Twitterで気ままに乗せた作品を重ね、まとめただけのメモの切れ端、のようなもの。
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@enishi_714

急に轟が上着を脱いで八百万の肩に乗せた。驚く間もない出来事に反応が遅れたが、慌てて上着が落ちないように手を添えた。「いけません、これは轟さんの」「いいから」「ですが」「八百万」強い口調の轟に口を閉じる。そんな八百万に目を向け、すぐに目を逸した轟が小さな声で言った。「……透けてる」

2023-08-01 21:52:18
@enishi_714

【もう雨の音も聞こえない】「そ、それはお見苦しいものをお見せてしまい」「逆だ」「え?」「だから、見苦しくねェって……誰にも見せたくねえし、隠さないと俺も見ちまうから、着てろ」

2023-08-01 21:52:19
@enishi_714

貴方は創作意欲がわいたら『相手へのプレゼント選びに頭を悩ませている縁の轟百』をかいてみましょう。幸せにしてあげてください。 #shindanmaker shindanmaker.com/@enishi_714/re…

2023-08-03 23:06:20
@enishi_714

これは趣味ではないかも。これは男の人が持つには可愛すぎてしまうかも。「良いの見つかった?」「いいえ、まだですわ」難しいをした八百万の肩を耳郎が励ますようにポンと叩く。「ヤオモモが納得するまでとことん付き合うよ」「ありがとうございます! 必ずや素敵なプレゼントを選んでみせますわ!」

2023-08-03 23:06:20
@enishi_714

【恋人への初めてのプレゼント選び】「そういえば、先程からスマートフォンを握り締めていますが、どなたからか連絡が来ましたの?」「いや、ウチもやっと付き合い出したヤオモモ達にプレゼントを用意しようかなって思ってるだけ」「耳郎さん……大好きですわっ!」「あ……まぁ、編集すれば大丈夫か」

2023-08-03 23:06:21
@enishi_714

貴方は時間があるなら『プレゼントを背中に隠し持ってる縁の轟百』をかいてみましょう。幸せにしてあげてください。 #shindanmaker shindanmaker.com/@enishi_714/re…

2023-08-04 22:23:27
@enishi_714

「と、轟さん!」呼び止める声に轟が立ち止まる。――大丈夫。耳郎も良いと言ってくれたし、後ろ手に持ったプレゼントのラッピングも何度も見直した。「あの、プレゼントを、用意して」それでも躊躇いが出てもじもじと言い淀んでいると、何かを察したらしい轟が「分かった」と言って八百万を抱き締めた。

2023-08-04 22:23:27
@enishi_714

【プレゼントは……】「彼女が恥ずかしそうに『プレゼント』の話をする時は彼女自身がプレゼントだって、峰田と上鳴が」「ち、違います!!」「違ェのか……」「轟さん!?」

2023-08-04 22:23:28
@enishi_714

縁の轟百のほのぼのチュエーション 『待ち合わせの場所で ぽつりと あなたは私に 「なんというか、平和だな。 」と言いました。』  #shindanmaker shindanmaker.com/@enishi_714/re…

2023-08-06 16:34:21
@enishi_714

「なんというか、平和だな」目の前を行き交う人々を眺めていた轟がポツリと零す。忙しなく動き回る人もいるが、誰かに脅かされる心配をせずに暮らせている穏やかな日常があった。「私達が守った平和ですわ」「そうだな」「その平和な世界でこうしてデートができるなんて、ヒーロー冥利に尽きますわね」

2023-08-06 16:34:22
@enishi_714

【そして、俺達も平和を彩る一部になる】目を合わせて二人一緒に微笑んで、今日という特別で、特別ではない一日を過ごすのだ。

2023-08-06 16:34:22
@enishi_714

怪我はないようだが、かなり疲れが溜まっているらしい。がっしりと抱き込まれて身動きが取れない状況ながら確認できた轟の状態をそう判断する。であれば、一人でゆっくりと寝てもらった方が疲れが取れそう、なのだけど。「……抱き枕だと考えれば良いでしょう」呟いて逞しい胸にピッタリと身を寄せた。

