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やっと仕事から解放されて一人になれる カフェでコーヒーでも飲みながら本読むか そういえばこの本だいぶ前に読んで途中までで止まってたな(パラッ) あ、この栞､､､懐かしいな😌 ､､､､､､､､､､､､､､､､､､､､､､､､
2019-06-01 16:57:20
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どんな時も1人で本を読んでいて、影の薄い僕 そんな僕に君は話しかけてくれた ？:ねぇ、君その本好きなの？ ○:え？まぁ ？:私もそれ好きなんだ そういった君の笑顔に僕は見とれてしまった
2019-06-01 16:57:39
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？:あ、ごめん私の名前は久保史緒里よろしくね！ ○:あ、僕は○○。よろしく それから僕達はお互いに本が好きということもありよく話すようになった 久:私ねここの主人公とヒロインの､､､､､､
2019-06-01 16:57:58
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久保さんはよく話してる最中に熱が入って夢中になって喋り続けてしまうことがある。 久:それでね。あ！ごめん別に○○君の話に興味がなくて自分の話だけしてるとかそういうわけでもなくて、それに そんな句読点がない君の嘘はとても可愛かった
2019-06-01 16:58:56
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○:ふふっ、大丈夫だよ。僕は久保さんの話聞いてて楽しいし、あとさぁこれ 久:あ、これって最新刊だよね？もう買ったん だ ○:もう僕読んだから貸すよ 久:ホントに？ありがと！
2019-06-01 16:59:37
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本が返ってきて家で開くと ○:なんだろこれ？ 「ありがとね、今度私のおすすめの本も貸してあげるね。」と書いてある手紙が僕が挟んだ栞と一緒に添えられていた ○:早く会いたいな､､､ 僕は本当に彼女のことを好きになってしまったんだと気づいた。
2019-06-01 17:00:03
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ある日僕は決心した。今日の放課後告白しようと いつものように2人で帰ろうとした時僕は切り出した ○:あ、あのさ 久:？ ○:大事な話があるんだ 久:うん
2019-06-01 17:00:33
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○:僕、久保さんのことが好きです。だから、付き合ってください 久:え、うそ、いいに決まってるよ ○:本当に？ 久:私も好きだった、けどこの関係が壊れたらって思ったら怖くて､､､ ○:そうだったんだ。でも、これからは大丈夫
2019-06-01 17:00:52
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久:そうだね。あと久保さんじゃなくて、史緒里って呼んでよ ○:それはちょっと難易度が高いというか 久:そっかぁ、じゃあまだ我慢する。帰ろ ○:うん
2019-06-01 17:01:04
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分かれ道に差し掛かり 久:じゃあね○○君 そのまま行ってしまい､､､そうな所で ○:し、史緒里！またね！ 久:うん！😊 初めて呼んだ君の名前、振り向いたあの顔はそれだけでなんか嬉しくて心の1ページに閉じ込めた
2019-06-01 17:01:16
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3年の受験シーズンが終わり分かってはいたが史緒里には夢があり別の大学に進むことに、最後の時までを忘れることのないようしっかり心に書き留めていくようにした 卒業式も終わり何日か経ち、史緒里が上京する日近くの公園の大きな桜の木で写真を撮ろうと言って最後に2人で来ることにした
2019-06-01 17:01:28
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○:綺麗だね､､､ 久:うん､､､ ○:ひらひら舞う文字が 久:ん？ ○:「今ならまだやり直せるよ」って文字が風に舞ってるよ
2019-06-01 17:01:41
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久:やめてよ。悲しくなるじゃん ○:嘘だよ。ごめんね。新しい街にいっても元気でね 久:うん。あ、もうこんな時間だそろそろ行かなきゃ。それじゃあ行ってきます。頑張るね 僕は、ちょっといたい、もっといたい、ずっといたいそんな心をしまい込んで史緒里に別れを告げた
2019-06-01 17:02:00
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○:うん！がんばれ！応援してるよ！ 史緒里が去り、何も無い公園で俯いた先には散った桜の花びらが、その綺麗な花びらで史緒里の笑顔を思い出し、史緒里がさっきまでいた場所を振り返った ○:もういないのにな、心入れ替えてシャキッとしろよ､､ ､､､､､､､､､､､､､､､､､､､､､､､､
2019-06-01 17:02:50
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はぁ、やっぱりダメだな。 ？:あの､､､ やっぱ涙が止まんねえもん ？:すいません､､､ ○:あ、はい。って、え？
2019-06-01 17:03:18
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？:やっぱり ○:どう、して ？:○○君のお母さんに聞いたらよく来るからって ○:どうしてくれんだよ。この何年かでこんな泣き虫になっちまったよ ？:ふふっありがとう。待っててくれて
2019-06-01 17:03:40