長い長い過去ログ集⑥。全46話。 全キャラ含めてのまとめ過去ログ第6弾の【第六章】です。 挨拶回りを始める「職人魂」の面々、そして暗躍する魔王ことララ娘さん。 地獄の商品作成ロードから、突如バカンスへ出向く事になった面々。 死屍累々と水面に浮かぶ溺死体(?)の一員と化すララ娘さんとその挑戦の行方は?  続きを読む
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アジト1Fの居間に集まった3人。 「では、これより作戦会議を始めます!」 上座で高らかに宣言するララ娘さん。 「…普通、マスターの私がそこに座るんじゃないか?」 素朴な疑問の猫娘さん。 「あ、大丈夫です。 私の役職【フィクサー(黒幕)】ですから!」 ヤバイ役職名の人がここに。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/k7li8kwyJI

2020-09-28 07:14:00
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「まぁでも実際の所、運用等のノウハウがあるのは私だけだと思うので、 当面は私の方で仕切りますね。 その分おねーさんには、FCの表の顔として頑張ってもらいます!」 自信満々に告げるララ娘さん。 横で黙って聞いていたアウラ娘さんは気付いた。 …あ。 これ傀儡政治とかってやつだ。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/4me9mHYh7b

2020-09-28 16:58:00
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「ではまずFCの軸として、商売の準備を進めます」 早速、仕切るララ娘さん。 「…普通、FCのPT活動とかその辺から考えるモノじゃないのか?」 だが、猫娘さんも負けない。 「却下です。私言いましたよね。 CP…職人魂による市場制覇が目標だと」 それ本気だったのか。猫娘さんは驚いた。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/OCaSiK42Od

2020-09-29 06:48:00
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「どの道、断る手は無いんですよ?」 余計な手間をと拗ねるララ娘さん。 「…どういう事だ?」 意図が読めない猫娘さん。 「おねーさん。 土地を購入する際、どこのお金を使いました? 自分の財布のでは無いですよね?」 「…!」 硬直する猫娘さん。 ララ娘さんの瞳が妖しく煌めいた。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/YENnQYYUK3

2020-09-29 18:44:11
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「…FCの運用資金って話だったからな。 金額的にも土地購入用かと、 カンパニーチェストの金を使うのは当然だろ!」 冷や汗を垂らしながら猫娘さん。 「ハイ。 ですので、まずはその運用資金の回復のため全員で商売します。 使った分、戻すのは当然ですよね?」 ララ娘さんは勝ち誇った。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/3cgppzfvgn

2020-09-30 06:54:00
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「…よし」 鏡の前で正装を決め込む猫娘さん。 「わぁ…そういう格好、本当に似合いますね」 思わず感嘆の声を上げるララ娘さん。 「裁縫ギルドには私が商売の挨拶しに行くんだろ? 格好にうるさいんだよ。あの人」 そして、呆然とそれを見つめるアウラ娘さんの姿が。 …効果は抜群だ。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/q9vkQ0Aadp

2020-09-30 17:20:32
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「あら。どうしたの今日は。 そんな改まった格好して」 裁縫ギルドに訪れた猫娘さんを迎えるローズ氏。 「新しくFCを立てて商売する事になったんで挨拶に」 「へぇ…貴女達が商売」 意外といったローズ氏。 「所で、後ろのご婦人はどなた?」 ご婦人?何の事かと猫娘さんは振り返った。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/l8VHP5E1VA

2020-10-01 07:12:00
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振り返った先に居たのはドレス姿のアウラ娘さん。 そして彼女は言い放った。 「…妻です!」(キリッ 「…。 キリッ じゃねーよ!馬鹿ぁぁあああ!」 猛烈に入る猫娘さんの突っ込み。 「えええ?! だって正装なら夫人同伴は基本でしょ?!」 挨拶そっちのけで漫才始める二人であった。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/UqQGgujvuP

2020-10-01 19:36:00
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「だいたいそれ私のクローゼットの一張羅じゃないか! 勝手に着るな!」 「そんなに怒らなくたって良いじゃん!」 痴話喧嘩を始める猫娘さんとアウラ娘さん。 置いてけぼりローズ氏だが、 彼は気付いていた。 「ドレスのHQって…簡単には作れないのよねぇ…」 彼は満足気に微笑んだ。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/pKbyKKg7mW

