僕を守ってくれる2人第19話

ゆうと @geoff_nogireika

奈々未の家に住み始めた〇〇はここでの新しい生活に少しずつ慣れ始めていた 奈々未が必ずいる生活は普通に思っていた〇〇だったが、しかしいざ同じ屋根の下で住むと不思議と新鮮にも感じていた 変わった日常もあれば、奈々未と麻衣の2人と過ごす変わらない時間もある

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白) ん～美味しい 橋) まいやん、そんなに食べて大丈夫なの？ 白) 大丈夫大丈夫、これくらいでは太りません 橋) そう…なら良いけどさ 白) ん～幸せ この2人のおかげで、あの男と対面したショックと傷が緩和されて癒やされていた 〇〇) (俺のことをどこまでも分かっている)

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僕はこの2人が楽しく会話している光景を見るだけでいつも癒される それを知ってか知らずか、のんびり話す2人に心も落ち着きを見せていた 白) 〇〇この後は？まだ授業あるの？ 〇〇) 今日はバイト 白) なら今日は私もおじゃましようかな 〇〇) あれ…仕事は？ 白) 夜からラジオ生放送だけだよ

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橋) なら3人で行こう 授業も全て終わるとそのままバイト先へ マ) お～麻衣ちゃんに奈々未ちゃん、いらっしゃい 白) おじゃまします 橋) こんにちは マ) 3人にお客さん来てるよ 〇〇) お客さん？ マ) 奥の席に案内してるから 指を指す先にいたのは 設) よっ 〇〇) 設楽さん！お久しぶりです

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設) 久しぶりだな、元気か？ 〇〇) はい、まぁ…なんとかですけど… 設) そうか…あまり無理するなよ。一歩ずつな…一歩ずつ 〇〇) はい、分かってます 設) そうか…そして突然なんだけど、この子を覚えているか？ 設楽さんの横に目を向けると

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そこには見覚えのある女の子が1人大人しく座っていた…設楽さんの娘・みなみちゃんだった み) こんにちは 橋) みなみちゃん！ 白) こんにちは！ 2人は高い声で近くに駆け寄る 目線も同じ高さに合わせて挨拶をする 設) みなみ…前から会いたいって言ってたお姉ちゃんたちだよ pic.twitter.com/PM2YZCr2gz

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み) う…うん/// 白) 可愛い 橋) 可愛い 照れてるのかな？ みなみちゃんは恥ずかしそうにしながらも、奈々未と麻衣の袖を掴む 白) 大きくなったね、何歳になったの？ み) は…は…8さい 白) なんて可愛いの 橋) まるで天使みたいね み) えへへ… 2人は魅了されているし

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みなみちゃんもお姉さん2人に囲まれて嬉しそうだ 設) なんか突然連れて来て申し訳ない 〇〇) いえいえ 橋) 可愛いからいいです 白) だよね 設) そうか。良かったね…みなみ み) うん…うれしい/// 白・橋) か～わ～い～❤️ 設) ちょっとこれから予定があるから、少しだけ面倒を見てもらえる？

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〇〇) もちろんです 設) みなみも、お姉ちゃんたちにたくさん遊んでもらいな み) うん 白) たくさん遊ぼうね 橋) そうだね み) はい/// 設楽さんはみなみちゃんを預けてそのままお店を出た 設) では警部、あとはお願いします マ) こら、またその呼び名かね

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設) あっ…すみません。マスター マ) いい加減に早くその癖を治せよ 設) でも僕にとって警部は警部ですから… マ) やれやれ… 設楽さんの娘・みなみちゃんを喫茶店で面倒を見ることになった 麻衣と奈々未はみなみちゃんに絵本を読んだり、お絵描きをしたりしてゆっくりした時間を過ごしていた

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み) みなみの服はね、お母さんに買ってもらったの 橋) そうなんだね、可愛いね 白) みなみちゃんに似合ってるよ み) ほんと？ 白) 可愛いよ。そうだよね〇〇 〇〇) そうだね、みなみちゃん可愛いよ み) えへへ。ありがとう 白) きゃわいいいい！ 橋) もう笑…まいやんメロメロじゃん pic.twitter.com/tUCNvq4OsP

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白) だってね… ギュ～ みなみちゃんに抱きつき麻衣 白) こんな可愛いもん み) それでね、まい姉ちゃん… 白) うんうん❤️ 仲良く話す3人の姿を見て、自分の目には過去の光景を思い出した お母さんとの少ない記憶 笑った顔も、真剣に話を聞く表情まで全て鮮明に覚えている

