リーマンとバンドマンの少女漫画

POKKA @p_booo

バンドマンやってる第二いぞぴ、女の子が大好きかと思いきやゲイゲイのゲイのネコで溜まった日に行きつけのそういうバーに行っては好みの男に「兄やんわしとちっくとえい事せんか？」って誘って欲しい

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ふらりと仕事帰りに立ち寄ったバーが所謂『そういう人達』の行きつけとは知らなかったサカモト、やたらと視線を感じると思っていたけどみられるのはいつもの事なので流していたけど後ろから１人中年くらいの男性が声を掛けようとした所を遮る様に赤髪のイカツイ青年に声を掛けられてほしいんだな

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おまさんこういうとこは初めてか？って聞かれると、やっと意図を察したようにはっとした顔をしてあ、ああそういことでしたか…！ここに来るのは初めてで、って少し恥じらいながら言う顔がま～～好みで、正直食ってしまってもいいけど仲良くした方が沢山出来るかもって打算を含めて優しくするいぞぴ

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えいえい、おまん顔がえいからの　取って食われてもしらんぞってケラケラしてると良い人～！って思われたのかどんどん話が弾む　ついでに相手も土佐出身だって知って余計に盛り上がる　帰り際に名前を教えて貰って、良かったらまた来てもいいですか？ってサカモトが聞くとニイと笑って

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阿呆こがなとこもうこんでええって言うけれど、推し気味に今度はあなたに会いに来ます、って言われて脈ありか？と思いつつもノンケだしな…と思ってはいはいと酔っぱらいの戯言だと思って流すんですね　で、別れた後やっぱり食っとけば良かったかな…って考えたけど良い事したので気分が良いいぞぴ

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次の日ハッとして気付いたけどそもそも自分は初め食う気マンマンでその後誘おうとしていたのに、サカモトのほわほわした空気に充てられて気付けば普通にオトモダチになっててアレレと思ってる　でも顔は好みだしあの顔で抱かれる事考えて数回お世話になった

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後日本当にバーにやってきて、おまんここほんにどがあな場所かわかっちゅうんか…って呆れてるいぞうさん　そもそもいつでも居る訳でも無いのにこいつ、って思ってるとなんだか今日は会えそうな気がして…って言った後会えちゃいましたね、あははって笑うもんだからギュ…って心臓が変に握られる

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（ときめきの音）大きくため息吐いた後後であしらい方教えちゃる…って結局その日も二人で楽しく飲んで終ってほしい　別れ際にじっと顔を見つめると照れた顔で笑うのでは～～顔がえいと思って悶々として分かれてほしい

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そこから何度か会う内にすっかり仲良くなって、身の上話したりするような仲になるんだけどいぞうさんあんまり自分の事話したがらないのでサカモトさんは知らないままなんですよね　ちなみにサカモトさんはほんとにただのなんでもないサラリーマン　バーに来たのも仕事で疲れていてちょっと

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雰囲気が良いとこで飲みたいなあ位の気持ちだったのでその気はない　いぞうさんが居なかったら僕食べられてたんですかね、って冗談交じりで聞いてくるのでいぞうさんはまた顔を見つめた後ゆっくりと目元を三日月に変えてそうかもにゃあ　なんて言って欲しいし、サカモトさんはちょっと驚いた後

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顔を赤くしてそ、そうですよね　って俯いてしまう　いっぺん、試してみるか？って喉元まで出かかった言葉を唾液と一緒に飲み込んで、背中をバシバシしながらおまんに声かけたんがわしで良かったの！感謝せい！って冗談で誤魔化すんですね　いつもならすぐホテルに駆け込んでるのに

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自分でも良く分んなくて喉元に手を当てながら首傾げてると大丈夫ですか？と聞かれるのでなんちゃないって答えるいぞうさん　それよかおまん土佐の男がこがいに飲まんでなんじゃ！ってあれよあれよと飲ませる　とまあ案の定注がれると素直に飲んでたサカモトさん、さすがに…って止めてた所を飲ませた

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ので真っ赤になってぐでぐでになっちゃう 声かけてもうう～とか呻き声しか上がってこないのでいぞうさんも流石に飲ませ過ぎた…ってちょっと反省する　こいつどうしようと考えた所でいぞうさんも結構酔ってるので持って帰るか…って家まで連れ帰っちゃうんですよね

