回想55

あきら🐈🗻壁打🥔🍒 @asazakura_tsuki

「そんなにですか？（容姿は同じだから性格かな？）」 「そんなにか――えっ？」 「……山i姥i切さん、この子は」 「言葉をなくす程の愛らしさだろ」 絶句しているとくびっこが気にならないのか、くふくふ幸せそうに笑いながら端末の画像を愛しげに撫でるちょくん。 「えっとですね、その三毛は……」

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衝撃からいち早く立ち直ったずおが尋ねると 「某猫カフェの“にゃくん”だよ。この子は俺達に人気でね。通い詰めになる俺も珍しくなくて――」と他の画像も見せながら、にゃくんとの思い出をそれはそれは楽しげに語るちょくん。 この“にゃくん“、性格が南.泉.一.文.字ぽくて特にフリーなちょくんに大人気。

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語尾が愛らしい腐れ縁と会えない日々を埋めてくれていた。 このちょくんもその一振りで、通いに通い、貢に貢ぐほどのハマりぶり。 今更、本物の出る幕はなかった。 「明日の午後は非番だから会いにいこう」 お土産は何が良いかな、とうきうきして弄っていた端末が鳴った。 「店からのメール？」

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『いつもお世話になります。猫カフェ〇〇です。この度、当店一番人気の“にゃくん”が婿入りしたことをお知らせします。これまで――』 「……う……そ」 ガクッと崩れ落ちるちょくんを、今まで無言だったにゃくんが肩に担いで本丸へと帰城。 「つけ込む気だな」 「だろうね」

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「それで、山.姥.切さんの傷心が癒されるなら」 「縄張り荒らされちゃいましたからね。戻ったからには二度と手羽なさいだろうなぁ」 この日以降、にゃくんがちょくんの側から離れることはなく、囲い込んでドロドロに甘やかすことになる。

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“にゃくん”が婿入りした先は政府所属番なにゃちょの家で、お相手はちょくんによく似たネコ。 仲睦まじい様子がごくたまに専用日常スレに投稿される。

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弊本丸名物（？）迷想55にゃんちょぎ。 数回目開催江戸城にて奇跡的ににゃくんを迎えた始動数ヶ月な本丸が、初めてのパン祭りでちょくんを迎える。 他にも縁ある刀を待っている刀達はいるけれど、物寂しげな様子で縁側に一振り座って庭を眺めている姿に「にゃと縁がある刀を選ぼう」満場一致で決定。

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誰がよいかと唯一顕現している所蔵元が同じなずおに相談すると「山.姥.切ですね。山i姥i切i長i義一択ですね」とてもイイ笑顔が返ってきた。 「ｱ､ﾊｲ」 「ねこごろしくん、桔梗の花が咲いているよ」 「摘むんじゃねぇぞ」 「うん。撮るのはいいのかな？」 「いいぜ」 幼い声がにゃくんを呼ぶ。

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ただ一振りにだけ許した呼称が幼い声の持ち主はちょくんだと教えてくれる。 先日パン交換でお迎えされたちょくん。 どうしたわけか、大将組より頭ひとつ分低い個体として顕現された。体に引きずられて中味も若干幼目。 これには腐れ縁の突飛な行動に慣れているにゃくんも含め全員驚いた。

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いや……素直さ成分多めで可愛気1000％な化iけi物i斬iりって希少じゃないか、にゃ？ もしかして、オレは南.泉.一.文.字の中で勝ち組では？ ――よっしゃ！！！ 両手の握り拳を掲げ上げた。 心の中で。 ちょくんの初陣に付き添いたいにゃくん達縁刀。 練度差あるから、しばしの間、遠征で練度上げ。

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手を繋いだり、片手抱っこしたり、肩車したりとちょくんとの遠征くそ堪能しているにゃくん。 その背中に寂しさはない。 「いつも以上にひっついていて寂しいはないでしょう」 通常個体同士のスキンシップを知る脇差のツッコミ。 遠征に次ぐ遠征の日々を経て、出陣出来る練度になったちょくん。

