全編しっかりラブサスペンスをしながら、各幕の前半でコメディをやることにより見やすくしてるのもグッド。オルガめちゃくちゃかわいかったな…。とくに3幕…。
2023-08-30 20:16:28ちょうど時代がアナスタシア前夜というか、マリア皇太后が若かりし頃こんな感じだったんだなーって雰囲気だったので、今度のアナスタシアの解像度も深まってすごく良かったです。 パリとサンクトペテルブルク、マジでロシア貴族が反復横跳びしまくってたんだなあ。
2023-08-30 20:17:27オルガ役のローザ・フェオラ、コミカルな役どころなのに顔のアップに耐えるレベルでしっかり表情演技しててすげえ良かった。ファンになっちゃうぜ…。 ジルダもオルガもできるの、器用。
2023-08-30 20:18:26内容としてはタイトルロールのフェドーラ皇女殿下がひたすらお痛わしい……🤦だった( ロシアの皇族、愛に傾くと途端に身を滅ぼすのがお家芸なんか??(クソ暴言(ニコライ2世一家の顛末を思いながら(((
2023-08-30 20:20:01音楽の話で言うと、前奏曲や間奏などのインスト部分がはちゃめちゃに美しかった。2幕で亡き婚約者を追想するフェドーラをあえてアリアではなくインストで表現するの贅沢よ…
2023-08-30 20:21:34そしてリゴレット以来のローザ・フェオラだったんですけど、ジルダとぜんぜん違う方向性のコメディリリーフでキャピキャピした食えない女ってキャラクターだったのでびっくりしちゃった。 インタビューで「今回は死なない役で良かった」とか言っちゃうあたり、本性はこっちなのかもしれない笑
2023-08-30 20:22:00リゴレットの時オペラ座のクリスやってくれよとか好き勝手言いましたけど、カーラもいけそうなポテンシャルだとは思わなかった。本当に歌も演技も器用で、そして声がとても気持ちいい。 もう一気にファンになっちゃった、来日コンサートとかやってくれんか(((ちょろい
2023-08-30 20:23:35ベチャワはもう何度か観てるんですが、初めて「悩み苦しむ人間」の役でみた。ローエングリンくんは人間ではないので…。 女選びの目がない、肉親を大事に思う、ちょっと激情にかられやすいけど悪い奴ではなかったね…。あと声がいい(真顔)
2023-08-30 20:23:58一方で主演のソニア・ヨンチョヴァの圧倒的な声圧による制圧力ですよ((( 登場した第一声でロシア皇族としての威厳と気高さとを「分からせ」てくる、もうひたすら平伏せざるを得ない強さがすーごかったですね
2023-08-30 20:25:32幕間で裏方スタッフがアホみたいな数のグラスに飲み物注いで、幕が降りたら瓶の中身をバケツにあけて片付けてたの「人海戦術…!」となった。グラスに注ぐのはともかくなんで瓶の中身入れたまま幕開けてるんですか????
2023-08-30 20:26:47まさかうるささでベチャワと正面切って殴り合えると思わないですよ、2幕終わりのデュエット完全にドラゴンボールだったわ((( 強く気高く激情家で重苦しい宿命を一手に背負う物々しさ、しかも出ずっぱりでひたすら翻弄される役なので本当ブラーヴァです
2023-08-30 20:28:09そんな激重で苛烈な主演ソプラノに対して華やかさと軽やかさで拮抗できてるローザ・フェオラもブラーヴァ👏 ここのキャスティングのバランスが非常によくて、さすがMET贅沢でありがてえ〜と思いました。
2023-08-30 20:30:27フェドーラ役のヨンチェヴァ、「「「「強い」」」」だったな。音圧がえらいことになっとる。あの声で「人を愛しすぎてしまう」欠点を持ってたら大惨事になるの納得しかない。
2023-08-30 20:31:35演目がめちゃくちゃマイナーかつ主演女優を筆頭に歌手への負担がデカすぎるのダブルパンチでMETクラスのプロダクションが資本力で殴り込まないと上演できないフェドーラ、マジでこういう機会じゃないと観れなかったと思うのでありがたすぎるMET愛してる
2023-08-30 20:31:59しかし歌手も指揮者も口を揃えて「音楽が良い」とインタビューで太鼓判を押すとおり、とにかく音楽演出が洗練されててグッときました。 場面ごとだけでなくキャラクターごとに繊細に空気やテンションを描き分ける絶妙さ、なかなか味わえない深みがありました。
2023-08-30 20:33:21ベチャワが「下手打つと喉をつぶす役」って言ってたのも納得だった。怒鳴り合いみたいなテンションをリアリスティックに表現しなきゃいけないから、基礎というかクラシックな作品で鍛えた歌手じゃないと危ないんだろうな。
2023-08-30 20:34:12それにしてもこの演目の初演を主演サラ・ベルナールで観れた人たち羨ましすぎるな。 めちゃくちゃ「「強い女」」なフェドーラの造形がベルナールへの当て書きと聞いて納得しかなかったもん。 どんな初演だったんだろうなあ〜〜
2023-08-30 20:38:343幕でオルガが主に作り出した軽やかな雰囲気が彼女が去った途端、「実はロシアで…」と重い空気に一変するの良かった。一連の話を聞いた後では、オルガがめちゃかわサイクリングお衣装で戻ってきてもBGM(BGMいうな)は暗いまま。
2023-08-30 20:40:402幕、ショパンの甥のプチコンサートの裏でフェドーラとロリスが探り合いするシーンすごくすごく良かった!脚本レベルだとあそこが白眉。
2023-08-30 20:46:28あ、でもこれオペラじゃなくて戯曲の方がサラ・ベルナールへの当て書きだったのかな(戯曲はフランス、オペラはイタリア いずれにせよベルナールの肖像がキャラクターに活かされてるとは思いますが。
2023-08-30 20:51:12ああ英語版wikiに記述があった。 作曲のジョルダーノがサラ・ベルナール版の戯曲を観て原作者に直談判してオペラ化を実現したんだ。 あとこれがフェドーラ帽の名前の元ネタだったのかよ!
2023-08-30 20:59:01あの時代、人気戯曲の(今で言う実写化ならぬ)オペラ化が頻繁にあったんだなあ笑 ベルエポックの華々しさを感じられて良いですね
2023-08-30 21:03:20ヘェーーー、フェドーラの劇中でサラ・ベルナールが被ってたからフェドーラ帽って呼ばれるんだ… ベルナールのファッションイコンすげえな……
2023-08-30 21:05:59エッ待ってフェドーラ帽被ってたってことは男装したフェドーラ皇女殿下…ってコト⁉️ めっちゃ観たいじゃん(突然の供給
2023-08-30 21:09:13そういえば1幕で出てきた御者の男の歌手がアジア系の人だったんだけど、舞台がロシアなのを逆手にとってかモンゴル系っぽく見える髪型とか衣装にしてて良い塩梅だなーと思いました。
2023-08-30 21:24:45