第225回深夜の真剣140字60分一本勝負

新宿エイリ庵 @AnnShinjuku

#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite 参加させていただきます！いつもお題ありがとうございます✨ お題は「なんで、グラウンドゼロ、かしましい夜」でした！ うちら陽気なかしまし娘……なイメージで夜のおネエさん三人に登場していただきました！自分にとっては珍しく時代もの？です😌 pic.twitter.com/SskfNbOktd

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癒月連理 @kizamukotonoha

ここはグラウンドゼロ、投下されたのは恋ばなという困った爆弾。 女三人年齢はバラバラで、私は一番年下だ。恋多き人生というわけでもない、むしろ恋愛が面倒に感じているくらいだから、この話題は聞き役に徹していたい。それを見抜かれたか「なんで、もっと話そうよ」 かしましい夜は長い、辛い……。

ゆきやまイマ＠鶏林書笈 @keirin_syokyu

#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite お題： ①なんで ②グラウンドゼロ ③かしましい夜 ＃木槿国の物語 グラウンドゼロって幾つか意味があるようですね。 討ち入りのTVを視聴しながら書きましたv(笑)v pic.twitter.com/S0JQZLMAog

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えびはるまき @S_C_short

深夜の広場に集まったのは凶器を持つ青年たち。合言葉は「ここがグラウンドゼロ」デカいことをして歴史に名を刻むのが彼らの目的だ…しかし。 「なんで…？」広場を囲んだ住民の輪から老齢の男が進み出た。 「こんな姦しい夜は腹の中の獣が荒れる。それが若さよ」彼が服を捲ると腹に大きな傷があった。

RAY/※※※ @growler_ray

「なんで」 呟く言葉が虚空に消えた。自分が今まで受けたことにか、今受けていることにか、そのどちらに向かって言ったのかはわからない。 訪れた沈黙は、言葉を探すための猶予か、それとも別のなにかか。どちらにしても、その時間は分針が動く頃には終わる。 「なんで」 呟いた言葉が、虚空に消えた。

らん @amagi_ran

かしましい夜だった。イルミネーションの光があふれ、街には浮かれた男女が寄り添い合う。なのにどうしてあの子だけが一人さみしく路地裏で凍えているの？？誰も手を差し伸べない。わたしの時のように、見てみないふり。#twnovel　なんで世界はいつも小さな灯火を救ってはくれないの！？

75 @naco7524

#twnovel そこは数年前の戦争で最後の爆心地となった場所だった。乗ってきたバイクのライトを消すと、周囲は闇に包まれる。けれど、静かではない。たくさんの声がする。「みんなごめんね」なんで、という声が聞こえる。僕は唱えた。みんなが天へと逝けるように。

津森七@文学フリマ京都い-36 @tumori_nana

あなたは私のグラウンド・ゼロ。ねえどうかあなた、私を蔑み哀み踏みにじり続けて。私あなたが憎らしくて怨めしくて狂いそうな瞬間にだけ、生きていられる気がするの。なのに、なんで、まるでいとしいものでも見る、みたいに。やめて。 祝福の声が飛び交うかしましい夜、あなたは私を殺しました。

ケンタシノリ＠童話＆小説書き屋さん @kentasinori

遼平は、会社の出張のために広島へやってきた。宿泊先から出てくると、近くにある平和公園へ散歩しようと足を進めた。 公園を歩いている途中で振り向くと、そこには夜空に照らされた原爆ドームの姿がある。グラウンドゼロに近い場所にあるその建物は、反核と平和を訴えるメッセージが込められている。

秋月蓮華 @akirenge

「グラウンドゼロでグラウンドゼロ」 夜、私たちが駆け付けたときに通っている高校のグラウンドは爆破され、大穴があいた。 「洒落？」 「使ってみたかった。なんで学校を爆破しなかったんだ……」 相方の魔法少女に魔法剣士の私は言う。 「馬鹿。……かしましい夜が来るわね」 確かにそうだとなった。

祥寺真帆／リリィ @lily_aoi

「なんでそういう言い方するかな」まただ。この流れは何度目だろう。「私のせい？」という言葉は胸のなかで丸めて捨てた。彼が先を歩く。今日は後を追わなかった。踵を返し一人でクリスマスマーケットを見る。向こうにはスケートリンクがある。滲んだ涙が引っ込んできて、私も滑ってみようかなと思う。

碧乃 そら @hane_ao22

#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite お題「なんで」「グラウンドゼロ」「かしましい夜」を使用しました。 #140字小説 pic.twitter.com/iMBNtEYUw6

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Pingu　novel @ckpingu_nvl

「なんで急に別れるの⁈」君のせいじゃない。僕がここを、グラウンドゼロに決めたんだ。「理由も言わない気なの？」夜空に近いいつもの高台は、かしましい夜にふさわしい。聞いているのは、星だけだ。僕は涙をキラキラと流し続ける君と星を、目に焼き付けていた。流れ星のよに僕の命は燃え尽きるから。