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み) この絵は麻衣姉ちゃんと奈々未姉ちゃんだよ 白) ほんとだ、絵が上手ね でもそれ以上にこの光景はまるで母と子 カウンターから見る会話は母が居ない自分からしたら、たとえ麻衣であっても少し心が締め付けられる だけどそれ以上に麻衣と奈々未への恋愛感情は溢れ出そうだった

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〇〇) 麻衣が母になったらこんな感じなのかな？ 独り言を囁く 橋) 良いお母さんになりそうだよね 〇〇) それは分かる 橋) でもその前に理想的な妻になりそうでしょ 〇〇) うん。麻衣が俺の…妻 橋) いつかトップ女優になってて、忙しい時は奈々未と一緒に子供の面倒を見ながら育てて…

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〇〇) そうそう…って…あ 橋) くっくっくっくっ笑笑 全く意識がはっきりしてないまま、奈々未が隣で一緒に会話していたことに今まで気づかなかった 今の会話…顔が燃え上がるほど恥ずかしい 橋) まさかとは思うけど、自分で会話してた？ 〇〇) え…俺…なんか今…

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橋) 本当に単純過ぎるね〇〇は…ハハハハ笑笑 〇〇) そんなに笑うなよ 橋) ごめんごめん笑…まいやんのことをそう思ってたなんてね…ﾆﾔﾆﾔ笑 〇〇) いや…あれは違って… 橋) 違うって何よ、はっきり言ったでしょ 〇〇) う… 橋) 言ってくれたら私がいつでもキューピットになるよ

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〇〇) あのさ奈々未… 橋) ここまで来たらもう素直になったら？ 〇〇) は？なんだよ素直って… 橋) 言わなくても分かるでしょ 奈々未は耳元で誰にも聞こえないように呟く 橋) まいやんに告白するの？ 〇〇) え！ 橋) 私はお似合いだと思うけどね 〇〇) やめろよ

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橋) だってそうでしょ。まいやんはこれから徐々に有名になれば、業界人から頻りに誘いがくるよ。イケメン俳優とか、男性アイドルとかさ それは最も想像したくないことだ 橋) そうなればまいやんは遠い存在になっちゃうよ 〇〇) だからって 橋) 遅くなる前に、ちゃんと自分の女にするべきって意味

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〇〇) 自分の女って言い方 橋) でも、もし3人で過ごす時間が当たり前じゃなくなっても… 「私は〇〇の隣にいるからね」 〇〇) え…奈々未…それって 橋) ふふ笑 さすがに奈々未の言葉の意味を理解できた 橋) おい…ﾍﾟｼｯ 〇〇) 痛いっ 笑っていたと思った次の瞬間、頭を思いっきり叩かれた

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橋) 黙らないでよ。私に恥ずかしいこと言わせないでよ 〇〇) 今のは奈々未が勝手に言ったでしょ 橋) まさか…私のせい？ 〇〇) そういうことじゃないよ 白) ななみん～ 橋) どうしたの？ 白) みなみちゃん、お茶飲みたいって 橋) は～い 〇〇) … 橋) ってこら…ﾍﾟｼｯ

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〇〇) 痛いっ 橋) 早くみなみちゃんにお茶を出しなさい 〇〇) はい 切替が早すぎる奈々未 今の会話…まさかと思うけど俺の感情は全てお見通しなのか？ 奈々未と麻衣の両方同時に恋愛感情を持っていることを分かっているのか？

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頭が良くて察しの良い奈々未ならありえる話し だけど、そんなことどうやって？ 分からないまま時間が過ぎていった そしてやがて休憩に入り、交代でみなみちゃんとお話していた 楽しそうな3人の輪に入れる雰囲気が無かったけど するとそこに 白) 〇〇… 〇〇) あ…麻衣か

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白) 1人で何してるの？向こうに来ないの？ 〇〇) ちょっと休憩したいから 白) そうか 〇〇) それで、麻衣こそどうしたの？ 白) 私は…別に大した事じゃないけど… 急に真剣な表情になる 白) 最近…体調はどう？ 〇〇) え…体調？

