〇:ごめんね。最近忙しくてなかなか会えなくて。 さくら:い、いえ…お忙しいのにすみません… 〇:それで相談って? さくら:〇〇さんが働いてる会社で私も働きたいです…。 〇:え!ほんと? さくら:はい!
2024-04-04 23:07:21〇:さくらちゃんと一緒に働けることを楽しみにしてるよ。 さくら:さくもです。〇〇さんみたいな部長のもとで働きたいです。 〇:あっ笑 知ってたの? さくら:ホームページに書いてました 〇:え…笑
2024-04-04 23:07:26〇:面接あるけど、さくらちゃんなら大丈夫。気を貼りすぎず、そのままのさくらちゃんで大丈夫だから。 さくら:はい。 〇:大学生なぁ…。懐かしいなぁ… さくら:〇〇さんは…どんな大学生活を送っていたんですか?
2024-04-04 23:07:29〇:そうだね~、前も話したかもしれないけど…就活が上手くいかなくてね… あの同時の俺は…心が死んでいた。 ~:君は、うちで何が出来るんだね? □:君、それ本当にそう思うのかい? ◎:う~ん。そうですか。他にアピールすることはありますか? 自己分析が出来ずにいた俺…
2024-04-04 23:07:32気持ちは沈む。 そんな中、親父が倒れた。 〇:親父は…大丈夫なのか!? 母:…。 〇:母さん! 母:落ち着いて聞いて。あの人は…
2024-04-04 23:07:35〇:どうして…まだ50歳じゃないか…。 親父は50歳という若さでこの世を去った。 悲しみの奥底へ俺は沈んでしまった。 飯も喉を通らず、暗い毎日を送る日々が続いた。
2024-04-04 23:07:38〇:はぁ…。俺はどうしてこうなったんだろ。 母さんが、一番ショックを受けていたはずだ。 それでも毎日、仕事をしている。 なのに…俺は…就職先も決まらず路頭に迷っている。 本当にクソな人間だと自分を思う…
2024-04-04 23:07:43そんな時… ピンポーン 〇:…誰か来た…。 〇:はい…どちら様でしょうか。 ?:初めまして。〇〇さん。 〇:え… ?:私、~~社の田村真佑と申します。 〇:~~社って…親父の勤めていた会社… 真佑:はい。実は、〇〇さんのお父さんから頼まれてまして。 〇:親父から?
2024-04-04 23:07:45真佑:~~社に〇〇さんを勧誘して欲しいと。 〇:!? 真佑:もちろん、無理にとは、言いません。今、他の企業さんの選考受けていらっしゃると思いますので 選択肢の1つとして、考えていただければ… 〇:受けます!受けさせてください! 真佑:ふふふ笑 ありがとうございます。
2024-04-04 23:07:49〇:まあ…こんな感じだったかな。 さくら:え…じゃあ、今いる会社は… 〇:そう、親父が勤めていた会社だよ。 さくら:えぇ! 〇:親父の仕事の話はよく聞いてたから仕事に慣れるのも早かったし、 何より親父と同じ仕事をしているだけでやる気が出たんだよ。 さくら:…
2024-04-04 23:07:52〇:俺が保証するよ。この会社はさくらちゃんにとっても素晴らしい職場だって。 さくら:…さく…どうでもいいことで悩んでました…。 〇:? さくら:〇〇さんのお話聞いて…今の自分じゃダメなことに気付かされました。とにかく…頑張ります。 〇:うん。良い報告待ってるね。
2024-04-04 23:07:55帰り道、〇〇さんは近くのコンビニまで送ってくださった。 さくら:ありがとうございました。 〇:楽しかったよ。じゃあまたね。 さくら:(優しいなぁ…〇〇さん) ?:よっ! さくら:!? ?:そんなに驚かないでよ~笑 久しぶりだね。さくら。 さくら:□□くん…
2024-04-04 23:07:58□□:最近どう? さくら:就活で忙しいかな。 □□:そっか。さくら、大学生だもんね。 さくら:そういう□□くんは、社会人だもんね…。 □□:まあ…毎日怒られて、辞めたいと思う時期もあったけどね…。 さくら:…
2024-04-04 23:08:01□:なんか…あった? さくら:ううん、別に。美月さんは元気にしてる? □:…さくら、俺別れたんだよね。 さくら:え? □:実はさ、高校卒業したら美月、好きな人ができちゃったって…それで別れたんだよ… さくら:そ、そうなんだ…
2024-04-04 23:08:15□:なあ、さくら…。幸せってなんなんだろうな? さくら:さくも分からないよ。 □:また…連絡してもいい? さくら:え? □:また…昔みたいにさ…。 さくら:…
2024-04-04 23:08:19なんだろうこの気持ち… 少し前のさくなら、喜んでいたかもしれない。 〇〇さんのことが頭に浮かんだ…。 さく、〇〇さんとは付き合ってもないけど…
2024-04-04 23:08:22でも…連絡取るだけなら… さくら:うん、いいよ。 □:ほんと!?じゃあ、また連絡先交換しよ? さくら:うん。 さくは、言われた通りにスマホを見せた。 自分が何をしたいのか、分からなくなっていた。
2024-04-04 23:08:24□:またね。 さくら:うん。 □□くんの背中は、高校の時とは違い、 見ても光が見えなくなっていた。 あの時は…輝いていたのに。
2024-04-04 23:08:27〇〇さん…□□くん… 2人のことを天秤にかけると、 やっぱり〇〇さんが、思い浮かぶのだった。 さくら:やっぱり、さくは〇〇さんが好きなんだ… 夜の街の光を眺めながら1人呟いた。
2024-04-04 23:08:30それからさくは、その事が頭に残って、 ボッーとしていることが多くなった。 〇〇さんのいる会社は、エントリーシートによる書類選考を通過し、 1次選考も通過した。 適性検査を終え、二次面接が行われた。 さくら:…(やっと…ここまで来た…。) 足は震えていた…
2024-04-04 23:08:33緊張して、上手く話せず、落ちたくない。 そう考え 一息ついて3回ノックをした。 ?:はい、どうぞ。 さくら:失礼します!💦 〇:お、久しぶり。 さくら:…えぇ!? なんで〇〇さんが…!? To be continued…
2024-04-04 23:08:37