2020-10-02 07:12:00
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「まったく…思いっきり呆れられてたぞ」 「でも、ドレスの出来は素晴らしいって褒めてたもん」 帰り道でもまだやってる二人。 「まぁ良い。次行くぞ。次」 ため息と共に頭を切り替える猫娘さん。 「次はどこ行くの?」 行き先を聞いた途端、 アウラ娘さんは露骨に嫌そうな顔をした。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/RB89lGZyZX

2020-10-02 16:54:00
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「ふぅん。新しく商売ねぇ」 訪れたのは革細工師ギルド。 出迎えるはマスター、ゲヴァ・ストーク。 「ええ。それで挨拶にと…」 何故か冷や汗と共に話す猫娘さん。 「ところで、後ろに居るのはもしかして、 Lv20ジョブクエの途中で逃げ出した根性無しかしら?」 場の空気が凍り付いた。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/iGPvc9PPBv

2020-10-03 06:58:00
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猫娘さんの脳裏に、 先ほどのアウラ娘さんの言葉が蘇る。 「革細工…あの上から目線の口煩いオバさんトコ?」 嫌そうな顔のアウラ娘さん。 「合わないんだよね。 課題全部HQで出したのに貶して来たりするし」 そう言いつつ着替えるアウラ娘さん。 「臨戦体勢」 彼女は確かにそう言った。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/A1LDdK93Ms

2020-10-03 16:57:00
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…据わった目でアウラ娘さんが答える。 「…遂行不能な依頼を押し付けてくる方がどうかしてると思うけど。 ザラナーンとか飛空艇使わないとキツイ場所でしょ?」 「それでもやり遂げるから、根性って言うのよ?」 鼻でせせら笑うゲヴァ。 カチンと来たアウラ娘さん。 戦闘開始である。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/Pt5LWjAgmV

2020-10-04 06:48:00
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「歩きでザラナーンへ行けと? それは根性を試すと言わない…ただの嫌がらせって言うの!」 憤慨するアウラ娘さん。 「ハッ!口だけは達者ね」 呆れるゲヴァ 「HQとNQの見分けもつかない人間が良く言う!」 「…言ったわね!」 工房の真ん中でおっぱじめた二人に猫娘さんは頭を抱えた。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/bBZZeSReBM

2020-10-04 18:07:42
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「一人前にレザーワークなんか着た所で、 腕が伴ってなければ滑稽なだけよね!」 店の奥から浴びせられるゲヴァの罵倒。 「放して…!」 「良いから帰るぞ!」 言い返そうと暴れるアウラ娘さんを無理やり外へ出す猫娘さん。 「放してーーー!」 彼女の声はギルドの外に出るまで続いた。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/qvO1XAnKzJ

2020-10-05 06:54:00
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「そういえば、聞いたか?」 「何が?」 リムサの街にて、立ち話に興じるイエロージャケットの男女が二人。 「ほら、青い大男の話」 「あぁ岩男の事?」 「何でもウルダハにも出没したらしいぞ。ナナモ様を狙ってとか」 「うわっ…最低」 だが、そんな二人の様子をそっと窺う影が一つ。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/2EREw8m5Ud

2020-10-05 17:51:39
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「全身青いボディスーツの怪しい岩男なんだが、 女性ばかりを狙う、下着撮影専門の変態らしい」 「…死ねば良いのにね」 そんな2人組の話を聞きながら、 爺は先ほど入手した手配書に目を落とした。 【生死問わず賞金1,000,000g】 いったい誰がそんな高額賞金を掛けたのか。 爺は呻いた。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/orUOEBX7ap

2020-10-05 19:11:30
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再び所変わって、ここは先ほどの裁縫ギルド。 「どうもー!お久しぶりです」 軽快な挨拶と共に現れるララ娘さん。 「あら。いつだか一緒に来てたおチビちゃんじゃない。 さっき貴女の所のマスターさんが挨拶に来てたわよ?」 行き違い?と訝しむローズ氏に、 彼女はニンマリと微笑んだ。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/hqgOO5SHTg