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タクシー拾っておまん金持っとるか～って聞くと鞄指さすので勝手に借りてタク代は出させるいぞうさん　わりと自分もふらふらだったのにサカモトさんが完全にダウンしてるので肩貸してたら酔いも冷めてきて、わし何やっとるんじゃと気づくのは玄関前で鍵回してる時　ここまで来たら仕方ないって家の中

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入れて　適当に布団にほおり投げて、までは良かったけど自分の寝場所がなんせない（部屋が狭いので） どうするかとじっとサカモトさんの顔みながら考えてたらやっぱり顔が良くてつまみ食い位許されるじゃろってするするネクタイほどいた所で、なんかサカモトさんの事まぶしく見えて　グッと詰まった後

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今回は勘弁しちゃるって結局首元だけ緩めてやって、同じ布団に入るんですね すん、って匂いを嗅ぐと居酒屋と酒の臭いでうっすらサカモトさんの香りがするかどうか分からなくて　酒くさ…って呟きながらそのまま寝るいぞうさんなのであった

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翌日、会社！って冷や汗かきながらサカモトさんが飛び起きると見知らぬ部屋で、見渡すと一面CDやらレコードやらが詰まってるどこだここ…頭痛いって混乱してると隣でごそ、って物音が聞こえてビックリすると赤い毛玉がもぞもぞ動いてるんですね

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赤毛の間から目が合って、暫く見つめ合うとバッと向こうが飛びのいてな、なな、なして　って言うのであ、いぞうさんだ！？と気づく　じゃあここはいぞうさんの　え！？て二人して驚いてると向こうから呻き声が聞こえて　頭を押さえてるいぞうさん　とりあえず水…飲むか…？と聞かれてお願い…と答えた

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結局二人して泥酔してここまできたと把握したサカモトさん、なんかすみません…って謝るといぞうさんはえいえいわしが飲ませ過ぎたって言ってくれる　それにしても凄い部屋ですね、CDからレコードまで…音楽関係でなにかやられているんですか？って聞くとそっぽむきながら …趣味じゃって言うので

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嘘だあと思いながらもあんまり詮索してこなかった事なので触れないようにするサカモトさん、話題を変えようと辺り見まわしてあ、これ懐かしいなってつい古いCD見つけて呟くとおまん、これが分るがか…！？って詰め寄られて学生の時に少し…でも好きだったなあって言うとぱあと顔輝かせてCD取り出して

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流しだすいぞうさん　懐かしいメロディーにそうこれこれ、って思っているとこのバンドの良い所とか話し出してくれるんですね　そうそう！ってサカモトさんも好きだった頃思い出して話してると盛り上がってきておまん話の分かるやつじゃ！って肩なんか組んでくる　わははって笑いながらお好きだったん

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ですね、って顔向けるとピシ、と固まって妙にギクシャクしながら腕もはずして、少し顔を赤らめながら わしも昔こいつらがいっとう好きじゃったしの…って頬掻きながら言うのでふふ、と笑いながら弟がいたらこんな気持ちだったのかなって笑うサカモトさん　笑いなや！って怒られてあやまってると

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おもむろにCD重ねられて聞けって渡される　さっき聞いたバンドと他のバンドが数枚　たぶん気に入ると思うって言われて戸惑っていると嫌なら聞かんでええし、返さんでも…ってところでお借りします！って食い気味にこられてお、おおと返す　今日はもう帰れって言われる時間にはすっかりお昼で

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お世話になりましたし、お昼どうですか？って聞くとえいえい、頭いとうてえずいき飯もいらんって言われて返される　玄関口でまた、返しに来ても良いですか？って聞かれると好きにせえって言われて初めて連絡先交換してもらえるんですね　また連絡しますって笑うと目をそらしておん、って言われる

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二度目に来るときは全部聞いた状態で、お酒と一緒に返しに来ましたって酒盛りする気マンマンのサカモトに呆れるいぞうさん 中に入れて貰ってお酒飲みながらCDの話するんだけど一番気に入ったバンドがあって…って一枚選ぶとほにほにって言われる　それならって同バンドの他のCDなり貸してくれる

