カラスノエンドウの観察・解説はYoutubeにて。https://www.youtube.com/playlist?list=PLfPtkyMkXjTchXI5fnVPy7sTkA8gQrL-c
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sakumad @sakumad2003

#おさんぽミュージアム 今日のお題はこれ。オドリコソウ。自宅から犬と一緒に30秒ほど走ると生えてるので採集。踊り子が輪になって踊ってるようだという美しい名。でも採集時にもうシソ科独特の香りが。 pic.twitter.com/As22BPuTCl

2020-04-19 18:02:47
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sakumad @sakumad2003

花をバラす前にちょっと眺めてみる。対になってついた葉の上に確かに輪になっているように見えるが、下から見上げると右の葉の脇についている7つの花、左の葉の脇につく7花と分かれてるのがおわかりだろうか(花の数は変動) #おさんぽミュージアム pic.twitter.com/TF8Qgw2aKu

2020-04-21 11:50:39
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sakumad @sakumad2003

カラスノエンドウの解説でも述べたが、花や枝を伸ばす芽は葉の脇にできる。オドリコソウも、左右の葉の脇に花芽ができている、というわけです。花芽ががついて、多分その両脇に花芽が更について、という構造なんじゃないかと。 また確認してみよう。 #おさんぽミュージアム

2020-04-21 11:50:40
sakumad @sakumad2003

花は下の段ほど古く傷んだ花が多く、一番上の段はまだつぼみが混ざる。下から咲いて、一段の中でもいっぺんに開くのではなく順番に開く。シソ科なのでサルビアの花ともよくにてます。#おさんぽミュージアム pic.twitter.com/2YuylhcBsR

2020-04-19 18:02:49
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sakumad @sakumad2003

じゃあカラスノエンドウ同様、花をばらして観察してみましょう。ガクを外します。カラスノエンドウと異なり、オドリコソウは花びらは先は別れていますが根本は筒状なので、私はピンセットの先で切り裂いていきます。爪楊枝や針を使ってもいいでしょう。 pic.twitter.com/CLAJ8qfyc0

2020-04-19 18:02:50
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sakumad @sakumad2003

オドリコソウの花をばらしている途中。雄しべも花びらに根元の方でひっついています。おや?雌しべはどこだ?という感じですね。オドリコソウ #おさんぽミュージアム pic.twitter.com/lFFL4YoAjH

2020-04-19 18:02:51
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sakumad @sakumad2003

雄しべの間に埋もれるようにして先の割れた雌しべがあります。バラし終えたところです。バラス途中の写真でもわかるように、雄しべは長いのと短いのが2こづつ、4本あります。#おさんぽミュージアム オドリコソウ観察 pic.twitter.com/6JCjTW7EGo

2020-04-19 18:02:52
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雄しべの先と雌しべの先。まだ花粉は出てないみたい、雌しべはちょっと濡れた感じ。雌性先熟?別の花の裂開したヤク(花粉袋)が3枚め pic.twitter.com/A6yTQC2qwy

2020-04-19 18:02:53
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sakumad @sakumad2003

ということで、今日の #おさんぽミュージアム でした。30分もかからない観察ですが、ぜひ身近な雑草で自分で試してみましょう。やってみたあとに図鑑などで調べてみると理解が深まりますよ。 試したら #おさんぽミュージアム #やってみた などでつぶやいてみてください。

2020-04-19 18:04:45
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まとめたひと
sakumad @sakumad2003

とある大阪の自然史系博物館学芸員