顕殿、肉体構築されていなかったため詰みです。そのまま長様の部屋へお持ち帰り決定です。 『道!どこに居るのだ道!』 「ンンンン!申し訳ございませぬ、顕殿!おのれ、また扉に結界を施しおって!ま、まてどこをさわっ!!」 道、自室に閉じ込められました(そして何故か、室内に晴がいる)。
2021-03-06 20:33:20二日後、げっそりした顕殿をお膝抱っこしてご満悦な長様と、お肌ツヤツヤな晴が食堂でごはんを食べている姿が見られた。 「道?部屋にいるよ☆」
2021-03-06 20:35:16あしや監督、費用捻出のために所属してる子供の父親(わりと有名企業のお偉いさん)に言い寄って、色仕掛けでスポンサーになってもらおうとしたのを⚽協会役員の晴にバレておしおきせっをされる回は、どなたかが書いてくれるような気がするんだ。 協会役員の晴と有名校監督の道な晴道ください。
2021-03-06 23:59:04実はご近所さんだったという妄想の、生前長顕。 内裏でのお仕事から帰宅すると、何故か従弟殿(七歳)がいて、普通に読書しているのに驚く顕殿(二十九歳)。 「あ、おかえりなさいませ。お邪魔しています」 「ああ、うん。いらっしゃい?(なんでいるんだ?)」 「兄と喧嘩したので、家出して来ました」
2021-03-07 17:32:21「いや、それは帰りなさい」 「いやです」 「母君が心配しますよ?」 「書き置きはしてきました」 「余計に悪いような……」 予感は的中して、侍従が駆け込んでくる。 「なにしてるんですかー!若君!」 「今日は泊まるから、帰らん」 「いや、許可してないから」
2021-03-07 17:32:21すったもんだした結果、泊まらせることになる顕殿。侍従には謝罪とお泊りさせる旨を書いた文を持たせて、帰らせた。要望が通り、ショタ長様はご満悦。 夕餉後、顕殿のお膝に座ってみたりする。怒られたけど、退かされることはなかった。布団にも潜り込んでみた。これも怒られたけど、そのまま寝た。
2021-03-07 17:39:23幼いながらに、顕殿の危機感の無さが心配になってくるショタ長様。元服したら、正式に通おうと決意する。 翌日、顕殿は内裏で叔父から睨まれた。何も!やましいことはしてません!
2021-03-07 17:41:28このあとも、何かあると(何もなくても)顕殿の家へ一人でやってくるようになるショタ長様。顕殿の使用人たち、最初はお断りするんだけれど子供だから……と甘く見ている。甘く見ていたら、週一で来るようになった。 顕「またいる……」
2021-03-07 18:08:59ある日、ショタ長様がお礼です、と言って顕殿に梅の花を手渡す。庭に咲いていたので、と言うけれど、叔父の家に白梅はあっただろうか?と首を傾げる顕殿。 「飾ってください」 「ああ、ありがとう(にこり)」 「( ¯﹀¯ )⁼³₌₃♡」 それからも、何かと持ってくるようになったショタ長様がいた。
2021-03-07 20:01:08ショタ長様、いつも通り顕殿邸に行くとたまたまお休みの日で顕殿が居て、嬉しさと驚きで挙動不審になってほしい。思わず手をパタパタ動かしちゃう。顕殿の束帯の裾を引いたりしちゃう。普段と違う従弟の様子に、顕殿(構ってほしいのかな?)と思って、思わず微笑む。ショタ長様、固まる。
2021-03-07 20:09:27この顕殿、長様が元服したら恋文と歌が送られてきて、ひぃ!なんで!?となります。なんでって、それが目的なので。長様、元服するまで待ちました。 そして最初はお断りの返歌をしていたけれども、連日のように恋文が届くから『会って話したほうが早いのでは?』と思い始める顕殿。危険だと気付いて。
2021-03-07 21:39:06もちろん、仕事場では会っています。でも長様は普段通りなので、あの恋文は悪戯では?と思い始めている顕殿がいます。騙されないで顕殿。貴方をガン見している従弟、野獣の目してるから。 結局、返歌はせずに「仕事で相談がある」と言い家に呼んでしまう顕殿。迂闊すぎる。