2020-10-06 06:56:00
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「どうでした?」 挨拶に来た二人の事を尋ねるララ娘さん。 「どうしたもこうしたも、目の前で夫婦漫才始めちゃったわよ」 思わず苦笑するローズ。 「あははw …では売り物としては?」 何気無く訊ねるララ娘さん。 そこでローズはようやく気付いた。 「なるほど…貴女が本命なのね」 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/eulwbA42cI

2020-10-06 19:00:33
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参ったわねと語りだすローズ。 「…ウィーバー装備もドレスも良い品だったわよ。 耐久性、機能性は抜群。実用性重視の質実剛健な出来ね。 ただ、シャレっ気が足りないのか少し堅いのよね」 「売れませんか?」 「いえ。職人みたいな実用第一な人達には、 ウケが良いかもしれないわね」 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/GyGyCb2nRp

2020-10-06 20:24:00
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「なるほど…色々と参考になりました。 それと、税金は先に納めておきますね」 ズシリと重い袋を差し出すララ娘さん。 「あら、実際に売上げが出てからで良いのに。 それに随分と多くない?」 「良いんですよ。 どうせ直ぐにそれでは足りなくなりますから」 ララ娘さんは不敵に嗤った。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/bvpTB0yu8R

2020-10-07 17:54:07
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「…随分と自信があるのね」 面白そうに、目だけは笑わずにローズが問う。 「需要さえあるならどうとでも。 それに迷惑料も込みですよ?」 笑顔でララ娘さん。 「…他店と競合でも?」 「いいえ。 …やるかやられるか。私達が始めるのは戦争ですよ」 彼女は優雅に一礼し場を後にした。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/Ijlxu72QaL

2020-10-07 19:39:31
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難しい顔で革細工に勤しむアウラ娘さん。 「羅紗。それとミスリルインゴット」 黙って言われた素材を手渡す猫娘さん。 「まだまだ作るから。 材料どんどん追加作成して!」 猛烈な勢いで次々と革製品を作り上げていくアウラ娘さん。 どうしてこうなったのか。 猫娘さんは遠い目をした。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/Zw6hrSq4o9

2020-10-08 17:54:00
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革細工ギルドの帰り道。 「革細工用のリスト貸して。 挨拶に行ったのなら、革細工も作る予定だったんでしょ?」 突然、地獄の量産化リスト(革Ver)を要求するアウラ娘さん。 「あの女狐…思い知らせてやるんだから!」 燃える闘魂を滾らせるアウラ娘さん。 かくして、先ほどの光景に。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/hpqa6ddLEY

2020-10-08 19:48:00
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…速い。 革細工が上手いのは知っていたが、ここまでとは。 材料の切取から加工、仕上げ。 全て的確で流麗、かつ素早い。 思わず見惚れる猫娘さん。 「出来た!見て見事な出来のボア一式!」 喜色満面のアウラ娘さん。 「…商品着るのはやめような」 とりあえず猫娘さんは突っ込んだ。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/tYcJWlRl7d

2020-10-09 18:26:58
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「聞きましたよー? あのフェン・イルに喧嘩を売ったそうで?」 どこに行っていたのか、耳の早いララ娘さんが帰宅。 「…売ったというか買ったというか」 微妙に言葉を濁す猫娘さん。 「まぁ安心して下さい。私の方からも宣戦布告して来ましたので」 そのセリフに、猫娘さんは固まった。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/rYUpNCh47M

2020-10-09 19:58:00
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ララ娘さんは続ける。 「ひどいんですよ。手続きとか税の納金があるんで、 おねーさん達のすぐ後に行ったんですけど。 問答無用でお金は床に投げ捨てられるし、 嵐の様な罵倒は食らうし。 思わず言っちゃったんですよ。 よろしい、ならば戦争だって☆」 とても楽しそうに彼女は笑った。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/3EIksruYJe

2020-10-10 16:58:00
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「うふふふふ… よりによって私の…私のお金を地面に。 許しません…絶対に許しませんよ」 据わった目で呪詛を吐くララ娘さん。 「見て見て!今度はラプトル一式!」 そして、空気を読まずに大はしゃぎで喜ぶアウラ娘さん。 最早収拾のつかないこの状況に、 猫娘さんは膝から崩れ落ちた。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/XSrWwtkSu6

