第11回深夜の真剣140字60分一本勝負

RAY/※※※ @growler_ray

いじめに耐えかねて絶望して、命を絶とうとしたあの日。あなたはただ1人私に声をかけてくれました。あなたのおかげで私は初めて「生きていたい」と思うようになりました。 あなたが話しかけてくる、あなたが驚いてくれる、笑ってくれる。 その些細な行動一つ一つに、私はいつも救われているんです。

暁 悠宇 @a6JGNUYtaWLl8wJ

焼酎を飲みながらテレビを見ていた。寂しい1人の晩酌だ。テレビでは暗いニュースばかりが流れている。だからかもしれない、今日見た野良猫のことを思い出したのは。1匹で寂しく雨に打たれて死んでいた猫。あの猫は死の間際、生きていたいと願ったのだろうか。酒を飲む。今度は猫への哀悼の意を込めて。

花滝ちかる @chikaru_toka

「死ぬほど好きよ」君は無邪気に言う。 それが例え話でないことを、僕は知ってる。自分を大切にする事を知らない君は、きっと僕の為なら簡単に命を投げ出してしまうんだ。 「僕は、君とずっと一緒に生きていたいくらい好きだよ」 君はきょとんとして、でも「素敵ね」と嬉しそうに笑った。 #140字小説

色糸 @IRO_Iroito_

毎晩窓の外で響く猫の鳴き声はブルースみたいだ。 煩いけど、少し元気になれる。 いつの間にか声を上げることも忘れて、死んだ様に過ごしている私の鼓動を揺さぶる。 生きていたい。負けてたまるか。 明日から高３だ。久しぶりに学校に行こうかな。 ツラい事があっても空を見上げて笑い飛ばしてやる。

蓮 - はす @hasu_xxx

#深夜の真剣140字60分一本勝負 「猫」「焼酎」「生きていたい」 本当は、生きる理由を探してる pic.twitter.com/j5lABqusjX

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∫ MatoP @_Mato_P_

目が覚めたら、頭痛がした。 多分昨日焼酎を飲んだからだろう。 あんなにヤケのみをしたからだろう。 あぁ、また、仕事で失敗した。 もう、ダメかもしれない。 もうじき、リストラされるかもしれない。 けど、生きていたい。 そう願えば、黒猫と魔女に魔法にかけられるような、夢の世界ならいいな。

＿＿＿ @yYiX4

初めて焼酎を飲んだ中２の冬。教科書に載っていた猫の話を思い出した。喉が暑くて、脳味噌が痺れて、眠たくなる。なんだかこのまま眠ったら死んでしまうんじゃないかと心配になって顔を抓ったら、変な顔、と笑われた。それでも瞼が重くて、意識が遠のいていく中で、まだ生きていたいなぁって、思った。

倉野 汐 @kurano_shiho

とある夜の、猫とご主人。 #深夜の真剣140字60分一本勝負 お題「焼酎」「猫」「生きていたい」 pic.twitter.com/HEKrzOIF5t

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KTQ @wholiveo

手首も切った。縦に貫くのだとは後で知った。毒も飲んだ。煙草１箱を焼酎に浸して飲んだ。病院の天井が見えた。首も吊った。使ったベルトの金具が折れてしたたかに腰骨を打った。死ぬかと思った、と思った事に気がつき、乾く笑いを挙げた。今では生きていたい。　#深夜の真剣140字60分一本勝負

楓もち/春秋 @mapledanke

「帰ってよ！」沢山の涙をこぼしながら、彼女は僕にそう叫んだ。「死にたくない、死にたくないよぉ」体を震わせ、言葉を吐き出す君はひどく怯えている。「まだ生きていたいの、帰って……」隠し持っていた大きな鎌を振り上げる。病室内のビリビリと空気が震えだす。僕は死神。君を迎えに来たんだよ。