2021-03-07 21:41:50家に呼ばれ、夕餉を馳走になり、政について話をする長様と顕殿。やっぱり悪戯か、と顕殿が思っていた矢先、するりと手の甲を撫ぜられてびくっ!とする。 「恋い慕う相手を家に上げ、ただですむとでも?」 と言われて、そのまま逃げることも出来ずに押し倒される。あ、長様は既に立場上です。あしからず
2021-03-07 21:45:32翌朝、目が覚めると長様がいて後退る顕殿。なんか、あらぬ処が痛い。長様はどこか神妙な顔つきをしており、ぽつりと「早まった」と零す。それを聞いて、遊びで手を出された!となる顕殿。怒りをぶつけようとすると、長様が居住まいを正して「今日からまた文と歌を送る」と言う。
2021-03-07 21:52:01「其方から色良い返事が来るまで待つ」と言われ、目を白黒させる顕殿。え、遊びではないのか?あの恋文も?となっている間に、仕度を済ませた長様は出勤して行った。慌てて身支度を整える顕殿。なんとかその日は仕事を済ませ帰ると、夜、再び恋文が届けられた。
2021-03-07 21:52:01返事をしようにもどうすればいいか分からず、保留にしてしまう顕殿。その間にも、恋文は届けられる。 けれども徐々に顕殿の内裏での地位や評判が悪くなっていき、長様からの恋文も届かなくなる。顕殿の長様への怨みだけが募っていく。そしてあの事件が起き、顕殿は怨霊となってしまう。
2021-03-07 21:58:58本来ならば、そこで終わるはずだった。しかしカルデアという特殊な機関と召喚というシステムにより、約千年後に再会してしまう長様と顕殿。もちろん、顕殿の怨みは消えていない。それでも長様はようやくしがらみが取れ一人の男として顕殿と向かい合えるようになったため、行動に移した。
2021-03-07 22:01:15再会後、何かと顕殿を追い回す長様が見られるようになる。恋文も届けさせる(きんときに)。なんとかして、あの時からずっと本気であると伝えたい長様。あ、この顕殿は実体化しています。肉体構築済み。 マスターの計らいにより、道と晴を監視につけることでシミュレータールームで話す機会を貰った。
2021-03-07 22:06:01腹を割って話してみると、やはり誤解が生じていて頭を抱えたくなる長様。恋文も全て本気だ!周りの貴族連中に惑わされおって!(色々と吹き込まれていた)(悪口とか噂話とか) 駆け引きは好きだが、どうも顕殿には通用しないことがようやく分かり、直球でいくことにした。 「今生では添い遂げてくれ」
2021-03-07 22:09:43手を握られ、首を横に振る顕殿。無理だ、無理に決まっている!散々莫迦にしたくせに!と喚くが、手は離してもらえない。「色良い返事を待つと言っておっただろう!」「もう待ちくたびれた」「無能だと笑ったくせに!」「腹芸が出来ぬ其方が悪い」「わ、私は、怨みそのものだぞ!」「全て貰い受けよう」
2021-03-07 22:13:43どんなに拒絶をしても恨み言を吐いても呪を飛ばしても、手は離してもらえない。段々、涙目になる顕殿。「怨みも、妬みも、無くらぬ」「良い。其方からの想いは全て、私だけのものだ」 押し付けられた感情がでかすぎて、俯く顕殿。そういえば幼い頃から、自分の屋敷に通っていたな、と思い出す。
2021-03-07 22:17:35色々と贈ったし、貰ったな。と思い出し、恋文の内容も思い出した。ああ、変わっていないな、この従弟は。回りくどく、賢すぎる。 「私と共に、地獄へ落ちる気はあるか?」 「それは良いな。道から貴方を奪える」 ならば、此処でのみ、添い遂げてもいいかもしれない。
2021-03-07 22:21:51「ならば、添い遂げて道連れにしてやろう」 そう言って顕殿が笑う。それは楽しそうに。長様、思わず押し倒しそうになるけれど、既のところで我慢した。姿は見えないけれど、晴と道がいるので。