2020-10-10 19:56:00
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さてさて。 そんなこんなで久々に登場の親父さん。 前回の釣り会得失敗後、どうしていたかというと… 「一つ切ってはウォルナットォ!二つ切ってはウォルナットォ!」 などと。 妙な掛け声と共に、必死こいて何故かエルム原木を伐採をしていた。 …何やってるのこの人。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/iBEeC11uD5

2020-10-11 12:17:49
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先日、釣り会得に失敗しウルダハから帰還した親父殿。 彼はふと思い出したのだ。 そうだ。椅子を作るんだったと。 かくして、マイ椅子を作るべくレシピを眺めるが、 やはり普通の椅子では納得出来ない。 そんな折、彼は見つけてしまった。 怪しいキノコ椅子こと、ファンガーチェアを。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/CJENoElWZN

2020-10-11 17:24:00
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そんなこんなで、キノコ椅子の材料ウォルナット材と、 作成に必要な木工師Lv25を目指し。 ただひたすらに、エルム原木を伐り続ける。 親父の樵な日々が始まった。 雨の日も、風の日も、霧の日も。 ひたすら原木を伐り続ける。 そんな修行僧じみた日々に、やがて彼はある境地に達した。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/ITyB3TvO2X

2020-10-12 16:54:00
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「これは…天職かもしれん!」 毎日ひたすら樵を続けた結果。 親父、別方向に開眼。 【樵道】に目覚めてしまったのである。 (ずっと伐ってると楽しくなってくるアレ) 当然のごとく当初の目的であるキノコ椅子などすっかり忘れ。 彼は颯爽と森の奥へと走り去った。 …どーすんだこれ。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/miNqu9tn9B

2020-10-12 20:55:07
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「でも意外でした。 あんな熱心にあの人が革製品の量産するなんて」 感慨深げにアウラ娘さんを眺めるララ娘さん 「…たぶん仕事って事忘れてるな 作ってる内に楽しくなって忘れてるんだよアイツ」 断言する猫娘さん。 …趣味なら苦にならないんだ。 ララ娘さんは目から鱗の気分になった。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/TcAsCkXyaM

2020-10-13 16:58:00
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一階の執務室が手狭になったので、 ついでとばかりに地下に寝床を移す事にした二人。 寝台の配置を決めていると、 そこへ買出しに出たハズのアウラ娘さんが。 「海へ行こう!」 水着にまで着替えて、突然宣言するアウラ娘さん。 (…何言ってんだアレ) 思わず二人は同時に突っ込んだ。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/aMTC4GyQec

2020-10-13 21:03:54
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「これこれ!」 何やらチラシを差し出すアウラ娘さん。 「…そういえばそんな時期か」 すっかり忘れてた猫娘さん。 「私、水着とか持ってないし、面倒なんでパスで良いですか?」 即答で断るララ娘さん。 そんなララ娘さんを眺めつつ、 猫娘さんはふと思いたった。 「…いや、行こう」#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/sQdZDsWtjU

2020-10-14 17:26:05
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「無理ですよ!こんなの! 跳べるワケが無いじゃないですかー!」 紅蓮祭会場で絶叫とも言える声で叫ぶララ娘さん。 「落ちても下は海だから心配するな!」 猫娘さんは容赦しない。 「カナヅチなんですよ私?!分かってます?!」 彼女の抗議は、虚しく蒼穹の空へと吸い込まれていった。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/1vqRgbOup4

2020-10-14 18:56:20
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「…あの子大丈夫なの?」 何気に気になるアウラ娘さん。 「大丈夫だろ。 システムで見えない浮き輪が付いてるようなもんだし」 余裕の表情な猫娘さん。 そんな話をしてるとララ娘さんがバランスを崩した。 「「「あ。」」」 3人の声が綺麗にハモると共に、盛大な水しぶきが上がった。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/iG1pL5TiYs

