お題「炭酸水」「七日後」「待って」
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Z.P.M @ArcOkimuy

姫は苦笑した。私が申し上げたのは枯山水です。炭酸水だの単三衰ではありません。もう一度だけ待って差し上げます。では七日後に。困ったな。ひとまずこれに酒を入れてみるか。それを飲んだ男はあまりの美味さに最初の目的を忘れた。七日後男は現れず、姫は再び小さくなり籠に。人々はナノ籠と呼んだ。

2021-10-16 21:28:03
夜ヶ咲 @yorugasaki

彼女はバスに乗らなかった。 pic.twitter.com/DZYsHlQcKH

2021-10-16 22:01:55
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らん @amagi_ran

うだる暑さの中、机に突っ伏し炭酸水のはじける音に耳を澄ませているとベランダにセミが飛び込んでかき消した。なぜ、あれほど全力で鳴くのか?七日後に死ぬセミを哀れに思い逃がしてやる。運命に抗うだけ無駄なのに。#twnovel 調べたらセミは10日から1か月程度生きるらしい。少しだけ救われた。

2021-10-16 22:02:44
癒月連理 @kizamukotonoha

「計画は七日後だ」 怪しげな取引 「これを飲ませろ、それであいつは死ぬ」 赤いマグボトル 七日後、デートの日 「ごめん、お待たせ。寒かったよね」 「大丈夫だよ」 良かったらこれ飲んでと、振ったマグボトルを渡す 「ありがとう」 待って、それは 炭酸水を被る彼、恥ずかしさで爆死 ドッキリでした

2021-10-16 22:04:04
てい @orztee

七日間しか生きられない生き物を、炭酸水の中で飼う。泡の弾けるボトルの中で浮き沈みするそれは、人間の胎児のような姿で六日間を過ごす。七日め栓を開けると、炭酸の抜ける音とともに目を開き、虹色の羽で部屋中を飛び回る。室内に待ち焦がれた番の相手はいないことも分からず、疲れ果てて死ぬまで。 pic.twitter.com/fXGgwRyydc

2021-10-16 22:04:07
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TAKA001 @001TAKA

待って、と君の唇が動くことを期待してた。東京で俳優を目指す!と言ってみたけど、アテなど何一つ無い。 猟奇的な犯罪者役の審査があるよ。ダイエットは続けている。炭酸水だけで一日を過ごすのはキツいけど、七日後には3kgは痩せているだろう。 窓越しのマ・テ・ナ・イは、見えなかった事にしてる。

2021-10-16 22:05:21
秋月蓮華 @akirenge

炭酸水は苦手。だから、ティーソーダーじゃなくてミルクティー。友人はティーソーダーを頼んだ。 「待っていて。必ず行くから」 「待ってるよ。必ず来てね」 カウンター席。私の隣にいる彼女と話した。 七日後。 「来たよ」 「来たね」 周囲が破壊されてる中で勇者の君が来る。 魔王の私は迎え撃つ。

2021-10-16 22:10:19
ゆきやまイマ@鶏林書笈 @keirin_syokyu

#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite お題: ①炭酸水 ②七日後 ③待って #木槿国の物語 昔は天然の炭酸水を瓶詰めして販売したみたいです🍹 pic.twitter.com/tW5dg1TAjE

2021-10-16 22:13:08
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れんが @xLEZ7vRmyC82HvW

デートは7日後。可愛いスカートのため、必死にダイエット作戦を決行。糖質制限、お腹が空いたら炭酸水。 デート本番、ぎちぎちのウエストを気にしつつ向かったケーキバイキングで彼は先に待っていた。「可愛いね」と言われ舞い上がる。浮かれて食べすぎて膨れたお腹に、スカートのホックは弾け飛んだ。

2021-10-16 22:14:13
繭美 @140mayumi

まだ暑いが、ときどき涼しい風が吹く。朝と夜は、炭酸水やアイスコーヒーより、ほうじ茶やホットココアが飲みたい。だけれど同居人は、湯気が出る食べものを嫌がる。まだ早いって。そろそろ寄せ鍋をふたりで囲みたいので、木枯らしがうんと吹くのを、こっそり待っている。来週末にはぜひ。 #140字小説