2021-03-07 22:24:22一部始終を見ていた晴と道の報告により、シミュレータールームから出ることを許可される。この後、大っぴらにいちゃつきはしないけれど、時々あまーい空気を纏った二人が目撃されるようになる。でも顕殿、呪を飛ばすことはやめない。怨の一文字なので、仕方ないよね。長様はそれも全力で受け取るし。
2021-03-07 22:27:06ちなみに、自分たちよりも先に長顕がいい感じになってしまったため、晴は焦っていたりする。早く道と番たいのに!(晴→道のまま) お付き合い、でいいのかな?この長顕。でも顕殿は長様に怯えることが減ったから、長様としては万々歳。時折、幼い頃に見せてくれたような慈しむ笑顔も見れるから嬉しい。
2021-03-07 22:30:02そういやこの二人、初夜は終わってるんだよね。生前に一度だけやっているから。でも長様、リベンジしたいからまた顕殿へ恋文を出す。顕殿、今度はしっかりと返歌をしてくれる。そんで、気を利かせたマスターが顕殿用に一室用意してくれたから、そこに通う長様。 鱒「いっそのこと、同室にする?」
2021-03-07 22:32:41リベンジ後、顕殿に「順番がおかしい」と笑われる長様。自覚はしているから、言い返せない。 「今度は何をくれるんだい?」 「ふむ。薔薇はどうだ」 「おや、梅の花ではないのか」 数日後、999本の薔薇が届けられた。その本数の意味を知り、顕殿は卒倒しかけた。
2021-03-07 22:40:09「愛が重い」そう零す顕殿に(そうでしょうなぁ)と思う道。だって生前から、貴方の隣にいるだけで拙僧睨まれましたし。長様に。これからが大変そうだ、と思うが口には出さない。拙僧、馬に蹴られたくはないので! ※999本の薔薇の意味 『何度生まれ変わっても貴方を愛する』
2021-03-07 22:43:41新しく発見された遺跡の調査、といえことで集められた有識者の顕殿。呼ばれたホテルの一室へ行くと、管轄外のはずの長様がいた。顔が引きつる顕殿と、無表情の下でガッツポーズしている長様。
2021-03-08 20:00:45そのまま会議が始まり、なるべく長様から視線を逸して会議に集中しようとする顕殿。でも質問タイムで、なせか長様からご指名されてしまう顕殿。 「ふじわら教授、何かご意見は?」 「………ありません」 「そうですか」
2021-03-08 20:06:13実は顔見知りの教授や技術者がいたため、その人たちからは『顕殿、こういった場での発言は苦手なのに』『可哀想に、目をつけられたか』と思われている。すいません、別の意味で目をつけられています。その教授。
2021-03-08 20:06:13その日の会議はそれで終わり、現地解散となった。しかし後日、発掘現場に長様がやってくる。管轄外だよねぇ?!となる顕殿。長様、実は発掘プロジェクトに参加していた。しかもせいじ家側の実質トップ。気が動転していて、そのあたりを聞き逃していたんだよ。
2021-03-08 20:09:07この時、長様の後ろに控えていた晴を見つけて「げっ」ていう顔をした大学講師の道がいたりする。道は顕殿の補佐で付いてきていた。道を見つけた晴は、にっこり笑っていた。
2021-03-08 20:12:48調査も終わり、予想外な発見もあったため割と盛大な慰労会が執り行われた。壁の花となっていた顕殿のところへ長様がやってきて「母から貴方へ、預かっているものがあるのだが」と言われる。数回しか会ったことがない伯母が?と思い話を聞くと、アルバムを整理していて顕殿の写真を見つけたらしい。
2021-03-08 20:25:39「必要ないかもしれないが、返してあげてくれと言われた」と長様が言うので、閉会後に長様の部屋へ行くことにした。この段階で、危機感ゼロの顕殿。 長様がいるスウィートルームへ行く顕殿。写真を渡されて確認をしていたら、そのままベッドへ押し倒された。
2021-03-08 20:28:04拒絶する顕殿を押さえ込み、抱きしめる長様。このままヤられる!?かと思いきや、長様が動かなくなる。恐る恐る顔を覗き込むと、長様は寝ていた。呆気にとられる顕殿。でも退かせるほど力はないため、そのまま寝るしかなくなった。