2020-10-15 17:48:00
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繰り返し上がる水飛沫と着水音。 何度やっても水に慣れずパニックを起しかける。 それでも身体は勝手に浮き、水面に出て安堵する。 水に入る水着を得るために水浸しになる。 なんと滑稽な。 でも、止めるか?と二人に問われると、 何だか悔しい。 もう一回。 ララ娘さんは泳ぎだした。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/DEuko6XCHq

2020-10-15 19:58:00
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「やりました!遂に…遂に水着げっとですよー!」 何十回目かの挑戦で、漸く水着を入手して大喜びのララ娘さん。 だが、早速着替えるも、 ふと視野に飛び込んで来たモノを見て、彼女は固まった。 「…世の中って…理不尽ですよね」 「いや、何言ってんのお前」 猫娘さんは突っ込んだ。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/VfGDXqqlqV

2020-10-16 16:54:00
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「浮くってだけで、意外と前に進むモノなんですね」 平泳ぎっぽい何かでチマチマ泳ぐララ娘さん。 「でも良かったんですか? せっかく海に来たのに、私の所為でもう夕方ですけど…」 「ん?別に良いんだよ。 本番はこれからだしな」 猫娘さんはそろそろだなと、自信ありげに微笑んだ。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/BZqvlZahyz

2020-10-18 22:33:21
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やがてとっぷりと日が暮れた頃、 軽快な打ち上げ音と共に、次々と大輪の花火が打ちあがり始める。 「…!」 驚くララ娘さんに、猫娘さんが自慢気に呟く。 「ここが一番近いんだ」 ただただ呆然と、 言葉も無く花火に見入るララ娘さん。 やがて。 彼女は堰を切ったように口を開いた。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/W3ibSUWYOL

2020-10-17 17:41:38
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「すごい…すごいですよ! こんな近くで見るの初めてです! 音と…振動が、肌にビリビリって! しかも…視界めいっぱい全部花火なんですよ?!」 視線は釘付けのまま、 興奮を抑えきれずに捲し立てるララ娘さん。 そんな彼女を眺めつつ、 脇の二人はふと目を合わせ、小さく笑い合った。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/VS1v6Ai3Cn

2020-10-17 18:42:00
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「倒れる様に寝落ちしたね」 帰宅と同時に寝こけるララ娘さん。 「まぁコイツ身体動かすのは苦手だからな」 だが、ふとアウラ娘さんは気付いた。 「待って…この子まさか…」 みるみる発熱し真っ赤になるララ娘さん。 「これ、オーバーヒートだぁぁあ!」 …虚弱体質に無理はいけない。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/C3gxnUqSVP

2020-10-18 16:48:00
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さて。 猫娘さん達が浜辺でキャッキャウフフしてた頃、 久々登場の親父殿はどうしていたかと言うと… リムサに行こうとして、 例によって搭乗窓口で断られていた。 そう。 森に篭って樵三昧していた彼は、 何一つ、メインクエストを進めていなかったのである。 彼の明日はどっちだ。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/EAGkEKOVyZ

2020-10-18 18:58:00
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ションボリしながら搭乗窓口から帰ると、 夜空に花火が打ちあがっている事に気付いた親父。 街の片隅の畑で独り腰を下ろし花火を見上げていると、 ふと彼は思い出した。 「…あいつらも見てたりするんかな」 懐かしい顔ぶれを思い出しながら、 グリダニアの夜は更けていくのであった。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/T1gxb5j8Ji

2020-10-19 17:48:00
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こうして、彼らの夏は終わった。 …約1名を除いて。 「待て!そこのフード被った不審者!って逃げる気かぁぁああ!!」 イエロージャケットの誰何の声を背に、 リムサの街中を、フードを目深に被った怪しげな男こと爺が走り出す。 爺の終わり無き逃避行は続く。 爺の明日もどっちだ…!#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/TULTnX3QFb

2020-10-19 19:54:00
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まとめたひと
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

◇FF14の某Durandal鯖メインの群像劇型RP物語の裏話&回想アカとかいうキワモノです。◇フフリとニヤけたらめっけもの。それが当更新の目当てでございます。 ◇無言フォロー等もお気軽に◇RT用アカは@IkuSFF◇本編物語専用タグはこちら⇒#爺譚◇ARK編専用タグはこちら⇒#ARK爺記◇© SQUARE ENIX