配だから、後藤くんと物吉くんも交代で助っ人します。

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昔ながらの商店街だから、居酒屋にゃんのアレコレは知られているけれど、小さい頃から馴染んでいるのもあって気にされていない。むしろ、前店主が若い頃隣接している花街でやらかした恋愛騒動は同年代には有名だし、「あそこの当主は変わり者が多い」と囁かれているから、にゃんが普通で驚かれている。

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平和に居酒屋店主しているにゃん。 ある日、窶れた風情のリーマンちょが来店してから、前店主と血の繋がりあるわぁと常連さん達に生暖かい目で見守られる日々が始まるのかもしれない。

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いい結婚式だったなぁ。 あんな幸せそうな顔、初めて見た。 優しくて誠実な人柄で……うん、普通に幸せになれるパターンだよな。 はぁ、このバームクーヘン。 食べるしかないのか。 捨てるのは心無さすぎだし。 最後に苦手な物を食べるって、オレとあいつの関係らしくて締めとして出来過ぎかな。

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「おまえなぁ、苦手なんだから無理して食うなよ」 横から伸びた手が引出物の菓子を取り上げる。 「……猫殺しくん、目出度い席での最後の締め菓子だよ。食べない選択肢はないだろう」 「クソ不味いって顔で食べてやるなって話だろ。疎遠になっていた幼馴染の意趣返しでも」

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「俺が長期海外出張で音沙汰なしだったからって、嫌がらせに俺の苦手なバームクーヘンを引出物にするって、おかしくないか？ 口に中の水分がとられてパサパサするから苦手だって知っていての所業、さすが、俺の幼馴染と褒めてやる」 「褒めどころがおかしい」

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「この勝負受けて立つさ」 誇らしげに胸を張る長義は捨て置いて、取り上げた焼き菓子をどうするべきか思案する。 「ああ、アレにすればいいか」 「なんだい、猫殺しくん。いいアレンジでも思いついたのかい？」

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7/30 日本画の大家or人間国宝な染織家を祖父に持つにゃが幼少時、舞妓さんに見惚れているのをみて、舞妓になる決意をしたちょはどこにいますか？ にゃは長男じゃないけれど才能あったからジイちゃんの跡を継ぎます。

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本垢にも投げたけど、さんちょさんがさんぜんせかい＆そうしんのいしぶみに出てくるO2の若かりし頃に見えてきた。で、中身が同作品に登場するﾏﾘﾘﾝ系だったらどうしようとﾐﾗｸﾙな可能性に至る。 あの見た目でｵﾈｴ言葉だったら、さらにファンになるしかない。

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もしそうだったら、「なあこで～す」とバイト代に釣られて親戚のおじさんが経営するお店で働くにゃが居るってことですね。 「なあこちゃん、かわいいねぇ。お兄さんとアフターしない？」と常連になる幼馴染なちょも居るってことですね。 アフターはにゃちょしちゃうんですね。 （幻覚です）

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恋人へのクリスマスプレゼント購入資金欲しさにバイト代に目が眩んだにゃ。 健気だけど、恋人は後からいじる気満々でお店通ってますよ。

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刀派893確定（）のにゃでにゃちょ妄想。 由緒正しき893の組長の隠し子なにゃ。 母子家庭な一般人と育ったにゃは「ダーリンとは価値観の相違でグッバイしたの」としか父親のことは知らない。 元SPでちょっとばかりかっ飛んだ性格をした母親だから、価値観の相違でお別れは有り得る話だと納得している

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母親の事は好きだけど、伴侶としては遠慮したいタイプでにゃの好みはかわいい系のほんわかした子……だったはずなのに、にゃぁ。 「人の顔を見て溜息つくなんて失礼じゃないかな」 目の前にいる人物は母親の上を行くかっとび具合の見た目クールビューティ。 幼稚園からの元幼馴染で現恋人。

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中身はともかく外見極上な恋人は小さい頃からよろしくない輩ほいほいで、母親から手ほどき受けたアレコレは大変役に立ち今に至っている。 そのうち、ちょも「時間稼ぎくらいはしたいかな」と習い出して、一般人が覚えなくても良い知識やら技やらをスポンジのごとく吸収した結果、生きた凶器が爆誕。

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母親のやらかしとちょの優秀さに頭を抱えるにゃ。 それでも、身を守る術は持っていたほうがいいと思いなおすし、ちょがなにかする前に自分が終わらせばいい話だと開き直りもする。 大学卒業と同時に籍を入れる話もまとまっていて……という人生設計が跡取り無しで亡くなった父親のおかげで崩れるから

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始まるちょが極妻になるシンデレラ（？）ストーリーはどっかに落ちているはず。

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これとは別に、跡目なにゃのたまもらいうけますころしやちょのにゃちょになるまですったもんだ話もどっかにあるはず。