2021-03-08 20:35:31まあ、当然眠れるわけもなく。寝てしまった長様を見れば、目の下には隈があった。心なしか、やつれたようにも見える。そういえば、せいじ家として忙しいんだったな、と思う顕殿。そこでふと、今まで比較されてきた日々を思い出す。
2021-03-08 20:40:46長様が成長するにつれ、父母や親戚から比較をされてきた顕殿。初めて会った時(長様が5歳くらいの時)は可愛がれたのになぁ、と思い出す。でもよくよく考えれば、長いこと別の道で仕事をしている。元から政治に興味はなかったため、愛想を尽かした両親は学者になることを反対もしなかった。
2021-03-08 20:40:46確かに比較をされてきた日々は辛かったが、今更蒸し返して嫌悪することもないのでは?と思い始める顕殿。現に、長様からは悪感情を持たれてはいないし(むしろ好印象しかないことを知らない)。そう思えてきて、これからは少しだけ仲良く出来るだろうか?と考え始める顕殿。
2021-03-08 20:43:08この長顕、年齢差は一回りぐらいかな?再会をした時点で、長様(43)で顕殿(55)とか。長様の兄弟は健在で、全員せいじ関連の職に就いていたり。顕殿の父はせいじ家なんだけれど、長様と比較されまくってやる気を失くした顕殿を見て、後継者を弟のほうにした。
2021-03-08 20:48:03本題 翌朝、長様が目覚めると顕殿が隣で寝ていて、昨夜のことを思い出す。あわよくば、と思っていたのに、顕殿の体温と匂いで睡魔に負けた。羞恥に耐えきれず顕殿に謝ると、「朝食を奢ってくれたら許す」と言われ、速攻でルームサービスを頼む。
2021-03-08 20:50:19事前に道からここのブレックファストは美味です!と教えてもらっていたため、それを頼んだ顕殿。小さなお口で行儀よく食べていく。長様は昨日まで自分を拒絶して嫌悪していた従兄が機嫌良く朝食をとっているため、不思議そうな顔をしていた。すると秘書がドアを叩いたため、仕方なく着替えを始める長様
2021-03-08 20:55:24着替えを済ませ、部屋を出る際に顕殿へラインの交換をしてくれと言う長様。顕殿、ラインはしていないからメルアドを交換する。慌ただしく出ていく長様へ「気をつけて」と言う顕殿。その日の長様は、絶好調だった(答弁とか仕事のスピードとかが)。
2021-03-08 21:04:01それから、時間の都合がつけば二人で食事に行くようになる長顕。顕殿から長様への負の感情は徐々になくなりつつある。それに比例するように、素の表情が多くなる顕殿。長様、いつお持ち帰りしようか考え中。
2021-03-08 21:10:36そんなこんなで一年ほど経ったある日。某週刊誌の記者が自分に張り付いていることに気付き、自ら記者と接触する長様。 「○○大学の教授と会っていますよね?」 「従兄弟と食事をしてはならぬのか?」 ある事ない事を言われ、憤慨する長様。しかしこのままだと顕殿にも迷惑がかかる。
2021-03-08 21:24:53そこで、兄を記者へ売った。 「私よりも、兄のところへ行ったほうが面白いぞ」 翌週、発売された週刊誌に兄の不倫疑惑が一面で載った。当然、長様は実家に呼び出された。
2021-03-08 21:24:53両親と兄四人から怒られる長様。 「一族を露頭に迷わせるつもりか!」 「そんな軟弱な縁と地位ならばいらんな」 結局、兄の嫁さんに長様も謝罪した。解せぬ。(いやお前のせいだからな!by.兄上)(兄嫁からは「知っていたわ」とだけ言われた)
2021-03-08 21:28:24しかし、長様も予期せぬことが起こる。顕殿と会える回数が減った。まさか記者が?!と思いなんとか約束を取り付けて話しを聞いたところ、「お前にも、不倫疑惑が上がっては困るかと……」と言われた。え、これは不倫のつもりだったのか!?となる長様。顕殿は極力外出を減らせば、と思っただけなんだな
2021-03-08 21:32:13