「永遠に続け」副音声

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この章の冒頭はそのうち出てくる回想シーンとつながっているので、2周目の補足的な意味合いで色々とつぶやきたいこともあるのですが。私が公開であれこれぶちまけてしまうと初見の方にとって色々と台無しになってしまうので、創作壁打ち垢（@bochikabe）さんあてにツイートすることにします。

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副音声オンオフ（？）みたいな感じで、見たい方だけ一時的にご利用していただければと…そんな感じでひとつ、よろしくお願いします！

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@bochikabe 雨の日に手を差し伸べてもらうところからはじまって、雨の日に一人で立ち上がるところで終わる…ということを想定して描き始めた物語でした。最初の雨のシーンから最後の雨のシーンまでに3年半かかってしまいましたが、今、こうして冒頭を見るとなんともいえないものがこみ上げてきます。

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@bochikabe 今気づいたんですけど、前半部分に星亜の顔がわかるコマがないのでは？！1章はわりと意識的に虹瑠＆マオラを冒頭でバーンと出したりしてとっつきやすさを意識していたんですが、この章は「もうニッチだろうがなんだろうが好きにやってやるぜ」というヤケクソっぷりを感じます。

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@bochikabe 釐於子に発見されたのは、例の地下室から薬師の人の手引きで脱出して、逃亡している最中に倒れているところだったんですよね。なお、超初期の頃のプロット（というか、イメージを膨らませるために書いていた小説風テキスト）はこんな感じでした。 pic.twitter.com/wx9E0VL0nm

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@bochikabe 薬師の人は、視察のために近場まできている慧畄瑳の元へ向かうよう勧めていましたが…星亜としては慧畄瑳のことも信用していなかったので、このまま遠くへ逃げる手段を探していたようです。釐於子以外の人に見つかっていたら、物語はまったく別の方向へ転がっていたかもしれません。

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@bochikabe ようやく星亜の顔と名前が出ました。1話目の後半部分に差し掛かるまで出てこなかったとは。 元は北方の副官みたいなポジションだったけど名前以外の全てを捨てて浮民になって、でも今は砒削との取引のためにあえて捕まっている…という複雑な状況だったんですよね。改めて整理すると。

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@bochikabe こうしてみると、この二人の出会いは第一印象最悪…とまではいかないにしても、結構険悪な感じだったんですね。この会話の中でも星亜はずっと逃げ出す隙を窺っていたんですが、思わぬ方向に話が展開してしまったせいで逃げそびれました。

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@bochikabe 釐於子が「この街は治安がいい方だ〜」って言ってる時の星亜は、「治安がいいのは、砒削が裏で好き放題するために、警備兵を増やして事故を起こさないように気をつけてるからだ…」って思って複雑な表情をしています。

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@bochikabe 2章も結構加筆修正を繰り返しているので、もはや最初の原稿がどんなだったか記憶がおぼろげになってきています。サイトには最新版をあげているつもりでしたが、よく見ると右上のコマの壁がなかった…！ 副音声でしゃべりたいことが多すぎてこまりますね。 pic.twitter.com/B6EYkSpwBy

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@bochikabe 刺青の意匠に関しては、もうちょっとこの時代の文化的な設定を詰めてから考えればよかったなと数年後に思いました。五芒星に山羊（？）って、なんかこう現代の感覚でとらえると象徴的すぎますよね…まだそこまで世界観を詰めていなかったゆえの、甘かったな〜ポイントでした。

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@bochikabe しかしこう…釐於子は、雉も鳴かずば撃たれまいを地で行く人間ですね。ファーストコンタクトで首を絞めていたのはどうかなあと思うんですが、このときはまあ、仕方なかった…のでしょう（？）

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@bochikabe このあたり、作画が苦しすぎて何度も悲鳴をあげていました。修正＆調整をするためにデータを開いたら、円形地下牢の形をとるためのアタリのレイヤーが、それはそれはもう何枚も…。丸い建造物は鬼門です。

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@bochikabe この星亜の衣装は、結局2話内には出てこなかったので一足早めのお披露目になっていました。あの囚人服（？）みたいな衣装だと画面がもたなくて…！さりげなく砒削は表紙にも（リスと一緒に）いましたね。

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@bochikabe よろしくないことをしている人が、よろしくないことを知られないように人払いをするのは死亡フラグですよね。ｷｭｯｷｭｰｷｭｰ🐿️