2021-10-16 22:18:01
田原 あすか @Earth13304453

詳しい事はよく知らないけれど、神様が作ろうとして7日後に世界が出来たらしい。自転車を漕ぎながら見上げた夜空は冷たくて、もうしばらく話してない君の事を思い出した。 神様がもう少し待ってくれたなら。甘い炭酸水の泡の中に立てこもったなら。 橋の上 自転車を止める。今日も3等星が輝いている。

2021-10-16 22:19:37
ケンタシノリ@童話&小説書き屋さん @kentasinori

日曜日の昼前、遅くまで寝ていた俺は炭酸水を飲みながらニュースを見ていた。テレビの画面には、大学時代の親友が行方不明であることが報じられていた。 それから七日後、待っていたのは親友の遺体が見つかったという残酷な現実である。無言の帰宅をした親友を前に、俺はただ涙を流すばかりであった。

2021-10-16 22:21:48
石森みさお@140字小説 @330_ishimori

#深夜の真剣140字60分一本勝負 (@140onewrite ) ①炭酸水 ②七日後 ③待って 前回は遅刻しちゃったけど、今回は間に合った〜。 twitter.com/330_ishimori/s… pic.twitter.com/kmLVpRPxxM

2021-10-16 22:25:11
石森みさお@140字小説 @330_ishimori

ゾンビが集団発生して七日後、引きこもりの俺は満を持して外へ出た。ゾンビ対策なら熟知している。こんな事もあろうかと日々知識を磨いてきたのだ!主に漫画で。 泡の抜けた炭酸水みたいな間抜けな人生におさらば、俺はこの世界でヒーローに……あっ嘘、走るタイプ?うっわ邪道ぉ〜待って噛まなぃあっ

2021-10-16 22:24:24
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夏見 有 @you_natsumi

待って。僕を置いてかないで。 それでも僕の声は空回り、君は遠くへ行ってしまった。 目の前には深い青色の汽車。中は悉く空席。 行き先は分からないけれど、君のもとへと運んでくれる。不思議とそう確信できた。 待っていて。もうすぐ会えるから。 動き出した汽車は夜空と溶け合い見えなくなった。

2021-10-16 22:35:41
RAY/※※※ @growler_ray

聖書によると、神は七日で世界を作ったと言う。 そしてそれを時折頭で思い出す度、神様はすごいなぁ、なんて思ったりなんだり。世界とは行かなくても、七日って思ったより短いものだから私は何も出来そうにない。 あ、いやでも…… そんなこんなの七日後、人間の私は友達を作ることが出来ましたとさ。

2021-10-16 22:36:29
Pingu novel @ckpingu_nvl

「炭酸水って、七日後に何になるか知ってる?」あの人はサイダーを注いだグラスを、じっと見ていた。「ただの甘い水じゃないですか?」僕は忘れ去られた海の家の片付けをしていた。「甘いの?」あの人は、六日間僕に尋ねに来た。七日目。待っても待っても、あの人は現れなかった。「ほろ苦いよ」

2021-10-16 22:54:02
魚里蹴友 @文学的理系 @shusuke1729

長い距離を歩けば疲れる。そんな日には炭酸水を飲もうと考えて靴を脱ぐ。ちょうど今日は花火が上がる日だから、窓を開けて椅子に座る。建物に少し隠れているが、綺麗だ。光の数と共に腹が膨れていく。俳句でも読もうか。いや、17音に収まらない。コップの中の弾ける泡も腹の中の花火も書ききれない。

2021-10-16 22:57:17
春野ゆき @710_ambassador

#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite お題:炭酸水 駆け込み失礼しまぁぁす! 一風呂を浴びる彼に、彼女がせっせとサプライズを仕込んでいました♨️ ほのぼの小話です😌 pic.twitter.com/Ihq8BbnXwP

2021-10-16 23:03:21
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