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待ちに待った腐れ縁の初陣に心湧き立つにゃくん。 その時、何か大事なことを忘れてませんか？　と囁く声が聞こえる。 「…………あっ！」 思い出したのは回想55。 「会いたくなかったよ」 「可愛いだけだよ」 一歩間違えたら、腐れ縁と疎遠になるというやりとり。

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「うちの場合、疎遠にはならねぇって断言できるが、で き るが――『会いたくなかった』ってあいつに言うのか？」 同位体の間で話題になったから、内容は知っているにゃくん。 ちょっと、脳内再生をしてみた。 「――ね、ねこごろしくん？」 目の前に座るにゃくんがいきなり吐血して驚くちょくん。

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「ず、ずおぉぉお！　だれか来てぇぇえ」 「どうしました、山.姥.切……って、南.泉？」 頭から血塗れなちょくんに驚きつつ、原因である口元血だらけなにゃくんに「鼻血じゃなくて吐血って何事？」と思ったのは刃生最後まで持ち続ける秘事。

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「つまりですね、南.泉.一.文.字界隈で悪名高い回想55を憂えた結果の吐血ってことです」 「おれのねこごろしくんは繊細なのかな？」 「そうかもしれません（たんに打たれ弱いだけですね）」 「そっか、おれのねこごろしくんは取扱要注意刀なのか」 「（あ、これ誤解発生案件ですね）」

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この日以降、これまでとは逆ににゃくんのお世話をするちょくんの姿が見られるようになる。 ちょくん にゃくんに衝撃与えたら折れると勘違い。 ねこごろしくんはおれが守らななきゃと使命感に燃える。 にゃくん 幸せボケのツケを払わされた。 世話をされるのは情けないが、一生懸命な姿に萌えている。

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花嫁修業か？ と周囲が突っ込みをいれてしまうほど料理の腕を磨く江戸城産にゃくんと政府所属ちょくん。 にゃくんは本格的料理、ちょくんは家庭料理が得意。 料理が出来ない（にゃの思い込み）腐れ縁に手取り足取り教えたいにゃくん。 料理が苦手な（ちょの思い込み）腐れ縁の胃袋を掴みたいちょくん。

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それぞれが料理で相手をメロメロにしよう作戦を練っていた。 しかし やって来たのは 待っていたのは ふたふりの作戦は実行する前に敗れ去るのであった。 「（料理上手な）お前には会いたくなかったにゃ😢」 「（料理上手な）君は可愛いだけだよ💢」 弊本丸にしては珍しく普通な55をした料理本丸

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回想後、それぞれの得意料理をこれでもかと作りに作って、飲み込めない何かを発散した。 翌日からパン作りに情熱を燃やすふたふりの姿が見られるようになる。 パンを叩きつける後ろ姿は鬼気迫ると評判。

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スレちやシリアスな回想55にゃんちょぎを一生懸命妄想した結果 会いたくなかったと言われて「やっぱり、君ってロリコンだったのか」ってドン引きするちょくんが登場。 「まてまてまて。『やっぱり』ってなんだ？」 「同じ古刀とはいっても数百歳も年下の若くて美しい少年だった俺に手を出した」

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当時、お城の中でも俺は若年層だったからね。 力のある古参が新入りの若い子に手を出すのは、よくある話。 お城から本丸に場所移動したら、俺より若い刀が溢れかえってよりどりみどり。 「若い刀好きの君には宝の宝庫」 「ちっげっーーよ💢」 「まさか、長年の疑惑が確信に変わる日が来るとは」

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じりじりにゃくんから距離を取るちょくんの腕を捕まえて「長年の疑惑の詳細、じっくり聴かせてもらおうじゃねぇか😡」青筋立てるにゃくん。 すれ違いやシリアスにはならんなとなった。 一生懸命の妄想がこれか。 あと、Ωなちょくんのシリアスを考えたら、αにゃくんの童貞かつあげ＆処女押し売りする

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シーンしか思い浮かばなかった。 うちのちょくん、どの妄想もいきが良すぎる。