映画の感想まとめ再開しました
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「トーク・トゥ・ミー」

めめこ @meme_chan000

今日は仕事終わりに「トーク・トゥ・ミー」観に行きます。薬物依存のメタファーが霊による憑依なの興味深い。精神が蝕まれる恐怖を感じたい。

2024-01-05 12:38:28
めめこ @meme_chan000

「トーク・トゥ・ミー」、精神をすり減らすいい疲労感。楽しかった。ホラーだけど霊に蝕まれる様子が薬物中毒のメタファーになっているのでいい感じにリアリティがあって怖い。中だるみしそうなところで霊的な怖さから薬物中毒的な恐怖にテコ入れしてくるのでずっと怖くて楽しい90分、最高。

2024-01-05 21:26:39
めめこ @meme_chan000

ホラーとしての物語はカタルシスと救いがある予定調和な展開なのに、拠り所を求めて霊(薬物)に手を出して救いになるはずの存在(父)すらも自らの手で消し去って誰にも理解されることなく命を絶った主人公の視点に立った瞬間に現実的な報われることのない恐怖に襲われるのが良いところ。

2024-01-05 22:03:58

「ミラベルと魔法だらけの家」

めめこ @meme_chan000

「ミラベルと魔法だらけの家」、まさか最後魔法元に戻らないよな…戻らないよな…と思ってたら案の定戻って心の中で発狂してしまった。「モアナ」のマウイの釣り針が戻るのもそうだけど、ハピエン目指しすぎてメッセージ性薄めるのやめた方がいいと思う。

2021-11-28 21:13:04
めめこ @meme_chan000

「ミラベル」、別に人の役に立たなくても存在意義があるべきだし愛される資格はあるしそういう結末にすべきであるのに、ミラベルは家族の役に“立ってしまっている”し結果的にそれで認められている。それに加えて最後家族にギフトが戻ったらそれまでのメッセージ全てがただの綺麗事と化すのよね。

2021-11-29 12:59:23
めめこ @meme_chan000

家族に愛されてるはずなのにそれでも決して消えないミラベルの孤立感と承認欲求が、いとこの儀式を通じて様々な角度から何度も描かれて痛いくらいリアリティあるし、でもヴィランがいないからどうしていいか分からない(先が読めない)という視聴者の不安がミラベルの心情とリンクして心に響く。

2024-01-08 18:17:31
めめこ @meme_chan000

昨日友人にミラベル観せながら解説してたら思いがけずこっちが泣いてしまった。ブルーノの曲は言わずもがなほとんどの音楽が印象に残るし、あれだけキャラクターがいるのにどのキャラも個性があって確立してるし正直こんなに良かったっけ?と思った。

2024-01-08 18:17:31
めめこ @meme_chan000

最初ルイーサの曲で能力を持つ側も「能力=自分の価値」であって、自分自身に価値を見いだせていない=ミラベルと同じであることが明らかになる。その点で私はこの「増してくプレッシャー」がすき。ミュージカル映画において曲は物語を進めるためではなく心情を深堀するために使われるべきなんよ。

2024-01-08 18:28:19
めめこ @meme_chan000

自分自身に価値を見いだせていないルイーサに続き、自分のギフトによってミラベルが責められることを拒んで家を出たブルーノ、偽りの自分に価値を見出していたイザベラが続く。誰もがギフトによって苦しんでいる。でもそれはおばあちゃんも一緒だったという展開。ストーリーに無駄がない。

2024-01-08 18:44:41
めめこ @meme_chan000

そしてラストはギフトを持ってない国民と協力して家を作り上げる。完璧。でもひとつだけ言いたいのは、この展開で能力=自分の価値ではない(能力が無くても自分は自分である)ことを示して、ミラベルは今までの価値観による苦しみから家族を解放するという結末を迎えるべきであったのに、→