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@bochikabe 星亜の脱走の手引きをした、薬師の女性がさりげなく砒削の後ろにいます。まだ砒削には何をやったかバレていないのですが、この先のやりとり次第では自分もどんな仕打ちを受けるかわからないので、彼女は内心ものすごく焦っています。

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@bochikabe …が、このシーンは釐於子視点で展開しているので、そんな事情までは描かれていないのでした。いやほんと、このシーンで一番ガクブルしていたのは名もない薬師さんだったんじゃないでしょうか。釐於子は事情がよくわかってないし、星亜は気持ち上は臨戦態勢ですしね。

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@bochikabe 出た！サイコパス上司！！！「あなたの罪は私よりも重い」とか言ってますが、どう考えても砒削の方が重いと思います。改めて、この部下の名もない薬師さんはめちゃくちゃかわいそうですね…。

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@bochikabe 人倫云々はさておき、王国から離反したあげく最大の禁忌分野とされている脳をどうこうする方法について調べている星亜の方が、この社会の規範的には罪が重いという主張なんでしょうね。でも、砒削も実はこっそり脳に手を出していたんですよね…こ、こいつ………！ pic.twitter.com/a0roOFOjpr

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@bochikabe 査定のためなら平気でキメラを作るクレイジー上司の元に配属された部下たちがかわいそうで以下略。拘束を解いてあげた時の砒削、すごく楽しそうですね…人生をエンジョイしている顔ですね。一見選択肢を与えているようで、実はほぼ一方的な命令になっているのがポイントだと思います。

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@bochikabe 星亜「（友人の脳を治すための手段を探して、浮民を狩って人体実験をしていると噂の太守にわざとつかまりに行ったけど、その過程を説明していると長くなるのでそこは省いて）浮民だったら●しても査定に関係ないからってことで捕まった」 実は、こういう含みのあるセリフでした。

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@bochikabe 真面目な話だと、星亜は砒削の所業に関してはこういう感じで捉えていたようです。ただ、非人道的なことに対して見て見ぬ振りして協力していたのは事実なので、また新たな罪を犯してしまった…という意識もあったでしょうね。 twitter.com/miz_circle/sta…

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砒削がやってた地下人体実験（異生物キメラ的なアレ）なんですが、あれは医学の分野と魔術の分野をいい感じに融合させて開発した、いわばあの世界における新技術なんですよね。星亜としては、彼のやっていることは倫理的に受け入れ難かったけど、その技術が秘める可能性自体は認めていました。

2018-08-04 23:36:17

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@bochikabe 重要なところまできました。ここで、保身のために他人を犠牲にするのは仕方ないんだ…と自分に言い聞かせつつも結局手にかけることができなかったところが釐於子の釐於子らしさであり、それゆえに星亜も、こいつが相手なら…と「契約」を持ちかける気になったのかもしれません。

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@bochikabe 「やられる…」って絶望しかけた時の星亜の表情にもいろんなものが込められていて。自分の行いがきっかけで彩緋を悲惨な目に合わせてしまったこと、彼女を救うために非道な実験に目を瞑り協力してしまったこと、そして無関係だった目の前の青年を巻き込んでしまったこと…→

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@bochikabe →それらが脳裏に浮かんでいて、そのうえで1話目の釐於子のこのセリフに応えての「罪悪感というやつか…これも」だったのでした。 両足を失ってはさすがにもう彩緋を救うことはできないので、一瞬なにもかもすべてをあきらめる気持ちもよぎっていたのだろうなと思います。 pic.twitter.com/heC5tNhAVV

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@bochikabe なんという強引で一方的な契約…もちろんクーリングオフも効きません。釐於子はごちゃごちゃしてる契約書を渡されたらもうどうにでもな〜れって気分になってサインしてしまいそうで心配です。 砒削の肩の上のリスまで一緒になってノリノリですが、きっと空気を読めるペットなのでしょう。

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@bochikabe この魔力封じの首輪は、正確には魔力を封じているわけではなく（というか、そもそもこの世界における魔力というものはなんなのか？そもそもそういうものはあるのか？という説明が実はまだ出てきていないんですよね）→

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@bochikabe →魔法を使う時にかかる負荷を何倍にもして使えなくしている、という仕組みでした。契約で力をブーストさせて負荷を軽減させて、元々の能力も駆使して負荷を最小限に抑えつつカギをこじ開けた的な感じだったようです。（このあたりはちょっとまだ不確定な部分もあるので黙っておきます）