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いぞうさんみてなんか店員さんみたいですねって笑ってるサカモトさん 仕事もそういうのなのかなあと思って古いCDショップでぐうたらしてるいぞうさんは似合うなあって失礼な事考えてる　あ、これ今度新しいやつ出るんですよね、買ってみようかなって言うとそこまではせんでええじゃろって

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珍しく否定されてあれ、と思ってると知らない間に話が変わっている　そのまま流してまたCDを借りたりするんですね　そういう事があって数回、週末になるといぞうさんの家に行っていたサカモトさん 珍しく今週は仕事が忙しくて、久しぶりに一人で飲んで帰ろうかななんて思ってると前からガラの悪そうな

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楽器やら機材やらもった兄ちゃん達がいそいそと準備していてなんだろうって思ったらいきなりなりだす音楽　ゲリラライブか！って思ってると周りの人たちも集まってきて出るに出れなくなるサカモトさん　仕方なく最前近くで見ることに決めたけどよく聞くと、それは最近気に入ったバンドで

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メンバー達をよく見ると見知った赤毛が見えて　あ、ああ　あ！って驚く声はアンプの音に掻き消されて　でも間違いなく　あの月の様な金色の目と鮮烈な赤色は　「いぞうさん…」　劈く様な歓声、振りあがる拳、警察の音　サカモトさんは結局自体が収束するまでその場で立ち尽くしたのであった

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このゲリラライブ、ま～沢山の所で怒られて頭下げまくったバンドメンバー達でもこれをきっかけに知名度が上がるのでレーベルからはお許し出るんですね（まだインディーズではある）で、署に同行されそうになったいぞうさんに声かけようとしたサカモトさんはばっちり目が合って　な、って声が出ると

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知り合い？後で迎えに来てくれる？って言われて思わずはい、って言っちゃうんですね　で、結局警察所の前で待ってるサカモトさん　思い出すのは演奏中のいぞうさんの事ばっかりで ぼおっとしてると頭を叩かれる　驚いて振り向くといぞうさんが居て嫌そうな顔しながら巻き込んですまんかったって

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言われると同時位に両手掴まれていぞうさんバンドマンだったの！？ってでっかい声で言われるんですね　しかも貸してくれたあの！？ねえ！すごい！いぞうさん楽器が！って興奮しきった声で矢継ぎ早に聞いてるとも～顔真っ赤にしてほたえな！！！って怒られるんですね

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そりゃこっそり混ぜた自分のバンド気に入られて嬉しかったんだけどもいざバレるとそれはもう恥ずかしくて恥ずかしくて死にそうで　実は貸した日にもなにやっとるんじゃと後悔もしていたいぞうさん　羞恥が重なりすぎて逃げ出したいのに両手掴まれてるし　顔がいいし近いし大混乱して

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ワ～！ってなってると後ろからメンバーやってきて、なにそのリーマンって言われて慌てて両手振りほどいてなんちゃない！！！！！！じゃあの！！！！！ってサカモト引き連れて帰っていくんですね　道の途中でおまんも気い付けて帰れ！じゃ！って言われて駈け出す前にいぞうさんの腕捕まえて

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いぞうさん！お願い！ちょっとだけ話させて！って敬語も飛んでいって引き留めるサカモトとやめえわしは帰る！って大暴れするいぞうさんが街中で注目を集めていることに気付き　いぞうさんが渋々ついていくことになる　入ったのは近くのファミレスで、

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どうして教えてくれなかったのって聞くと その、事務所的にNGじゃろうが…って性癖の事含めて話てくれるんですね　いぞうさん自信趣味で始めたバンドがそこそこ売れるとは思わず、かといって自分のやりたい事に歯止めが効くわけもなく　でも客は食うなって言われたし…ってなんかあけすけな事も

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混ぜられて急に自覚するサカモトさん　友人として接していて忘れていたけどいぞうさんの趣向はそういう人だったって　まあ最近は全然じゃったがなって言われてどうして？って聞くとおまんが毎週毎週くるからじゃろうが！って怒られる　それにそっか、そうかあって笑ってると