KTQ @wholiveo

定期代の節約の意味も含め、帰りは３０分ほど歩く事にしている。その間にコンビニのカップ焼酎が２本空く。呑みすぎかもしれない。だが、酒を片手に夜の町並みを歩くのは愉快なものなのだ。電車に乗ればすぐ終わる夜を、気ままな猫のように。　#深夜の真剣140字60分一本勝負

camel @kaerutorakuda

猫/焼酎/生きていたい #深夜の真剣140字60分一本勝負 #SS ひとつめ！ pic.twitter.com/jzwbAoax7S

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camel @kaerutorakuda

猫/焼酎/生きていたい #深夜の真剣140字60分一本勝負 #SS ふたつめ！ pic.twitter.com/y0yBQ83PKz

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秋月蓮華 @akirenge

『生きていたい』 声がした。おばがやっているスナックの棚に置いてある酒瓶。 焼酎の瓶の中に透明な猫がいた。 「生きてるじゃない」 『死んでるも同じ』 訴える三毛猫にわたしは瓶を持ち、店を出て、空き地に行く。 瓶を割れば猫がにゃあとないて、駆けだしていた。 #深夜の真剣140字60分一本勝負

kana @kanaponco

@tos 猫くん猫くん。僕は毎日君になりたくてたまらないよ。長時間労働ってやつ？それに僕は毎日追われて今日ももうすぐ終わっちゃう。生きていくという毒に僕は疲れちまったぜ。でも、まぁ猫くんになったら焼酎も飲めんし、パチンコ出来なきゃ、煙草も吸えない。んーもう少し人間を頑張ってみっかぁ。

ポッキー（山野千鶴） @lilianne0523

私は「このままの私で」生きていたいのか。そんなことばかり思っていたら、歳だけとってしまった。偽者感が強すぎて、自身を好きになれない。親に可愛がられたい。社会に適応しなくては。愛する人に愛されたい。ずっと他者ありきの自分だった。本当の自分は一体何処に居る？居るのか？本当に。 pic.twitter.com/vJ9VQa1KHZ

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ちょこぐま🍫🐻 @RLIK0805

#深夜の真剣140字60分一本勝負 お題：猫、焼酎、生きていたい pic.twitter.com/rAJVjr9SJu

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Ryoma NAKAMURA @t88dc

15年生きた。 生まれたとき、ご主人は10歳。ずっと一緒に生活してきた。 朝も夜も。暑い日も寒い日も。お風呂も入れてもらったし、旅行にも連れてもらった。 そんなご主人が一日中焼酎を飲み、悲しみに暮れている。充分生きたけど、そんな姿を見るくらいなら、いつまでも生きていたかった。

津森七@文学フリマ京都い-36 @tumori_nana

死にたくないから生きていたいんです。あの子は絶句して「それは淋しい人生だね」と。日の当たる廊下で猫みたいに眠り込んでいられたなら、好きも嫌いも要らなかった。息をするしか能がないのに息をするだけでは許されない。飲めない焼酎を浴びる代わりに、私、君を好きでいる。ごめんね。

akila @kumogakurenbo

#140字小説 #140字SS #深夜の真剣140字60分一本勝負 「焼酎」「生きていたい」 pic.twitter.com/DvWjOgsFhl

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夢夜 @ruya_reve

夜空を眺めるお前の瞳は星を映している。その横顔は哀しくなるくらい美しい。 ――愛するお前と、この先の未来を一緒に生きていきたい。 お前がゆっくりこっちを見た。その唇が弧を描く。 甘く優しい声が俺の名前を紡いだ。 それだけで泣きたくなる。 俺はこの先何度でも、お前に恋をするんだ。

夢夜 @ruya_reve

夜空を眺めていると視線を感じた。 振り返ると、貴方がこちらを見ていた。 その瞳に星の光が煌めいて、せつなくなるほど愛しさがこみ上げてくる。 祈りにも似ている貴方の名前を呼んだ。 ――貴方とこの先の未来を、生きていたい。 ……おかしいですね。死んでもいい、とすら思っていた私なのに……。

呂衣 @roiroi7272

いつだったか友達と観に行った、演劇部の自主公演。暗い教室の中、中央に顔の知った先輩がいた。いつも笑って、おどけていた先輩だった。「俺はっ、」俯いて顔は見えなかった。「死にたくなああああああああああああいい！！！！」あまりにも本当のように叫ぶから、不安になったのを今でも覚えている。