50 さ:わわわっ⁈ キッチンから悲鳴が。 ○:どうしました?さくら! 慌てて彼女の元へと向かった。 遥:あぁん、もぉ…!
2022-08-28 22:20:5351 さ:今日は、遥香様が頑張ってらしたのでお肉を焼いたのですが…焦げてしまいましたぁ… ○:焦げを取り除けば、食べられる場所はあります。気にしないで。 遥:あ、あのさ… ○:ん? 遥:今日のスープとサラダは…私が作ったの…愛情…たっぷり込めたから…残さないで…
2022-08-28 22:20:5352 美:ふーん…これ、遥香さんが作ったのね。 スープの具材はゴロゴロ、サラダの野菜は不揃い。 ○:いただきます! 遥:待って…!あーん…させて! いつもは僕がするのに… 遥:あ、あーん…
2022-08-28 22:20:5453 スープをひと口。 優しい旨味が口の中に広がる。 ○:とっても美味しいよ? 遥:えぇ?私の料理、毎日食べたいですって⁈ それは言ってないな… 遥:今のは、アレよね…”毎日、君の作った味噌汁が飲みたい”…みたいなことよね?
2022-08-28 22:20:5554 さ:あぁ…疲れのせいによる幻聴と願望との狭間で、遥香様の中の概念が捻じ曲がった… 美:短時間で、ここまで良く頑張ったわね。 遥:私は、○○の妻になる女ですので。 美:私の負けよ。2人の結婚…認めるわ。 ○:良いんですか? 美:あなた達を見ていると、不思議と大丈夫な気がするもの。
2022-08-28 22:20:5556 遥:はぁぁ…つっかれたぁ…! ○:お疲れ。身体、マッサージしようか? 遥:良いの⁈やったぁ!今から、パジャマ脱ぐね? ○:いや、服を着たままでも出来るから! 遥:むぅ…○○をその気にさせようと思ったのにぃ… ○:… 遥:誘惑しようと思ったのにぃ…
2022-08-28 22:20:5757 僕… これは、残念なことをしたな。 ○:じゃあ、寝転がっ…ん? 枕の下から、何か出てきた。 遥:これ… ○:避妊具だ… ジッー… 遥:ち、違う!私のじゃないわ!
2022-08-28 22:20:5858 ○:本当に? 遥:私は…別にこんなの要らないし… ○:…⁈ 遥:あぁ…そうじゃなくて…私が買ったのは、0.03ミリのやつだったけど…これは0.01ミリだもの… そうなんだ… 遥香、0.03ミリのやつ買ったんだ…
2022-08-28 22:21:0059 裏面を見ると… “姉より” 美月姉さんの仕業か! 遥:ふふ…どうする…?私はぁ…付けても…付けなく…ても…zzz… 寝た… よほど、疲れたのだろう。 ○:おやすみ。 額にキスをした。 遥:ふへへ…
2022-08-28 22:21:0160 翌朝。 ○:気を付けて、帰ってね。 美:うん。はぁ…○○としばらく会えないなんて…寂しい… ○:メールはこまめに送るから。 美:待ってる。ところで…昨日はどうだった? ○:ん? 美:だからぁ…夜よ、夜。何回戦シたの?
2022-08-28 22:21:0261 ○:いや…何も? 遥香…疲れてたし… 美:えぇ⁈あれだけお膳立てしたのに⁈このろくでなし!バカ弟!ダメ弟! そんなに怒られるようなこと⁈ 美:アンタねぇ…戦国時代なら、15の時には子供を授かって…ガミガミ… 今は現代です、美月姉さん。 こっぴどく叱られました… to be continued …
2022-08-28 22:21:03