2024-01-08 19:03:10
めめこ @meme_chan000

魔法の家も各能力も元通りになってしまうのはやはりモアナでマウイの釣り針が元に戻る同様、happily ever afterの行き過ぎだと思います。

2024-01-08 19:03:32
westergaard🏳️‍🌈🏳️‍⚧️❄️🌵 @westergaard2319

ここほんとにそうでEncantoは(かなり意識的に重ねてると思われる)2017PixarのCoco/リメンバー・ミーとは違ってしっかり一本の話になってるのが最高(よく出来てる)って話をいつかまとまった形で書いたり動画で喋りたいんだよなあ。 Cocoは本来ミゲルが現世の婆ちゃんを説得する(理解してもらう)のがゴールなのに、死者の国ではずっとイメルダとヘクターとのやり取りしか描かれなくて、最後にご都合的に音楽一曲でとりあえず観客泣かせてなんとなくまとまったふうに見せちゃうだけ。 Encantoはルイーサ、ブルーノ、イサとのやりとりがすべてアルマ婆の苦悩と重なってるからこそ、最後にアルマとのやり取りがあれだけでもミラベルは(そして観客も)すべてを理解して、婆ちゃんとミラベルがお互いに救い合えるっていうプロットに納得できるようになってて、そこのクオリティがやっぱり違うのよね。

2024-01-08 19:50:28
めめこ @meme_chan000

ブルーノとミラベルが一緒に未来を視るシーンで最初戦闘シーンと見間違うのもその後のハグが王子様系ではなく姉妹のイサベラであるのもメタくて最高に好きです。ここにはヴィランも恋愛もないというのが強調されてるじゃないですか。 twitter.com/meme_chan000/s…

2024-01-08 19:43:42

マエストロ その音楽と愛と

めめこ @meme_chan000

「マエストロ その音楽と愛と」を観た。前半はレナードと妻の馴れ初めという前提部分が抽象的にロマンチックに描かれるが後半から淡々とリアルになる。「アリー スター誕生」に通ずるものがある。

2024-01-09 22:58:44
めめこ @meme_chan000

主人公レナード役のブラッドリー・クーパーも良いんだけど妻フェリシア役のキャリー・マリガンが圧倒的すぎて完全に喰われていたというか、レナードが主人公であるのに完全に彼女の映画でしかなかったのがチグハグに感じてノれなかった。これならば最初からフェリシア目線の映画で良かったのに。

2024-01-09 22:58:45
めめこ @meme_chan000

レナードが回想してる設定ゆえ、彼目線でフェリシアの苦悩が描かれる体なのだが苦悩の原因であるレナード側が彼女の苦悩と愛を描くとただのエゴにしか見えない。完全なフェリシア目線で自身の苦しみを最大限に描けばよかった。正直言うとレナードには彼女の苦しみを完全に理解することは不可能では。

2024-01-10 17:34:44

「哀れなるものたち」

めめこ @meme_chan000

「哀れなるものたち」モザイクかかってなかった、満足満足。

2024-01-19 21:39:17
めめこ @meme_chan000

「哀れなるものたち」、隣のおじさん早々にリタイアしていった。

2024-01-19 21:42:08
めめこ @meme_chan000

「哀れなるものたち」は完全に「バービー」だった。「バービー」と「オッペンハイマー」のセットより断然「バービー」と「哀れなるものたち」のセットを推したいわ。

2024-01-19 22:59:52
めめこ @meme_chan000

「哀れなるものたち」、エログロのマリアージュは人間の欲望を生々しく表現すると同時に“生”の強さと希望を生き生きと描き出す。ニヒリズムと対極をなす最高の人間賛歌。生きづらさを感じる既存の価値観の中で僕らはまだまだ進化し続ける。

2024-01-19 23:30:48
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まとめたひと
めめこ @meme_chan000

映画と酒に侵されている日常のことをポツポツ呟きます。好きなジャンルはクライム、好きな監督はキューブリック、スコセッシ、ヴィルヌーヴ、サフディ兄弟、北野武。気分でツイ消しします。