2023-08-07 20:11:00
@enishi_714

【とてもとても穏やかな夜でした】「昨日は、悪かった」「いいえ、そんなことは……その、今日も、そういうことはせずに一緒に寝る、というのは駄目でしょうか?」「…………え」「あああの、わ、忘れてください!!」

2023-08-07 20:11:01
@enishi_714

「俺、百に飽きられたかもしれねェ……」「え、突然どうしたの?」「この間、ヤろうとしたらやんわりと断られて」「ちょ、待って」「その後も、毎回ってわけじゃねぇけどあんま乗り気じゃねェっつーか」「ねぇ、轟くん」「でも、ヤってる時は変わらず善がってるし、昨日もめちゃくちゃ」「轟くん!!」

2023-08-08 21:42:03
@enishi_714

縁の轟百が恋に気付くのは、その人に初めて嘘をついた時です。この人に本当の自分を知られたくない。嘘をついてでもこの人のそばに居たいのだと、罪悪感と共に恋に気付きます。 #shindanmaker shindanmaker.com/1006730

2023-08-13 23:07:33
@enishi_714

「轟さんもそうでしょう?」真っ直ぐな目を向けてくる八百万に轟は一瞬言葉を詰まらせた。『付き合う可能性って全くないの?』そんな質問を八百万は有り得ませんわ、と一蹴した。けれど、轟は違った。想像してしまった。八百万の恋人になれたらとても幸せだろうと考え、望んで、そして、「――そうだな」

2023-08-13 23:07:33
@enishi_714

【これは彼女に吐いた最初の嘘】微笑んだ八百万にズキリと痛んだ胸を、気付いてしまった自分と共に胸の奥に隠した。

2023-08-13 23:07:33
@enishi_714

【とてもとても穏やかな夜でした】ネタ(轟百) privatter.net/p/10298002 結局プライベッターに書いてしまいました。not小説です。

2023-08-15 22:40:33
@enishi_714

「八百万は優しい匂いがする」パチリと瞬いた目が、ふんわりと笑う。「良い匂い、ということでしょうか?」「間違ってはいねェ、けど」「けど?」答える前に八百万の首筋に顔を埋める。花のように芳しく、温かく染み入るようで、そして何よりも。「俺は幸せなんだって実感させてくれる匂いってことだ」

2023-08-18 22:54:42
@enishi_714

【彼女の匂いを胸一杯に吸い込んで】自分がいるべきところはここだと、傍にいたいのはこの人だと心の底から思うんだ。

2023-08-18 22:54:43
@enishi_714

綺麗なものだけだったら愛してると言えた。好きになってくれたらと望むことができた。でも、無理だ。「今も口に出すのも悍ましいことを考えてる」隣に座る八百万の顔が見られない。真っ直ぐに向けられる瞳に失望が浮かぶのを見たくなかった。そして、それでも欲が消せない轟の顔を見せたくはなかった。

2023-08-22 22:26:57
@enishi_714

【どうか正してくれ】どうしようもないこんな気持ちでも、お前ならきっと――……

2023-08-22 22:26:58
@enishi_714

「轟さんと話すと、苦しいんです」言いながら自然と手が胸元を押さえる。こんなことは本人に言うべきではない。分かっていても、もう限界だった。だから、一度距離を置かなければと思って――「……か?」「あの、よく聞こえ……あら、顔色が悪く……きゃあっ!?」「もう俺と話したくねェってことか?」

2023-08-27 20:50:38
@enishi_714

【無自覚恋慕のやらかし】「あ、ああ、あの、離れ……胸、が」「っ……もう近付きもすんなってことか、分かった」「え」「悪かったな」

2023-08-27 20:50:39
@enishi_714

ヒーローに成るべく訓練を受けているのだから、いざという時も対処できる。そう思っていた。「どうした、抜け出せてねェぞ」敵を捕らえるような拘束をされたわけじゃない。手首を掴まれて覆い被さられているだけ。それなのに、「ほら、逃げてみろ」ギラついた目を見て、これは無理だと八百万は悟った。