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何がおかしいんじゃこんべこって小突かれてへらっと笑ってるサカモトさん　もうあのバーにも行ってないの？と聞くとそういえば…まあ遊ぶ気もせんし　って言われて余計ニコニコしてしまう　この後時間ある？ってサカモトさんの提案にないけんどって言うと、僕の家近くなんだ　良かったら飲まない？って

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ええ、と言った顔してるいぞうさんに近くにね、お酒いっぱいおいてるお店もあって　良かったら奢らせてよとか言われれて　結局釣られて行ってしまう　お酒はこじゃんと買った

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サカモトさんの家は物が少なくて、ようこんな家で住めるのって聞くと物が多いと散らかすから…って照れるサカモトさん　照れるとこか…？って考えてるとお酒ドサドサおいて、は～～今日は色んなことありすぎじゃって伸びてるいぞうさんを横に　ネクタイゆるめてジャケット脱いでるサカモトさん

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視線に気づいていぞうさんの方みるとバッと目を逸らされる　不思議に思ってどうかした？って聞かれるとなんちゃないって袋から慌ててお酒取り出すいぞうさんに　あ、もしかしてそういう目でみられていたのかってやっと自分の事意識するサカモトさん　わ、わ～って顔赤くしてどうしていいか分からなくて

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ちらっといぞうさんの方みるともう完全に意識はお酒で、熱くなった息を聞こえない様に吐いてから冷蔵庫の方向かって何かあったかと探し出すサカモトさん　戻るにも勇気がいるよなあって考えてると何しとるんじゃはよ飲めって言われてはいはい！って自棄になるサカモトさん

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飲み始めたは良いけど、頭ん中では今日のライブといぞうさんの事と視線とで　ついため息が出ると、ため息つきたいんはわしの方じゃって遠い目をされる　バンド、あんな事になったけど大丈夫なの？って聞くとまあ大丈夫じゃろうって　人気出ると思うんだけどなあってこぼすと恥ずかしいのかやめえって

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言ういぞうさんよそに　今日のライブのここが良かったとかなんか詳細に褒めだすのでぐぎぎ…となるいぞうさん　最終的にお酒で赤い顔をさらに真っ赤にしてやめえや…ってか細い声で言われたときにサカモトさんがハッとするんですね　ごめん、僕夢中になるとつい…って謝ったりなどする

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二人で赤くなって、いぞうさんが誤魔化すように呷る　サカモトさんもつられて飲んで、二人ていつもよりペースが速い　だんだんおかしくなってきてへらへら笑ってるとなんわらっとんじゃあって小突きあいが始まって、やめてよいぞうさん～って酔っぱらい二人がじゃれる

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じゃれてるので当然距離が近くなるんですけど、無邪気に笑ってるいぞうさんみてなんかドキドキしてるサカモトさん　動悸？って思ってるといぞうさんそのまま寝こけちゃうんですね　ろくに回らない頭でいぞうさん～って揺するけど全然起きないし

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いぞうさんあったかいなあって思いながら寄りかかるいぞうさんのあたま撫でたりしてなにしちゅうがわしはってはっとしたりするんですね　いぞうさんはどうにもできないし、とりあえず近くのソファに転がして自分ももうベッドまでは面倒くさいって座布団敷いて隣で寝れば良い

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朝、サカモトさんが起きると体はバキバキで目覚めは最悪、昨日の事ぼんやり思い出してあれ、いぞうさんはってソファみると誰もいない　机にメモだけ置いてあって、用事があるので帰る世話になった旨が書いてある　ため息を吐いて、早起き出来る体になりたかったなあと遠い目するサカモトさんであった

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さて、いぞうさんと宅飲みをして一週間、当然平日はサカモトさんは仕事だし毎週末にいぞうさんとなにかしら会うのがここ最近続いていたんですけれど珍しく連絡が取れない　そういうことが数度続くんですね　心配しているといぞうさんから連絡が来る

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いぞうさんのバンドはここ最近急に人気が上がってライブの数が一気に増えたらしくなにやらドタバタしているらしい　やれ新緑だやれ練習だので相当忙しくすまんと電話口で謝られた時も心なしか疲れた声だった　以前の様にはもう会えんかもしれんと言われると、サカモトさんは詰まったように