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さんちょーさんとにゃの回想。 だんだん、大学進学を機に一人暮らしを始めた息子と連絡せずに上京して部屋の掃除をし、散乱していたお宝雑誌やDVDを机の上に整えるおかんの距離感に見えてきた。 整えられたアレの一番上にさんちょーさんのオススメが書かれたメモが置いてあって居た堪れないにゃ。

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数時間前の息子とおかんの距離感。 あれ、お宝発見だけで済んでよかったなと。 昨晩楽しんだにゃちょが揃って寝坊して、片付けは帰宅してからと慌てて家を出た日だったら、居た堪れないで済まなかったよね。 ゴミ箱に使用済みのアレ、封を切ったパケ。 汗と某液体塗れなシーツ。 アウトかな？

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突然だが前世とやらを思いだした。 元は刀の付喪神で、戦争に手を貸すために血肉を持った肉体を与えられて自身を振るっていたという前世。 なんだそれ？ と自分の正気を疑った。 まだ、どこぞの王族だったという方が真実味があるし、正気を疑わなくてもすむ。

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だが、どれほど荒唐無稽な内容であろうと事実だと受け入れている自分から目を背けることは出来なかった。 では、今自分がするべきことは……

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腕の中にいる幼馴染兼恋人（元腐れ縁の悪友）との肉体の語らいをしっかりしてから、記憶の有無を確認すること。 同性であることを気にしている恋人には悪いが、あってもなくてもオレの隣から逃す気は無いので、この関係の行き着く先の結末は最初から決まっていた。

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数カ月間かはいえ、オレの隣から消えて自覚させたのはお前なんだから最後まで責任はとってもらう、にゃ

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現パロで駆け落ち両親が亡くなって早数年、にゃとの同居（同棲）にも社会人生活にも慣れた頃、顔も名も知らぬ祖母の遺産が押し付けられるちょ。 母親が資産家の一人娘だということも初めて知った。 遺産放棄を考えていたが、クソ親戚が両親を罵倒したため、ビタ一文くれてやらん💢 と怒りMAXな妄想浮上

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ちょ「売れない物書きのヒモに騙されて身を崩した馬鹿な女だと？　誰のことだ？　俺の両親のことか……そうか、ろくでなしの子供らしく、全遺産相続して好き勝手にしてくれる💢」 にゃ「（手の施しようがねぇな、これ）」 ちょ「さぁ、ﾈｺｺﾞﾛｼくん。俺と一緒に奴らに社会的死を与えてやろう」

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ちょ「手始めに見た目優男、中身ケツの穴の毛までむしり取る系やり手中のやりて弁護士を召喚だ」 にゃ「あの人を指名かよ。気の毒にな。同情はしねぇけど、にゃ」 ちょ「ﾈｺｺﾞﾛｼくんに気の毒がられた。重罪では？」 にゃ「お前の中でオレの存在比重がクソ重くて、惚れ直すしかないな」

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現パロにゃんちょぎ。 精巧すぎて人に見間違われる人形を作ると有名な人形師にゃん。 気に入った仕事しか引き受けないこともあり、制作された人形の数は少ないが、彼の人形に魅せられたファンは世界各国に存在し、また価値の高さから政財界の大物が多い。 中にはやんごとなき一族もいた。

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ある日、にゃのアトリエに居丈高な男がやってくる。 さて、こいつは誰だ？　なにゃの疑問に答えるが如く、男を追って来た初老の男が「先生に話を通していないのに勝手に来られては困ります」と文句を言った。 （新しい顧客候補かよ。態度悪りぃ。仕事内容良くても引き受ける気ねぇ、にゃ） 初老の男の

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言葉で居丈高な男の正体を察したにゃは胸の中で独りごちた。 「たかが人形師に紹介も何もいらんだろ。私が欲しいと言えば作るに決まっている」 「なんで言い草ですか」 「おい、君。君が噂の人形師だな。なんでも、君が作った人形を持つのが上流社会の最高ステータスというじゃないか。金に糸目は

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つけんから、なんでもいい2〜3体作るんだ。作らなければ、わかるな？」 「先生の作品を所有されている方々は身分ある方が多いのは本当です。しかし、そんなステータスはございませんし、先生は“たかが”人形師でもありません。貴方流に言わせてもらうと、貴方如きにどうこうできる方でもありません。

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貴方様からの依頼は無かったことにさせていただきます。どうかお引き取りを」 「先生、こちらの不手際で騒がせて申し訳ありませんでした。新しい店員がこちらの関係者とは知らず、先生の住所を教えてしまうとは」 「それは災難だったな。気にはしてねぇよ。セキュリティを見直す機会になったわ」

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にゃんの人生からして長いとは言えないが、それなりに付き合いのある初老の男の誠実さは本物だと知っている。 この程度のことで切るのは惜しい人材。 気にするなと、なんでもないような口ぶりで片手を振った。 ホッと吐息をついて、初老の男は文句が絶えない男の背中を押しながら、その場を立ち去った