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@bochikabe 頭部以外をねらえ（＝とどめは刺すな）と命令されていた2ページ後に、同じ相手から「何をしている早く殺せ」と言われる兵士さんもなかなか苦労人のような気がします。

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@bochikabe 絶対の忠誠なんて誓わなかったし、忠実な剣にもなれなかったけど、咄嗟に身体が動いて盾にはなってしまったんですよね…釐於子…。あそこで庇わなかったら、星亜が死んで契約の影響で釐於子も共倒れになっていたとは思うのですが…いやしかし…。

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@bochikabe 自分の過去のツイートを眺めていて「アアアーーーッ、最後に…最後にーーーーーーッ！！！」…ってなりました。たまに過去の発言を眺めると、こう…しみじみします。 twitter.com/miz_circle/sta…

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雨の日の夜勤中に人間の拾い物をしたことをきっかけに、謎の魔術師・星亜を助け……………助けてなくない？助けられてない？？？冷静にこれまでのエピソードを見てみると、守ってもらってるだけなのでこのままだとヒロインポジションになるぞ！がんばれ！

2016-10-26 23:26:25

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@bochikabe 10年間実験に付き合わされた上に騙されていたことがわかって、星亜は砒削のことをめちゃくちゃ憎んではいるんですけど、それでも殺すつもりはなかったというのがポイントでした。砒削が死んだら「契約」している部下も死んじゃうし、それを差し引いても殺人はしたくなったのだと思います。

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@bochikabe したくなかったんですよね…それなのに…（略）

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@bochikabe 「守るべき主人が命を落とした時、従者の命も尽きる」とは言っているけど逆のケースについては触れていないわけですが、後に触れている通り「契約」はとても一方的で不平等な仕組みで。自分を逃がしてくれた薬師の女性も巻き添えで死んでしまって、ここでの星亜はかなり複雑な心境でした。

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@bochikabe 次のお話の冒頭で判明することですが、星亜はこの時、逃亡資金にするために金目のものを頂戴していたりします。 twitter.com/miz_circle/sta…

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更新してから丸一日以上経ったので、オマケ的な補足など。 「金なんてよく持ってたな」の件ですが、実は２話目のラストですでに（盗品を）手に持っていました。 pic.twitter.com/TylLH8vMzw

2016-10-27 20:29:01

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@bochikabe 自分が捕まった時に身ぐるみ剥がされたので、奪われたものは取り返してやるかくらいの感覚だったのでしょうが、こういうところはずっと一人で生きてきたゆえの割り切り（？）なんでしょうね。ちょっと社会とはズレたところで、独自の価値観がある人なんだろうなと。

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@bochikabe 雨の中を倒れるまで逃げ惑った末に再投獄されて、封印を力づくでぶち壊して10年ぶりに魔法を使って、星亜は実際にかなり限界な状態でした。このまま深く考えずにさよならしていたら、もしかしたらどこかで馬から落ちてのたれ死んで 〜第2章・完〜 だったのかもしれません。

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@bochikabe 釐於子のルート選択が間違っていたら、この2話分だけで4回はBADENDにたどり着いていましたね…！セーブ＆ロードもできないのに極限状態でよくがんばりました。えらいぞ釐於子！

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@bochikabe ここでの釐於子の申し出は、半分は親切心ですが、半分は自分の命を守るためでした。隣の町まで送って行った後にどうするかまでは考えていなさそうですが…！

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@bochikabe 「この出会いは、確かに世界を変えた」この文章の意味も、ラストまで見届けてくださった方なら意図を察していただけるのではないかと思います。しかし、誰が具体的になにをしたのかが物語として紡がれるのは、まだまだこれからなので…引き続きお付き合いいただけたら、とても嬉しいです。

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@bochikabe 締めのテキストを考えている途中で、馬の二人乗りがどの程度可能かわからなくて、必死で調べていた記憶がふと蘇りました。星亜を後ろに乗せるか前に乗せるかでかなり真剣に迷ったんですが、後ろに乗せたら踏ん張りがきかなくて気付いたらすっ飛んで落ちて行ってBADENDかもしれないなって…

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@bochikabe そして釐於子は乗馬スキルをどこで覚えたのか…謎を残しすぎたので、続きは外伝で…（※続きません）

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@bochikabe こんな感じで副音声と称してめっちゃ好き放題色々つぶやいてきましたが、意外にも（？！）楽しんでくださった方もいらっしゃるようで。ディープなところまでお付き合いいただけて、これまたとても嬉しいです。本当に、本当にありがとうございました！！！