1 飛鳥「だから!デートしよって言ってんの!」 〇〇「いや、なんでまた…?」 飛鳥「前から〇〇くんのこと気になってたの。」 〇〇「前から?」 飛鳥「しーさんから〇〇くんのことは聞いてたし、会ってみたいって思ってたんだよね。」 〇〇「はい…。」
2023-03-08 17:00:472 飛鳥「で、今日実際に会ってみてすごく気に入った!」 〇〇「気に入った、って…。」 飛鳥「どう?よかったらデートしてみない?」 〇〇「別にいいですけど…。」 飛鳥「よし!じゃあ行こう!準備して!」 〇〇「え?今からですか?」 飛鳥「うん。何か予定ある?」
2023-03-08 17:01:053 〇〇「いや、ないですけど…。」 飛鳥「じゃあ行くよ!」 〇〇「はい…。じゃあ待っててください。」 ということで、急遽飛鳥さんとのデートが決まったのだった。
2023-03-08 17:01:164 〇〇「どこか行きたいところはあるんですか?」 飛鳥「〇〇くんの服を見よう。」 〇〇「僕のですか?自分のを見ればいいじゃないですか。」 飛鳥「あのね、〇〇くんは損をしてる。身長もあるんだし、ファッションも磨いたらもっとカッコよくなるよ。」
2023-03-08 17:01:305 〇〇「別にカッコよくならなくてもいいんですけど。」 飛鳥「素材はいいんだから。とりあえず私に任せなさい!」 〇〇「分かりました…。」 アパレルショップまでの道中、飛鳥さんといろんな話をした。話していたらあっという間に着いた。
2023-03-08 17:02:036 飛鳥「よし、じゃあ見て行こう。」 〇〇「お願いします。」 飛鳥「やっぱり背が高いから、スラッと見せたいんだよね。」 〇〇「はい…。」 飛鳥「このジャケットとかどうかな?」 〇〇「試着してきましょうか?」 飛鳥「うん。」
2023-03-08 17:02:137 その後は飛鳥さんに勧められたものを中心にいろいろ試着をしていった。 飛鳥「気に入ったものあった?」 〇〇「そうですね…。最初のやつと3つ目のやつは好きでしたね。」 飛鳥「OK。じゃあ買おう。」 〇〇「え?これ、結構値段しますけど…。」 飛鳥「私がプレゼントするから。」
2023-03-08 17:02:278 〇〇「え?なんか申し訳ないです…。」 飛鳥「いいの。デート付き合ってくれたお礼。」 〇〇「本当にいいんですか?」 飛鳥「もちろん。じゃあお会計してくるね。」 飛鳥さんは会計を済ませてくれた。飛鳥さんも気に入ったようで、タグを切ってもらい買った服のままデートを再開した。
2023-03-08 17:02:499 〇〇「飛鳥さん。」 飛鳥「ん?」 〇〇「僕の顔に何か付いてます?すごく見られるんですけど。」 飛鳥「それは〇〇くんがカッコよくなったからだよ。」 〇〇「え?それはないですって…。」 飛鳥「はぁ。あんたね、自分がカッコいいってこと自覚しなさい!」
2023-03-08 17:03:0110 続いて連れてこられたのは美容室。 飛鳥「彼をカッコよくしてください。」 美容師「かしこまりました。」 〇〇「お、お願いします…。」 オシャレな美容室で切ってもらうのは生まれて初めてだった。椅子に座っているだけで少し緊張してしまうくらいだ。
2023-03-08 17:03:1411 しばらくして…。 飛鳥「うわ!めっちゃいい!」 〇〇「本当ですか?」 美容師「はい、大変お似合いですよ。」 〇〇「ありがとうございます。」 飛鳥「私の目に狂いはなかった!😤」
2023-03-08 17:03:2312 美容室を出ると…。 飛鳥「よし!じゃあデートしよっ!」ギュッ 〇〇「え?」 飛鳥「自慢の彼氏ってみんなに見せつける。」 〇〇「勝手に付き合ったようにしないでください。」 飛鳥「え?私じゃダメなの?」 〇〇「関係がまだ浅すぎて判断できません。」 飛鳥「ケチ…。」
2023-03-08 17:03:3513 〇〇「次はどこに行きます?」 飛鳥「〇〇はどこか行きたいところないの?」 〇〇「そうですね…。新しく本買いたいですかね。」 飛鳥「え?〇〇って本読むの?」 〇〇「はい。結構好きですよ。」 飛鳥「私も読書好き。気が合うね。」 〇〇「じゃあおすすめ教えてくださいよ。」
2023-03-08 17:03:5214 飛鳥「おすすめか〜。そうだな…。」 今度は書店までの道中、読書談義に花が咲いた。 飛鳥「これ、私のおすすめ。」 〇〇「へぇ、読んだことないな。」 飛鳥「あ、私の好み変わってるから、合わなかったらごめん。」 〇〇「別にいいですよ。それに僕はそこまで好き嫌いないんで。」
2023-03-08 17:04:0715 飛鳥「逆に〇〇のおすすめは?読んでみたい。」 〇〇「僕は…これとかですかね?」 飛鳥「へぇ、意外と王道だね。」 〇〇「読書にハマり出した時はどんどんベストセラーから読んでいったので。」 飛鳥「そっか。でも読んでないから読んでみる。」 〇〇「どうぞ。」
2023-03-08 17:04:1816 昼からのデートだったこともあり、書店を出ると日が傾き始めていた。 飛鳥「そろそろ帰ろうか。」 〇〇「そうですね。」 飛鳥「私、久しぶりにデートしたな。」 〇〇「そうなんですか?」 飛鳥「うん。でも〇〇のおかげで楽しかったよ。」 〇〇「僕もです。」
2023-03-08 17:04:3217 飛鳥「あとさ、さっきのことだけど…。」 〇〇「さっきのこと?」 飛鳥「私、本気だからね。本当に〇〇を彼氏にしたいって思ってるから。」 〇〇「え?」 飛鳥「冗談だと思ってた?私、ちゃんと好きな人にしかそういうこと言わないから。」 〇〇「は、はい…。」
2023-03-08 17:04:4518 〇〇「あ、家まで送りましょうか?」 飛鳥「ううん、〇〇の家まで付き合うよ。さくらの顔も見ていきたいし。」 〇〇「分かりました。」 飛鳥「さくらとは話してる?」 〇〇「いや、あんまり話せてないです。」 飛鳥「まぁそうだよね。あの子人見知りだからな。」
2023-03-08 17:04:5519 なんて話しているとシェアハウスまでたどり着いた。 白石「あ、〇〇おかえり。」 〇〇「ただいま。」 遠藤「あれ、お姉ちゃん。」 飛鳥「さくら久しぶり〜。」 白石「あれ、さては飛鳥がいろいろやった?」 飛鳥「うん。やっぱり素材がいいとカッコよくなるね。」
2023-03-08 17:05:1320 遠藤「😳」 〇〇「ほら、似合ってないですって。さくらちゃん引いてるじゃないですか。」 遠藤「い、いやいや!すごくいいです!」 白石・飛鳥「(鈍感だな…。)」 飛鳥「じゃあ〇〇、またデート行こうね。」 〇〇「分かりました。本の感想、言い合いましょうね。」
2023-03-08 17:05:2621 飛鳥「うん。しーさんもさくらもまたね。」 遠藤「うん。」 白石「またいつでも遊びにきてね。」 飛鳥「はーい。」 こうして飛鳥さんは嵐のように去っていった。 つづく…。
2023-03-08 17:05:34