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白) ほら…この間のことがあってし、こうやって2人で話すことも無かったし… そう言えばそうだった 麻衣とこうして話すのは久しぶりかな？ 分からないけど 白) もちろん…その…妹としての責任もあるし 〇〇) (妹？…そう言うことか) まあ…なんとか落ち着いてきてるよ。まだ完璧とは言えないけど

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白) それは良かった 〇〇) でもその分、奈々未には世話になりっぱなしだけどね 白) ななみんにちゃんと感謝するのよ 〇〇) もちろん分かってるよ 白) 本人は言わないだけで、実はゆっくりしたい時もあると思うから。そこはちゃんと考えてあげて私を頼ってよね 〇〇) うん

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白) 最近は忙しかったけど、時間あるならこれまで通り面倒見るから 〇〇) ありがとう それからみなみちゃんとお喋りしたり、公園へ連れて行ったりしてゆっくりした時間を過ごした この平和な日常は心を穏やかにしてくれた 2人の優しい思いやりに常に触れながら みなみちゃんの無邪気な笑顔を見る

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こんな時間が続けば良いのにな… そしてやがて設楽さんが迎えに来た 設) みなみ、そろそろ帰るよ み) え～もうかえるの？ 設) 明日も学校だからし、お母さんも待ってるからね み) は～い… 静かな場所トーンで、どこか悲しそうな表情をしながら席を立ってドアの方へ向かった

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設) 楽しかった？ み) うん。たくさんあそんでくれたよ 設) それはよかったね。皆んなもありがとうな 橋) いえいえ、むしろもっと一緒に居たかったですよ 白) またみなみちゃんと会っても良いですか？ 設) もちろんだよ、ね…みなみ み) またあそびたい 橋) 次も沢山おしゃべりもしようね

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白) たくさん遊ぼうね み) はい 短い時間だったけどこの平和な日常は心を穏やかにしてくれた 2人の優しい思いやり みなみちゃんの無邪気な笑顔 こんな時間が必要だったのかも知れない 白) みなみちゃん可愛かったぁ～ 橋) 癒されたね 白) もう天使みたいで、こう…あぁ可愛いぃ

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橋) すっかり虜になってる笑 白) 当たり前よ 橋) そんな可愛さを私に分て欲しいよ 白) 分かる分かる。あの無邪気な笑顔が可愛いのよね 〇〇) (2人とも十分可愛いと思うけど) 心の中は2人への思いでいっぱいだった 伝えたくても伝えられないこの思い

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素直になれないし、これが心をモヤモヤさせて複雑な思いを持たせてくる でも、それが順調に前へ進めてるとは言わせてもらえない この思いを言えるのはまだまだ先になりそうだ

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しかしこの時 平和が訪れた3人だったが 積み重ねてきた絆を試されることになる試練が あんな形で起こるとは誰も想定していなかった

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みなみちゃんと会ってから数日後、大学にて 白) は～みなみちゃんに会いたいな 橋) まだ言ってるよ笑 白) だってあれだけ可愛い子いないよ他に、あ～早く会いたいよ 橋) ね〇〇… 〇〇) なに？ 橋) まいやん大丈夫なの？みなみちゃんと会ってから何か変じゃない？

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白) ちょっとななみん…どう言うことよ 橋) だって…ね 白) 私は全然変わってませんけど… 橋) そう言ってもさ… 白) 何よそれ、みなみちゃん可愛くないって言いたいわけ？ 橋) そうは言ってないよね。みなみちゃんは可愛いよ 白) でしょ 橋) それは賛同するけど 白) だったらさ

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〇〇) まぁまぁ…落ち着いて二人とも 橋) まいやんが…ね 白) もうななみん 橋) 笑笑 麻衣はまだみなみちゃんの余韻に浸っていた ？？) おいどけ… ドン… 〇〇) ｳｯ… 急に後ろから突撃されて地面に倒れる 男1) 君ってさ…奈々未ちゃんと麻衣ちゃんだろ 白) 〇〇…！！！！

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橋) (やれやれ笑…面倒だな) ちょっと〇〇大丈夫？ 白) 怪我ない？ 〇〇) うん、大丈夫…多分 白) 歩ける？ 〇〇) うん 少し痛いのが正直なところだ 白) そう、なら行こうか 橋) なんだっけ…えっと 男1) おいおい、無視しないでよな。遊ぼうぜ 何度目のナンパか？