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「……と言っても、あの手の人間があっさり帰るわけねぇけどな」 感情が消えた表情でぽつり溢れた言葉を聞くものはいない。 「一体全体、あの老いぼれは私を誰だと思っているんだ。あの人形師の若造もそうだ。何がなんでも作らせてやる」 肩を怒らせた男は自分を追い返そうとした男をまいた後、

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にゃんのアトリエに忍び込み、バラ園を彷徨っていた。 ズカズカと踏みあらしながら進んでいく。 「なんだ、この庭は」 屋敷に向かっているはずなのに、中々近づくことができない。 舌打ちをすると、視界の端にガゼボが見えた。 「これはこれは、なんと美しい」 ガゼボに一歩足を踏み入れると、

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腰まで届く長髪に、白い肌、赤い唇。 少女にも少年にも見える容姿。 真っ白の地色、微かにきらめく金・銀糸、箔糸で表現された枝垂れ桜の着物を身に纏った大きさは15〜6歳くらいだろうか。 ゴクリと唾を飲み込む。 「誰もが手元に置きたがるはずだ」 閉じられた目蓋の奥が確認出来ないのは残念だが、

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これほどの清かさを持つのだ。 瞳の色が何色でも損なうものではない。 男は目の前のモノが人形だと疑わない。 月の光に通じる透明な清らかさの中に潜む艶っぽさ。 しかし、どこまでも生々しさを感じさせない。 これが人であるものか。 「あの男に会う必要はなくなったな。私を侮辱した代償として

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この人形をもらうとするか」 この行動が盗みだと男は思わない。 正当な慰謝料をもらうだけと、どこまでも自分を正当化している。 それでも、誰かに見咎められるとまずいということは理解しているので、早々にこの場から離れなければならいと人形に手を伸ばした。 「まぁ、こうなるよな」

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「ずいぶん失礼な物言いだね」 「いえいえ、今日も化iけi物i斬iりさんはお元気でいらっしゃって良きことです、にゃ」 「そういう猫i殺iしくんも語尾の可愛さ息災なくてよかったね」 「よくねぇよ」 気絶した男を一瞥してから呆れた口調で、鈴を転がすかの如く笑う腐れ縁にため息をついた。

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後ろに控えている手下に、男の処分を任せたにゃんは腐れ縁を横抱きにし屋敷へと戻る。 伸ばされた手が人形に触れようとした時 「おや、許しもなく勝手に触れるのは無作法では」 涼やかな声が男を咎めた。 同時に 「ひっ！！」 「くすくすくす、そんなに驚くことかな？」 閉じられた目蓋の奥から現れた

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深く澄んだ蒼。 「に……人形じゃないだと」 「おや？　どうして人形じゃないと思うのかな？」 「……喋って、動く人形など存在するものか」 「本当に？　本当に存在しないって君は言えるのかな？」 「じょ、常識からいって…」 細められた青の視線に心臓が縮こまる。

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「『これが人であるものか』と人であることを否定したのは、そちらでは？」 「どうしてそれを」 「なぜだろうね」 くすくす、無邪気に聞こえる嗤い声。 冴え冴えとした目は笑いもしない。 ただ、男をまっすぐ見つめている。 どこまでも深い蒼が、先程よりも色を増したことに男は気が付かない。

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「昼から、夜へ。西の空から赤みが徐々に消し去られ、藍色の空が広がる大禍時。人形が人に化けても不思議はないかな」 古来より、薄暗闇の向こうから、魔物や妖怪などが姿を表し、災いをもたらすと語られている時刻だからね ほら、触れることが出来ないなら こちらから、触れてあげるよ

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魅入られたように動けない男の頬に触れた手は 「―――ヒィ」 尋常ではありえない冷たさで、体温の欠片もありはしなかった。 「悪い子だね。俺を盗んで、この家に迷惑をかけようなんて……ふふ、そういう子にはお仕置きが必要かな」

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日が沈み、ひたひたとせまる夜の闇、鮮やかな薔薇の色さえもぼやけて見える。 何もかもがあやふやで、足下が崩れ落ちる浮遊感に背筋を震わせた男の視界が藍一色に塗り潰された。

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「そもそも、あのような下衆な輩が屋敷に足を踏み入れるのが悪い」 自分は悪くありませんと唇を尖らしそっぽを向いた腐れ縁に「不可抗力だ」と訴えても聞き入れられないだろうな、とにゃんは経験則から弾き出す。 「悪かった。セキュリティは見直すから、機嫌直してくれねぇか？」

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ちらりと困り顔のにゃんを見て、「まぁ、反省しているようだから、今回は見逃してあげよう。でもね……」 「うん？」 「猫i殺iしくんを”福i岡i南i泉”をひいては”南i泉i一i文i字”を侮る存在は人の子だって、俺は許さない。俺は君の守り人形だからね」

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するりと首に回された腕から柔らかなぬくもりが伝わってきて、腐れ縁が、化け物斬りが、山姥切長義がここにいると教えてくれる。 それがとても幸せだとにゃんは感じるのだ。