光世と大包平1

靱負 @Rubicundus

何を言っても何でもないしか返ってこないから、今度捕まえて吐かせようと思うんだけど、その前に大包平がこいつだけにはバレるわけにいかないと審神者に相談しに行ってあっさり解決する。思い込みがなくなったら体調も戻って光世に問い詰められたときも「本当になにもなかったんだ」って言ったら、

靱負 @Rubicundus

自分が発したその言葉にちょっとショックを受けて、いやなにもなくてよかったじゃないかって思ってみるんだけど、何も失ってない筈なのに喪失感やら情けないやらで涙が出そうになる。光世は、何も言ってくれないし、自分の中だけで完結させてる大包平が、でもそれなら何でそんな顔してるんだと

靱負 @Rubicundus

ちょっと寂しくてイラっとする。結構距離は縮められたと思っていたから。どこも悪くないんだなと一応確認して、涙こそ出てないけど泣いているような顔で自嘲の笑みを浮かべ大丈夫だと言う大包平を、ちょっと強引な手付きで押し倒して久々にいいかって訊く(宣言する)。精神的疲労であまり抵抗しない

靱負 @Rubicundus

し、確かに具合悪くてしばらくしてなかったのも自分の勝手な思い込みのせいだったから多少のことは素直に受け入れるつもりなんだけど、そんな様子も気に食わない光世にかなり手酷く抱かれる。中だけでいかされたり奥で散々出されても、孕むわけはないんだ、って思ってたらふと光世が

靱負 @Rubicundus

これだけやれば孕んだりしてな、っていうからそれで堰が切れたようにぼろぼろ大粒の涙が出てきて、なんで泣いてるってさっきとは打って変わった優しい手つきで目元を拭われて口づけられて、自分でも分からないうちに、孕ませてくれって言っちゃう大包平...

靱負 @Rubicundus

この腕の中に相手がいる間だけ、嘘の世界に浸ろうと諦める二人、かな。どちらかというと大包平の方が闇り易い立場というか性格な気がするけど。