2023-09-03 21:16:21
@enishi_714

【逃げられるはずがない】抵抗もできないのは貴方だからと言ったら、言い訳だと思われてしまうかしら。

2023-09-03 21:16:22
@enishi_714

これが恋だと認めたくなかった。八百万の為には認めてはいけないと思っていた。それを他でもない八百万が許さなかった。「まだ、好きではないと仰いますか?」――ああ。そう答えなければいけないのに、真っ直ぐな目が、その目元が僅かに赤くなっている事に気付いたら言葉も何も喉から出てこなくなった。

2023-09-10 23:14:11
@enishi_714

【許されるのなら、本当は、ずっと】「……八百万を泣かせることになる、と思った」「今は泣かせていないと言いますの?」「わざとか……」「良いオペレーションだったでしょう?」

2023-09-10 23:14:11
@enishi_714

縁の轟百の新刊は『 どこにいても、誰といても、彼の姿を探してしまう。 』から始まります。 #shindanmaker shindanmaker.com/685954

2023-09-17 23:29:17
@enishi_714

どこにいても、誰といても、彼の姿を探してしまう。 気付いたのは、彼と視線が交わらなくなってからだった。「――クリエティ?」ハッと我に返る。パトロール中に気を抜くなんてと自己嫌悪に陥る八百万を余所に後輩があ、と声を上げた。「ショートの広告、此処にもあったんですね!」「そう、ですわね」

2023-09-17 23:29:17
@enishi_714

【目が合って、笑い合えた日々は戻らないのに】あの頃、胸の奥を騒がせていたものの正体に私は気付いてしまったの。

2023-09-17 23:29:17
@enishi_714

「焦凍さん」ソファーで眠る轟の顔を覗き込んで優しく声を掛ける。もう少し寝かせてあげたい気持ちもあるが、そろそろご飯ができるし、どうせ休むならきちんとベッドに移動してほしい。そんなことを考えていると轟の目がうっすらと開く。起きたわと喜ぶ間もなく、腕を掴まれてぐいっと引き寄せられる。

2023-10-09 22:35:54
@enishi_714

【微睡みの貴方が口元を緩ませた】「焦凍さん、本当は起きていましたの?」「……まだ、こうしてたい」「もう……仕方がありませんわね、あと少しですよ」

2023-10-09 22:35:55
@enishi_714

縁の轟百さんは【今はこのままで】をお題にして、140字以内でSSを書いてください。 #140字でSS #shindanmaker shindanmaker.com/428246

2023-10-22 23:17:12
@enishi_714

今ここで思いを告げたなら――。先を歩く轟の背中を見つめながら八百万はそんな事を考える。知っている。向けられる笑顔が特別に優しいことを。その眼差しに宿る熱が温かなだけではないことを。八百万も、同じだから。だから、だからこそ。「一日でも早く立派なヒーローにならなくてはいけませんものね」

2023-10-22 23:17:13
@enishi_714

【今はこのままで】告げるのはお互いの夢を叶えてからでなければと、新たな決意を胸に振り向いた轟に微笑んだ。

2023-10-22 23:17:13
@enishi_714

わたしは、気が向いたら『苗字呼びから名前呼びに変更する』縁の轟百を描き(書き)ます。もちろんフォロワーさんがかいたっていいのよ。 #shindanmaker shindanmaker.com/433599

2023-10-26 22:23:11
@enishi_714

「と」スッと細まった目を見て慌てて両手で口を覆う。危なかった。気を取り直すようにこほんと咳払いをして、今度こそは間違えないようにと口を開く。「……、……」「どうした、百?」「っ……しょう、とさん……」「悪ィ、聞こえなかった」「もう、意地悪をなさらないでください…………焦凍、さん」

2023-10-26 22:23:12
@enishi_714

【まだ練習中なので】「ヒーロー活動している時は言えんのにな」「それとこれとは話が別ですもの!」「一緒だろ……可愛いから良いけど」

2023-10-26 22:23:14
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まとめたひと
@enishi_714

BL“が”ではなくBL“も”好きな腐った成人ですが、そちらは嗜む程度。先導者の櫂ミサ(イメ卓含む)に始まり、アルドロ・イザジル(剣の王国)、轟百沼に落ちて二次小説も書いています。コミュ障故に無言でのフォロー、いいね申し訳ありません。ヘッダーは優雨さん(@_rains27)が描いてくださいました!素敵でしょう!!←