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男はしつこく2人の歩く方向を遮る 白) ごめんなさい。嫌です 男) そんなことを言うなよ、仲良くなろうぜ 男は麻衣の肩に腕を回そうと試みたが… 橋) おい ここで奈々未が割って入った 目つきと口調が一瞬で変化した 橋) 嫌がってるだろ、それくらい分からないの？

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男) 何言ってるの？今から仲良くなるだろう 橋) そうは見えないけど 男) 可愛くないな…そうは言っても 次に奈々未の方を触ろうとした すると次の瞬間… トンッ…🤜 スッ…🦵 男) うわっ…うわ！ 一緒にして男は転げ回りながら地面に倒れた 男) いてて… 橋) これで分かった？

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男) す…すみませんでした～ 漫画かアニメみたいに一目散に逃げていった あまりにも一瞬の出来事に言葉が出なかった 橋) よし…これで大丈夫だね。まいやん怪我はない？ 白) う…うん 橋) よし…それじゃ行こうか 白) な…ななみん… 橋) ん？ 白) あのさ…急にどうしたの？

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橋) どうしたって何が？ 白) ななみん…なんか強くない？ 〇〇) 確かに…あんな技みたいなのなに？ あまりにも突然の出来事に麻衣と〇〇は理解に追いつけてなかった 橋) あ～そうか、まだ話してなかったわね。場所を変えて良いかな？ 奈々未に着いていくと静かな飲食店で座った… 橋) 実はさ…

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奈々未の話しをまとめると 密かに設楽さんから合気道や柔道の技を教えてもらっていたらしい 特別に警察官も犯人を取り押さえる際に実際に使う技や格闘を学んでいたとのこと 〇〇) いつそんなこと学ぶ暇あったの？ 白) 確かに…最近ずっと〇〇と一緒にいたよね？

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橋) そうだけど、案外時間って作れるものよ。〇〇がバイトしてる時間とか…まいやんが世話してくれてる時とか 〇〇) そうなのか？でもなんのため… 橋) それは〇〇を守るために決まってるでしょ。アンタの身を守るためには強くないとだからね 白) なんか凄い。話しの次元が違う

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橋) 大袈裟よそんな。ただ〇〇を守るために興味持っただけよ。でも結果的にまいやんを救うために使うことになったけど笑 〇〇) マジか…俺のため？ 橋) 当たり前でしょ 奈々未がいつこんなことを習得していたのかまだ疑問は残る

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それでも自分のためにここまでしてくれてたのかと思うと、感謝しなければならない 〇〇) 奈々未…ありがとう 橋) どういたしまして 白) ななみんだけは敵にしたくないね 〇〇) それはそうだね 橋) 2人には使わないから安心して…でも ぎゅっ👉 〇〇) イタタタ…

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急に脇腹を突かれて痛みが走りわたる 橋) それは分からないよ、私への態度次第では〇〇が餌食になるかもよ😏 〇〇) え～ 橋) はは笑…あ～面白い笑笑…はは笑笑 白) もう…ななみん…笑笑 橋) でも安心して…〇〇にはあんなことしないから 〇〇) は…はい💦

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笑顔で言ってるあたりが、本心なのか分からない怖さを演出していた でも奈々未のことだから、余程のことをしない限り大丈夫だろう 橋) よし…今日も喫茶店へ行こう 白) いいね…ならななみんの奢りね 橋) なんでよ、この前もそうだったでしょ 白) あれ？そうだったけ？

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軽快に歩く2人の背中 やっぱり追いかけても追いつけないその憧れの2人は、いつまでも見てることしか出来ないのかな？ この思いは心の中から解放される日はまだ先だと知らされて その心は一気に締め付けられるほどの苦しさを持っていた

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そして次の日の夜 落ち着いた平穏な日常は悪魔の手によって邪魔されてしまうことになる

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その日、奈々未と〇〇はバスケ部にいた 奈々未は選手のためのマネージャー的立場としてのお手伝いをしていて 〇〇は特にすることが無かったから部員の練習を見学していた 部1) な、橋本 橋) はい 部1) 明日の試合で対戦するチームのデータ資料ってどこにある？ 橋) それならコーチが持ってます

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部1) そうか、ありがとう しかしコーチはその資料を持っていなくて別の場所にあるとのこと コ) すまんが橋本、取ってきてくれるか？ 橋) あ、はい… コ) ん？どうした橋本？ 橋) あ…いえ…大丈夫です 一瞬〇〇のことが気になった 1人にさせても良いのだろうか？と…